【Word】破損したファイルを開く方法|今すぐ試せる修復方法

【Word】破損したファイルを開く方法|今すぐ試せる修復方法

こんな人にオススメの記事です

  • Wordのファイルがアプリの強制終了などで破損してしまった場合

Wordで日々の業務をこなしていると、「ファイルが開かない」「保存したはずのデータが消えてしまった」など、思いもよらないトラブルに見舞われることがありませんか。

大切な情報を扱うアプリケーションだからこそ、ファイル破損は見過ごせない問題です。

この記事では、Wordの基本機能を使って破損したファイルを修復する方法を実際の画面を使いながらわかりやすく解説しています。

目次

Wordの「開いて修復」機能で破損ファイルを復元する手順

Wordで文書を開いた際に破損が見つかると、通常は「文書の回復モード」で自動修復が試みられます。

ただし、回復モードが起動しない場合や修復がうまくいかない場合もあるため、次の手動手順を実行してWordファイルの回復を試してみてください。

  1. Wordを起動して「ファイル」→「開く」をクリック
  2. 「参照」をクリック
  3. 修復したいWordファイルを選択
  4. 「開く(O)」ボタンの右側にある「▼」→「開いて修復(E)」をクリック
  5. 「修復(R)」をクリック
  6. 修復が完了したら「閉じる(C)」をクリックしてウィンドウを閉じる

こうした方法を知っておくと、万が一Wordファイルが開けなくなったときでも、慌てずに対処しやすくなります。

ここからは、Wordの基本機能を使って破損したファイルを修復する方法を、実際の画面を使いながらわかりやすく解説していきます。

STEP
Wordを起動して「ファイル」をクリック

まずは、何も書かれていない新規文書(空のファイル)を開いてください。

次に、左上の「ファイル」をクリックしてください。

Wordの「開いて修復」機能で破損ファイルを復元する手順 Step1 Wordを起動して「ファイル」をクリック
Wordの「開いて修復」機能で破損ファイルを復元する手順 Step1 Wordを起動して「ファイル」をクリック
STEP
「開く」をクリック

「ファイル」をクリックすると、Wordのホーム画面が表示されます。

次に、ホーム画面左側にある「開く」をクリックしてください。

Wordの「開いて修復」機能で破損ファイルを復元する手順 Step2 「開く」をクリック
Wordの「開いて修復」機能で破損ファイルを復元する手順 Step2 「開く」をクリック
STEP
「参照」をクリック

次に、「参照」をクリックしてください。

Wordの「開いて修復」機能で破損ファイルを復元する手順 Step3 「参照」をクリック
Wordの「開いて修復」機能で破損ファイルを復元する手順 Step3 「参照」をクリック
STEP
修復したいWordファイルを選択し、「開く(O)」ボタンの右側にある「▼」→「開いて修復(E)」をクリック

「参照」をクリックすると、ファイルを選択する画面が表示されます。

修復したいWordファイルを選択し、「開く(O)」の右にある「▼」をクリックしてください。

最後に「開いて修復(E)」をクリックしてください。

Wordの「開いて修復」機能で破損ファイルを復元する手順 Step4 修復したいWordファイルを選択し、「開く(O)」ボタンの右側にある「▼」→「開いて修復(E)」をクリック
Wordの「開いて修復」機能で破損ファイルを復元する手順 Step4 修復したいWordファイルを選択し、「開く(O)」ボタンの右側にある「▼」→「開いて修復(E)」をクリック
STEP
Wordファイルが修復されたか確認する

「開いて修復(E)」をクリックすると、破損したWordファイルの自動修復が始まります。

修復結果が表示されたら、「閉じる」をクリックしてウィンドウを閉じてください。

これで破損したWordファイルの修復は完了です。

Wordの「開いて修復」機能で破損ファイルを復元する手順 Step5 Wordファイルが修復されたか確認する
Wordの「開いて修復」機能で破損ファイルを復元する手順 Step5 Wordファイルが修復されたか確認する

リンクの自動更新を無効化してWordファイルの破損を防ぐ方法

リンクを多用しているWord文書は、起動時に自動更新が行われる場合があります。
特にネットワークドライブ(LAN上にある共有フォルダなど)を参照するリンクはエラーが発生しやすく、最悪の場合、Wordファイルが破損して修復が必要になることも少なくありません。こうしたトラブルを防ぐには、リンクの自動更新を無効にするのが効果的です。

  1. Wordを起動して「ファイル」をクリック
  2. 「オプション」をクリック
  3. 「Wordのオプション」で「詳細設定」をクリック
  4. 「文書を開いたときにリンクを自動的に更新する(U)」のチェックを外し、右下の「OK」をクリック
  5. 破損したWordファイルを開く

ここからは、実際の画面を用いながら具体的な設定手順を紹介し、Wordファイルの破損を未然に防ぎ、修復の手間を減らすための予防策をわかりやすく解説します。

STEP
Wordを起動して「ファイル」をクリック

まずは、何も書かれていない新規文書(空のファイル)を開いてください。

次に、左上の「ファイル」をクリックしてください。

リンクの自動更新を無効化してWordファイルの破損を防ぐ方法 Step1 Wordを起動して「ファイル」をクリック
リンクの自動更新を無効化してWordファイルの破損を防ぐ方法 Step1 Wordを起動して「ファイル」をクリック
STEP
「オプション」をクリック

「ファイル」をクリックすると、Wordのホーム画面が表示されます。

次に、ホーム画面左側にある「オプション」をクリックしてください。

Wordのウィンドウが縮小されている場合は、「その他...」→「オプション」の順にクリックしてください。

リンクの自動更新を無効化してWordファイルの破損を防ぐ方法 Step2 「オプション」をクリック
リンクの自動更新を無効化してWordファイルの破損を防ぐ方法 Step2 「オプション」をクリック
STEP
「Wordのオプション」で「詳細設定」をクリック

「オプション」をクリックすると、「Wordのオプション」と書かれたウィンドウが開きます。

左側にある「詳細設定」をクリックしてください。

リンクの自動更新を無効化してWordファイルの破損を防ぐ方法 Step3 「Wordのオプション」で「詳細設定」をクリック
リンクの自動更新を無効化してWordファイルの破損を防ぐ方法 Step3 「Wordのオプション」で「詳細設定」をクリック
STEP
「文書を開いたときにリンクを自動的に更新する(U)」のチェックを外し、右下の「OK」をクリック

次に、詳細設定画面を下にスクロールし、「文書を開いたときにリンクを自動的に更新する(U)」のチェックを外してください。

最後に右下の「OK」をクリックして設定を保存してください。

これでリンクの自動更新がオフになり、Wordファイルの破損リスクを減らして正常にファイルが開ける可能性があります。

リンクの自動更新を無効化してWordファイルの破損を防ぐ方法 Step4 「文書を開いたときにリンクを自動的に更新する(U)」のチェックを外し、右下の「OK」をクリック
リンクの自動更新を無効化してWordファイルの破損を防ぐ方法 Step4 「文書を開いたときにリンクを自動的に更新する(U)」のチェックを外し、右下の「OK」をクリック

アドイン・テンプレートを無効にしてWordファイルを安全に開く方法

一部のアドインやテンプレートファイルが原因でエラーが起こり、Word文書が破損して修復が必要になる場合があります。
疑わしいときは、Windowsの「ファイル名を指定して実行」で「winword /a」と入力し、Wordを初期状態で起動してみてください。
アドインやテンプレートを読み込まずに立ち上げられるため、原因の切り分けがしやすくなります。

  1. ファイル名を指定して実行ウィンドウに「winword.exe /a」と入力して「OK」をクリック
  2. 「開く」をクリック
  3. 「参照」をクリックし、開きたいWordファイルを選択

ここからは、アドイン・テンプレートを無効にしてWordファイルを安全に開く具体的な方法を、実際の画面を使いながらわかりやすく解説します。

STEP
ファイル名を指定して実行ウィンドウに「winword.exe /a」と入力して「OK」をクリック

キーボードのWindowsRを押して、「ファイル名を指定して実行」ウィンドウを起動してください。

次に、その中にwinword.exe /aと入力して「OK」をクリックしてください。

なお、「ファイル名を指定して実行」で使用できるその他のコマンドについては、こちらの「ファイル名を指定して実行で使えるコマンド一覧 - Windows 11」で詳しく解説していますので、興味のある方はぜひご覧ください。

アドイン・テンプレートを無効にしてWordファイルを安全に開く方法 Step1 ファイル名を指定して実行ウィンドウに「winword.exe /a」と入力して「OK」をクリック
アドイン・テンプレートを無効にしてWordファイルを安全に開く方法 Step1 ファイル名を指定して実行ウィンドウに「winword.exe /a」と入力して「OK」をクリック
STEP
「開く」をクリック

「OK」を押すと、Wordが初期状態で起動し、ホーム画面が表示されます。

次に、左側の「開く」をクリックしてください。

アドイン・テンプレートを無効にしてWordファイルを安全に開く方法 Step2 「開く」をクリック
アドイン・テンプレートを無効にしてWordファイルを安全に開く方法 Step2 「開く」をクリック
STEP
「参照」をクリックし、開きたいWordファイルを選択

次に「参照」をクリックし、開きたいWordファイルを選択して開いてください。

アドインやテンプレートが初期設定に戻ることで、Wordファイルの破損が修復され、正常に読み込める可能性が高まります。

アドイン・テンプレートを無効にしてWordファイルを安全に開く方法 Step3 「参照」をクリックし、開きたいWordファイルを選択
アドイン・テンプレートを無効にしてWordファイルを安全に開く方法 Step3 「参照」をクリックし、開きたいWordファイルを選択

Wordで破損したファイルを開く方法に関するよくある質問と答え

Wordファイルが「開けない」「エラーで落ちる」「文字化けする」といったトラブルは、作業効率を大幅に下げてしまいます。

ここでは、Wordファイルの破損を修復する具体的な方法や、起きやすい原因への対策をQ&A形式でまとめました。

基本的なトラブルと対処法

Wordファイルが開けなくなった場合、最初に何をすればいいですか?

まずはWordの「ファイル」→「開く」画面から該当のファイルを選び、「開いて修復」を試してください。Wordに内蔵されている修復機能が働き、破損箇所を自動的に補正してくれることがあります。

ファイルを開こうとすると強制終了してしまい、Word自体が起動しません。どうすればいいでしょうか?

まずは「winword /a」を使ってWordを起動してみてください。
WindowsキーとRキーを同時に押し、「ファイル名を指定して実行」画面に「winword /a」と入力することで実行できます。
このコマンドを使うとWordがアドインやテンプレートを読み込まずに起動するため、設定や拡張機能が原因で破損やエラーが起きていないかを切り分けられます。

Wordの自動回復機能は、破損ファイルの復元に役立ちますか?

Wordが突然フリーズやクラッシュを起こした際の一時保存データを呼び出すため、ある程度は役に立つ可能性があります。
ただし必ずしも最新の状態が保存されているわけではなく、部分的な復元にとどまることも多いです。
定期的な手動保存やバックアップがやはり重要です。

破損しているかもしれないWordファイルを修復できたかどうか、簡単に確かめる方法はありますか?

文書を開いて文字化けがないか、画像や表が正しく表示されるか、上書き保存や印刷が問題なく行えるかを確認してください。
リンクを使用している場合は、リンク先が正しく更新されるかどうかもチェックすると安心です。

リンクの自動更新に関する疑問

リンクの自動更新をオフにすると、Wordファイルの破損を防ぎやすいと聞きましたが、本当ですか?

リンクを多用したファイルは起動時に外部リソースを一斉に読み込むため、ネットワークエラーなどが重なると破損につながることがあります。
自動更新を無効にすることで読み込み負荷が減り、結果的にファイルの修復が必要になる状況を回避しやすくなります。

ネットワークドライブに置いたファイルをリンクしている場合、開く前に何か注意すべき点はありますか?

ネットワークが不安定だとリンク先を探す段階でエラーが出やすく、Wordファイルが破損する原因になることがあります。
先にリンクの自動更新をオフにした上でネットワーク状況を確認してから開くと、破損リスクを大幅に下げられます。

リンクの自動更新を切ってWordを開くと、リンク先の情報が反映されないのではないでしょうか?

起動時には自動的に反映されませんが、必要なときに手動で更新できます。頻繁にリンクエラーが起きる場合は、まず自動更新をオフにしてファイルを安全に開き、その後で状況に応じて更新を実行する方法がおすすめです。

破損を防ぐための予防策やバックアップ関連

Wordファイルの破損を事前に防ぐためには、どんな対策が重要でしょうか?

まずこまめに保存し、クラウドや外部ドライブなど複数の場所へバックアップを取る習慣が大切です。
万が一破損が起きても、バックアップがあれば修復が難しい場合でもスムーズに作業を再開できます。

バックアップはどのくらいの頻度で行うのが理想ですか?

文書の更新頻度によりますが、頻繁に編集するファイルであれば作業のたびに、そこまで大きく変わらないファイルなら少なくとも一日に一度は保存場所を増やすことをおすすめします。
クラウドとローカルを併用すると、破損時のリスク分散につながります。

破損しやすいWordファイルにはどんな特徴がありますか?

画像や表を大量に入れたり、外部のリンクを多数利用している大容量のファイルはエラーが起きやすいです。ネットワークに依存する要素がある場合はとくに注意が必要で、安定した環境下での操作が望ましいです。

修復できたファイルを引き続き使うと再び破損するかもしれませんか?

完全に修復されていれば問題ない場合も多いですが、別名で保存して新しいファイルとして利用すると安全性が高まります。
再度破損が起きても元のファイルのバックアップを残しておけば被害が少なくて済みます。

Officeアプリを最新バージョンに保つことは、破損防止に有効でしょうか?

はい。不具合やセキュリティ上の問題はアップデートによって解消されることが多いため、古いまま使うよりはリスクを大幅に減らせます。
Officeアプリの更新でトラブルに先回りする意識を持つとよいでしょう。

Windowsのシステムファイルをチェックすると、Wordファイルの破損も直る場合があるのですか?

Windows自体のシステムファイルに問題があると、Wordの起動やファイル操作に影響を及ぼすことがあります。システムファイルチェックを行い、問題が検出され修正されれば、結果として破損やエラーが解消されるケースも見られます。

「開いて修復」が使えないときはどうすればいいですか?

Wordが最新バージョンになっていないと、修復機能が正しく動かない場合があります。
まずはWordを最新の状態に更新してから再度試し、回復モードが起動しないか確認してみましょう。
それでも難しければ、Wordの修復インストールを試してみてください。

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その他Wordに関する記事はこちらです。ぜひご覧ください。

最後までご覧いただきありがとうございました。
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