【Excel】戻るボタンが押せない時の原因と対処法

【Excel】戻るボタンが押せない時の原因と対処法

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  • Excelの戻るボタンがグレーアウトしてクリックできない人
  • Excelの戻るボタンがクリックできない人

Excelを使っていると、突然「戻る」ボタンがグレーアウトして押せない状況に遭遇することがあります。この「Excel の戻るボタン押せない問題」は、なかなか厄介なものです。
特に、Excelに不慣れな初心者にとっては、何が原因でどう対処すれば良いのかがわからず、作業が滞ることもあります。

この記事では、「Excelで戻るボタンが押せない問題」について、その原因と具体的な対処法をわかりやすく解説します。

「戻るボタン」が表示されていない場合は【Excel】戻るボタンが消えた場合の対処方法を御覧ください。

目次

戻るボタンがグレーアウトする原因

Excelで「戻る」ボタンがグレーアウトして押せない原因はいくつかあります。ここでは主な原因を3つ紹介します。

原因1: Excelの自動保存が有効になっている

Excelの自動保存機能が原因で編集履歴が保持されず、「戻る」ボタンがグレーアウトすることがあります。

自動保存が有効になっている場合、Excelは一定の間隔でファイルを自動的に保存します。
この自動保存は、通常の手動保存とは異なり、編集履歴をリセットするため、直前の操作に戻るための情報が消去され、「戻る」ボタンが使用できなくなってしまいます。

自動保存の頻度が高いと、編集内容が頻繁に保存され、その都度編集履歴がリセットされる可能性が高まります。これにより、「戻る」ボタンが常にグレーアウトしてしまう状況が発生します。

また、Excelのファイルを複数のユーザーが同時に編集している場合、自動保存機能が有効だと、他のユーザーの編集内容がリアルタイムで保存され、その都度編集履歴がリセットされます。
この場合も、「戻る」ボタンがグレーアウトしてしまいます。

原因2: 特定の操作や状況

特定の操作や状況も「戻る」ボタンがグレーアウトする原因となります。
例えば、マクロを実行したり、特定のセルやシートの編集操作を行った直後などに、この現象が発生することがあります。
また、大量のデータを扱っている場合や、計算処理が多い場合にも影響を受けることがあります。

原因3: Excelのバグや不具合

Excel自体のバグや不具合も、「戻る」ボタンが押せなくなる原因となります。
特定のバージョンや更新プログラムにバグが含まれている場合、意図しない動作が発生することがあります。
この場合は、アップデートや修正プログラムの適用が必要です。

このような原因を理解することで、問題発生時に迅速に対処できるようになります。

原因4: パソコンのスペックによる問題

パソコンのメモリが不足すると、Excelを含むアプリケーション全体のパフォーマンスが低下します。
特に、大量のデータを処理する場合や複数のアプリケーションを同時に実行している場合、メモリが不足することで操作が遅延し、正常に動作しなくなることがあります。

Excelの「戻る」ボタンは、編集履歴を保持するために一定量のメモリを使用します。
メモリが不足していると、編集履歴の保存が正常に行われず、結果として「戻る」ボタンがグレーアウトして使えなくなることがあります。

戻るボタンがグレーアウトしたときの具体的な対処法

ここからはExcelの戻るボタンがグレーアウトしたときの具体的な対処法を実際の画面ももちいながら、わかりやすく解説していきます。

戻るボタンがグレーアウトしている場合は上から順番に試してみてください。

Excelの自動保存を無効にする

まずは以下の手順でExcelの自動保存機能を無効にしてみてください。

自動保存機能自体を無効にしたくない場合は、自動回復用データの保存間隔を初期設定の10分から30分などの延ばしてみてください。
自動保存の頻度が減ることで、編集履歴がリセットされる頻度を減らすことができます。

  1. エクセルを開く:まず、エクセルを起動します。
  2. 「ファイル」タブをクリック:エクセルの左上にある「ファイル」タブをクリックします。
  3. 「オプション」を選択:メニューの一番下にある「オプション」を選択します。
  4. 「保存」タブをクリック:表示されたウィンドウの左側メニューから「保存」タブをクリックします。
  5. 「ブックの保存」設定を変更:ここで「次の間隔で自動回復用データを保存する」のチェックを外します。
  6. 設定を保存して終了:最後に「OK」をクリックして設定を保存し、ウィンドウを閉じます。

詳細な画面についてはエクセルの自動保存機能をオフにする方法を御覧ください。

Officeを修復インストールする

Excelの自動保存を無効にしても戻るボタンが常にグレーアウトしている場合、Excelに何かしらの不具合が発生している可能性があります。以下の手順でExcelを修復インストールしてください。

修復インストールにはインターネット接続が必要です。最新の更新プログラムをダウンロードするため、安定したインターネット接続を確保しておきましょう。

  1. Windowsのホーム画面を開く:キーボードのWindows+Iを押してください。
  2. 「アプリ」タブをクリック:ホーム画面の左側にある「アプリ」タブをクリックします。
  3. 「インストールされているアプリ」をクリック:右側にある「インストールされているアプリ」をクリックします。
  4. [詳細オプション]をクリック:「Microsoft Office」を見つけ[…]→[詳細オプション]をクリックします。
  5. 「修復」をクリック:[詳細オプション]の中にある[修復]をクリックして修復インストールを開始。

詳細な画面についてはエクセルやワードの動きが遅い時に試してほしい修復インストールを御覧ください。

仮想メモリを増やす

Excelを修復インストールしても戻るボタンが常にグレーアウトしている場合、パソコンのメモリ不足が原因になっている可能性があります。

物理メモリをその場で増やすことは難しいので、まずは仮想メモリを増やす方法と推奨値を参考に仮想メモリを増やしてみてください。

仮想メモリを増やすことで、物理メモリが不足している場合の負荷を軽減し、Excelのパフォーマンスを向上させることができます。
これにより、編集履歴の管理が改善され、「戻る」ボタンがグレーアウトする問題の解決につながる可能性があります。

よくある質問

他の操作ボタンもグレーアウトしている場合の対処法は?

Excelを再起動するか、「ファイル」→「オプション」→「リボンのユーザー設定」→「リセット」を試します。必要に応じてExcelの修復インストールを行います。

自動保存を無効にしても戻るボタンがグレーアウトされている場合は?

Excelの修復インストールを実施してください。

複数のExcelファイルを同時に開いているときに戻るボタンが使えないのはなぜですか?

複数のExcelファイルを同時に開いている場合、システムリソースの制約や特定のファイル設定が原因で戻るボタンが使えなくなることがあります。必要なExcelファイル以外は閉じてみてください。

Excelの特定のバージョンで戻るボタンが頻繁にグレーアウトするのはなぜですか?

バージョン固有のバグや不具合が原因である可能性があります。最新の更新プログラムを適用し、バージョンアップを行ってください。

大量のデータを扱うときに戻るボタンが使えなくなるのはなぜですか?

大量のデータ処理によってExcelが過負荷状態になると、編集履歴が適切に管理されないことがあります。データ量を減らすか、計算方法を最適化してください。

共有ファイルで戻るボタンが使えないのはなぜですか?

共有ファイルでは、他のユーザーの編集が影響して編集履歴がリセットされることがあります。

仮想メモリを増やすことで「戻る」ボタンが押せない問題は改善されますか?

はい、仮想メモリを増やすことで物理メモリ不足の負荷を軽減し、Excelのパフォーマンスを向上させることで「戻る」ボタンがグレーアウトする問題を改善できる可能性があります。

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