Windows11の文字が鮮明に表示されない場合に試してほしい ClearTypeテキストチューナー

Windows11の文字が鮮明に表示されない場合に試してほしい ClearTypeテキストチューナー

こんな人にオススメの記事です

  • モニターに映されている文字が滲んでいるようでよく見えない人
  • モニターに映されている文字がぼやけているように見える人
  • モニターに映される文字をもっと鮮明にしたい人
  • ClearTypeテキストチューナーの起動方法がわからない人

Windows11にアップデートした後にパソコンの画面に表示される文字が鮮明に表示されず、若干ぼやけていたり、文字が揺れているように見えたりして見ずらくなっている場合があります。

Windows11にはこの状態を改善するためのClearTypeテキストチューナーという機能が標準で備わっています。

Windows標準機能なので安心安全です。
まだ使ったことのない人は是非使ってみてください。

この記事では、文字を見やすくしてくれるClearType(クリアタイプ)テキストチューナーの起動方法や使い方について詳しく解説していきます。

目次

ClearType(クリアタイプ)テキストチューナーとは

ClearType(クリアタイプ)テキストチューナーとは、WindowsXP以降に標準的に備わっているフォントスムージングテクノロジーです。
一番見やすいテキストサンプルを選んで進むことで、画面上のフォントを滑らかにしたり、文字を濃くしたりし、画面に表示される文字を読みやすくしてくれます

ClearType(クリアタイプ)テキストチューナーとは
ClearType(クリアタイプ)テキストチューナーとは

ClearType(クリアタイプ)テキストチューナーの使い方

ここからは、実際の画面も用いながらClearType(クリアタイプ)テキストチューナーの使い方を詳しく解説していきます。

STEP
ファイル名を指定して実行ウィンドウからClearType(クリアタイプ)テキストチューナーを開く

キーボードのWindowsRを押して、「ファイル名を指定して実行」ウィンドウを立ち上げてください。

その中にcttune.exeと入力してEnterを押してください。

「ファイル名を指定して実行」はコマンドを使用してアプリケーションの起動や、設定画面を簡単に開くことができる非常に便利な機能です。
「ファイル名を指定して実行」で使えるコマンドはこちらの「ファイル名を指定して実行で使えるコマンド一覧 - Windows11」で詳しく解説しているので、興味がある人は是非ご覧ください。

ClearType(クリアタイプ)テキストチューナーの使い方 Step1 ファイル名を指定して実行ウィンドウからClearType(クリアタイプ)テキストチューナーを開く
ClearType(クリアタイプ)テキストチューナーの使い方 Step1 ファイル名を指定して実行ウィンドウからClearType(クリアタイプ)テキストチューナーを開く
STEP
[ClearTypeを有効にする]にチェックを入れて[次へ]をクリック

Enterを押すと「ClearTypeテキストチューナー」と書かれたウィンドウが立ち上がります。

その中にある[ClearTypeを有効にする(C)]にチェックを入れて[次へ(N)]をクリックしてください。

ClearType(クリアタイプ)テキストチューナーを無効にしたい場合は、「ClearTypeを有効にする」のチェックを外して[次へ(N)]をクリックしてください。

ClearType(クリアタイプ)テキストチューナーの使い方 Step2 [ClearTypeを有効にする]にチェックを入れて[次へ]をクリック
ClearType(クリアタイプ)テキストチューナーの使い方 Step2 [ClearTypeを有効にする]にチェックを入れて[次へ]をクリック
STEP
[次へ(N)]をクリック

[次へ(N)]をクリックすると「Windowsでモニターがネイティブの解像度に設定されていることを確認しています…」と表示されます。

ここで再度[次へ(N)]をクリックしてください。

モニターを複数台接続している場合、どちらのモニターからClearTypeテキストチューナーを実行するか問われます。
ClearTypeテキストチューナーはモニター毎に実施する必要があるので、2台接続している場合は2回実施します。

ClearType(クリアタイプ)テキストチューナーの使い方 Step3 [次へ(N)]をクリック
ClearType(クリアタイプ)テキストチューナーの使い方 Step3 [次へ(N)]をクリック
STEP
最も読みやすいテキストサンプルを選択して[次へ(N)]をクリック

[次へ(N)]をクリックすると「最も読みやすいテキストサンプルをクリックしてください(1/5)」と表示されます。

ここから5回、自身が最も読みやすいテキストサンプルをクリックして[次へ(N)]をクリックしてください。

ClearType(クリアタイプ)テキストチューナーの使い方 Step4 最も読みやすいテキストサンプルを選択して[次へ(N)]をクリック
ClearType(クリアタイプ)テキストチューナーの使い方 Step4 最も読みやすいテキストサンプルを選択して[次へ(N)]をクリック
STEP
[完了]をクリックしてClearType(クリアタイプ)テキストチューナーを終了する

「モニターのテキスト調整が完了しました」と表示されればClearType(クリアタイプ)テキストチューナーにより文字の調整は終了です。

右下にある[完了(F)]をクリックしてClearType(クリアタイプ)テキストチューナーを終了してください。

ClearType(クリアタイプ)テキストチューナーの使い方 Step5 [完了]をクリックしてClearType(クリアタイプ)テキストチューナーを終了する
ClearType(クリアタイプ)テキストチューナーの使い方 Step5 [完了]をクリックしてClearType(クリアタイプ)テキストチューナーを終了する

ClearType(クリアタイプ)テキストチューナーの起動方法3選

ClearType(クリアタイプ)テキストチューナーは様々な方法で起動することができます。

最も自分にあった起動方法を見つけてみてください。

個人的にはファイル名を指定して実行ウィンドウからClearType(クリアタイプ)テキストチューナーを起動する方法がオススメです。

ファイル名を指定して実行ウィンドウからClearType(クリアタイプ)テキストチューナーを起動する

最も手早く簡単にClearType(クリアタイプ)テキストチューナーを起動することができる方法です。

STEP
ファイル名を指定して実行ウィンドウからClearType(クリアタイプ)テキストチューナーを開く

キーボードのWindowsRを押して、「ファイル名を指定して実行」ウィンドウを立ち上げてください。

その中にcttune.exeと入力してEnterを押してください。

ファイル名を指定して実行ウィンドウからClearType(クリアタイプ)テキストチューナーを起動する Step1 ファイル名を指定して実行ウィンドウからClearType(クリアタイプ)テキストチューナーを開く
ファイル名を指定して実行ウィンドウからClearType(クリアタイプ)テキストチューナーを起動する Step1 ファイル名を指定して実行ウィンドウからClearType(クリアタイプ)テキストチューナーを開く
STEP
ClearType(クリアタイプ)テキストチューナーが起動することを確認する

Enterを押すと「ClearTypeテキストチューナー」と書かれたウィンドウが立ち上がります。

これで問題なくClearType(クリアタイプ)テキストチューナーが起動することが出来ました。

ファイル名を指定して実行ウィンドウからClearType(クリアタイプ)テキストチューナーを起動する Step2 ClearType(クリアタイプ)テキストチューナーが起動することを確認する
ファイル名を指定して実行ウィンドウからClearType(クリアタイプ)テキストチューナーを起動する Step2 ClearType(クリアタイプ)テキストチューナーが起動することを確認する

コントロールパネルからClearType(クリアタイプ)テキストチューナーを起動する

この手順はマウス操作のみでClearType(クリアタイプ)テキストチューナーを起動することができ、手順は複雑ですが操作は最も簡単です。

STEP
スタートメニューにある[検索バー]をクリック

タスクバーにあるWindowsロゴをクリックしてください。(または、キーボードのWindowsを押してください。)

次に、上部にある検索バーをクリックしてください。

コントロールパネルからClearType(クリアタイプ)テキストチューナーを起動する Step1 スタートメニューにある[検索バー]をクリック
コントロールパネルからClearType(クリアタイプ)テキストチューナーを起動する Step1 スタートメニューにある[検索バー]をクリック
STEP
検索バーに[コントロール パネル]と入力し、[開く]をクリック

検索バーの中に[コントロール パネル]と入力すると、右側にコントロール パネルと表示されます。

そのすぐ下にある[開く]をクリックしてください。

「コントロール」と「パネル」の間に半角スペースが一つ必要です。

コントロールパネルからClearType(クリアタイプ)テキストチューナーを起動する Step2 検索バーに[コントロール パネル]と入力し、[開く]をクリック
コントロールパネルからClearType(クリアタイプ)テキストチューナーを起動する Step2 検索バーに[コントロール パネル]と入力し、[開く]をクリック
STEP
コントロールパネルの表示方法を[小さいアイコン(S)]に変更する

[開く]をクリックすると「コントロール パネル」と書かれたウィンドウが立ち上がります。

右側の「表示方法」(画像では[カテゴリ])をクリックしてください。

「表示方法」(画像では[カテゴリ])をクリックすると下に向かってメニューが展開されます。

その中にある[小さいアイコン(S)]をクリックしてください。

コントロールパネルからClearType(クリアタイプ)テキストチューナーを起動する Step3 コントロールパネルの表示方法を[小さいアイコン(S)]に変更する
コントロールパネルからClearType(クリアタイプ)テキストチューナーを起動する Step3 コントロールパネルの表示方法を[小さいアイコン(S)]に変更する
STEP
[フォント]をクリック

[小さいアイコン(S)]をクリックすると、コントロールパネルの表示が以下のように変化します。

その中にある[フォント]をクリックしてください。

コントロールパネルからClearType(クリアタイプ)テキストチューナーを起動する Step4 [フォント]をクリック
コントロールパネルからClearType(クリアタイプ)テキストチューナーを起動する Step4 [フォント]をクリック
STEP
[ClearTypeテキストの調整]をクリック

[フォント]をクリックすると「コンピューターにインストールされているフォントをプレビュー、削除、表示または非表示にします」と書かれたウィンドウに移動します。

左側にある[ClearTypeテキストの調整]をクリックしてください。

コントロールパネルからClearType(クリアタイプ)テキストチューナーを起動する Step5 [ClearTypeテキストの調整]をクリック
コントロールパネルからClearType(クリアタイプ)テキストチューナーを起動する Step5 [ClearTypeテキストの調整]をクリック
STEP
ClearType(クリアタイプ)テキストチューナーが起動することを確認する

[ClearTypeテキストの調整]をクリックすると「ClearTypeテキストチューナー」と書かれたウィンドウが立ち上がります。

これで問題なくClearType(クリアタイプ)テキストチューナーが起動することが出来ました。

コントロールパネルからClearType(クリアタイプ)テキストチューナーを起動する Step6 ClearType(クリアタイプ)テキストチューナーが起動することを確認する
コントロールパネルからClearType(クリアタイプ)テキストチューナーを起動する Step6 ClearType(クリアタイプ)テキストチューナーが起動することを確認する

エクスプローラーからClearType(クリアタイプ)テキストチューナーを起動する

次はエクスプローラーからClearType(クリアタイプ)テキストチューナーを起動する方法です。

ClearType(クリアタイプ)テキストチューナーはC:\Windows\System32の中に保存されているcttune.exeという名前のアプリケーションです。

STEP
キーボードのWindows+Eを押してエクスプローラーを立ち上げてる

キーボードのWindowsEを押してエクスプローラーを立ち上げてください。

エクスプローラーからClearType(クリアタイプ)テキストチューナーを起動する Step1 キーボードのWindows+Eを押してエクスプローラーを立ち上げてる
エクスプローラーからClearType(クリアタイプ)テキストチューナーを起動する Step1 キーボードのWindows+Eを押してエクスプローラーを立ち上げてる
STEP
エクスプローラーのアドレスバーに[C:\Windows\System32]と入力してEnter

キーボードのWindowsEを押すとエクスプローラーが立ち上がります。

エクスプローラーのアドレスバーに[C:\Windows\System32]と入力してEnterを押してください。

エクスプローラーをアクティブウィンドウ(前面にあり、操作できる状態のウィンドウ)にした状態でキーボードのCtrlLを押すと、簡単にエクスプローラーのアドレスバーを選択することができます。

エクスプローラーからClearType(クリアタイプ)テキストチューナーを起動する Step2 エクスプローラーのアドレスバーに[C:\Windows\System32]と入力してEnter
エクスプローラーからClearType(クリアタイプ)テキストチューナーを起動する Step2 エクスプローラーのアドレスバーに[C:\Windows\System32]と入力してEnter
STEP
フォルダー内にある[cttune.exe]をダブルクリック

Enterを押すとC:\Windows\System32が開きます。

その中にある[cttune.exe]をダブルクリックしてClearType(クリアタイプ)テキストチューナーを起動してください。

エクスプローラーからClearType(クリアタイプ)テキストチューナーを起動する Step3 フォルダー内にある[cttune.exe]をダブルクリック
エクスプローラーからClearType(クリアタイプ)テキストチューナーを起動する Step3 フォルダー内にある[cttune.exe]をダブルクリック
STEP
ClearType(クリアタイプ)テキストチューナーが起動することを確認する

[ClearTypeテキストの調整]をクリックすると「ClearTypeテキストチューナー」と書かれたウィンドウが立ち上がります。

これで問題なくClearType(クリアタイプ)テキストチューナーが起動することが出来ました。

エクスプローラーからClearType(クリアタイプ)テキストチューナーを起動する Step4 ClearType(クリアタイプ)テキストチューナーが起動することを確認する
エクスプローラーからClearType(クリアタイプ)テキストチューナーを起動する Step4 ClearType(クリアタイプ)テキストチューナーが起動することを確認する

ClearType(クリアタイプ)テキストチューナーで調整しても文字の縁がギザギザしていると感じる場合

ClearTypeテキストチューナーで文字の調整をしてもパソコンに表示される文字の縁がギザギザしていると感じる場合は、Windowsの視覚効果の設定を見直してみてください。

Windowsの視覚効果には「スクリーンフォントの縁を滑らかにする」という機能があり、それが無効になっていると文字がギザギザして見える場合があります。

スクリーンフォントの縁が滑らかな場合と、滑かではない場合の比較
スクリーンフォントの縁が滑らかな場合と、滑かではない場合の比較

スクリーンフォントの縁を滑らかにする方法は、こちらの「視覚効果の一部は有効にしておく方が便利」で詳しく解説しているのでぜひご覧ください。

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文字が小さすぎて画面が見づらい場合

画面に表示される文字が小さすぎて見えづらい場合は、文字の大きさを変更してみてください。
以下のページでWindows11の文字やアプリの表示サイズを大きくする方法を解説していますので是非ご覧ください。

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よくある質問

ClearType(クリアタイプ)テキストチューナーで調整したら文字が見やすくなりますか?

なります。私の場合チラついているような症状がかなり改善されて見やすくなりました。

Windows10にもClearType(クリアタイプ)テキストチューナーはありますか?

あります。WindowsXP以降に搭載されている機能です。

ClearType(クリアタイプ)テキストチューナーをダウンロードすることはできますか?

ClearType(クリアタイプ)テキストチューナーだけを個別にダウンロードする方法はありません。

Microsoft EdgeやGoogle Chromeなどの表示もClearType(クリアタイプ)テキストチューナーで調整したら見やすくなりますか?

なります。Windows上で表示されている文字のほとんどが見やすくなります。

ClearType(クリアタイプ)テキストチューナーで調整してもMicrosoft Edgeの文字だけが見やすくなりません。

Microsoft Edgeの試験段階の機能(edge://flags/)でedge-enhance-text-contrastが無効になってしまっているかもしれません。
マイクロソフトエッジの試験段階の機能をリセット(初期化)」を参考にMicrosoft Edgeの試験段階の機能をリセットしてみてください。

その他Windows11に関する記事

その他Windows11に関する記事はこちらです。ぜひご覧ください。

最後までご覧いただきありがとうございました。
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実行環境
Windows11 Home 24H2
64 ビット オペレーティング システム
11th Gen Intel(R) Core(TM) i7-11375H @ 3.30GHz 3.30 GHz
16.0 GB RAM
Microsoft 365

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