Windows11のパソコンで、文字やアイコン、アプリの表示が小さくて見づらいと感じていませんか?
高解像度ディスプレイでは、特に表示が細かくなり、見づらくなることがあります。
この記事では、Windows11の表示サイズ(文字、アイコン、アプリなど)を、ご自身の見やすい大きさに変更するための、4つの基本的な設定方法を解説します。
以下の手順で、画面の表示倍率、文字の大きさ、デスクトップアイコンのサイズなどを調整できます。
- 画面全体の表示倍率を変更する
- Windows11の文字の大きさを変更する
- カスタムスケーリングで表示倍率を細かく調整する
- デスクトップアイコンのサイズを変更する
また、設定変更後に「表示がおかしい」「元に戻したい」といった場合の対処法など、Windows11の表示サイズに関するよくある質問にも回答します。
この記事を参考に、Windows11の表示設定を最適化し、より快適なパソコン環境を実現してください。
Windows11の文字・アイコン・アプリの大きさを変更する4つの設定
「Windows11の表示が小さくて見にくい…」「文字だけ大きくできないの?」「アイコンのサイズだけ変えたい!」
Windows11では、このような表示に関する様々な悩みに対応できるよう、複数の設定方法が用意されています。
ここでは、Windows11の文字、アイコン、アプリの大きさを変更するための、4つの主要な設定方法を詳しく解説します。
画面全体の拡大/縮小倍率を変更
「Windows11にしたら、全体的に表示が小さくなってしまった…」「文字もアイコンも、まとめて大きく表示したい!」
そんな時は、Windows11の「表示倍率」を変更するのが最も簡単で効果的な方法です。
ディスプレイの解像度はそのままで、画面全体の表示サイズを、まとめて拡大・縮小できます。
Windows11では、ディスプレイごとに推奨の倍率が設定されていますが、もちろん、ご自身の見やすい倍率に自由に変更できます。
ここでは、Windows11の設定アプリから、表示倍率を変更する手順を、実際の画面を使いながらわかりやすく解説していきます。
キーボードのWindows
を押して(タスクバーにあるWindowsロゴをクリックして)ください。
キーボードのWindows
を押すとスタートメニューが表示されます。
その中にある歯車のアイコンの「設定」をクリックしてください。

「設定」をクリックすると、「ホーム」と大きく書かれたWindowsの設定アプリが開きます。
左側にある「システム」をクリックしてください。

次に、右側の一覧から「ディスプレイ」をクリックしてください。

「ディスプレイ」をクリックすると、「システム > ディスプレイ」と書かれた画面に移動します。
「拡大縮小とレイアウト」の項目にある「拡大/縮小」のプルダウンメニューから、希望する表示倍率を選択してください。
- プルダウンメニュー: クリックすると選択肢が表示されるリスト形式のメニューです。
- 倍率: 画面の表示サイズを、元のサイズ(100%)から何倍に拡大/縮小するかを表す数値です。Windows11では、ディスプレイの解像度や設定に応じて、選択できる倍率の範囲が異なります。

Windows11の文字の大きさを変更する
「アイコンやアプリのサイズはそのままで、文字だけ大きく表示したい」「Windows11のメニューや設定画面の文字が小さくて読みにくい…」
そんな場合は、Windows11の「テキストサイズ」の設定を変更しましょう。この設定では、システム全体のテキストの大きさを、個別に調整できます。
デスクトップアイコンやアプリのウィンドウ全体のサイズは変わらないため、画面のレイアウトを大きく変えずに、文字だけを見やすくしたい場合に最適です。
ここでは、Windows11の設定アプリから、テキストサイズを変更する手順を、実際の画面を使いながらわかりやすく解説していきます。
キーボードのWindows
を押して(タスクバーにあるWindowsロゴをクリックして)ください。
キーボードのWindows
を押すとスタートメニューが表示されます。
その中にある歯車のアイコンの「設定」をクリックしてください。

「設定」をクリックすると、「ホーム」と大きく書かれたWindowsの設定アプリが開きます。
左側にある「システム」をクリックしてください。

次に、右側の一覧から「ディスプレイ」をクリックしてください。

「ディスプレイ」をクリックすると、「システム > ディスプレイ」と書かれた画面に移動します。
「拡大/縮小」の項目にある「>」をクリックしてください。

「>」をクリックすると、「システム > ディスプレイ > カスタム スケーリング」と書かれた画面に移動します。
「関連設定」の項目にある「テキストのサイズ」をクリックします。

「テキストのサイズ」をクリックすると、「アクセシビリティ > テキストのサイズ」と書かれた画面に移動します。
この画面で、「テキストのサイズ」のスライダーを左右に動かして、文字の大きさを調整します。
スライダーの上に表示されるプレビューで、変更後のテキストサイズを確認しながら調整できます。
希望の大きさに調整できたら、「適用」ボタンをクリックします。
- 一度適用した設定は、「テキストのサイズ」のスライダーを再度調整することで、いつでも変更できます。

画面全体の拡大/縮小倍率をカスタムスケーリングを使って細かく変更する
「Windows11の推奨設定だと、表示が大きすぎる/小さすぎる」「もっと細かく表示倍率を調整したい!」
そんな場合は、「カスタムスケーリング」の出番です。Windows11のカスタムスケーリング機能を使えば、1%刻みで表示倍率を自由に設定できます。
標準の倍率では満足できない、より上級者向けの機能ですが、ディスプレイの解像度や個人の好みに合わせて、最適な表示環境を構築できます。
ただし、カスタムスケーリングは、一部のアプリで表示が乱れる可能性があるため、注意が必要です。
ここでは、カスタムスケーリングの設定手順と、注意点について解説します。
キーボードのWindows
を押して(タスクバーにあるWindowsロゴをクリックして)ください。
キーボードのWindows
を押すとスタートメニューが表示されます。
その中にある歯車のアイコンの「設定」をクリックしてください。

「設定」をクリックすると、「ホーム」と大きく書かれたWindowsの設定アプリが開きます。
左側にある「システム」をクリックしてください。

次に、右側の一覧から「ディスプレイ」をクリックしてください。

「ディスプレイ」をクリックすると、「システム > ディスプレイ」と書かれた画面に移動します。
「拡大/縮小」の項目にある「>」をクリックしてください。

「>」をクリックすると、「システム > ディスプレイ > カスタム スケーリング」と書かれた画面に移動します。
「カスタム スケーリング」の入力欄に、100%から500%の間の任意の倍率を半角数字で入力し、右側のチェックマーク(✓)をクリックします。
カスタムスケーリングは、一部のアプリや表示要素でレイアウトが崩れる可能性があります。問題が発生した場合は、推奨設定に戻すか、倍率を調整してください。
カスタムスケーリングを有効にすると、サインアウトを求められます。作業中のデータは保存してから、サインアウトしてください。

チェックマーク (✓) をクリックすると、「カスタムの拡大/縮小率はサインアウトするまで適用されません。」というメッセージが表示されます。
表示内容を確認し、問題がなければ「今すぐサインアウトする」をクリックしてください。
Windowsからサインアウトし、再度サインインすると、カスタムスケーリングで設定した表示倍率が適用されます。
サインアウトすると、開いているアプリやファイルはすべて閉じられます。作業中のデータは必ず保存してからサインアウトしてください。
カスタムスケーリングを無効にするには、「設定」>「システム」>「ディスプレイ」>「拡大縮小とレイアウト」>「カスタム スケーリング」をオフにします。

デスクトップアイコンのサイズを変更する
「デスクトップのアイコンが小さくて見づらい…」「もっと大きく表示して、すぐに見つけられるようにしたい!」
そんな時は、Windows11のデスクトップアイコンのサイズを変更しましょう。
アイコンのサイズ変更は、Windows11の設定アプリからではなく、デスクトップ上の簡単な操作で、すぐに実行できます。
ここでは、デスクトップアイコンのサイズを、マウスホイールを使って細かく調整する方法と、右クリックメニューから大・中・小の3段階で変更する方法を紹介します。
デスクトップアイコンのサイズを、マウスホイールを使って細かく調整する方法
- デスクトップ上の何もない場所で、
Ctrl
キーを押しながらマウスホイールを上下に回転させます。- 上に回転させると、アイコンが大きくなります。
- 下に回転させると、アイコンが小さくなります。
- 好みの大きさに調整できたら、
Ctrl
キーから手を離します。
- この方法では、アイコンのサイズを非常に細かく調整できます。
Ctrl
キーを押さずにマウスホイールを回転させると、デスクトップのスクロール操作になります。- 変更したアイコンサイズは、いつでも元に戻せます。再度、
Ctrl
キーを押しながらマウスホイールを回転させて調整してください。
右クリックメニューから大・中・小の3段階で変更する方法
デスクトップの何もない場所を右クリックしてください。
次に、「その他のオプションを確認」をクリックしてください。
- 右クリック: マウスの右側のボタンをクリックすることです。通常、コンテキストメニュー(その場所で利用できる操作の一覧)が表示されます。

次に、表示されたメニューから「表示(V)」にマウスカーソルを合わせてください。
さらに表示されたメニューから「大アイコン」「中アイコン」「小アイコン」のいずれかを選択してください。
デスクトップアイコンのサイズが、選択した大きさに変更されます。
- 上記操作で変更されるのは、デスクトップアイコンのサイズのみです。
ウィンドウ内のアイコンや、タスクバーのアイコンのサイズは変更されません。

Windows11の文字・アイコン・アプリの大きさを変更する方法に関するよくある質問と答え
Windows11の文字・アイコン・アプリの大きさを変更する方法に関するよくある質問と答えをまとめました。
Windows11に関するその他の記事
Windows11に関するその他の記事はこちです。ぜひご覧ください。
-
PCを起動した日時とシャットダウンした日時を確認する方法 Windows11
こんな人にオススメの記事です パソコンの起動/終了のログ(履歴)を確認したい人 パソコンを最後に起動した日時を確認したい人 イベントビューアーの便利な使い方を知... -
Windows11 24H2を今すぐダウンロードしてアップデートする方法
こんな人にオススメの記事です Windowsアップデートを待たずにWindows11 24H2をインストールしたい人 今すぐWindows11 24H2にアップデートしたい人 手動でWindows11 24H... -
Windows11で複数のファイルをまとめて印刷する方法
こんな人にオススメの記事です 複数種類のファイル(PDFやWordなど)をまとめて印刷したい人 一種類のファイルをまとめて印刷したい方 大量のファイルを一括で印刷した... -
Windows11でIE(インターネットエクスプローラー)を起動する方法
こんな人にオススメの記事です IE(インターネットエクスプローラー)を使う必要がある人 Windows11でIE(インターネットエクスプローラー)を起動する方法を知りたい人... -
Microsoft Edgeでシークレットモード(InPrivate ブラウズ)を使う方法
こんな人にオススメの記事です 共用パソコンなどでインターネットの閲覧履歴(閲覧履歴、インターネット一時ファイル、Cookie など)を残したくない人 Microsoft Edgeの閲... -
ディスクの空き容量をWindows標準機能でガッツリ増やす方法10選
この記事では、Windowsの標準機能のみを使ってディスクの空き容量をガッツリ増やす方法をご紹介します。 Windowsにとって非常に重要なCドライブがいっぱいになってしま... -
メモ帳で文字コードをShift-JISやUTF-8に変換する方法
こんな人にオススメの記事です テキストファイルが文字化けして困っている人 送られてきたファイルの文字コードを修正して正しく表示したい人。 Shift-JISが必要なファ... -
【Windows11】デスクトップのアイコンが勝手に移動する原因と解決策をわかりやすく解説
Windows11でデスクトップのアイコンが勝手に移動してしまい、「せっかく整理したのにまたバラバラ…」と悩んでいませんか? 実は、このトラブルの多くは「アイコンの自動... -
【Windows11】フォルダーに表示される「今日」「昨日」等を非表示にする方法
こんな人にオススメの記事です フォルダー(エクスプローラー)の「今日」「昨日」「今週に入って(昨日は含めず)」などのグループ化を解除したい人 フォルダー(エクス...
最後までご覧いただきありがとうございました。
このサイトは情シスマンが半径3m以内のITに関する情報を掲載してるサイトです。
Windows系を主として、ソフトや周辺機器の操作や設定について画像も用いながらわかりやすく解説しています。
解説している内容に誤りがあった場合や、補足が必要な場合、もっと知りたい場合はこちらのお問い合わせフォームからご連絡ください。
個人の方を限定にサポートさせていただきます。
実行環境
Windows11 Home 24H2
64 ビット オペレーティング システム
11th Gen Intel(R) Core(TM) i7-11375H @ 3.30GHz 3.30 GHz
16.0 GB RAM
Microsoft 365
コメント