Microsoft Edgeの効率モードを徹底解説!バッテリー寿命を延ばし、パフォーマンスを最適化する方法

Microsoft Edgeの効率モードを徹底解説!バッテリー寿命を延ばし、パフォーマンスを最適化する方法

こんな人にオススメの記事です

  • バッテリーの寿命を延ばしたい人
  • Microsoft Edgeを快適に使用したい人
  • ノートパソコンを使っている人
  • パソコンを快適に使用したい人

Microsoft Edgeの効率モードをご存知ですか?
この機能を使えば、バッテリーの消費を抑えながら、ブラウザーの動作を快適に保つことができます。

特にノートPCをバッテリー駆動で使用している場合や、複数のタブを開いたまま作業を続ける場合に大活躍します。

この記事では、効率モードの設定方法や使うべきシチュエーション、注意点について詳しく解説していきます。ぜひ最後までご覧ください!

目次

Microsoft Edgeの効率モードとは?設定方法とメリット

Microsoft Edgeの効率モードは、ブラウザーのパフォーマンスを最適化し、特にバッテリー駆動時の消費電力を抑えるための機能です。
非アクティブなタブをスリープ状態にすることで、リソース消費を抑え、アクティブなタブや他のアプリケーションの動作がスムーズになります。バッテリー寿命が延びるだけでなく、パフォーマンスも向上し、快適なブラウザ操作が可能になります。

効率モードを有効にする方法

Microsoft Edgeの効率モードはデフォルトでは有効になっていないため、以下の手順で設定を有効にする必要があります。

STEP
Microsoft Edgeを起動し、[…]→[設定]をクリック

Microsoft Edgeを起動し、右上にある[…](三点リーダー)をクリックしてください。

[…](三点リーダー)などの、よく見かけるけど読み方のわからない記号はこちらで色々ご紹介しています。興味があれば是非見てみてください。

[…](三点リーダー)をクリックすると、下に向かってメニューが展開されます。

その中にある[設定]をクリックしてください。

効率モードを有効にする方法
効率モードを有効にする方法
STEP
[システムとパフォーマンス]をクリック

[設定]をクリックすると、「設定」と大きく書かれたMicrosoft Edgeの設定画面が開きます。

左側のメニューにある[システムとパフォーマンス]をクリックしてください。

効率モードを有効にする方法
効率モードを有効にする方法
STEP
「効率モード」を有効(オン)に

[システムとパフォーマンス]をクリックすると、「パフォーマンスの最適化」と大きく書かれた画面に移動します。

この画面はMicrosoft Edgeのアドレスバーにedge://settings/systemと入力してEnterを押すことで直接開くことができます。

その中にある「効率モード」を有効(オン)にしてください。

これでMicrosoft Edgeの効率モードが有効になりました。

効率モードを有効にする方法
効率モードを有効にする方法

効率モードを使用するメリット

Microsoft Edgeの効率モードを使用することで、いくつかの重要なメリットがあります。以下に主なメリットをまとめました。

バッテリー寿命の延長

効率モードを有効にすると、非アクティブなタブが自動的にスリープ状態になります。これにより、CPUやメモリのリソース使用を抑え、バッテリーの消費を最小限にします。特にノートPCを長時間バッテリー駆動で使用する際に、この機能は大いに役立ちます。

パフォーマンスの最適化

効率モードは、アクティブなタブや他のアプリケーションがスムーズに動作するようにリソースを最適化します。
これにより、システムのパフォーマンスが向上し、タブ間の切り替えがスムーズになり、快適なブラウジング体験を提供します。

カスタマイズ可能な設定

効率モードには「バランスの取れた節約」と「最大の節約」という2つの設定があります。
ユーザーの利用シーンに応じて、これらの設定を使い分けることができます。
「バランスの取れた節約」は日常使用に最適で、パフォーマンスを維持しつつバッテリーを節約します。
一方、「最大の節約」は、バッテリーの持ちを最優先に考えた設定です。

Microsoft Edgeの効率モードの設定解説

効率モードを正しく設定することで、バッテリー消費を抑え、パフォーマンスを最適化できます。
ここでは、効率モードの各設定項目を詳しく解説します。

バランスの取れた節約と最大の節約

効率モードの設定には、「バランスの取れた節約」と「最大の節約」という2つのオプションがあります。

  • バランスの取れた節約
    この設定では、バッテリー寿命を適度に延ばしつつ、パフォーマンスを犠牲にせずに作業が行えます。
    特に、頻繁にタブを切り替えるユーザーや、軽い作業を中心に行う場合に最適です。
  • 最大の節約
    バッテリー寿命を最大限に延ばしたい場合には、この設定が有効です。
    非アクティブなタブを積極的にスリープさせ、可能な限りリソースを削減します。
    外出先での長時間作業や、充電器が使用できない状況での作業に適しています。

電源接続時に効率モードをオンにする

通常、電源に接続している場合は、パフォーマンス優先で効率モードをオフにすることが推奨されます。
しかし、電力消費を抑えたい場合や、デバイスを長時間動作させたい場合には、電源接続時でも効率モードをオンにすることができます。

ゲーム中のパフォーマンス向上

効率モードは、ゲームプレイ中にも効果を発揮します。「PCゲームのパフォーマンス向上」設定をオンにすることで、ゲームに必要なリソースを最適化し、PCのパフォーマンスを向上させます。
ゲームプレイ中に効率モードを活用することで、パフォーマンスとバッテリー消費のバランスを保ちながら快適なゲームをプレイすることが可能です。

スリープタブでリソースを保存

効率モードは、非アクティブなタブを自動的にスリープ状態にすることでリソースを節約します。
多くのタブを開いた状態でも、この機能をオンにしておくと、パソコン全体のパフォーマンスを維持したまま効率的に作業が進められます。

スリープまでのカウントダウン

効率モードでは、非アクティブなタブがスリープ状態になるまでの時間をユーザーが設定できます。
デフォルト設定では1時間ですが、30秒から12時間までの間で自由に調整可能です。
頻繁にタブを切り替える場合は長めに、バッテリー消費を抑えたい場合は短めに設定することで、効率よくリソースを管理できます。

スリープ対象外のサイトの設定

リアルタイムで更新が必要なサイトやチャット、ストリーミングなど、スリープ状態にしたくないサイトを指定して「スリープ対象外」にすることが可能です。
この設定により、重要なサイトは効率モード中でもアクティブな状態を保つことができ、ブラウジング体験を損なわずにリソース管理ができます。

効率モードを使うべきシチュエーション

効率モードは、バッテリーを節約したい状況や、リソースの最適化が求められる場合特に有効です。
次のような場合に効率モードを活用するのがおすすめです。

  • ノートPCをバッテリー駆動で使用している場合
    バッテリー駆動で長時間の作業を行う場合、効率モードをオンにすることでバッテリー寿命を延ばすことができます。
  • 複数のタブを開いて作業している場合
    非アクティブなタブが増え、システムリソースを無駄に消費してしまう場合に、効率モードはバックグラウンドのタブを自動でスリープさせ、リソースを最適化します。
  • システムリソースが限られている場合
    低スペックのPCや、他のアプリケーションでメモリやCPUを多く使用している場合、効率モードを使ってリソースを効率的に管理し、アクティブな作業のパフォーマンスを向上させます。

効率モードを使うべきでないシチュエーション

効率モードがすべてのシチュエーションで適しているわけではありません。
以下のような場合は、効率モードをオフにすることが推奨されます。

  • リアルタイムで更新されるサイトを使用している場合
    チャットやストリーミングなど、リアルタイムで情報が更新されるサイトでは、効率モードをオンにしているとスリープ状態で更新が止まってしまうことがあります。
    こうしたサイトは、スリープ対象外に設定するか、効率モードをオフにしておくと良いでしょう。
  • 頻繁にタブを切り替える場合
    タブを頻繁に切り替える作業を行っている場合、スリープ状態から復帰する際にわずかな時間がかかることがあります。
    このような場合は、効率モードをオフにしてスムーズな作業を優先することをおすすめします。
  • 高性能なPCを使用している場合
    高性能なPCを使っている場合、効率モードを使用しなくても十分なパフォーマンスを発揮できるため、効率モードをオフにしてリソースをフル活用する方が良いでしょう。

Microsoft Edgeの効率モードを有効にできない場合の対処法

Microsoft Edgeの効率モードを有効にできない場合、以下の手順を上から順番に試してみてください。

Microsoft Edgeを最新バージョンにアップデートする

まずはMicrosoft Edgeを最新の状態にアップデートしてください。

Microsoft Edgeを起動し、アドレスバーにedge://settings/helpと入力してEnterを押してください。

バージョン情報が書かれた画面が開き、自動的にアップデートが開始されます。以下のように「Microsoft Edgeは最新です。」と表示されれば成功です。

詳しい操作方法はMicrosoft Edgeのバージョンを確認する方法と最新版へのアップデート方法をご覧ください。

Microsoft Edgeを最新バージョンにアップデートする

Windowsアップデートでパソコンを最新の状態にする

次に、手動でWindowsアップデートを実行し、使っているパソコンのOSを最新の状態にしてください。

Windowsアップデートを手動で実行するには以下の手順で行います。

  1. キーボードのWindowsRを押し、ファイル名を指定して実行ウィンドウを立ち上げる。
  2. その中にms-settings:windowsupdateと入力して[OK]をクリック

これでWindowsアップデートの画面が開かれ、自動的にアップデートが開始します。

詳しい操作方法はWindows11でWindowsアップデートを手動で実行する方法を徹底解説をご覧ください。

PCの電源モードを確認する

PCの電源モードが「最適なパフォーマンス」に設定されていると、Microsoft Edgeの効率モードが正しく機能しないことがあります。
以下の手順で電源モードを「トップクラスの電源効率」または「バランス」に変更してみてください。

STEP
Windowsのホーム画面を開く

キーボードのWindowsを押して(タスクバーにあるWindowsロゴをクリックして)ください。

キーボードのWindowsを押すと上に向かってメニューが展開されます。

その中にある歯車のアイコンの[設定]をクリックしてください。

PCの電源モードを確認する
PCの電源モードを確認する
STEP
[システム]をクリック

[設定]をクリックすると、「ホーム」と大きく書かれたWindowsの設定画面が開きます。

キーボードのWindowsIを押すことでもWindowsの設定画面を開くことができます

左側にある[システム]をクリックしてください。

PCの電源モードを確認する
PCの電源モードを確認する
STEP
[電源とバッテリー]をクリック

[システム]をクリックすると「システム」と大きく書かれたWindowsの設定画面に移動します。

その中にある[電源とバッテリー]をクリックしてください。

PCの電源モードを確認する
PCの電源モードを確認する
STEP
電源モードを「トップクラスの電源効率」または「バランス」に変更

[電源とバッテリー]をクリックすると「システム > 電源とバッテリー」と書かれた画面に移動します。

その中にある電源モードを「トップクラスの電源効率」または「バランス」に変更してください。

PCの電源モードを確認する
PCの電源モードを確認する

拡張機能を無効にする

一部の拡張機能やアドオンが、効率モードの動作に干渉している可能性があります。

Microsoft Edgeの拡張機能を一時的に無効にして、効率モードが正常に動作するか確認してください。

問題が解決した場合は、干渉している拡張機能を特定し、その拡張機能をMicrosoft Edgeから削除することを検討してください。

Microsoft Edgeをリセットする

ここまで試してもMicrosoft Edgeの効率化モードが有効できない場合、Microsoft Edge自体に問題が発生している可能性が高いです。

Microsoft Edgeをリセットし、初期状態に戻してください。

Microsoft Edgeを修復インストールする

Microsoft Edgeをリセットしても改善しない場合は、最終手段としてMicrosoft Edgeを修復インストールしてください。

マイクロソフトエッジを修復インストールするには、ブラウザーが閉じていることおよび パソコンの管理者権限を持っている必要があります。
また、パソコンに複数のユーザーがログインしている場合、すべてのユーザーが Microsoft Edgeを閉じている必要があります。
そしてパソコンがインターネットに接続されている環境も必要です。

Microsoft Edgeの効率モードに関するよくある質問とその答え

効率モードとは何ですか?

効率モードは、Microsoft Edgeがリソースの使用を最適化し、特にバッテリー駆動時にパフォーマンスを向上させるための機能です。

効率モードをオンにする方法は?

Edgeの「設定」→「システムとパフォーマンス」で、効率モードをオンにできます。

効率モードの「バランスの取れた節約」と「最大の節約」の違いは?

「バランスの取れた節約」はパフォーマンスを維持しつつバッテリーを節約し、「最大の節約」はバッテリー寿命を優先してリソース消費を最小限に抑えます。

効率モードはデスクトップPCでも使えますか?

はい、デスクトップPCでも効率モードは有効です。特に電力消費を抑えるのに役立ちます。

スリープタブとは何ですか?

スリープタブは、非アクティブなタブが一定時間経過後にリソースを解放してスリープ状態になる機能です。

スリープ状態になるまでの時間は調整できますか?

はい、デフォルトでは1時間後ですが、30秒から12時間まで任意に調整可能です。

効率モードは常にオンにすべきですか?

バッテリー節約が必要な場合はオンにすべきですが、パフォーマンス重視の作業時はオフにすることをおすすめします

効率モードはMicrosoft Edgeのどのバージョンから搭載されていますか?

Microsoft Edgeの効率モードは、2022年1月に公開されたバージョン98から搭載されています。

効率モードを使うとウェブページの読み込み速度は遅くなりますか?

スリープ状態のタブを再開する際に多少の遅れを感じることがありますが、基本的にはページの読み込み速度には影響しません。

効率モードを有効にすると、バッテリー駆動時間の延長などを体感できますか?

実際にどの程度効果があるかは、使用状況やデバイスの性能によりますが、駆動時間の延長を実感できます。。

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