【Windows11】DNSキャッシュをクリア(削除)する方法 - ipconfig /flushdns

この記事では、Windows11でDNSキャッシュをクリア(削除)する方法を解説します。

インターネット接続が不安定なときや特定のWebサイトにアクセスできないとき、DNSキャッシュをクリアすることで問題が解決する場合があります。操作は約30秒で完了します。

目次

Windows11でDNSキャッシュをクリア(削除)する方法

Windows11でDNSキャッシュをクリアする方法は以下の3つです。

最も簡単なのは「ファイル名を指定して実行」からipconfig /flushdnsコマンドを実行する方法です。

方法コマンド管理者権限成功メッセージ
ファイル名を指定して実行ipconfig /flushdns不要表示なし(一瞬で閉じる)
PowerShellClear-DnsClientCache不要表示なし
コマンドプロンプトipconfig /flushdns不要「正常にフラッシュされました」
Windows11でDNSキャッシュをクリア(削除)する方法まとめ

「ファイル名を指定して実行」からDNSキャッシュをクリアする(おすすめ)

最も簡単なDNSキャッシュのクリア方法は、「ファイル名を指定して実行」からipconfig /flushdnsコマンドを実行する方法です。

この方法はコマンドプロンプトを開く必要がなく、約30秒で完了します。

  1. Windowsキー + Rを押す
  2. 「名前」の欄にipconfig /flushdnsと入力して「OK」をクリック
  3. 黒い画面が一瞬表示されて自動的に閉じれば完了
ファイル名を指定して実行ダイアログにipconfig /flushdnsと入力してOKをクリックする画面
Windows + Rを押し、「ipconfig /flushdns」と入力して「OK」をクリックします。

スペースや「/」(スラッシュ)の入力ミスに注意してください。正確には「ipconfig」(スペース)「/flushdns」です。

「OK」をクリックすると、黒いコマンドプロンプト画面が一瞬表示され、すぐに自動的に閉じます。これでDNSキャッシュのクリアが完了しました。

画面が一瞬で閉じるため成功メッセージを確認できませんが、エラーが表示されなければ正常に完了しています。成功メッセージを確認したい場合は、次の「コマンドでDNSキャッシュをクリアする」方法をお試しください。

コマンドでDNSキャッシュをクリアする

PowerShellやコマンドプロンプトから直接コマンドを実行してDNSキャッシュをクリアすることもできます。

以下のいずれかの方法で実行してください。

PowerShellもコマンドプロンプトも管理者権限は不要です。

  • PowerShellから実行: PowerShellを起動し、Clear-DnsClientCacheと入力してEnterを押す
  • コマンドプロンプトから実行: コマンドプロンプトを起動し、ipconfig /flushdnsと入力してEnterを押す

PowerShellでは成功時にメッセージは表示されません。コマンドプロンプトでは「DNSリゾルバーキャッシュは正常にフラッシュされました。」と表示されれば完了です。

コマンドプロンプトでipconfig /flushdnsを実行してDNSリゾルバーキャッシュは正常にフラッシュされましたと表示された画面
コマンドプロンプトで実行すると、「DNSリゾルバーキャッシュは正常にフラッシュされました。」と表示されます。

PowerShellでもipconfig /flushdnsは使用できますが、PowerShell専用のClear-DnsClientCacheコマンドレットの使用が推奨されています。

DNSキャッシュをクリア(削除)できない場合の対処法

ipconfig /flushdnsコマンドを実行しても「DNSリゾルバーキャッシュは正常にフラッシュされました。」以外のメッセージが表示されたり、コマンドは成功してもインターネット接続が改善しない場合は以下の対処法を順番に試してください。

PCを再起動する

DNSキャッシュのクリアができない場合、DNS Clientサービスが一時的に停止している可能性があります。

PCを再起動することで、DNS Clientサービスが自動的に起動し、ネットワーク関連の設定もリセットされます。

DNS Clientサービスとは

DNS ClientサービスとはWindowsでDNSキャッシュを管理するバックグラウンドサービスです。このサービスが停止していると、ipconfig /flushdnsコマンドが正しく動作しません。

再起動後、再度ipconfig /flushdnsコマンドを実行して、DNSキャッシュをクリアしてください。

再起動してもDNSキャッシュのクリアができない場合や、インターネット接続が改善しない場合は、次の「システム修復コマンド(SFC/DISM)を実行する」をお試しください。

システム修復コマンド(SFC/DISM)を実行する

PC再起動後もDNSキャッシュのクリアができない場合、Windowsのシステムファイルが部分的に破損している可能性があります。

以下の手順でシステムファイルチェッカー(SFC)とDISMツールを実行して、Windowsシステムを修復してください。

  1. コマンドプロンプトを管理者として起動する
  2. sfc /scannowと入力してEnterを押す
  3. スキャンが完了するまで待つ(10~30分程度)
  4. DISM /Online /Cleanup-Image /RestoreHealthと入力してEnterを押す
  5. 修復完了後、Windowsを再起動する

詳しい手順は「【Windows11】システムファイルをチェック・修復する方法(SFC/DISM)」で画像付きで解説しています。スキャンには時間がかかるため、時間に余裕があるときに実行してください。

DNSキャッシュをクリアしてもインターネット接続に問題がある場合

DNSキャッシュのクリアに成功しても、インターネット接続が改善しない場合は、DNS以外のネットワーク設定に問題がある可能性があります。以下の対処法を順番に試してください。

プロキシ設定を確認・無効化する

DNSキャッシュをクリアしてもインターネット接続が改善しない場合、プロキシサーバーの設定が原因の可能性があります。

特に企業や学校のネットワークで使用していたPCを自宅に持ち帰った場合や、VPNを使用していた環境では、プロキシ設定が残っていることがあります。

プロキシ設定を確認・無効化する手順は以下の通りです。

  1. Windowsキー + Iで設定を開く
  2. 「ネットワークとインターネット」をクリック
  3. 「プロキシ」をクリック
  4. 「プロキシ サーバーを使う」がオンになっている場合はオフにする
  5. 「設定を自動的に検出する」もオフにする

詳しい手順は「【Windows11】プロキシの自動検出設定を無効化する方法」をご覧ください。

企業ネットワークでプロキシ設定が必要な環境では、この操作をすると社内サイトにアクセスできなくなります。設定を変更する前に、IT部門に確認してください。

プロキシ設定を無効化しても接続が改善しない場合は、次の「ネットワーク設定をリセットする」をお試しください。

ネットワーク設定をリセットする

プロキシ設定を無効化しても接続が改善しない場合、ネットワーク設定全体をリセットすることで問題が解決する可能性があります。

ネットワーク設定をリセットすると、すべてのネットワーク設定が初期化されます。Wi-Fiパスワードの再入力やVPN設定のやり直しが必要になります。

ネットワーク設定をリセットする手順は以下の通りです。

  1. Windowsキー」→「設定」→「ネットワークとインターネット」をクリック
  2. 「ネットワークの詳細設定」をクリック
  3. 「ネットワークのリセット」をクリック
  4. 「今すぐリセット」をクリック
  5. 確認画面で「はい」をクリック
  6. PCが自動的に再起動される
  7. 再起動後、Wi-Fiやネットワーク設定を再度行う
  8. プロキシの自動検出設定をオフにする

詳しい手順は「パソコンのインターネット接続が不安定なときに試してほしいネットワークのリセット方法」をご覧ください。

DNSサーバの設定を変更する

ネットワーク設定をリセットしてもインターネット接続が改善しない場合、使用しているDNSサーバー自体に問題がある可能性があります。

インターネットサービスプロバイダーが提供するDNSサーバーが不安定な場合、Google Public DNSCloudflare DNSなどの公開DNSサーバーに変更することで接続が改善することがあります。

DNSサーバー設定を変更する手順は以下の通りです。

  1. Windowsキー + Iで設定を開く
  2. 「ネットワークとインターネット」をクリック
  3. 使用中のネットワーク(Wi-Fiまたはイーサネット(有線LAN))をクリック
  4. 「DNS サーバーの割り当て」の「編集」をクリック
  5. 「手動」を選択し、IPv4をオンにする
  6. 優先DNSに「8.8.8.8」、代替DNSに「8.8.4.4」を入力(Google Public DNS)
  7. 「保存」をクリック

詳しい手順は「【Windows11】DNSサーバーの設定を変更する方法」をご覧ください。

DNS設定変更後、再度ipconfig /flushdnsコマンドを実行して、新しいDNSサーバーでキャッシュをクリアしてください。

代表的な公開DNSサーバー
  • Google Public DNS: 優先DNS 8.8.8.8 / 代替DNS 8.8.4.4
  • Cloudflare DNS: 優先DNS 1.1.1.1 / 代替DNS 1.0.0.1

※Cloudflareは最近通信障害が頻繁に発生しているため、安定性を重視する場合はGoogle Public DNSの使用をおすすめします。

DNSキャッシュの削除に関するよくある質問と答え

DNSキャッシュの削除に関するよくある質問と答えをまとめました。

DNSキャッシュとは何ですか?

DNSキャッシュとは、Webサイトのドメイン名とIPアドレスの対応関係を一時的に保存する仕組みです。

一度アクセスしたWebサイトの情報をWindowsが記憶しておくことで、次回アクセス時の表示速度を向上させます。

DNSキャッシュをクリア(削除)するとどうなる?

保存されていたドメイン名とIPアドレスの対応情報がすべて削除されます。次回Webサイトにアクセスする際は、DNSサーバーに問い合わせて最新の情報を取得します。

インターネット接続の不具合や特定サイトへのアクセス問題が解決する場合があります。

DNSキャッシュはどんなときにクリア(削除)するべき?

インターネット接続が不安定なとき、特定のWebサイトにアクセスできないとき、DNSサーバーの設定を変更した後、Webサイトの移転後に古いIPアドレスにアクセスしてしまうときなどに必要です。

Windows11でDNSキャッシュをクリアする最も簡単な方法は?

Windowsキー + Rを押して「ファイル名を指定して実行」を開き、「ipconfig /flushdns」と入力してOKをクリックする方法が最も簡単です。約30秒で完了します。

詳しくは「ファイル名を指定して実行からDNSキャッシュをクリアする(おすすめ)」をご覧ください。

ipconfig /flushdnsコマンドは管理者権限が必要ですか?

いいえ、必要ありません。通常のユーザー権限でDNSキャッシュをクリアできます。

PowerShellでDNSキャッシュをクリアするコマンドは?

PowerShellでは「Clear-DnsClientCache」コマンドを使用します。PowerShellを起動し、このコマンドを入力してEnterを押すとDNSキャッシュがクリアされます。「ipconfig /flushdns」も使用できますが、PowerShell専用コマンドの使用が推奨されています。

詳しくは「コマンドでDNSキャッシュをクリアする」をご覧ください。

コマンドプロンプトでDNSキャッシュをクリアする方法は?

コマンドプロンプトを起動し、「ipconfig /flushdns」と入力してEnterを押します。「DNSリゾルバーキャッシュは正常にフラッシュされました。」と表示されれば完了です。

詳しくは「コマンドでDNSキャッシュをクリアする」をご覧ください。

DNSキャッシュのクリアに失敗する原因は?

DNS Clientサービスが停止している、Windowsのシステムファイルが破損している、ネットワーク設定に問題があるなどの原因が考えられます。まずPCを再起動してから再度コマンドを実行してください。

詳しくは「DNSキャッシュをクリア(削除)できない場合の対処法」をご覧ください。

DNS Clientサービスとは何ですか?

WindowsでDNSキャッシュを管理するバックグラウンドサービスです。

このサービスが停止していると、ipconfig /flushdnsコマンドが正しく動作しません。通常はWindows起動時に自動的に開始されるため、PCを再起動することで復旧します。

DNSキャッシュのクリア後はPCの再起動が必要ですか?

いいえ、必要ありません。ipconfig /flushdnsコマンドを実行すると即座にDNSキャッシュがクリアされます。

ただし、DNSキャッシュのクリアに失敗する場合や、クリア後もインターネット接続が改善しない場合は、PCを再起動することで問題が解決する場合があります。

DNSキャッシュは自動的にクリアされますか?

はい、Windowsは一定時間経過後に自動的にDNSキャッシュをクリアします。

ただし、すぐに最新の情報を取得したい場合や、インターネット接続に問題がある場合は、手動でDNSキャッシュをクリア(削除)する必要があります。

DNSキャッシュをクリアするとブラウザの閲覧履歴も消えますか?

いいえ、消えません。

DNSキャッシュのクリアは、ドメイン名とIPアドレスの対応情報を削除するだけで、ブラウザのCookie、閲覧履歴、保存されたパスワードなどには影響しません。

特定のWebサイトだけ表示されない場合もDNSキャッシュをクリアすべき?

はい、効果的です。特定のWebサイトのIPアドレスが変更された場合、古いDNSキャッシュが残っていると接続できないことがあります。DNSキャッシュをクリアすることで最新のIPアドレスを取得し、問題が解決する場合があります。

DNSキャッシュをクリアしても安全ですか?

はい、安全です。DNSキャッシュのクリアは一時的に保存されている情報を削除するだけで、Windowsの設定やデータに影響を与えません。必要に応じて何度でも実行できます。

Windows11の時計がズレていてネットに繋がらなかったので直しました。DNSキャッシュのクリアは必要ですか?

はい、クリアをおすすめします。時刻のズレによってSSL証明書のエラーが発生していた場合、古いエラー情報がDNSキャッシュに残っている可能性があります。

時刻を修正した後にDNSキャッシュをクリアすることで、接続がスムーズになります。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。
記事の内容は独自検証に基づくものであり、MicrosoftやAdobeなど各ベンダーの公式見解ではありません。
環境によって結果が異なる場合がありますので、参考のうえご利用ください。

誤りのご指摘・追記のご要望・記事のご感想は、記事のコメント欄またはこちらのお問い合わせフォームからお寄せください。個人の方向けには、トラブルの切り分けや設定アドバイスも実施します。

※Microsoft、Windows、Adobe、Acrobat、Creative Cloud、Google Chromeほか記載の製品名・サービス名は各社の商標または登録商標です。

公式情報・関連資料と検証環境
公式情報・関連資料
実行環境詳細と検証日
  • OS:Windows 11 Home 25H2(64bit)
    ※本記事の手順は Windows11 Home / Pro / Enterpriseで共通です(ポリシーで制限された環境を除く)。
  • ハードウェア:Intel(R) Core(TM) Ultra 7 155H (1.40 GHz) / 32GB RAM
  • 最終検証日:2026年1月26日
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

情シスの自由帳管理人のアバター 情シスの自由帳管理人 情シスの自由帳管理人

社内SE歴15年以上。現在も社内のPC管理・ネットワーク・サーバー運用から、日常的なトラブル対応、プログラム開発まで幅広く従事しています。
「情シスの自由帳」では、パソコンが苦手な方や新人の社内SEの方、テレワーク中に困りごとがある方に向けて、実務経験に基づいた再現性の高い解説を心がけています。

【基本検証環境】
Windows 11 Home(64bit)/Intel(R) Core(TM) Ultra 7 155H(1.40GHz)/32GB RAM

コメント

コメントする

目次