タスクバーや検索ボックスの検索結果からWeb検索を非表示にする方法 Windows11

検索バーでのWEB検索を無効にする方法 Windows11

こんな人にオススメの記事です

  • タスクバー(検索バー)の検索結果からWeb検索を非表示にしたい人
  • タスクバー(検索バー)の検索結果にコンピューター内の情報のみを表示させたい人

タスクバーや検索ボックスの検索結果からWeb検索を非表示にするには以下の手順で行います。

この記事では、タスクバーや検索ボックスの検索結果からWeb検索を非表示にし、検索結果をパソコン内だけのファイルやフォルダーにするための手順を詳しく解説していきます。

この記事ではWindows11の画面を使って解説していますが、Windows10でも同様に動作します。

目次

タスクバーや検索ボックスの検索結果でWeb検索が無効な場合と有効な場合を比較する

左側の「Web検索が無効の場合」はアップルと検索しても検索結果は一つも表示されません。
一方で右側の「Web検索が有効の場合」においては、アップルで検索した結果が多数表示されています。

また、検索バーと検索結果の間のタブにも変化があり、Web検索を無効にしている場合は「ウェブ」と書かれた項目がなくなっていることがわかります。

タスクバーや検索ボックスの検索結果でWeb検索が無効な場合と有効な場合を比較する
タスクバーや検索ボックスの検索結果でWeb検索が無効な場合と有効な場合を比較する

コマンドプロンプトからタスクバーや検索ボックスの検索結果からWeb検索を非表示にする方法

まずは一番簡単なコマンドプロンプトからWeb検索を非表示にする方法をご紹介します。

この方法は管理者権限を使ってレジストリの書き換えを行います。
レジストリはWindowsを正常に起動するために重要なファイルが多く存在しているため、作業前にバックアップをとっておくことをオススメしています。
レジストリのバックアップ方法はこちらの「レジストリをバックアップ及び復元する方法 Windows11」で詳しく解説しているのでぜひご覧ください。

STEP
コマンドプロンプトを管理者として起動する

始めにこちらの「Windows11でコマンドプロンプトを開く方法」を参考にコマンドプロンプトを管理者として立ち上げてください。

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Windows11でコマンドプロンプトを開く方法
STEP
タスクバーや検索ボックスの検索結果からWebの検索結果を非表示にするコマンドを実行

コマンドプロンプトを管理者として立ち上げた後に、以下のコマンドをコピーして貼り付けてください。

REG ADD HKCU\SOFTWARE\Policies\Microsoft\Windows\Explorer /v DisableSearchBoxSuggestions /t REG_DWORD /d 1 /f

コマンドを貼り付けてEnterを押すと、「この操作を正しく終了しました。」とコマンドプロンプト上にメッセージが表示されます。

コマンドプロンプトに貼り付けができない場合はこちらの「コマンドプロンプトでコピペできなくなった場合の対処法 - Windows11」をご覧ください。

コマンドプロンプトからタスクバーや検索ボックスの検索結果からWeb検索を非表示にする方法 Step1 タスクバーや検索ボックスの検索結果からWebの検索結果を非表示にするコマンドを実行
コマンドプロンプトからタスクバーや検索ボックスの検索結果からWeb検索を非表示にする方法 Step1 タスクバーや検索ボックスの検索結果からWebの検索結果を非表示にするコマンドを実行

メッセージが表示されたら、コマンドプロンプトを閉じてパソコンを再起動してください。

STEP
タスクバーや検索ボックスの検索結果からWeb検索を非表示になっていることを確認する

再起動が終わった後に再度タスクバーや検索バーで検索を行うと、「ウェブ」と書かれた項目がなくなり、Webの検索結果が表示されなくなります。

コマンドプロンプトからタスクバーや検索ボックスの検索結果からWeb検索を非表示にする方法 Step2 タスクバーや検索ボックスの検索結果からWeb検索を非表示になっていることを確認する
コマンドプロンプトからタスクバーや検索ボックスの検索結果からWeb検索を非表示にする方法 Step2 タスクバーや検索ボックスの検索結果からWeb検索を非表示になっていることを確認する

レジストリエディターを使ってWebの検索結果の表示を無効にする方法

次はコマンドプロンプトを使わずに手動でレジストリを修正し、Webの検索結果の表示を無効にする方法を詳しく解説していきます。

この方法は管理者権限を使ってレジストリの書き換えを行います。
レジストリはWindowsを正常に起動するために重要なファイルが多く存在しているため、作業前にバックアップをとっておくことをオススメしています。
レジストリのバックアップ方法はこちらの「レジストリをバックアップ及び復元する方法 Windows11」で詳しく解説しているのでぜひご覧ください。

レジストリエディターを起動する

まずはレジストリエディタを起動します。

STEP
ファイル名を指定して実行ウィンドウを立ち上げる

キーボードのWindowsキーとRを押し、「ファイル名を指定して実行」と書かれたウィンドウを表示してください。

レジストリエディターを使ってWebの検索結果の表示を無効にする方法 Step1 レジストリエディターを起動する
レジストリエディターを使ってWebの検索結果の表示を無効にする方法 Step1 レジストリエディターを起動する
STEP
ファイル名を指定して実行ウィンドウにregeditと入力して左下の[OK]をクリック

「ファイル名を指定して実行」と書かれたウィンドウに[regedit]と入力して、左下の[OK]をクリックしてください。

「ファイル名を指定して実行」はコマンドを使用してアプリケーションの起動や、設定画面を簡単に開くことができる非常に便利な機能です。
「ファイル名を指定して実行」で使えるコマンドはこちらの「ファイル名を指定して実行で使えるコマンド一覧 - Windows11」で詳しく解説しているので、興味がある人は是非ご覧ください。

レジストリエディターを使ってWebの検索結果の表示を無効にする方法 Step1 レジストリエディターを起動する
レジストリエディターを使ってWebの検索結果の表示を無効にする方法 Step1 レジストリエディターを起動する
STEP
ユーザーアカウント制御ウィンドウで[はい]をクリック

[OK]をクリックすると「このアプリがデバイスに変更を加えることを許可しますか?」と書かれたユーザーアカウント制御ウィンドウが立ち上がります。

[はい]をクリックしてください。

レジストリエディターを使ってWebの検索結果の表示を無効にする方法 Step1 レジストリエディターを起動する
レジストリエディターを使ってWebの検索結果の表示を無効にする方法 Step1 レジストリエディターを起動する
STEP
レジストリエディターが起動したことを確認する

[はい]をクリックするとレジストリエディターが立ち上がります。

レジストリエディターを使ってWebの検索結果の表示を無効にする方法 Step1 レジストリエディターを起動する
レジストリエディターを使ってWebの検索結果の表示を無効にする方法 Step1 レジストリエディターを起動する

レジストリを修正する

レジストリエディターを起動したら、次はレジストリを編集していきます。

STEP
DWORD(32ビット)を新規作成する

レジストリエディターが起動したら次にDisableSearchBoxSuggestionsキーを作成します。

レジストリエディターで以下のパスに移動してください。

コンピューター\HKEY_CURRENT_USER\Software\Policies\Microsoft\Windows\Explorer

レジストリエディターのアドレスバーのような部分に貼り付けても良いですし、左側のツリーをHKEY_CURRENT_USER→Software→Policies→Microsoft→Windows→Explorerと辿っても問題ありません。

Explorerまで移動したら右側の枠の空白部分を右クリックしてください。

右クリックすると下に向かってメニューが展開されるので、[新規]→[DWORD(32ビット)値(D)]をクリックしてください。

レジストリエディターを使ってWebの検索結果の表示を無効にする方法 Step2 レジストリを編集する
レジストリエディターを使ってWebの検索結果の表示を無効にする方法 Step2 レジストリを編集する
STEP
作成したDWORD(32ビット)値の名前を[DisableSearchBoxSuggestions]に変更

新規作成したDWORD(32ビット)値の名前を[DisableSearchBoxSuggestions]に変更してください。

レジストリエディターを使ってWebの検索結果の表示を無効にする方法 Step2 レジストリを編集する
レジストリエディターを使ってWebの検索結果の表示を無効にする方法 Step2 レジストリを編集する
STEP
[DisableSearchBoxSuggestions]をダブルクリックして編集画面を開く

[DisableSearchBoxSuggestions]をダブルクリックしてください。

レジストリエディターを使ってWebの検索結果の表示を無効にする方法 Step2 レジストリを編集する
レジストリエディターを使ってWebの検索結果の表示を無効にする方法 Step2 レジストリを編集する
STEP
「値のデータ(V)」を0から1に変更して[OK]をクリック

[DisableSearchBoxSuggestions]をダブルクリックすると「DWORD(32ビット)値の編集」と書かれたウィンドウが立ち上がります。

その中の「値のデータ(V)」0から1に変更してください。

変更したら右下の[OK]をクリックしてください。

レジストリエディターを使ってWebの検索結果の表示を無効にする方法 Step2 レジストリを編集する
レジストリエディターを使ってWebの検索結果の表示を無効にする方法 Step2 レジストリを編集する
STEP
[DisableSearchBoxSuggestions]の種類とデータが正しいことを確認する

[OK]をクリックすると「DWORD(32ビット)値の編集」と書かれたウィンドウが閉じられます。

右側の枠に書かれているDisableSearchBoxSuggestionsの種類が「REG_DWORD」、データが「0x00000001(1)」になっていることを確認してください。

レジストリエディターを使ってWebの検索結果の表示を無効にする方法 Step2 レジストリを編集する
レジストリエディターを使ってWebの検索結果の表示を無効にする方法 Step2 レジストリを編集する
STEP
パソコンを再起動してタスクバーや検索ボックスの検索結果からWeb検索を非表示になっていることを確認する

同じ状態になっていることを確認したら、変更を反映するためにパソコンを再起動してください。

再起動が終わった後に再度検索バーで検索を行うと、「ウェブ」と書かれた項目がなくなり、Webの検索結果が表示されなくなります。

レジストリエディターを使ってWebの検索結果の表示を無効にする方法 Step2 レジストリを編集する
レジストリエディターを使ってWebの検索結果の表示を無効にする方法 Step2 レジストリを編集する

無効にしたWebの検索結果の表示を有効に戻す方法

最後に無効にしたWebの検索結果を再度表示させるための手順を詳しく解説していきます。

Webの検索結果を再度表示させるには作成したレジストリを削除します。

突然検索バーでのWEB検索が表示されなくなった場合もこの手順で改善する可能性があります。

STEP
コマンドプロンプトを管理者として起動する

始めにこちらの「Windows11でコマンドプロンプトを開く方法」を参考にコマンドプロンプトを管理者として立ち上げてください。

あわせて読みたい
Windows11でコマンドプロンプトを開く方法 こんな人にオススメの記事です Windows11でコマンド・プロンプト画面を開きたい人 コマンド・プロンプトを管理者として実行したい人 様々なコマンド・プロンプトの開き...
Windows11でコマンドプロンプトを開く方法
STEP
タスクバーや検索ボックスの検索結果にWebの検索結果を表示するコマンドを実行

コマンドプロンプトを管理者として起動したら後、以下のコマンドを入力してEnerを押してください。

REG DELETE HKCU\SOFTWARE\Policies\Microsoft\Windows\Explorer /v DisableSearchBoxSuggestions
無効にしたWebの検索結果の表示を有効に戻す方法 Step2 タスクバーや検索ボックスの検索結果にWebの検索結果を表示するコマンドを実行
無効にしたWebの検索結果の表示を有効に戻す方法 Step2 タスクバーや検索ボックスの検索結果にWebの検索結果を表示するコマンドを実行
STEP
YESと入力してEnterを押す

コマンドを正しく入力してエンターキーを押すと、「レジストリ値 DisableSearchBoxSuggestions を削除しますか?(YES/NO)」とコマンドプロンプト上にメッセージが表示されます。

YESと入力してEnterを押してください。

Enterを押すと「この操作を正しく終了しました。」と表示されます。

無効にしたWebの検索結果の表示を有効に戻す方法 Step3 YESと入力してEnterを押す
無効にしたWebの検索結果の表示を有効に戻す方法 Step3 YESと入力してEnterを押す
STEP
パソコンを再起動してタスクバーや検索ボックスの検索結果にWeb検索が表示されていることを確認する

コマンドプロンプトを閉じて、変更を反映するためにパソコンを再起動してください。

再起動が終わった後に再度検索バーで検索を行うと、「ウェブ」と書かれた項目が表示されるようになり、Webの検索結果が表示されるようになります。

無効にしたWebの検索結果の表示を有効に戻す方法 Step4 パソコンを再起動してタスクバーや検索ボックスの検索結果にWeb検索が表示されていることを確認する
無効にしたWebの検索結果の表示を有効に戻す方法 Step4 パソコンを再起動してタスクバーや検索ボックスの検索結果にWeb検索が表示されていることを確認する

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実行環境
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