【Microsoft IME】辞書に登録した単語をエクスポート/インポートする方法

【Microsoft IME】辞書に登録した単語をエクスポート/インポートする方法

こんな人にオススメの記事です

  • Microsoft IMEのユーザ辞書をエクスポートする方法が知りたい人
  • 新しいPCに移行する際の辞書データのバックアップ方法を知りたい人
  • 辞書のエクスポートとインポートの具体的な手順を知りたい人

この記事では、Microsoft IMEに登録した単語をエクスポートして、新しいPCに移行する方法や、バックアップの手順を詳しく解説します。

エクスポートは「テキスト形式」と「辞書形式」の2種類があり、どちらも簡単に操作できます。
インポート時のエンコード設定にも気をつけることで、正確にデータを移行できる点もポイントです。

また、定期的なバックアップを取っておけば、トラブル時にも安心してデータを保護できるので、是非参考にしてみてください。

目次

Microsoft IMEで辞書に登録した単語をエクスポートする方法

Microsoft IMEを使用して、辞書に登録した単語をエクスポートする方法について解説します。
この方法を使えば、辞書データを他のPCに移行したり、バックアップとして保存することが可能です。

これにより、PCの買い替えやトラブルに備えることができます。

Microsoft IMEからテキスト形式でユーザー辞書をエクスポートする方法

まずは、Microsoft IMEの辞書に登録した単語情報をテキスト形式でエクスポートする方法から解説していきます。

テキスト形式でエクスポートすることで、他のIME(Google日本語入力や、ATOKなど)にも文字コードを変更するだけで簡単にデータを移行することができます。
個人的には汎用性が高いテキスト形式でエクスポートすることをオススメします。

STEP
タスクバーにある[あ]または[A]を右クリックし、[単語の追加]をクリック

まずはタスクバーにある[あ]または[A]を右クリックしてください。

クリックすると、上に向かってメニューが展開されます。

その中にある[単語の追加]をクリックしてください。

Microsoft IMEからテキスト形式でユーザー辞書をエクスポートする方法
Microsoft IMEからテキスト形式でユーザー辞書をエクスポートする方法
STEP
[ユーザー辞書ツール(T)]をクリック

[単語の追加]をクリックすると「単語の登録」と書かれたウィンドウが立ち上がります。

そのウィンドウの左下にある[ユーザー辞書ツール(T)]をクリックしてください。

Microsoft IMEからテキスト形式でユーザー辞書をエクスポートする方法
Microsoft IMEからテキスト形式でユーザー辞書をエクスポートする方法
STEP
[ツール]→[一覧の出力]をクリック

[ユーザー辞書ツール(T)]をクリックすると「Microsoft IMEユーザー辞書ツール」と書かれたウィンドウが立ち上がります。

その中にある[ツール(T)]をクリックし、展開されたメニューの中にある[一覧の出力(P)]をクリックしてください。

Microsoft IMEからテキスト形式でユーザー辞書をエクスポートする方法
Microsoft IMEからテキスト形式でユーザー辞書をエクスポートする方法
STEP
ファイルの保存先を選択して[保存(S)]をクリック

[一覧の出力(P)]をクリックすると、保存先とファイル名を選択するウィンドウが立ち上がります。

ファイルの保存先を選択して[保存(S)]をクリックしてください。

Microsoft IMEからテキスト形式でユーザー辞書をエクスポートする方法
Microsoft IMEからテキスト形式でユーザー辞書をエクスポートする方法
STEP
終了をクリックしてウィンドウを閉じる

[保存(S)]をクリックすると、エクスポートが開始されます。

[終了]をクリックしてウィンドウを閉じてください。

これでMicrosoft IMEからテキスト形式でユーザー辞書をエクスポートすることに成功しました。

エクスポートしたファイルは、USBドライブやネットワークドライブなどを使って共有することが可能です。

Microsoft IMEからテキスト形式でユーザー辞書をエクスポートする方法
Microsoft IMEからテキスト形式でユーザー辞書をエクスポートする方法

エクスプローラーから.dic形式でユーザー辞書をエクスポートする方法

次は、エクスプローラーから.dic形式でユーザー辞書をエクスポートする方法です。

Microsoft IMEの辞書登録に関するファイル(imjp15cu.dic)は以下のフォルダーに保存されています。

%APPDATA%\Microsoft\IME\15.0\IMEJP\UserDict

%APPDATA% は現在のユーザーのRoamingフォルダのパス(通常は C:\Users\ユーザー名\AppData\Roaming)を指します。
15.0 はMicrosoft IMEのバージョン番号です。

エクスプローラーのアドレスバーに%APPDATA%\Microsoft\IME\15.0\IMEJP\UserDictを張り付けてEnterを押してください。

UserDictフォルダーに移動したら、その中にあるimjp15cu.dicをコピーして、他のフォルダーに貼り付けてください。

エクスポートしたファイルは、USBドライブやネットワークドライブなどを使って共有することが可能です。

エクスプローラーから.dic形式でユーザー辞書をエクスポートする方法
エクスプローラーから.dic形式でユーザー辞書をエクスポートする方法

エクスポートした辞書をMicrosoft IMEにインポートする方法

エクスポートしたファイルを新しいPCに移行する際、インポートの手順についても確認しておきましょう。これにより、作業環境を素早く復元できます。

Microsoft IMEからテキスト形式でユーザー辞書をインポートする方法

ここからは、テキスト形式でエクスポートしたユーザー辞書データを、Microsoft IMEにインポートする方法を実際の画面を使いながらわかりやすく解説していきます。

新しいパソコンを購入した場合や、他の人とユーザー辞書を共有したい場合はこの手順が有効です。

STEP
タスクバーにある[あ]または[A]を右クリックし、[単語の追加]をクリック

まずはタスクバーにある[あ]または[A]を右クリックしてください。

クリックすると、上に向かってメニューが展開されます。

その中にある[単語の追加]をクリックしてください。

Microsoft IMEからテキスト形式でユーザー辞書をインポートする方法
Microsoft IMEからテキスト形式でユーザー辞書をインポートする方法
STEP
[ユーザー辞書ツール(T)]をクリック

[単語の追加]をクリックすると「単語の登録」と書かれたウィンドウが立ち上がります。

そのウィンドウの左下にある[ユーザー辞書ツール(T)]をクリックしてください。

Microsoft IMEからテキスト形式でユーザー辞書をインポートする方法
Microsoft IMEからテキスト形式でユーザー辞書をインポートする方法
STEP
[ツール]→[テキストファイルからの登録(T)]をクリック

[ユーザー辞書ツール(T)]をクリックすると「Microsoft IMEユーザー辞書ツール」と書かれたウィンドウが立ち上がります。

その中にある[ツール(T)]をクリックし、展開されたメニューの中にある[テキストファイルからの登録(T)]をクリックしてください。

Microsoft IMEからテキスト形式でユーザー辞書をインポートする方法
Microsoft IMEからテキスト形式でユーザー辞書をインポートする方法
STEP
インポートしたいテキストファイルを選択して[開く(O)]をクリック

[テキストファイルからの登録(T)]をクリックをクリックすると、インポートするファイルを選択するウィンドウが立ち上がります。

インポートしたいテキストファイルを選択して[開く(O)]をクリックしてください。

他のIME(Google日本語入力や、ATOKなど)からエクスポートしたユーザー辞書ファイルをMicrosoft IMEにインポートするには、事前に文字コードをUTF-16に変更する必要があります。

Microsoft IMEからテキスト形式でユーザー辞書をインポートする方法
Microsoft IMEからテキスト形式でユーザー辞書をインポートする方法
STEP
終了をクリックしてウィンドウを閉じる

[開く(O)]をクリックすると、インポートが開始されます。

[終了]をクリックしてウィンドウを閉じてください。

これでMicrosoft IMEにテキスト形式のユーザー辞書をインポートすることに成功しました。

Microsoft IMEからテキスト形式でユーザー辞書をインポートする方法
Microsoft IMEからテキスト形式でユーザー辞書をインポートする方法
STEP
テキストファイルから単語が正しくインポートされた事を確認する

インポート作業が終了したら、「Microsoft IMEユーザー辞書ツール」に戻り、インポートしたユーザー辞書の情報が反映されているか確認してください。

Microsoft IMEからテキスト形式でユーザー辞書をインポートする方法
Microsoft IMEからテキスト形式でユーザー辞書をインポートする方法

.dic形式でエクスポートしたユーザー辞書をインポートする方法

ここからは、エクスプローラーからコピーしたimjp15cu.dicをMicrosoft IMEにインポートする方法を、実際の画面を使いながらわかりやすく解説していきます。

imjp15cu.dicは、元のフォルダーに上書きしてもユーザー辞書に表示されません。以下の手順でMicrosoft IMEに正しくインポートする必要があります。
また、imjp15cu.dicはMicrosoft IME専用の形式になるため、他のIME(Google日本語入力や、ATOKなど)にインポートすることはできません。

STEP
タスクバーにある[あ]または[A]を右クリックし、[単語の追加]をクリック

まずはタスクバーにある[あ]または[A]を右クリックしてください。

クリックすると、上に向かってメニューが展開されます。

その中にある[単語の追加]をクリックしてください。

STEP
[ユーザー辞書ツール(T)]をクリック

[単語の追加]をクリックすると「単語の登録」と書かれたウィンドウが立ち上がります。

そのウィンドウの左下にある[ユーザー辞書ツール(T)]をクリックしてください。

STEP
[ツール]→[Microsoft IME辞書からの登録(I)]をクリック

[ユーザー辞書ツール(T)]をクリックすると「Microsoft IMEユーザー辞書ツール」と書かれたウィンドウが立ち上がります。

その中にある[ツール(T)]をクリックし、展開されたメニューの中にある[Microsoft IME辞書からの登録(I)]をクリックしてください。

STEP
インポートしたい.dicファイルを選択して[開く(O)]をクリック

[Microsoft IME辞書からの登録(I)]をクリックをクリックすると、インポートするファイルを選択するウィンドウが立ち上がります。

インポートしたい.dicファイルを選択して[開く(O)]をクリックしてください。

STEP
終了をクリックしてウィンドウを閉じる

[開く(O)]をクリックすると、インポートが開始されます。

[終了]をクリックしてウィンドウを閉じてください。

これでMicrosoft IMEにユーザー辞書をインポートすることに成功しました。

STEP
.dicファイルから単語が正しくインポートされた事を確認する

インポート作業が終了したら、「Microsoft IMEユーザー辞書ツール」に戻り、インポートしたユーザー辞書の情報が反映されているか確認してください。

Microsoft IMEの辞書に登録した単語をエクスポート/インポートする方法に関するよくある質問と答え

Microsoft IMEの辞書に登録した単語をエクスポート/インポートする方法に関するよくある質問と答えをまとめました。

エクスポートする形式はテキスト形式と辞書形式のどちらを選べばよいですか?

テキスト形式は他のシステムやツールで使用しやすく、汎用性があります。辞書形式はMicrosoft IMEでの完全な互換性がありますが、他のツールでは互換性が限られる場合があります。

バージョンが異なるIME間で辞書ファイルを移行できますか?

基本的には互換性がありますが、バージョンが異なる場合でもエクスポートが成功することが多いです。安全のため、テキスト形式でのエクスポートを推奨します。

エクスポートする際、特定の単語だけを選んでエクスポートすることは可能ですか?

Microsoft IMEでは特定の単語だけをエクスポートするオプションはありません。すべての登録単語が一括でエクスポートされます。

辞書ファイルを誤って削除してしまいました。復元できますか?

一度削除した辞書ファイルは、バックアップを取っていない限り復元は困難です。定期的なバックアップをお勧めします。

他のPCに辞書ファイルを移行した場合、すべての単語が正常に使用できますか?

正常にインポートされれば、すべての単語を他のPCでも使用できます。

同じPC内で複数のユーザーが異なる辞書ファイルを使用できますか?

はい、異なるユーザーアカウントごとに別々の辞書ファイルを使用します。

エクスポートファイルのサイズに制限はありますか?

辞書ファイルのサイズに大きな制限はありませんが、非常に大きな辞書ファイルの場合、エクスポートやインポートに時間がかかることがあります。

同じ辞書を複数のPCにインポートできますか?

はい、エクスポートした辞書ファイルをUSBメモリやクラウドに保存し、複数のPCに同じファイルをインポートすることができます。

テキスト形式でエクスポートした辞書ファイルを手動で編集してもよいですか?

編集は可能ですが、誤った形式で保存すると、インポート時にエラーが発生する可能性があります。編集する際は、形式やエンコードに十分注意してください。

エクスポートしたファイルをクラウドに保存しても問題ないですか?

はい、クラウドに保存することで、複数のデバイス間で簡単に辞書ファイルを移行できます。

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