システムの復元ができない理由の一つに、システムの復元が有効になっていない可能性や、復元ポイントが作成されていない可能性が考えられます。
パソコンでアプリやドライバーのインストール前などに復元ポイントを作成しておくと、問題が起こった時に簡単に修復することができます。
ここでは、システムの復元を有効にする方法と、復元ポイントを作成する方法を詳しく解説していきます。
- コントロールパネルを開く
- [システムとセキュリティ]→[セキュリティとメンテナンス]→[回復(R)]→[システムの復元の構成]→[構成(O)]に移動
- [システムの保護を有効にする]をクリック
- ディスクの最大利用量を設定
- [OK]をクリック
Step1.コントロールパネルを開く

まずはコントロールパネルを開いていきます。
キーボードの[Windows]キーと[R]キーを押し、「ファイル名を指定して実行」ウィンドウを立ち上げてください。
「ファイル名を指定して実行」ウィンドウは画面の左下に表示されます。

「ファイル名を指定して実行」ウィンドウの中に[control]と入力して[OK]をクリックしてください。

[OK]をクリックするとコントロールパネルが開きます。
上記の画像と表示が異なる場合は、右上にある表示方法をクリックして[カテゴリ]を選択してください。
Step2.システムの復元を有効にする

コントロールパネル左上にある[システムとセキュリティ]をクリックしてください。
コントロールパネルの表示が異なる場合は、右上にある「表示方法」を[カテゴリ]に変更してみてください。

次に、[セキュリティとメンテナンス]をクリックしてください。

[セキュリティとメンテナンス]をクリックすると、「最近のメッセージを確認し、問題を解決する」と書かれた画面に移動します。
その中にある[回復(R)]をクリックしてください。

[回復(R)]をクリックすると、「高度な回復ツール」と書かれた画面に移動します。
その中にある[システムの復元の構成]をクリックしてください。

[システムの復元の構成]をクリックすると、「システムのプロパティ」と書かれたウィンドウが立ち上がります。
その中にある[構成(O)]をクリックしてください。

[構成(O)]をクリックすると、「システム保護対象 Windows(C;)」と書かれたウィンドウが立ち上がります。
「設定の復元」と書かれた欄にある[システムの保護を有効にする]をクリックしてチェックを入れてください。
次に、[ディスク領域の使用量(M)]と書かれたぶぶんで最大使用量を設定します。
ここはシステムの復元のために空けておくハードディスクの容量を示しています。
あまりにも少ないと復元ポイントを十分に作成できないです。一方で多すぎるとディスク容量を圧迫します。
ハードディスクの10%程度を目安に設定するのがオススメです。
既に空き容量が足りない場合は事前にファイルの削除やアプリのアンインストール、ストレージセンサーを使って空き容量を確保してください。
ストレージセンサーの使い方については、こちらの「SSDの容量が足りない時に試してほしいストレージセンサー Windows11」で詳しく解説しています。
[システムの保護を有効にする]にチェックが入り、ディスク領域の使用量を決めたら[OK]をクリックしてください。
適用は押さなくて良いの?思った方はこちらでOKボタンと適用ボタンの違いについて詳しく解説していますのでぜひご覧ください。
Step3.復元ポイントを作成する
システムの復元を有効にしたら、続いて復元ポイントを作成していきます。
今後アプリケーションやドライバーをインストールする時にWindowsが自動的に復元ポイントを作成することがありますが、初回は手動で行いましょう。

右下にある[作成(C)]をクリックしてください。
万が一ウィンドウを閉じてしまった場合は、コントロールパネルを開き、[システムとセキュリティ]→[セキュリティとメンテナンス]→[回復(R)]→[システムの復元の構成]に進んでください。

システムの復元には少し時間がかかる場合があります。

[復元ポイントは正常に作成されました。]と表示されれば成功です。
[閉じる(O)]をクリックして、ウィンドウを閉じてください。
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システムの復元を有効にする方法をご紹介しました。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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