【Excel】戻るボタンが消えた場合の対処方法

エクセルを使っていると、「戻る（元に戻す）ボタン」が突然消えてしまった経験はありませんか？
このボタンは、操作ミスを修正するために非常に便利な機能ですが、時には設定の変更やExcelのアップデートで見えなくなってしまったり、配置が変わってしまうことがあります。

突然のデザイン変更は2021年11月頃に行われた Microsoft Officeの更新プログラムが原因と考えられます。
Microsoft Office全体のデザインをWindows11のデザインにあわせるため、Excelもデザインが変更されたようです。
突然見た目が変わって驚いた人も多いと思いますが、[元に戻す]（戻る）と[やり直し]（進む）ボタンが廃止されたり、バグ等で消えてしまった訳ではなさそうなのでご安心ください。

この記事では、エクセルで「元に戻す（戻る）ボタン」が消えてしまった場合の対処方法を詳しく解説します。

戻る（元に戻す）ボタンが消えてしまった場合の対処法

「戻る（元に戻す）ボタン」が突然消えてしまった場合、Excelのクイックアクセスツールバーの設定を見直して「戻る（元に戻す）ボタン」を表示させるか、代用のショートカットキーを使う必要があります。

クイックアクセスツールバーに戻る（元に戻す）ボタンを再表示させる方法

まずはExcelのクイックアクセスツールバーの設定を見直し、戻る（元に戻す）ボタンを再表示させる方法を実際の画面ももちいながら、わかりやすく解説していきます。

STEP

Excelにクイックアクセスツールバーを再表示する

まずはExcelにクイックアクセスツールバーを再表示させていきます。

既にクイックアクセスツールバーが表示されている場合はStep3 に進んでください。

Excelを起動し、右側にある[∨]をクリックしてください。

[∨]をクリックすると下に向かってメニューが展開されます。

展開されたメニューの中にある[クイックアクセスツールバーを表示する(S)]をクリックしてください。

STEP

クイックアクセスツールバーが表示されたことを確認する

クイックアクセスツールバーは、リボン上下のどちらかに表示されます。

どちらに表示されているか確認してください、

STEP

クイックアクセスツールバーの右にある[∨]をクリックして[元に戻す]にチェックを入れる

クイックアクセスツールバーの右にある[∨]をクリックして[元に戻す]にチェックを入れてください。

[やり直す]にもチェックを入れておくと便利です。

STEP

戻る（元に戻す）ボタンが再表示されたことを確認する

[元に戻す]にチェックを入れると、クイックアクセスツールバーに戻る（元に戻す）ボタンが再表示されます。

表示された戻る（元に戻す）ボタンの場所がいつもと違う場合は、戻る（元に戻す）ボタンの場所が変わってしまった場合の対処法 に進んでください。

ショートカットキーを活用する方法

次に、戻る（元に戻す）ボタンは使わずに、ショートカットキーを代用する方法です。

Windowsでは「Ctrl + Z」、Macでは「Command + Z」を押すことで、直前の操作を元に戻すことができます。

ショートカットキーは、ボタンを探す手間を省き、作業を効率化するための便利な方法です。

他にも覚えておくと便利なExcelのショートカットキーをいくつか紹介します。

• 「Ctrl + Y」：直前の操作をやり直す
• 「Ctrl + S」：ドキュメントを保存する
• 「Ctrl + C」：選択した内容をコピーする
• 「Ctrl + V」：コピーした内容を貼り付ける

戻る（元に戻す）ボタンの場所が変わってしまった場合の対処法

戻る（元に戻す）ボタンの場所が、リボンの上からリボンの下に変わってしまった場合は、以下の手順でクイックアクセスツールバーの位置を元に戻してください。

STEP

[リボンの上に表示(S)]をクリック

クイックアクセスツールバーの右側にる[∨]をクリックしてください。

[∨]をクリックすると下に向かってメニューが展開されます。

展開されたメニューの中にある[リボンの上の表示(S)]をクリックしてください。

STEP

戻る（元に戻す）ボタンの場所が元に戻ったことを確認する

[リボンの上の表示(S)]をクリックすると、クイックアクセスツールバーがリボンの上に表示されるようになり、戻る（元に戻す）ボタンの場所が上部に戻ります。

Excelを修復インストール（初期化）する

クイックアクセスツールバーの設定を変更しても戻る（元に戻す）ボタンが再表示されない場合、Excelに不具合が発生している可能性があります。

Officeを修復インストール し、Excelを初期化してみてください。

ITナレッジベース

エクセルやワードの動きが遅い時に試してほしい修復インストール Officeの修復インストール方法を画像付きで詳しく解説していきます。

Excelを修復インストール（初期化）するメリットとデメリット

Excelを修復インストールすることには以下のメリットとデメリットがあります。

これらも考慮しながら、修復インストールを実施するかを決めてください。

メリット：

• 不具合の解消：ソフトウェアのバグや設定の問題を修正することで、Excelが正常に動作するようになります。
• 設定のリセット：カスタマイズや誤設定による問題がリセットされ、デフォルトの設定に戻ります。
• 最新バージョンへのアップデート：修復インストールを行うことで、最新の機能やセキュリティパッチが適用されます。

デメリット：

• カスタマイズの喪失：個別に設定したカスタマイズやショートカットキーの設定がリセットされることがあります。
• 時間と手間：修復インストールには時間がかかり、再インストール後の再設定が必要になる場合があります。
• データの一時的なアクセス不能：インストール中はoffice系ソフトの使用ができないため、作業中のファイルに一時的にアクセスできなくなることがあります。

よくある質問

戻る（元に戻す）ボタンが突然消えたのはなぜですか？

設定の変更やExcelのバグ、アップデートによる影響で消えることがあります。

戻る（元に戻す）ボタンを再表示するにはどうすればいいですか？

クイックアクセスツールバーの設定から戻る（元に戻す）ボタンを再表示するように設定を変更してください。

戻る（元に戻す）ボタンの動作が遅い場合の対処法は？

Excelを修復インストール するか、大量のデータや複雑な計算式がないか確認してください。

戻る（元に戻す）ボタンを再表示しても、またすぐに消えてしまう場合の対処法は？

Excelを修復インストール してください。

戻る（元に戻す）を何回使用できますか？

過去100回分の操作を元に戻すことができます。

クイックアクセスツールバーに追加できるボタンの数に制限はありますか？

クイックアクセスツールバーには最大で64個のボタンを追加できますが、表示領域に制限があるため、実用的には20～30個程度がオススメです。

Excelに関するその他の記事

Excelに関するその他の記事はこちらです。是非ご覧ください。