こんな人にオススメの記事です
- 「まもなく再起動する時間です」と突然表示されて困っている人
- 大事な作業中に突然PCが再起動されて困っている人
Windowsアップデートには再起動を必要とするアップデートと、必要としないアップデートがあります。
再起動を必要とするアップデートが適用された場合、PCの最前面に「まもなく再起動する時間です(推定:◯分」と突然表示され、Enterを押してしまうとPCが再起動します。
大事な会議中などにパソコンが再起動をしてしまい、それが10分以上もかかる再起動(アップデート)なんてことになると困ります。
また、帰宅時にパソコンを起動していたはずなのに、翌朝に再起動されてデータが失われてしまうなんてことも起こり得ます。
この記事では、Windowsアップデート後であっても、大事な作業中にはPCが勝手に再起動しないようにする設定方法を詳しく解説していきます。
「利用可能になったらすぐに最新の更新プログラムを入手する」と「最新の状態にしてください」をオフにする
まずは「最新の状態にしてください」をオフにしていきます。
タスクバーにあるWindowsロゴをクリックして(キーボードのWindowsを押して)ください。
Windowsロゴをクリックすると上に向かってメニューが展開されます。
その中にある歯車アイコンの[設定]をクリックしてください。
[設定]をクリックすると「ホーム」と書かれたWindowsのホーム画面が表示されます。
その中の左側にある[Windows Update]をクリックしてください。
[Windows Update]をクリックすると「Windows Update」と大きく書かれた画面に移動します。
その中にある「利用可能になったらすぐに最新の更新プログラムを入手する」のトグル(スイッチ)をオフにしてください。
次に、Windows Updateウィンドウの中にある[詳細オプション]をクリックしてください。
[詳細オプション]をクリックすると「Windows Update > 詳細オプション」と大きく書かれた画面に移動します。
その中にある[最新の状態にしてください]をオフ(無効)にしてください。
これでアクティブ時間中は自動的に再起動されなくなります。
これらの設定を正しく反映するため、設定が終わり次第パソコンを再起動してください。
パソコンのアクティブ時間を手動で設定する
「最新の状態にしてください」をオフにしたら次はアクティブ時間を設定します。
アクティブ時間を設定することで、アクティブ時間中はWindowsアップデートによる再起動がされなくなります。
タスクバーにあるWindowsロゴをクリックして(キーボードのWindowsキーを押して)ください。
Windowsロゴをクリックすると上に向かってメニューが展開されます。
その中にある歯車アイコンの[設定]をクリックしてください。
[設定]をクリックすると「ホーム」と書かれたWindowsのホーム画面が表示されます。
その中の左側にある[Windows Update]をクリックしてください。
[Windows Update]をクリックすると「Windows Update」と大きく書かれた画面に移動します。
その中にある[詳細オプション]をクリックしてください。
[詳細オプション]をクリックすると「Windows Update > 詳細オプション」と大きく書かれた画面に移動します。
その中にある[アクティブ時間]をクリックしてください。
[アクティブ時間]をクリックすると下に向かってメニューが展開されます。
その中にある[自動的に確認する]をクリックして、[手動]を選択してください。
[手動]を選択すると、アクティブ時間の「開始時刻」と「終了時刻」が表示されます。
「開始時刻」と「終了時刻」を選択してアクティブ時間を設定してください。
自動Windows Updateを停止(無効に)する
最後に自動Windows Updateそのものを停止する方法をご紹介します。
セキュリティ上あまりオススメはできませんが、Windows Updateが自動的に開始されることを停止(無効に)することで、Updateによる突然の再起動も無くします。
キーボードのWindows+Rを押して、「ファイル名を指定して実行」ウィンドウを立ち上げてください。
「ファイル名を指定して実行」ウィンドウの中に[regedit]と入力して[OK]をクリックしてください。
[OK]をクリックすると「ユーザーアカウント制御」と書かれたウィンドウが立ち上がります。
[はい]をクリックしてください。
[はい]をクリックすると以下のようなレジストリエディターが立ち上がります。
レジストリエディター上部のアドレスバーのような部分に以下の文字を貼り付けてEnterを押してください。
コンピューター\HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Policies\Microsoft\Windows\WindowsUpdate\AU
Enterを押すと、Windows Updateの自動更新に関するレジストリフォルダが開かれます。
左側の空白箇所を右クリックして、[新規]→[DWORD(32)ビット値]の順番にクリックしてください。
次に、作成したDWORD(32)ビット値の名前をNoAutoUpdateに変更してください。
次にNoAutoUpdateをダブルクリックしてレジストリの詳細を開いてください。
NoAutoUpdateをダブルクリックすると「DWORD(32)ビット値の編集」と書かれたウィンドウが立ち上がります。
その中にある「値のデータ(V)」を0から1に変更してください。
変更したら右下にある[OK]をクリックしてください。
[OK]をクリックすると「DWORD(32)ビット値の編集」と書かれたウィンドウが閉じられ、レジストリエディターのウィンドウに戻ります。
以下の画像で赤枠で囲ったようなレジストリが追加されていることを確認してください。
名前 | 種類 | データ |
---|---|---|
NoAutoUpdate | REG_DWORD | 0x000000001(1) |
問題なく作成されていることを確認したら、パソコンを再起動してください。
これで以降は自動的にWindowsUpdateが実行されることはなくなります。
複数台のパソコンに対して、自動Windows Updateを停止(無効に)するレジストリを設定する方法
複数のパソコンの自動Windows Updateを停止(無効に)したい場合、それぞれのパソコンでレジストリ設定をするのは手間がかかります。
そこで、ここではレジストリファイルを使って自動Windows Updateを停止(無効に)する方法を詳しく解説していきます。
まずはメモ帳を立ち上げてください。
※メモ帳以外のテキストエディタでも問題ありません。
メモ帳を開いたら、自動Windows Updateを停止(無効に)するレジストリの内容を、以下からコピーしてメモ帳に貼り付けてください。
Windows Registry Editor Version 5.00
[HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Policies\Microsoft\Windows\WindowsUpdate\AU]
"NoAutoUpdate"=dword:00000001
レジストリの内容を貼り付けたら、メモ帳の左上にある[ファイル]をクリックしてください。
[ファイル]をクリックすると下に向かってメニューが展開されます。
展開されたメニューの中にある[名前を付けて保存]をクリックしてください。
[名前を付けて保存]をクリック以下のようなウィンドウが立ち上がります。
ファイルの種類(T)のプルダウンメニューの中から[すべてのファイル(*.*)]を選択してください。
次にファイル名を入力してください。(ここでは自動WindowsUpdate禁止.regとします。)
最後に右下にある[保存(S)]をクリックしてください。
次に、作成した.regファイル(ここでは自動WindowsUpdate禁止.reg)をダブルクリックしてください。
作成した.regファイル(ここでは自動WindowsUpdate禁止.reg)をUBSメモリーなどで他のパソコンにコピーして使うことで、複数台のパソコンのレジストリを簡単に修正することが出来ます。
作成した.regファイル(ここでは自動WindowsUpdate禁止.reg)をダブルクリックすると、「ユーザーアカウント制御」と書かれたウィンドウが立ち上がります。
[はい]をクリックしてください。
ユーザーアカウント制御ウィンドウで[はい]をクリックすると、レジストリエディターから「情報を追加すると、値が変更または削除されてしまい、コンポーネントが正常に動作しなくなることがあります。」とメッセージが表示されます。
メッセージの内容を確認して[はい(Y)]をクリックしてください。
[はい(Y)]をクリックするとレジストリが追加されます。
最後に右下の[OK]をクリックしてウィンドウを閉じてください。
レジストリを追加したらパソコンを再起動してください。
これで今後自動でWindows Updateが行われることはなくなりました。
よくある質問
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