【Excel】破損したファイルを修復する方法

【Excel】破損したファイルを修復する方法

こんな人にオススメの記事です

  • Excelのファイルがアプリの強制終了などで破損してしまった場合

Excelで日々の業務をこなしていると、「ファイルが開かない」「保存したはずのデータが消えてしまった」など、思いもよらないトラブルに見舞われることがありませんか。

大切な情報を扱うアプリケーションだからこそ、ファイル破損は見過ごせない問題です。

この記事では、Excelの基本機能を使って破損したファイルを修復する方法を実際の画面を使いながらわかりやすく解説しています。

目次

Excelの基本機能を使って破損したファイルを修復する方法

Microsoft Excelでブックを開いた際に破損が見つかると、通常は「ファイルの回復モード」で自動修復が試みられます

ただし、回復モードが起動しない場合や修復がうまくいかない場合もあるため、次の手動手順を実行してブックの回復を試してみてください。

  1. Excelを起動して「開く」をクリック
  2. 「参照」をクリック
  3. 修復したいExcelファイルを選択
  4. 「開く(O)」ボタンの右側にある「▼」→「開いて修復する(E)」をクリック
  5. 「修復(R)」をクリック
  6. 修復が完了したら「閉じる(C)」をクリックしてウィンドウを閉じる

こうした方法を知っておくと、万が一ブックが開けなくなったときでも、慌てずに対処しやすくなります。

ここからは、Excelの基本機能を使って破損したファイルを修復する方法を、実際の画面を使いながらわかりやすく解説していきます。

STEP
Excelを起動して「開く」をクリック

Excelを起動し、ホーム画面左側にある「開く」をクリックしてください。

Excel起動時にホーム画面を開かない設定になっている場合は、Excelを起動して「ファイル」タブをクリックしてください。

Excelの基本機能を使って破損したファイルを修復する方法 Step1 Excelを起動して「開く」をクリック
Excelの基本機能を使って破損したファイルを修復する方法 Step1 Excelを起動して「開く」をクリック
STEP
「参照」をクリック

次に、「参照」をクリックしてください。

Excelの基本機能を使って破損したファイルを修復する方法 Step2 「参照」をクリック
Excelの基本機能を使って破損したファイルを修復する方法 Step2 「参照」をクリック
STEP
修復したいExcelファイルを選択し、「開く(O)」ボタンの右側にある「▼」→「開いて修復する(E)」をクリック

「参照」をクリックすると、ファイルを選択する画面が表示されます。

修復したいExcelファイルを選択し、「開く(O)」の右にある「▼」をクリックしてください。

最後に「開いて修復する(E)」をクリックしてください。

Excelの基本機能を使って破損したファイルを修復する方法 Step3 修復したいExcelファイルを選択し、「開く(O)」ボタンの右側にある「▼」→「開いて修復する(E)」をクリック
Excelの基本機能を使って破損したファイルを修復する方法 Step3 修復したいExcelファイルを選択し、「開く(O)」ボタンの右側にある「▼」→「開いて修復する(E)」をクリック
STEP
「修復(R)」をクリック

「開いて修復する(E)」をクリックすると、Excelの修復機能が起動します。

その中にある「修復(R)」をクリックしてください。

Excelの基本機能を使って破損したファイルを修復する方法 Step4 「修復(R)」をクリック
Excelの基本機能を使って破損したファイルを修復する方法 Step4 「修復(R)」をクリック
STEP
「閉じる(C)」をクリックしてウィンドウを閉じる

「修復(R)」をクリックすると、破損したExcelファイルの自動修復が始まります。

修復結果が表示されたら、「閉じる(C)」をクリックしてウィンドウを閉じてください。

これで破損したExcelファイルの修復は完了です。

Excelの基本機能を使って破損したファイルを修復する方法 Step5 「閉じる(C)」をクリックしてウィンドウを閉じる
Excelの基本機能を使って破損したファイルを修復する方法 Step5 「閉じる(C)」をクリックしてウィンドウを閉じる

Excelファイルが破損する原因と症状

Excelファイルは業務のさまざまな場面で使われるため、破損すると厄介です。

一度ファイルが壊れてしまうと、中身を開けないばかりか、貴重なデータが消失する可能性もあります。

そこでまずは、ファイルの破損原因と具体的な症状を正しく把握し、万が一のときに落ち着いて対処できるようにしておきましょう。

Excelファイルが破損する主な原因

  • バージョンや設定の不具合
    Excelのバージョンが古かったり、Windows Updateが未適用のままだと、保存や読み込み時にエラーが発生しやすくなります。
  • ファイル形式の相違
    「.xls」を新しいバージョンで開く、あるいは「.xlsx」を旧バージョンで扱う場合、互換性の問題でファイルが正しく読み込まれないことがあります。
  • 不安定な保存環境
    USBメモリやネットワークドライブなど、不安定な保存先を使用していると、通信エラーや抜き差しのタイミングによってファイルが壊れやすくなります。
  • ウイルスやハードウェアトラブル
    ウイルス感染やディスクの物理的故障によるデータ破損など、外部からの要因でファイルが影響を受けるケースも少なくありません。

破損したExcelファイルでよく見られる症状

  • 開こうとするとエラーが出る
    「ファイルが破損しています」などのメッセージが表示され、まったく開けなくなることがあります。
  • 文字化けや空白のシート
    保存していたはずのデータが文字化けし、意味不明な記号に置き換わってしまったり、シートが真っ白になったりする場合は破損が疑われます。
  • 一部データが消失している
    重要な行や列が抜け落ち、ファイルサイズが極端に小さくなるなど、データの欠損によってファイルが正常に機能しないこともあります。
  • 特定の操作でフリーズ
    一部のシートやセルを選択しただけでExcelがフリーズし、操作不能に陥るケースも破損と関係している可能性が高いです。

これらの症状が見られるときは、Excelが備えている「開いて修復する」機能や、バックアップファイルの利用などを早めに試してみてください。

あらかじめ原因や症状を理解しておけば、不意のトラブルにも落ち着いて対応できます。

Excelの基本機能を使って破損したファイルを修復する方法に関するよくある質問と答え

Excelの基本機能を使って破損したファイルを修復する方法に関するよくある質問と答えをまとめました。

なぜExcelファイルが破損するのでしょうか?

保存作業が途中で中断されると、ファイル情報が正しく書き込まれず破損しやすくなります。たとえば、編集中にパソコンの電源が落ちてしまう場合などが代表的な例です。Excel自体のバージョンが古い場合も、修正されていない不具合が原因でファイルが壊れることがあります。

破損したExcelファイルを開くとき、最初に試すと良い方法は何ですか?

Excelを立ち上げてファイルを選択し、「開く」ボタンの横にある▼をクリックして「開いて修復する」を選んでみてください。Excelが自動的に破損部分を探して修復を試みるため、元の状態に戻せる可能性があります。

「開いて修復する」が使えないときはどうすればいいですか?

Excelが最新バージョンになっていないと、修復機能が正しく動かない場合があります。まずはExcelを最新の状態に更新してから再度試し、回復モードが起動しないか確認してみましょう。それでも難しければ、Excelの修復インストールを試してみてください。

ファイルの回復モードとは何ですか?

Excelがファイルを読み込む際に破損を検知すると、自動で起動する修復機能です。

修復に時間がかかっている場合、そのまま待てばいいのでしょうか?

多少時間がかかることは珍しくありませんが、まったく進まない状態が長く続くなら一度キャンセルしてExcelを再起動し、同じ手順をやり直すのがよいです。破損がひどい大容量ファイルだと処理に時間を要する場合もあります。

「修復(R)」と「データ抽出」の役割はどのように異なりますか?

「修復(R)」はファイルの構造をできるだけ元どおりに戻す処理で、「データ抽出」は完全な修復が難しくても大切なデータを拾い出すための機能です。
修復に失敗したときの応急策として「データ抽出」を使うと、一部の情報だけでも取り出せる可能性があります。

Excelのバージョンを最新にしておくと、どうして破損のリスクが下がるのですか?

新しいバージョンでは過去に報告された不具合が修正されていることが多く、Excelの動作が安定しやすくなります。修復機能もアップデートで改善されるため、ファイル破損が起きにくくなります。

マクロ付きのExcelファイルも同じ手順で修復できますか?

基本的には「開いて修復する」で対応できますが、マクロが含まれているとファイル構造が複雑なので、正常に動作しない部分が出てくる可能性があります。修復後は必ずマクロが機能するかを確認してください。

ファイルの修復以外に解決策はありませんか?

複雑な関数でファイルが破損したと判断されている場合もあるので、Excelの自動計算をオフにしてみるのも一つの手段です。

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