この記事では、Windows11に公式の「ChatGPTアプリ」をダウンロード・インストールする方法を、初心者にも分かりやすく解説します。
「ブラウザのタブの中からChatGPTを探すのが面倒…」「もっとサクッと使える公式アプリはないの?」
情報システム担当の私にも、日々こうしたご相談が寄せられます。
そんな悩みを解決するのが、本記事で導入手順を紹介するWindows版の公式ChatGPTアプリです。ショートカットキーを設定することでいつでも一瞬で呼び出せるため、作業効率が格段に向上します。
この記事では、導入前のPCスペック確認から、具体的なインストール手順、便利な初期設定まで、一つひとつ丁寧に解説していきます。
Windows版ChatGPTをインストールする前に確認したいこと
Windows版ChatGPTをインストールする前に、PCのスペック(性能)が適合しているか確認してください。
OpenAI社の公式発表では、動作に必要なシステム要件は「Windows10 バージョン17763.0以降」と、非常にシンプルな記載になっています。
しかし、これはあくまで「動作する」という最低ラインです。
実際に画像や動画を作成したり、ストレスなく快適に利用するには、もう少し余裕のあるスペックが推奨されます。
以下に、私が個人的に推奨するスペックをまとめました。
要件 | 最低スペック(軽めの利用) | 推奨スペック(快適な利用) |
---|---|---|
OS | Windows 10 最新版 | Windows 11 最新版 |
CPU | Intel Core i3 / Ryzen 3 以上 | Intel Core i5 / Ryzen 5 以上 |
メモリ | 8GB | 16GB |
ストレージ | SSD 256GB以上 | SSD 512GB以上 |
GPU | DirectX 12 対応 | NVIDIA GTX 1650 以上 |
特に、複数のWebブラウザのタブを開きながら作業する場合、メモリ(RAM)は8GBが実質的な最低ライン、16GB以上あると安心です。
また、アプリの起動速度や応答性のためにも、ストレージはHDDではなくSSDが必須と考えましょう。
Windows版ChatGPTをダウンロード・インストールする方法
それでは、実際にWindows版ChatGPTアプリをPCにインストールしていきましょう。
偽サイトなどから誤ってインストールするリスクがなく、アプリの更新も自動で行われるため、以下の手順で公式のMicrosoft Storeから導入するのが最も安全で確実です。
- Microsoft Storeの「ChatGPTアプリ」にアクセスし、「Microsoft Storeで見る」をクリック
- 「Microsoft Storeを開く」ボタンをクリック
- 「インストール」ボタンをクリック
- インストール完了後、「開く」ボタンをクリック
- 「ログイン」ボタンをクリックしてOpenAIアカウントでログイン
- ChatGPTアプリの起動を確認する
ここからは、Windows版ChatGPTをダウンロード・インストールする方法を、実際の画面を使いながらわかりやすく解説していきます。
Microsoft Storeの「ChatGPTアプリ」にアクセスし、「Microsoft Storeで見る」をクリックしてください。

「Microsoft Storeで見る」をクリックすると「Microsoft Storeを開きますか?」と確認メッセージが表示されます。
「Microsoft Storeを開く」ボタンをクリックしてください。

「Microsoft Storeを開く」ボタンをクリックすると、Microsoft Storeアプリが起動し、ChatGPTのページが表示されます。
その中にある「インストール」ボタンをクリックしてください。

「インストール」ボタンをクリックすると、ダウンロードとインストールが自動的に開始されますので、完了するまで待ちます。
インストールが完了すると、ボタンが「開く」に変わります。「開く」ボタンをクリックしてください。

ChatGPTアプリが起動したら、「ログイン」ボタンをクリックしてOpenAIアカウントでログインしてください。

以下のような画面が開けばインストールから起動までの一連の流れは完了です。

インストール後はタスクバーへのピン留めとショートカットキーの設定がオススメ
ChatGPTアプリは、インストール時にデスクトップへショートカットを自動作成しません。
そのため、デスクトップが散らかることはありませんが、素早く起動するためには一手間加えた設定が必要です。
ここでは、特におすすめの「タスクバーへのピン留め」と「ショートカットキーの設定」の2つを紹介します。
ChatGPTアプリをタスクバーにピン留めする方法
インストールしたChatGPTアプリをいつでもワンクリックで起動できるよう、タスクバーにピン留めしておくと非常に便利です。
タスクバーに表示されている「ChatGPT」のアイコンを右クリックし、表示されたメニューから「タスクバーにピン留めする」を選択すれば完了です。
これでChatGPTアプリがタスクバーに追加され、いつでも簡単に起動することができます。

ChatGPTアプリ起動用ショートカットを登録する方法
次に、アプリを一瞬で呼び出すためのショートカットキーを設定します。この設定で作業効率が劇的に向上します。
ChatGPTアプリを開き、右上のアカウントアイコンをクリックして、表示されたメニューから「設定」を選択してください。

「設定」をクリックすると、ChatGPTアプリの設定画面が表示されます。
その中にある「アプリ」をクリックしてください。

次に、「コンパニオン ウィンドウのホットキー」の右にかかれている「Alt+H」ボタンをクリックしてください。

「Alt+H」ボタンをクリックすると、そのボタンが「記録しています...」に変わります。
この状態で新しいショートカットキーを入力してください。

新しいショートカットキー(ここではAlt
+C
)を入力すると、そのキーが登録されます。

これで、今後はキーボードのAlt
+C
を押すと、ChatGPTアプリが起動します。

OpenAIアカウントは必須です
Windows版ChatGPTアプリを利用するにはOpenAIのアカウントが必須です。
とはいえ「新しいIDとパスワードを考える」手間は不要です。
普段使っている Google アカウント、Microsoft アカウント、Apple IDでそのままログインできます。
アカウントを作成・連携するメリット
- 履歴と設定を全デバイスで自動同期
PC・スマホ・Webブラウザ版の区別なく、直前の会話続きをどこでも開けます。 - プロンプト固定・GPTsの共有
よく使う指示(カスタム指示)や自作GPTsを一つのアカウントで一元管理できます。 - 課金プランをまとめて管理
Plus/Team/EnterpriseといったChatGPTの有料プランへの切り替えも同じIDで行えるため、請求が一本化されます。 - パスキー対応でパスワードレス運用
2025年春から生体認証対応のパスキーが利用可能になり、パスワード流出のリスクを大幅に低減できます。
おすすめのログイン方法
- Googleアカウントでログイン
最も普及率が高く、多くの人が普段から利用しているため、2段階認証の設定なども簡単です。 - Microsoftアカウントでログイン
Windows端末なら既にサインイン済みのケースが多く、その場合はクリック一つで済むため手続きが最短です。 - Apple IDでログイン
iCloudキーチェーンと連携し、MacやiPhoneのTouch ID / Face ID を使って高速で安全に認証できます。
どの方法にも共通する最大のメリットは「新しいパスワードを覚える必要がない」ことです。
パスワード管理の手間やセキュリティ事故のリスクを抑えられます。
Windows版ChatGPTアプリをダウンロード・インストールする方法に関するよくある質問と答え
Windows版ChatGPTアプリをダウンロード・インストールする方法に関するよくある質問と答えをまとめました。
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Windows11 Home 24H2
64 ビット オペレーティング システム
11th Gen Intel(R) Core(TM) i7-11375H @ 3.30GHz 3.30 GHz
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