【Windows11】ローカルアカウントを作成する方法 - Microsoftアカウント不要

この記事では、Windows11でMicrosoftアカウントを使わずにローカルアカウントを作成する方法を解説します。ローカルアカウントは、そのPCの中だけで完結するアカウントです。メールアドレスもインターネット接続も必要なく、設定やファイルが他のPCと同期されることもありません。

Windows11でアカウントを追加しようとすると、メールアドレスの入力を2回求められます。ローカルアカウントを作成するには、どちらの画面でも入力欄の下にあるリンクから進む必要があります。リンクは小さく表示されているため、見落とさないようにしてください。

作成方法は、設定アプリ・ユーザーアカウント(netplwiz)・コマンドの3つです。どの方法でもローカルアカウントとして作成されます。

この記事では3つの作成方法に加え、作成後に管理者へ変更する方法や、名前の変更・削除についても紹介します。

目次

設定アプリからローカルアカウントを作成する

ローカルアカウントは、設定アプリから作成できます。コマンドを使わず、画面上の操作だけで作成したい場合はこちらの方法を使ってください。

  1. Windowsキー+Iキーで設定アプリを開き、「アカウント」→「他のユーザー」をクリックする
  2. 「アカウントの追加」→「このユーザーのサインイン情報がありません」→「Microsoft アカウントを持たないユーザーを追加する」の順にクリックする
  3. ユーザー名とパスワードを入力して「次へ」をクリックする

実際の画面を見ながら詳しく解説していきます。

STEP
設定アプリの「アカウント」を開く

キーボードのWindowsキーを押しながらIキーを押し、設定アプリを開いてください。

設定アプリが開いたら、左側にある「アカウント」をクリックしてください。

Windows11でローカルアカウントを作成するため、設定アプリのホーム画面で左側にある「アカウント」をクリックするスクリーンショット
設定アプリを開いて左側の「アカウント」をクリックする
STEP
「他のユーザー」をクリックする

「アカウント」をクリックすると、アカウントの設定項目が一覧で表示されます。

画面を下にスクロールし、「他のユーザー」をクリックしてください。

設定アプリの「アカウント」画面を下にスクロールし、「他のユーザー」の項目をクリックするスクリーンショット
「アカウント」の一覧から「他のユーザー」をクリックする
STEP
「アカウントの追加」をクリックする

「他のユーザー」をクリックすると、「アカウント > その他のユーザー」の画面が開きます。

「その他のユーザーを追加する」の右側にある「アカウントの追加」をクリックしてください。

「アカウント > その他のユーザー」の画面で、「その他のユーザーを追加する」の右にある「アカウントの追加」をクリックするスクリーンショット
「その他のユーザーを追加する」の「アカウントの追加」をクリックする
STEP
「このユーザーのサインイン情報がありません」をクリックする

「アカウントの追加」をクリックすると、「このユーザーはどのようにサインインしますか?」という画面が表示されます。

メールアドレスの欄には何も入力せず、下にある「このユーザーのサインイン情報がありません」をクリックしてください。

「このユーザーはどのようにサインインしますか?」の画面で、メールアドレスを入力せず「このユーザーのサインイン情報がありません」をクリックするスクリーンショット
メールアドレスは入力せず、入力欄の下にある小さなリンクをクリックする
ここでメールアドレスを入力しないでください

この画面でメールアドレスを入力して進むと、ローカルアカウントではなくMicrosoftアカウントが追加されます。Microsoftアカウントを使わずに作成したい場合は、必ず「このユーザーのサインイン情報がありません」から進んでください。

STEP
「Microsoft アカウントを持たないユーザーを追加する」をクリックする

「このユーザーのサインイン情報がありません」をクリックすると、「アカウントの作成」という画面に切り替わります。

ここでも新しいメールアドレスは取得せず、「Microsoft アカウントを持たないユーザーを追加する」をクリックしてください。

「アカウントの作成」の画面で、新しいメールアドレスを取得せず「Microsoft アカウントを持たないユーザーを追加する」をクリックするスクリーンショット
2回目のリンクをクリックしてメールアドレスの入力を回避する
STEP
ユーザー名とパスワードを入力する

「この PC のユーザーを作成します」という画面が表示されます。ここがローカルアカウントの作成画面です。

「この PC を使うのはだれですか?」にユーザー名を入力し、続けてパスワードを2回入力してください。その下にある「パスワードを忘れた場合」の質問と答えも設定し、「次へ(N)」をクリックします。

「この PC のユーザーを作成します」の画面で、ユーザー名とパスワード、パスワードを忘れた場合の質問を入力して「次へ(N)」をクリックするスクリーンショット
ユーザー名とパスワード、秘密の質問を入力して「次へ」をクリックする

ここで入力したユーザー名は、あとから変更できます。詳しくは「【Windows11】ローカルアカウントの名前を変更する方法」をご覧ください。

STEP
追加されたことを確認する

「次へ(N)」をクリックすると、「アカウント > その他のユーザー」の画面に戻ります。

一覧に作成したユーザー名と「ローカル アカウント」の表示が追加されていれば、作成は完了です。

アカウント名をクリックすると、「アカウントの種類の変更」と「削除」のボタンが表示されます。作成したアカウントを管理者にしたい場合や、削除したい場合はここから操作できます。

「アカウント > その他のユーザー」の一覧に作成したアカウントが「ローカル アカウント」として追加され、「アカウントの種類の変更」と「削除」が表示されているスクリーンショット
「ローカル アカウント」と表示されていることを確認する

ユーザーアカウント(netplwiz)からローカルアカウントを作成する

ローカルアカウントは、ユーザーアカウント(netplwiz)からも作成できます。設定アプリでMicrosoftアカウントの画面から先に進めない場合は、こちらの方法を試してください。

ローカルアカウントの作成にはPCの管理者権限が必要です。

  1. Windowsキー+Rキーを押し、「netplwiz」と入力して「OK」をクリックする
  2. 「追加」→「Microsoft アカウントを使わずにサインインする」→「ローカル アカウント」の順にクリックする
  3. ユーザー名とパスワードを入力して「次へ」をクリックし、「完了」をクリックする

実際の画面を見ながら詳しく解説していきます。

STEP
ユーザーアカウント(netplwiz)を開く

キーボードのWindowsキーを押しながらRキーを押し、「ファイル名を指定して実行」を開いてください。

名前欄にnetplwizと入力して、「OK」をクリックしてください。

ユーザーアカウント(netplwiz)はコントロールパネルやコマンドプロンプトからも開けます。詳しくは「【Windows11】ユーザーアカウント(netplwiz)を開く方法3選」をご覧ください。

WindowsキーとRキーを押して「ファイル名を指定して実行」を開き、名前欄にnetplwizと入力して「OK」をクリックするスクリーンショット
「ファイル名を指定して実行」にnetplwizと入力する
STEP
「追加」をクリックする

「OK」をクリックすると、「ユーザー アカウント」が開きます。

「このコンピューターのユーザー」の下にある「追加(D)...」をクリックしてください。

ユーザーアカウント(netplwiz)の「このコンピューターのユーザー」の下にある「追加(D)...」をクリックするスクリーンショット
一覧の下にある「追加」をクリックして新規作成に進む
STEP
「Microsoft アカウントを使わずにサインインする」をクリックする

「追加(D)...」をクリックすると、「このユーザーのサインイン方法」という青い画面が表示されます。

メールアドレスの欄には何も入力せず、左下にある「Microsoft アカウントを使わずにサインインする (お勧めしません)」をクリックしてください。

「お勧めしません」と書かれていますが問題ありません

「お勧めしません」と表示されますが、ローカルアカウントを作成できないという意味ではありません。Microsoftアカウントを使わずにPCを利用したい場合は、そのまま「Microsoft アカウントを使わずにサインインする」をクリックして問題ありません。

「このユーザーのサインイン方法」の画面で、メールアドレスを入力せず左下の「Microsoft アカウントを使わずにサインインする (お勧めしません)」をクリックするスクリーンショット
「Microsoft アカウントを使わずにサインインする (お勧めしません)」をクリックする
STEP
「ローカル アカウント」をクリックする

「Microsoft アカウントを使わずにサインインする」をクリックすると、2つのサインイン方法を比べた説明画面が表示されます。

内容を確認したら、下にある「ローカル アカウント」をクリックしてください。

Microsoftアカウントとローカルアカウントの違いが並べて表示された「ユーザーの追加」の画面で、「ローカル アカウント」をクリックするスクリーンショット
2つの違いを確認して「ローカル アカウント」をクリックする
STEP
ユーザー名とパスワードを入力する

「ローカル アカウント」をクリックすると、ユーザー名とパスワードの入力画面が表示されます。

ユーザー名、パスワード、パスワードの確認入力、パスワードのヒントを入力し、「次へ」をクリックしてください。

設定アプリから作成した場合との違い

設定アプリから作成すると「パスワードを忘れた場合」の質問と答えを設定しますが、ユーザーアカウント(netplwiz)から作成した場合に設定するのはパスワードのヒントだけです。

ヒントはサインイン画面で誰にでも見えるため、パスワードが推測できる内容は避けてください。

「ユーザーの追加」の画面で、ユーザー名とパスワード、パスワードの確認入力とパスワードのヒントを入力して「次へ」をクリックするスクリーンショット
netplwizではパスワードのヒントだけを設定する
STEP
「完了」をクリックする

「次へ」をクリックすると、「次のユーザーが、この PC にサインインできます」という確認画面が表示されます。

入力したユーザー名の下に「ローカル アカウント」と表示されていることを確認し、「完了」をクリックしてください。

「次のユーザーが、この PC にサインインできます」の画面で、ユーザー名の下に「ローカル アカウント」と表示されているのを確認して「完了」をクリックするスクリーンショット
「ローカル アカウント」の表示を確認して「完了」をクリックする
STEP
追加されたことを確認する

「完了」をクリックすると、「ユーザー アカウント」の画面に戻ります。

一覧に作成したユーザー名が追加されていれば、作成は完了です。

グループの欄が「Users」になっていますが、これは標準ユーザーとして作成されたという意味です。このアカウントでアプリのインストールやPCの設定変更を行いたい場合は、あとから管理者に変更できます。

ユーザーアカウント(netplwiz)の一覧に、作成したユーザー名がグループ「Users」として追加されているスクリーンショット
一覧に追加され、グループが「Users」になっていることを確認する

コマンドでローカルアカウントを作成する(上級者向け)

ローカルアカウントは、コマンドからも作成できます。画面を何度も切り替える必要がないため、複数台のPCで作成する場合にも便利です。

使えるコマンドは2種類あります。1台のPCで手早く済ませたいなら、コマンドプロンプトのnet userが短くて確実です。スクリプトにまとめて複数台へ展開するなら、PowerShellのNew-LocalUserのほうが扱いやすいです。

どちらも管理者として起動したコマンドプロンプトまたはPowerShellから実行します。

コマンドプロンプトからローカルアカウントを作成する

Windowsに搭載されているコマンドプロンプトからは、net userコマンドでローカルアカウントを作成できます。

STEP
コマンドプロンプトを「管理者として実行」で開く

まず、スタートメニューで「cmd」と検索し、「コマンドプロンプト」が表示されたら、「管理者として実行」をクリックしてください。

ローカルアカウントを作成するには、コマンドプロンプトを「管理者として実行」で開く必要があります。

STEP
net user コマンドでアカウントを作成する

次に、以下のコマンドを入力し、Enterキーを押してください。

net user (ユーザー名) * /add

(ユーザー名)の部分は、作成したい名前に置き換えてください。

名前(ユーザー名)にスペースが含まれる場合は、"Josys Taro"のようにダブルクォーテーションで囲んでください。

net user TEST * /add

実行するとパスワードの入力を求められます。パスワードを入力してEnterキーを押し、確認のためもう一度同じパスワードを入力してください。パスワードを入力しても、文字は画面に表示されません。

パスワードはコマンドに直接書かない

コマンドの末尾に*と書いておくと、コマンドを実行したあとにパスワードの入力欄が表示されます。入力した文字は画面に表示されないため、パスワードをコマンド内に直接記述せずに済みます。

一方、net user TEST パスワード /addのようにコマンドの中へ直接書くこともできますが、その場合は入力したパスワードが画面にそのまま残ります。ウィンドウを閉じるまではキーで呼び出せる状態が続くため、共有のPCや業務端末では避けてください。

STEP
作成されたことを確認する

パスワードの入力が終わると「コマンドは正常に終了しました。」と表示されます。

最後に、以下のコマンドを実行してください。

net user

PC内のユーザーアカウントが一覧で表示されます。作成した名前が含まれていれば完了です。

PowerShellからローカルアカウントを作成する

PowerShellではNew-LocalUserコマンドを使います。スクリプトに組み込んで複数台のPCへ実行する場合にも使えます。

STEP
PowerShellを「管理者として実行」で開く

まず、スタートメニューで「powershell」と検索し、「Windows PowerShell」が表示されたら、「管理者として実行」をクリックしてください。

ローカルアカウントを作成するには、PowerShellを「管理者として実行」で開く必要があります。

STEP
New-LocalUser コマンドでアカウントを作成する

次に、以下のコマンドを入力し、Enterキーを押してください。

New-LocalUser -Name "(ユーザー名)" -Password (Read-Host "パスワード" -AsSecureString)

実行するとパスワードの入力を求められます。パスワードを入力してEnterキーを押すと、ローカルアカウントが作成されます。入力したパスワードは画面には表示されません。

PowerShellは実行したコマンドをファイルに残す

PowerShellでは、PSReadLineによって実行したコマンドが通常は履歴ファイルに保存されます。ウィンドウを閉じても履歴は残ります。

%APPDATA%\Microsoft\Windows\PowerShell\PSReadLine\ConsoleHost_history.txt

%APPDATA%はWindowsが自動で置き換えてくれるため、この文字列をそのままエクスプローラーのアドレスバーや「ファイル名を指定して実行」に貼り付ければ開けます。PowerShellの中で指定する場合は$env:APPDATAと書きます。

コマンドの中にパスワードを直接書くと、あとからこのファイルを開いた人に読まれてしまいます。上のコマンドでRead-Hostを使ってパスワードを別入力しているのは、履歴にパスワードを残さないためです。

STEP
作成されたことを確認する

最後に、以下のコマンドを実行してください。

Get-LocalUser | Where-Object Enabled | Select-Object Name, FullName

作成した名前が一覧に表示されていれば完了です。

ローカルアカウントの操作に使える便利なコマンド一覧

ローカルアカウントの作成以外にも、削除・パスワードの変更・管理者への昇格などはコマンドで実行できます。よく使うものをまとめました。(ユーザー名)の部分は、実際のアカウント名に置き換えてください。

いずれのコマンドも、管理者として実行したコマンドプロンプトまたはPowerShellで使います。

コマンド実行される内容
net userPC内のユーザーアカウントを一覧で表示する
net user (ユーザー名)最終サインイン日時や所属グループなど、アカウントの詳細を表示する
net user (ユーザー名) * /addローカルアカウントを作成する(実行後にパスワードを入力)
net user (ユーザー名) /deleteローカルアカウントを削除する
net user (ユーザー名) *パスワードを変更する(古いパスワードの入力は不要)
net user (ユーザー名) /active:noアカウントを無効にする(サインインできなくなる)
net user (ユーザー名) /active:yes無効にしたアカウントを有効に戻す
net user (ユーザー名) /passwordchg:no本人によるパスワード変更を禁止する
net user (ユーザー名) /passwordreq:noパスワードを必須とする設定を解除する(現在のパスワードは削除されない)
net localgroup administrators (ユーザー名) /add管理者に変更する
net localgroup administrators (ユーザー名) /delete標準ユーザーに戻す
コマンドプロンプトでローカルアカウントを操作するコマンド

ここに載せていないオプションは、net user /?を実行すると一覧で確認できます。

コマンド実行される内容
Get-LocalUserPC内のローカルアカウントを一覧で表示する
Get-LocalUser -Name "(ユーザー名)"指定したアカウントの情報を表示する
New-LocalUser -Name "(ユーザー名)"ローカルアカウントを作成する
Remove-LocalUser -Name "(ユーザー名)"ローカルアカウントを削除する
Set-LocalUser -Name "(ユーザー名)"パスワードを変更する
Rename-LocalUser -Name "(ユーザー名)" -NewName "(新しい名前)"サインインに使うユーザー名を変更する
Set-LocalUser -Name "(ユーザー名)" -FullName "(フルネーム)"画面に表示される名前を変更する
Disable-LocalUser -Name "(ユーザー名)"アカウントを無効にする
Enable-LocalUser -Name "(ユーザー名)"無効にしたアカウントを有効に戻す
Add-LocalGroupMember -Group "Administrators" -Member "(ユーザー名)"管理者に変更する
Remove-LocalGroupMember -Group "Administrators" -Member "(ユーザー名)"標準ユーザーに戻す
PowerShellでローカルアカウントを操作するコマンド

New-LocalUserSet-LocalUserでパスワードを設定する場合は、コマンドの末尾に-Password (Read-Host "パスワード" -AsSecureString)を付け加えます。実行したあとにパスワードの入力欄が表示されます。

wmicコマンドは使わないでください

ユーザーアカウントの操作にwmicコマンドを使う手順が紹介されていることがありますが、wmicコマンドは廃止が進んでおり、Windows11では23H2と24H2で既定で無効になり、25H2では削除されました。同じ操作はすべてPowerShellで行えるため、これから覚えるならPowerShellを使ってください。

ローカルアカウントを作成できないときの対処法

ローカルアカウントを作成できない場合は、まず次の3点を確認してください。

  • Microsoftアカウントを使わずに進むリンクを見落としている
  • 管理者権限のないアカウントで操作している
  • 作成しようとしている名前のアカウントが、すでにPC内にある

どれに当てはまるかを見分ける方法と、その場合の対処法を解説していきます。

メールアドレスの入力画面から進めない場合

最も多いのがこのケースです。設定アプリからの作成では、メールアドレスを求める画面が2回続けて表示されます。どちらの画面にも小さな青いリンクがあり、それをクリックしないとMicrosoftアカウントの作成に進んでしまいます。

  • 1回目:「このユーザーはどのようにサインインしますか?」→ このユーザーのサインイン情報がありません
  • 2回目:「アカウントの作成」→ Microsoft アカウントを持たないユーザーを追加する

どちらもボタンではなく文字のリンクで、入力欄の下に小さく置かれています。2つのリンクを順にクリックすると、「このPCのユーザーを作成します」という画面が表示され、メールアドレスなしでローカルアカウントを作成できます。

リンクが見つからない場合や、押しても画面が変わらない場合は、ユーザーアカウント(netplwiz)から作成する方法に切り替えてください。ユーザーアカウント(netplwiz)では「Microsoft アカウントを使わずにサインインする」→「ローカル アカウント」の順に選択できます。

管理者権限がない場合

ローカルアカウントを作成するには、管理者権限が必要です。標準ユーザーでサインインしている場合、作成の途中で管理者アカウントのユーザー名とパスワードを求められます。ユーザーアカウント(netplwiz)を使う場合は、画面を開こうとした時点で入力を求められ、入力できなければ画面自体が開きません。

管理者アカウントでサインインし直してから、もう一度やり直してください。

また、会社から貸与されたPCなど、組織のアカウントで管理されている端末では、管理者権限があってもアカウントの追加が禁止されている場合があります。設定アプリの「アカウント」に「職場または学校へのアクセス」の登録がある場合は、情報システム部門に確認してください。

自分のアカウントが管理者かどうかは、【Windows11】自分が管理者権限か確認する方法で確認できます。

同じ名前のアカウントがすでにある場合

PC内のユーザー名は重複できません。作成しようとしている名前がすでに使われていると、その名前では作成できません。

PC内にどんなアカウントがあるかは、ユーザーアカウント(netplwiz)の一覧で確認できます。一覧に同じ名前があれば、別の名前で作成するか、使っていないほうを先に削除するかのどちらかになります。

使わなくなったアカウントの削除手順は「【Windows11】ユーザーアカウントを削除する方法と削除できない場合の対処法」で解説しています。

作成したローカルアカウントを設定・変更する方法

作成したローカルアカウントは、あとから管理者への変更・名前の変更・削除ができます。ここではそれぞれの手順を簡単に紹介します。

管理者に変更する

作成したばかりのローカルアカウントは「標準ユーザー」です。アプリをインストールしたり、PCの設定を変更したりする必要がある場合は、以下の手順で「管理者」に変更する必要があります。

  1. Windowsキー+Iキーを押して設定アプリを開き、左側の「アカウント」をクリックする
  2. 画面を下にスクロールし、「他のユーザー」をクリックする
  3. 管理者にしたいアカウントの右側にある「∨」をクリックして展開し、「アカウントの種類の変更」をクリックする
  4. 「アカウントの種類」で「管理者」を選び、「OK」をクリックする

コマンドプロンプトやPowerShellから変更する方法も含めて、詳しくは「【Windows11】ユーザーに管理者権限を付与する方法」で解説しています。

「他のユーザー」の一覧で、アカウント名の下の表示が「管理者」に変わっていれば完了です。標準ユーザーに戻したくなった場合も、同じ手順で「標準ユーザー」を選び直せます。

名前を変更する

作成するときに入力した名前は、後から変更できます。ただし設定アプリには名前を変更する項目がありません。ユーザーアカウント(netplwiz)から変更します。

  1. Windowsキー+Rキーを押し、「netplwiz」と入力して「OK」をクリックする
  2. 名前を変更したいアカウントを選び、「プロパティ」をクリックする
  3. 「ユーザー名」と「フル ネーム」を書き換えて「OK」をクリックする

ユーザー名とフルネームの違いや、コマンドで変更する方法は「【Windows11】ローカルアカウントの名前を変更する方法」で解説しています。

ローカルアカウントには、サインインに使う「ユーザー名」と、画面に表示される「フル ネーム」の2種類があります。「ユーザー名」と「フル ネーム」は別々に設定されているため、表示名も変更したい場合は両方を書き換えてください。

削除する

使わなくなったローカルアカウントは削除できます。試しに作ってみたアカウントや、退職した担当者のアカウントを整理したい場合に使います。

  1. Windowsキー+Iキーを押して設定アプリを開き、左側の「アカウント」をクリックする
  2. 画面を下にスクロールし、「他のユーザー」をクリックする
  3. 削除したいアカウントの右側にある「∨」をクリックして展開し、「削除」をクリックする
  4. 確認画面で「アカウントとデータの削除」をクリックする

削除できない場合の原因や、コマンドを使う方法は「【Windows11】ユーザーアカウントを削除する方法と削除できない場合の対処法」で解説しています。

削除するとデータも消えます

アカウントを削除すると、そのアカウントのデスクトップやドキュメントに保存されたファイルもすべて削除されます。元に戻すことはできません。必要なデータがある場合は、削除する前に別の場所へ移してください。

また、現在サインインしているアカウントは削除できません。「削除」が押せない場合は、別の管理者アカウントでサインインし直してから操作してください。

ローカルアカウントを作成する方法に関するよくある質問と答え

ローカルアカウントを作成する方法に関するよくある質問と答えをまとめました。

ローカルアカウントとMicrosoftアカウントの違いは何ですか?

ローカルアカウントはそのPCの中だけで完結するアカウント、Microsoftアカウントはメールアドレスで管理されるオンラインのアカウントです。
ローカルアカウントはメールアドレスもインターネット接続も不要で作成でき、設定やファイルが他のPCと同期されることもありません。1台のPCだけで使う場合や、業務用PCに個人のアカウントを紐づけたくない場合はローカルアカウントを選びます。

Windows11でメールアドレスなしでアカウントを作成できますか?

はい、作成できます。Windowsキー+Iキーを押して設定アプリを開き、「アカウント」→「他のユーザー」→「アカウントの追加」と進むと、メールアドレスの入力を求められます。ここでは入力せず、「このユーザーのサインイン情報がありません」→「Microsoft アカウントを持たないユーザーを追加する」の順にクリックすれば、メールアドレスなしで作成できます。

ローカルアカウントの作成は、設定アプリとnetplwizのどちらがおすすめですか?

通常は設定アプリから作成すれば問題ありません。Microsoftアカウントの画面から先に進めない場合は、ユーザーアカウント(netplwiz)を使う方法もあります。
設定アプリはメールアドレスを求める画面が2回続き、どちらも小さな文字リンクで断る必要があります。
ユーザーアカウント(netplwiz)では、「Microsoft アカウントを使わずにサインインする」→「ローカル アカウント」の順に選択します。

「Microsoft アカウントを使わずにサインインする (お勧めしません)」と表示されますが、問題ありませんか?

はい、問題ありません。「お勧めしません」と表示されますが、ローカルアカウントを作成できないという意味ではありません。Microsoftアカウントを使わずにPCを利用したい場合は、そのままクリックして進んで差し支えありません。

作成したローカルアカウントは、最初から管理者になっていますか?

いいえ、作成した直後は「標準ユーザー」です。
ユーザーアカウント(netplwiz)の一覧で確認すると、グループの欄が「Users」と表示されます。
この状態でアプリのインストールやPCの設定変更を行うと、そのつど管理者のパスワードを求められます。
管理者にする場合は、Windowsキー+Iキーを押して設定アプリを開き、「アカウント」→「他のユーザー」から対象のアカウントを展開して「アカウントの種類の変更」で「管理者」を選択してください。

ローカルアカウントの作成に管理者権限は必要ですか?

はい、必要です。標準ユーザーでサインインしている場合、作成の途中で管理者アカウントのユーザー名とパスワードを求められます。ユーザーアカウント(netplwiz)では、画面を開く時点で管理者の資格情報を求められます。

コマンドでローカルアカウントを作成するにはどうすればいいですか?

コマンドプロンプトを「管理者として実行」で開き、net user (ユーザー名) * /addを実行してください。実行するとパスワードの入力欄が表示されるので、パスワードを入力してEnterキーを押し、確認のためもう一度同じパスワードを入力してください。
「コマンドは正常に終了しました。」と表示されれば作成完了です。

net userとNew-LocalUserコマンドは、どちらを使うべきですか?

1台のPCで手早く済ませたいならnet user、スクリプトにまとめて複数台へ展開するならNew-LocalUserを使います。net userはコマンドプロンプトで使う短いコマンドで、パスワードの入力欄もその場で表示されます。New-LocalUserはPowerShellのコマンドで、他のコマンドと組み合わせた自動化に適しています。作成されるアカウントはどちらも同じで、標準ユーザーとして作成されます。

コマンドの中にパスワードを直接書いても大丈夫ですか?

いいえ、共有のPCや業務端末では避けてください。net user (ユーザー名) (パスワード) /addのようにパスワードを直接書くと、入力した文字が画面にそのまま残り、ウィンドウを閉じるまではキーで呼び出せる状態が続きます。パスワードの部分を *にしておくと、実行したあとに入力欄が表示され、入力した文字は画面に表示されません。

「ファイル名を指定して実行」に入力したコマンドは残りますか?

はい、レジストリに保存され、次に開いたときも入力欄の履歴として表示されます。
netplwizと入力して開いた場合も履歴に残り、PCを再起動しても消えません。共有のPCでは、何を実行したかが他の人に見える状態になります。気になる場合は「ファイル名を指定して実行」の履歴を削除する方法で削除できます。

アカウントの操作にwmicコマンドを使っても問題ありませんか?

いいえ、現在のWindows11では、PowerShellを使用してください。wmicコマンドは廃止が進んでおり、Windows11では23H2と24H2で既定で無効になり、25H2では削除されました。
他のサイトの手順に残っていることがありますが、現在のWindows11では実行できません。ユーザーアカウントの作成・削除・権限変更は、すべてPowerShellのコマンドで実行できます。

作成したローカルアカウントの名前は、あとから変更できますか?

はい、変更できます。ただし設定アプリには名前を変更する項目がありません。Windowsキー+Rキーを押して「ファイル名を指定して実行」を開き、netplwizと入力して「OK」をクリックしてください。名前を変更したいアカウントを選んで「プロパティ」をクリックすると、「ユーザー名」と「フル ネーム」を書き換えられます。

作成したアカウントのファイルは、どこに保存されますか?

C:\Users\(ユーザー名)のフォルダーに保存されます。
このフォルダーは、そのアカウントで初めてサインインしたときに作成されます。デスクトップやドキュメントに保存したファイルは、すべてこの中に入ります。作成しただけでまだ一度もサインインしていないアカウントは、フォルダーが作られていません。

Windows11で複数のローカルアカウントを作成できますか?

はい、必要な数だけ作成できます。ただしPC内のユーザー名は重複できないため、すでに同じ名前のアカウントがある場合は、別の名前にするか、使っていないほうを先に削除してください。
社内の共有PCでは、利用者ごとにアカウントを分けておくと、デスクトップやブラウザーの保存情報が混ざらずに済みます。

作成したローカルアカウントを削除すると、データはどうなりますか?

そのアカウントのファイルもすべて削除され、元に戻すことはできません。
デスクトップやドキュメントに保存されたファイル、ブラウザーの保存情報も一緒に消えます。必要なデータがある場合は、削除する前に別の場所へ移してください。なお、現在サインインしているアカウントは削除できません。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。
記事の内容は独自検証に基づくものであり、MicrosoftやAdobeなど各ベンダーの公式見解ではありません。

記事内で紹介している手順はあくまで一例です。OSのバージョンやPC環境によって操作画面・手順が異なる場合があり、目的に応じた最適な方法も環境ごとに異なります。参考のうえご利用ください。

誤りのご指摘・追記のご要望・記事のご感想は、記事のコメント欄またはこちらのお問い合わせフォームからお寄せください。個人の方向けには、トラブルの切り分けや設定アドバイスも実施します。

※Microsoft、Windows、Adobe、Acrobat、Creative Cloud、Google Chromeほか記載の製品名・サービス名は各社の商標または登録商標です。

公式情報・関連資料と検証環境
公式情報・関連資料
実行環境詳細と検証日
  • OS:Windows 11 Home 25H2(64bit)
    ※本記事の手順は Windows11 Home / Pro / Enterpriseで共通です(ポリシーで制限された環境を除く)。
  • ハードウェア:Intel(R) Core(TM) Ultra 7 155H (1.40 GHz) / 32GB RAM
  • 最終検証日:2026年8月31日
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この記事を書いた人

情シスの自由帳管理人のアバター 情シスの自由帳管理人 情シスの自由帳管理人

社内SE歴15年以上。現在も社内のPC管理・ネットワーク・サーバー運用から、日常的なトラブル対応、プログラム開発まで幅広く従事しています。
「情シスの自由帳」では、パソコンが苦手な方や新人の社内SEの方、テレワーク中に困りごとがある方に向けて、実務経験に基づいた再現性の高い解説を心がけています。

【基本検証環境】
Windows 11 Home(64bit)/Intel(R) Core(TM) Ultra 7 155H(1.40GHz)/32GB RAM

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