【Windows版】「名前を付けて保存」ショートカットキー|Office/Adobe/Windows標準アプリ

Windows版「名前を付けて保存」ショートカットキーを徹底解説。Office系はF12、Adobe系はCtrl+Shift+Sなど、FAQ形式で疑問やトラブルをまとめて解決します。

こんな人にオススメの記事です

  • Office系ソフトの「名前を付けて保存」ショートカットキーが知りたい人
  • Adobe系ソフトの「名前を付けて保存」ショートカットキーが知りたい人
  • Windows標準アプリの「名前を付けて保存」ショートカットキーが知りたい人

「ファイルを別名で保存したい」「形式を変えて保存したい」とき、あなたはどうしていますか?
いちいちマウスで「ファイル」メニューを開くのは、慣れていないと手間がかかりますよね。
実は、キーボードのショートカットを使えば、一瞬で「名前を付けて保存」の画面を呼び出すことが可能です。

そこで本記事では、Windows版の主なソフト(Office系、Adobe系、Windows標準アプリ)で使える「名前を付けて保存」のショートカットをキーご紹介します。

また、「バージョンが古くて使えない…」「ノートパソコンでFキーが効かない…」といったトラブルの対処法もまとめました。初心者の方でもわかるように、できるだけ噛み砕いて解説していきます。

目次

Office系ソフト(Word / Excel / PowerPoint)|F12でサッと別名保存

Office系ソフト(Word / Excel / PowerPoint)の名前を付けて保存ショートカットキー|F12でサッと別名保存
Office系ソフト(Word / Excel / PowerPoint)の名前を付けて保存ショートカットキー|F12でサッと別名保存

基本の操作

  • Word、Excel、PowerPoint(日本語版)では、そのアプリがアクティブウィンドウになっている状態でF12 を押すだけで「名前を付けて保存」のウィンドウをすぐに開けます。
  • ノートパソコンでF12が別の機能に割り当てられている場合はFn + F12 を試してください。

もしF12が効かない場合

  1. 「ファイル」メニューから直接、「名前を付けて保存」の項目をクリックします。ショートカットが異なるときは、画面上に表示されるキーを改めて確認してみましょう。
  2. Office のバージョンや言語設定によっては、割り当てが変わっているケースがあります。

特定のキーを無効にしていたり、入れ替えている場合はショートカットが効かない可能性があります。

こんなときに便利

  • Excel: 日付ごとにファイル名を変えて管理したいとき
  • Word: 原稿や企画書をバージョンごとに残しておきたいとき

Adobe系(Photoshop / Illustrator)|Ctrl + Shift + Sで複数形式に対応

Adobe系(Photoshop / Illustrator)の名前を付けて保存ショートカットキー|Ctrl + Shift + Sで複数形式に対応
Adobe系(Photoshop / Illustrator)の名前を付けて保存ショートカットキー|Ctrl + Shift + Sで複数形式に対応

基本の操作

  • Photoshop / Illustrator などの Adobe 製品では、Ctrl + Shift + S を押すと「名前を付けて保存」を呼び出せます。
  • 上書き保存(Ctrl + S)とは違い、画像形式や拡張子を自由に選択できます。

もし効かない場合

  1. 「編集」→「キーボードショートカット」の項目を開き、割り当てを確認してください。
  2. 独自カスタマイズや特別なプラグインを導入している場合、デフォルトから変わっている可能性があります。

特定のキーを無効にしていたり、入れ替えている場合はショートカットが効かない可能性があります。

こんなときに便利

  • PSD形式とJPEG形式を分けて管理したいとき
  • 作業途中のファイルを別々の名前で複数保存したいとき

Windows標準アプリ(メモ帳 / ペイント)|バージョンによってF12 or Ctrl + Shift + S

Windows標準アプリ(メモ帳 / ペイント)の名前を付けて保存ショートカットキー|バージョンによってF12 or Ctrl + Shift + S
Windows標準アプリ(メモ帳 / ペイント)の名前を付けて保存ショートカットキー|バージョンによってF12 or Ctrl + Shift + S

基本の操作

Windows 10 / 11 の新しめの環境では、Ctrl + Shift + S を使うと「名前を付けて保存」が出てくることが多いです。

ただし、古いバージョン(あるいはアップデートが未適用の環境)では、F12 で「名前を付けて保存」が開く場合もあります。

バージョンごとの違い

  • Windows 10
    • Version 2004 以降(2020年春ごろのアップデート)で、Ctrl + Shift + S が安定して使えるようになったという報告が多数あります。
    • ただし、例外的に 1903(2019年春)以降でも、環境によっては F12 が使えるなど、ややまちまちなケースも。
  • Windows 11
    • 最初のリリース段階から、メモ帳・ペイントともに Ctrl + Shift + S が標準になっています。
    • アプリの更新は Microsoft Storeで行われるため、OS が最新でもアプリだけ古い状態の場合もあります。

ショートカットが効かないときの対処法

OSやアプリのバージョンを確認する

別のアプリやツールと競合していないか

  • IME(日本語入力システム)やキーボード設定ソフト、常駐アプリがショートカットを横取りしている可能性があります。そういったツールを一時停止してみると、問題が解決することがあります。

ノートパソコンのFnキー設定を見直す

  • F1F12キーがデフォルトで音量調整や明るさ変更に割り当てられている場合は、Fnキーを押さないと機能しないことがあります。
  • BIOSやメーカー独自アプリの設定で変更できる場合もあるので、必要なら調べてみましょう。
    特定のキーを無効にしていたり、入れ替えている場合はショートカットが効かない可能性があります。

ショートカットで“名前を付けて保存”をもっと手軽に

「名前を付けて保存」をショートカットでさっと呼び出せるようになると、

  • 複数バージョンのファイルを作成するのが簡単になる
  • 誤って上書き保存してしまうリスクを減らせる
  • 余計なクリックを減らして作業を素早く進められる

といったメリットがあります。
ショートカットが効かない場合でも、バージョンやキー設定をチェックすれば解決できるケースがほとんどです。

ソフトウェア分類代表的なソフトショートカットキー備考
Office系Word/Excel/
PowerPoint (日本語版)
F12

(ノートPCはFn+F12も)
主に「名前を付けて保存」
として機能。
Adobe系Photoshop/Illustrator
など
Ctrl+Shift+S写真やイラストの作業中、
別形式での保存に便利。
Windows
標準アプリ(新)
メモ帳/ペイント
(Win10 Ver.2004以降 /Win11)
Ctrl+Shift+S最近のバージョンではこちらが標準。
古い環境だと別の割り当ての場合あり。
Windows
標準アプリ(旧)
メモ帳/ペイント
(古いバージョン)
F12

(ノートPCはFn+F12も)
Windows Update未適用や古いOSでは、
F12が使われているケースも。

あわせて覚えておきたいショートカット

  • 上書き保存 : Ctrl + S
  • 印刷 : Ctrl + P
  • 検索 : Ctrl + F
  • 全選択 : Ctrl + A
  • 取り消し(Undo) : Ctrl + Z

ショートカットを身につけると、どのパソコンでも迷わずに作業を進められるようになります。
はじめは少し慣れが必要ですが、一度使いこなせるようになると手放せなくなる便利ワザです。

また、インターネットブラウザーにも様々なショートカットが用意されています。
覚えておくと便利なMicrosoft Edge(マイクロソフト エッジ)のキーボードショートカット一覧

「名前を付けて保存」ショートカットキーに関するよくある質問とその答え

「名前を付けて保存」をショートカットで呼び出せるようになると、作業効率が大きく向上します。
しかし、ショートカットが反応しなかったり、ノートパソコンでF12が別機能になっていたりと、さまざまなトラブルに遭遇することもあります。
ここでは、よくある疑問を5つのカテゴリに分け、それらのよくある質問と答えをご紹介します。

基本的なショートカット

「名前を付けて保存」の代表的なショートカットは何ですか?

Windows環境では大きく2つのパターンがあります。Officeソフト(Word、Excelなど)で使われるF12と、Adobe系ソフトやテキストエディタなどによく割り当てられているCtrl + Shift + Sの組み合わせです。
どちらが使えるかはアプリによって異なるので、まずはF12かCtrl + Shift + Sを試してみるといいでしょう。

F12やCtrl + Shift + Sを覚えるメリットは何でしょうか?

メニューをたどる操作を省き、素早く別のファイル名や拡張子で保存できることが最大の利点です。
同じ内容のファイルを何度も作り変える場面や、バージョン管理をしたいときに大いに役立ちます。

「上書き保存」のショートカット(Ctrl + S)とはどう違うのですか?

上書き保存は同じファイルを更新する操作で、元のファイルを残したまま新しいファイルを作ることはできません。一方、「名前を付けて保存」は別名や別形式でファイルを増やす操作なので、以前のデータを残しながら新しい状態も作ることができます。

特定のアプリケーションに関するよくある質問

WordやExcelなどのOfficeソフトで最も手軽に別名保存するには?

F12キーを押すだけで「名前を付けて保存」のウィンドウが一発で開きます。
ノートパソコンでF12が音量などに割り当てられているときは、Fnキーを押しながらF12を試すと解決する場合が多いです。
Office 2010以降はこの機能が搭載されており、ほぼすべての日本語版Officeで同じ操作が通用します。
使っているOffice製品のバージョンの確認方法はこちらで紹介しています。

AdobeのPhotoshopやIllustratorではどうすればいいのでしょうか?

PhotoshopやIllustratorなどのAdobe製品では、基本的にCtrl + Shift + Sを押すと「名前を付けて保存」画面が開きます。
複数の画像形式を扱うときや、作業途中で何度も別名保存を行いたいときに非常に便利です。

Windows標準のメモ帳やペイントはF12とCtrl + Shift + Sのどちらが正解なのか分かりません。

Windows 10からWindows 11にかけて途中で仕様が変わり、新しいメモ帳やペイントではCtrl + Shift + Sが主流になりました。
一方、更新が適用されていない古い環境やWindows 10の初期版だとF12が設定されているケースがあります。どちらか一方が効かないときは、もう一方を試してみてください。

LibreOfficeやGIMPなどのフリーソフトはどうでしょう?

LibreOfficeのWriterやCalcでは、基本的にCtrl + Shift + Sが「名前を付けて保存」に割り当てられています。GIMPも同じくCtrl + Shift + Sが使われることが多いですが、バージョンによって微妙な差があるので、画面上部のメニューを確認してみると確実です。

トラブルシューティング(問題発生時の対処法)

ノートパソコンでF12を押しても別名保存ができず、代わりに音量変更などが作動します。どうすればいいですか?

ノートPCではFキーがマルチメディア操作に初期設定されている場合があります。
Fnキーを押しながらF12を試すか、BIOS(またはUEFI)設定で「Function Keys優先」に切り替えるとF12が本来の機能に戻ることがあります。

Ctrl + Shift + Sを押してもまったく反応しないのですが、これは競合ですか?

ほかの常駐ソフトやIME(日本語入力システム)が同じキー操作を上書きしている可能性があります。
まずは常駐ソフトを一度終了してみたり、IMEのプロパティ画面でショートカット割り当てを確認したりして、どこかで競合が起きていないかを確かめてください。

Office系でF12を押しても反応しないことがあるのはなぜでしょう?

Officeのバージョンが古い場合や、キーボードカスタマイズツールによってF12が変更されている場合があります。
Officeを最新の状態に更新したり、Officeを修復インストールしたりすると解決するケースが多いです。
Officeの「ファイル」メニューを開いて「名前を付けて保存」の横にショートカットが表示されているかを確認するのもおすすめです。

応用的な使い方

ブラウザでWebページを保存する場合にも、同じ方法を使えますか?

ブラウザではCtrl + Sが「ページを保存」に対応していることが多く、厳密にはOfficeやAdobeの「名前を付けて保存」とは少し違う動作をします。
Webページ全体(HTMLや画像ファイルなど)をまとめて保存したいときはCtrl + Sで、シンプルに必要なデータだけを取得したい場合は別途ダウンロード機能を利用することが一般的です。

PDFファイルを別名で保存したいのですが、同じショートカットが使えるのでしょうか?

Adobe AcrobatなどのPDF専用ソフトの場合、ファイルメニューに「名前を付けて保存」があり、Ctrl + Shift + Sや別のキーが割り当てられている場合があります。

OneNoteのように自動保存されるツールでも別名保存はできますか?

OneNoteはクラウド同期型のソフトなので、「ファイル」という概念がやや特殊です。
通常の「名前を付けて保存」はなく、代わりに「エクスポート」機能を使って特定のノートやページを別形式(PDFなど)で保存します。

Windowsのバージョンによる違い

Windows 10とWindows 11でショートカットの動き方は変わるのでしょうか?

基本的なキー操作は両OSで大きく変わりませんが、Windows 10ではバージョンによってメモ帳やペイントの機能が段階的に更新されているため、F12が使えたりCtrl + Shift + Sが使えたりと統一されていない部分があります。
Windows 11では最初から新しい仕様になっており、Ctrl + Shift + Sが安定して使えるケースが多いです。

自分のパソコンのWindowsバージョンを調べたいときはどうすればいいですか?

キーボードのWindowsキーとRキーを同時に押し、「winver」と入力してEnterを押すとバージョンとビルド番号が表示されます。詳し操作方法はこちらをご覧ください。

最後までご覧いただきありがとうございました。
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