Acrobat failed to send a DDE commandエラーを解消する方法

Acrobat failed to send a DDE commandエラーを解消する方法

こんな人にオススメの記事です

  • Acrobat failed to send a DDE commandエラーが頻繁に発生している人
  • PDFを開くとAcrobat failed to send a DDE commandエラーが発生する人

「Acrobat failed to send a DDE command」というエラーは、主にAdobe AcrobatやAdobe Readerの起動時や、PDFファイルを開こうとしたときに発生するエラーです。

Acrobat failed to send a DDE commandエラー
Acrobat failed to send a DDE commandエラー

この記事では、Acrobat failed to send a DDE commandエラーを解消する方法を、実際の画面ももちいながらわかりやすく解説していきます。

Acrobat failed to send a DDE commandエラーが頻繁に発生している場合は、上から順番に試してみてください。

目次

パソコンを再起動する

まずはパソコンを再起動してください。

パソコンを再起動することで、Adobe AcrobatやAdobe Readerも再起動されエラーが一時的なシステムの不具合によるものであれば、問題が解消することがあります。

再起動時にエラーメッセージが表示されても無視して問題ありません。

パソコンを再起動してもAcrobat failed to send a DDE commandエラーが頻繁に発生する場合は次に進んでください。

Adobe AcrobatやAdobe Readerを最新の状態にアップデートする

次に、以下の手順でAdobe AcrobatやAdobe Readerを最新の状態にアップデートしてください。

  1. Adobe AcrobatやAdobe Readerを起動し、[ヘルプ(H)]をクリック
  2. [アップデートの有無をチェック(U)]をクリック
  3. 最新の状態にアップデートする

最新のバージョンにはバグ修正や改善が含まれており、Acrobat failed to send a DDE commandエラーが解消される場合があります。

ここからは、Adobe AcrobatやAdobe Readerを最新の状態にアップデートする方法を実際の画面ももちいながらわかりやすく解説していきます。

STEP
[ヘルプ(H)]をクリックし[アップデートの有無をチェック(U)]をクリック

Adobe AcrobatやAdobe Readerを起動し、右上にある[ヘルプ(H)]をクリックしてください。

[ヘルプ(H)]をクリックすると下に向かってメニューが展開されます。

その中にある[アップデートの有無をチェック(U)]をクリックしてください。

Adobe AcrobatやAdobe Readerを最新の状態にアップデートする
Adobe AcrobatやAdobe Readerを最新の状態にアップデートする
STEP
最新の状態にアップデートする

[アップデートの有無をチェック(U)]をクリックすると、アップデートのチェックが開始されます。

アップデートがある場合はアップデートを実施し、アップデートがない場合は[閉じる]をクリックしてウィンドウを閉じてください。

Adobe AcrobatやAdobe Readerを最新の状態にアップデートする
Adobe AcrobatやAdobe Readerを最新の状態にアップデートする

Adobe AcrobatやAdobe Readerを修復インストールする

最新の状態にアップデートしてもエラーが解消されない場合は、以下の手順でAdobe AcrobatやAdobe Readerを修復インストールしてください。

  1. Adobe AcrobatやAdobe Readerを起動し、[ヘルプ(H)]をクリック
  2. [インストールの修復(E)]をクリック
  3. Adobe AcrobatやAdobe Readerを修復インストールする

インストールされているAdobe AcrobatやAdobe Readerを修復インストールすることで、ファイルや設定が修復され、エラーが解消する場合があります。

ここからは、Adobe AcrobatやAdobe Readerを修復インストールする方法を実際の画面ももちいながらわかりやすく解説していきます。

修復インストールをするにはインターネット環境が必要になります。

STEP
[ヘルプ(H)]をクリックし[インストールの修復(E)]をクリック

Adobe AcrobatやAdobe Readerを起動し、右上にある[ヘルプ(H)]をクリックしてください。

[ヘルプ(H)]をクリックすると下に向かってメニューが展開されます。

その中にある[インストールの修復(E)]をクリックしてください。

Adobe AcrobatやAdobe Readerを修復インストールする
Adobe AcrobatやAdobe Readerを修復インストールする
STEP
修復インストールを開始する

[インストールの修復(E)]をクリックすると修復インストールが開始します。

終了すると自動的に元の画面に戻るので、修復インストールが終了するまで待機してください。

修復インストールが終了するまで5分程度かかる場合があります。

Adobe AcrobatやAdobe Readerを修復インストールする
Adobe AcrobatやAdobe Readerを修復インストールする

Adobe AcrobatやAdobe Readerの環境設定を変更する

Adobe AcrobatやAdobe Readerを修復インストールしてもAcrobat failed to send a DDE commandエラーが解消されない場合、次は以下に手順で環境設定を見直してみてください。

起動時の保護モードや有効な証明書のチェックを無効にすることで、Acrobat failed to send a DDE commandエラーを回避することができます。

  1. Adobe AcrobatやAdobe Readerを起動し、[編集(E)]→[環境設定(N)]をクリック
  2. [セキュリティ(拡張)]タブをクリック
  3. [起動時に保護モードを有効にする]と[有効な証明書を持つ文書を自動的に信頼する]のチェックを外し、[OK]をクリック

ここからは、Acrobat failed to send a DDE commandエラーを解消するための環境設定を実際の画面ももちいながら、詳しく解説していきます。

STEP
[編集(E)]をクリックし[環境設定(N)]をクリック

Adobe AcrobatやAdobe Readerを起動し、左上にある[編集(E)]をクリックしてください。

[編集(E)]をクリックすると下に向かってメニューが展開されます。

その中にある[環境設定(N)]をクリックしてください。

Adobe AcrobatやAdobe Readerの環境設定を変更する
Adobe AcrobatやAdobe Readerの環境設定を変更する
STEP
「セキュリティ(拡張)」タブの中にある[起動時に保護モードを有効にする]と[有効な証明書を持つ文書を自動的に信頼する]のチェックを外し、[OK]をクリック

[環境設定(N)]をクリックすると「環境設定」と書かれたウィンドウが立ち上がります。

左側のメニューから[セキュリティ(拡張)]タブをクリックしてください。

次に、[起動時に保護モードを有効にする]と[有効な証明書を持つ文書を自動的に信頼する]のチェックを外し、右下にある[OK]をクリックしてください。

Adobe AcrobatやAdobe Readerの環境設定を変更する
Adobe AcrobatやAdobe Readerの環境設定を変更する

Adobe AcrobatやAdobe Readerのレジストリを変更する

環境設定を変更してもAcrobat failed to send a DDE commandエラーが解消されない場合、次は以下に手順でレジストリを変更してみてください。

  1. レジストリエディターを起動する
  2. コンピューター\HKEY_CLASSES_ROOT\acrobat\shell\open\ddeexec\applicationに移動する
  3. レジストリの値のデータを[AcroViewRXX]に変更して[OK]をクリック

この方法は管理者権限を使ってレジストリの書き換えを行います。
レジストリはWindowsを正常に起動するために重要なファイルが多く存在しているため、作業前にバックアップをとっておくことをオススメしています。
レジストリのバックアップ方法はこちらの「レジストリをバックアップ及び復元する方法 Windows11」で詳しく解説しているのでぜひご覧ください。

ここらは、Acrobat failed to send a DDE commandエラーを解消するためにレジストリを変更する方法を実際の画面ももちいながらわかりやすく解説していきます。

STEP
ファイル名を指定して実行ウィンドウからレジストリエディターを起動する

キーボードのWindowsキーとRキーを押し、「ファイル名を指定して実行」と書かれたウィンドウを表示してください。

その中にregeditと入力して[OK]をクリックしてください。

その他「ファイル名を指定して実行」で使えるコマンドはこちらの「ファイル名を指定して実行で使えるコマンド一覧 - Windows11」で詳しく解説しているので是非ご覧ください。

Adobe AcrobatやAdobe Readerのレジストリを変更する
Adobe AcrobatやAdobe Readerのレジストリを変更する
STEP
ユーザーアカウント制御ウィンドウで[はい]をクリック

[OK]をクリックすると「このアプリがデバイスに変更を加えることを許可しますか?」と書かれたウィンドウが立ち上がります。

[はい]をクリックしてください。

Adobe AcrobatやAdobe Readerのレジストリを変更する
Adobe AcrobatやAdobe Readerのレジストリを変更する
STEP
コンピューター\HKEY_CLASSES_ROOT\acrobat\shell\open\ddeexec\applicationに移動

[はい]をクリックするとレジストリエディターが起動します。

上部にあるアドレスバーにコンピューター\HKEY_CLASSES_ROOT\acrobat\shell\open\ddeexec\applicationと入力してEnterを押してくださ。

Adobe AcrobatやAdobe Readerのレジストリを変更する
Adobe AcrobatやAdobe Readerのレジストリを変更する
STEP
[AcroViewA24]をダブルクリック

コンピューター\HKEY_CLASSES_ROOT\acrobat\shell\open\ddeexec\applicationに移動したら、その中にある[AcroViewA24]をダブルクリックしてください。

パソコンにインストールされているAdobe AcrobatやAdobe ReaderによってはA24の部分がA23やA20になっている場合があります。

Adobe AcrobatやAdobe Readerのレジストリを変更する
Adobe AcrobatやAdobe Readerのレジストリを変更する
STEP
レジストリの値のデータを[AcroViewR24]に変更して[OK]をクリック

[AcroViewA24]をダブルクリックすると「文字列の編集」と書かれたウィンドウが立ち上がります。

その中に[AcroViewR24]と入力し、[OK]をクリックしてください。

パソコンにインストールされているAdobe AcrobatやAdobe ReaderによってはA24の部分がA23やA20になっている場合があります。
A23になっていた場合はR23に、A20になっていた場合はR20に変更してください。

Adobe AcrobatやAdobe Readerのレジストリを変更する
Adobe AcrobatやAdobe Readerのレジストリを変更する
STEP
[AcroViewA24]が[AcroViewR24]に変更されたことを確認する

[OK]をクリックすると「文字列の編集」と書かれたウィンドウが閉じられて、元の画面に戻ります。

元々あった[AcroViewA24]が[AcroViewR24]変更されていることを確認してください。

パソコンにインストールされているAdobe AcrobatやAdobe ReaderによってはA24の部分がA23やA20になっている場合があります。
A23になっていた場合はR23に、A20になっていた場合はR20に変更されていることを確認してください。

Adobe AcrobatやAdobe Readerのレジストリを変更する
Adobe AcrobatやAdobe Readerのレジストリを変更する

Adobe AcrobatやAdobe Readerを再インストールする

ここまで試してもAcrobat failed to send a DDE commandエラーが解消されない場合、パソコンにインストールされているAdobe AcrobatやAdobe Readerをパソコンからアンイストールし、再インストールしてみてください。

再インストールする場合は、必ずAdobe公式サイトから最新のプログラムをダウンロードしてください。

Windowsのシステムファイルに異常が無いか確認する

Adobe AcrobatやAdobe Readerを再インストールしてもAcrobat failed to send a DDE commandエラーが解消されない場合、Windows側に何かしらの不具合が発生している可能性があるので、システムファイルチェッカーを使って、Windowsのシステムファイルに異常が無いか確認してください。

DISM(システムイメージ修復ツール)やsfc /scannow(システムファイルの修復)を実行することで、Windowsの重要なシステムファイルが修復され、Acrobat failed to send a DDE commandエラーが解消する可能性があります。

ここからは、Windowsのシステムファイルに異常が無いか確認する方法を実際の画面も用いながらわかりやすく解説していきます。

STEP

コマンドプロンプトを管理者として起動する

システムファイルチェッカーを使うために、まずはコマンドプロンプトを管理者として起動させる必要があります。
以下の記事を参考にコマンドプロンプトを管理者として起動してください。

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STEP

DISM(システムイメージ修復ツール)を実行

コマンドプロンプトを管理者として起動させたら、次はDISM(システムイメージ修復ツール)を使って修復します。

Windowsのシステムファイルに異常が起きていないか確認する方法 Step2 DISM(システムイメージ修復ツール)を実行
Windowsのシステムファイルに異常が起きていないか確認する方法 Step2 DISM(システムイメージ修復ツール)を実行

コマンドプロンプトに以下のコマンドを入力してエンターキーを押してコマンドを実行してください。

DISM.exe /Online /Cleanup-image /Restorehealth

これは、Windowsのシステムイメージをチェックし、不具合が見つかった場合はWindows Updateを通じて不具合のあるファイルを修復してくれるコマンドです。

Windowsのシステムファイルに異常が起きていないか確認する方法 Step2 DISM(システムイメージ修復ツール)を実行
Windowsのシステムファイルに異常が起きていないか確認する方法 Step2 DISM(システムイメージ修復ツール)を実行

「復元操作は正常に完了しました。」と表示されれば成功です。

STEP

sfc /scannowを実行

DISM(システムイメージ修復ツール)を実行したら次はsfcコマンドを使ってWindowsで保護されているシステムファイルの修復を行います。

Windowsのシステムファイルに異常が起きていないか確認する方法 Step3 sfc /scannowを実行
Windowsのシステムファイルに異常が起きていないか確認する方法 Step3 sfc /scannowを実行

コマンドプロンプトに以下のコマンドを入力してエンターキーを押してコマンドを実行してください。

sfc /scannow

このコマンドはWindowsで保護されているシステムファイルに異常がある場合に修復してくれるコマンドです。

sfc /scannowを実行
Windowsのシステムファイルに異常が起きていないか確認する方法 Step3 sfc /scannowを実行

「検証100%が完了しました。」と表示され、その下に実行結果が表示されます。

私の場合は「Windows リソース保護により、破損したファイルが見つかりましたが、それらは正常に修復されました。」と表示されたので、sfc /scannowを実行することで何かしらの不具合が解消されました。

実行結果が表示されれば終了です。コマンドプロンプト右上にある✕印をクリックしてウィンドウを閉じてください。

よくある質問

このエラーはどのような時に発生しますか?

Acrobatで「failed to send a DDE command」エラーは、PDFファイルを開こうとしたときや他のアプリケーションからPDFを開く際に発生することが多いです。特に、システムリソースが不足している場合や、複数のPDFを同時に開こうとした場合に頻発します。

このエラーの原因は何ですか?

エラーの原因は多岐にわたります。主な原因として、Acrobatの設定不具合、古いバージョンの使用、レジストリの不整合、Windowsの一時ファイルの破損、システムのリソース不足が考えられます。また、セキュリティソフトがDDE通信をブロックしている場合もあります。

保護モードとは何ですか?なぜ無効にする必要があるのですか?

保護モードは、Acrobatが悪意のあるPDFファイルからシステムを保護するための機能です。しかし、この機能がエラーの原因になることがあります。無効にすることで、DDE通信が正常に行われるようになり、エラーが解消されることがあります。無効化することで一時的にセキュリティリスクが高まるため、作業後は再度有効にすることをお勧めします。

エラーを解決するために最初に試すべきことは何ですか?

最初に試すべきはパソコンの再起動です。再起動することで、一時的なメモリやキャッシュの問題が解消されることがあります。それでも解決しない場合は、Acrobatのアップデートや修復インストールを試してみてください。

エラーが発生したときに特定のエラーメッセージやコードが表示されますか?

通常、「failed to send a DDE command」というメッセージが表示されますが、特定のエラーメッセージやコードは表示されないことが多いです。このエラーはDDE通信の失敗を示しており、詳細な原因は表示されない場合が多いです。

他のPDFビューアーでも同様のエラーが発生しますか?

他のPDFビューアーでは同様のエラーは発生しません。

セキュリティソフトが原因でエラーが発生することがありますか?

はい、セキュリティソフトやファイアウォールがDDE通信をブロックしている場合、エラーが発生することがあります。セキュリティソフトの設定を確認し、AcrobatのDDE通信を許可するように設定してください。

その他Adobe Acrobatに関する記事

その他Adobe Acrobatに関する記事はこちらです。ぜひご覧ください。

最後までご覧いただきありがとうございました。
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