【Windows11】Microsoft Defenderをオフラインで更新する方法|簡単2ステップ

【Windows11】Microsoft Defenderをオフラインで更新する方法

Windows11のセキュリティ対策に欠かせないMicrosoft Defender。

通常は自動で更新されますが、インターネットに接続できない環境や、Windowsアップデートがうまくいかない場合など、オフラインでの更新が必要になることがあります。

この記事では、Microsoft Defenderをオフラインで更新する方法を、実際の画面を使いながらわかりやすく解説していきます。

通常、Microsoft Defenderの定義ファイルは Windowsアップデートを通じて自動的に更新されます。
オフライン更新は、上記のような特別な理由がある場合にのみ行ってください。

目次

Microsoft Defenderの定義ファイルをダウンロードしてオフラインで更新する方法

ここからは、Microsoft Defenderの定義ファイルをダウンロードしてオフラインで更新する手順と、更新が正しく適用されたかを確認する方法を、順を追って解説していきます。

Microsoft Defenderの定義ファイルをダウンロードして更新する

Microsoft Defenderの定義ファイルをダウンロードしてオフラインで更新するには以下の手順で行います。

  1. Microsoft セキュリティ インテリジェンスの更新プログラム ページを開く
  2. Windows OSに対応するバージョンの「64-bit」または「32-bit」をクリックして、定義ファイルをダウンロード
  3. Microsoft Defenderの定義ファイル(mpam-fe.exe)をダブルクリックして実行

ここからは、Microsoft Defenderの定義ファイルをダウンロードし、オフライン環境で更新する方法を、実際の画面を使いながらわかりやすく解説します。

Microsoft Defenderの定義ファイルをダウンロードするためにはインターネット環境が必要です。

STEP
Microsoft Defenderの定義ファイルをダウンロードする

Microsoft Defender の定義ファイルを手動でダウンロードするには、まず、Microsoft セキュリティ インテリジェンスの更新プログラム ページを開いてください。

次に、お使いのWindows OSに対応するバージョンの「64-bit」または「32-bit」をクリックして、定義ファイルをダウンロードします。

Windows11の場合は64-bitですが、Windows10を使っている場合はOSが32-bitの可能性があります。
使っているパソコンが32bitか64bitかを確認する方法を参考に確認してください。

Microsoft Defenderの定義ファイルをダウンロードして更新する Step1 Microsoft Defenderの定義ファイルをダウンロードする
Microsoft Defenderの定義ファイルをダウンロードして更新する Step1 Microsoft Defenderの定義ファイルをダウンロードする
STEP
Microsoft Defenderの定義ファイル(mpam-fe.exe)をダブルクリックして実行

「64-bit」をクリックすると、「mpam-fe.exe」という名前のファイル (定義ファイル) がダウンロードされます。ダウンロードが完了したら、mpam-fe.exe ファイルをダブルクリックして実行してください。

ダウンロードしたファイル (mpam-fe.exe) の保存場所がわからない場合は、以下の記事を参考に探してください。主要なWebブラウザ (Google Chrome, Microsoft Edge, Mozilla Firefox) での、ダウンロードファイルの保存先確認・変更方法が解説されています。
【Windows】ダウンロードしたファイルの保存先の確認 / 変更方法|Chrome / Edge / Firefox

ファイルを実行しても、特にメッセージや画面表示はありませんが、バックグラウンドで Microsoft Defender の定義ファイルが更新されます。

Microsoft Defender の定義ファイルが正しく更新されたかを確認するには、以下のMicrosoft Defenderが最新バージョンに更新されたことを確認するに進んでください。

Microsoft Defenderの定義ファイルをダウンロードして更新する Step2 Microsoft Defenderの定義ファイル(mpam-fe.exe)をダブルクリックして実行
Microsoft Defenderの定義ファイルをダウンロードして更新する Step2 Microsoft Defenderの定義ファイル(mpam-fe.exe)をダブルクリックして実行

Microsoft Defenderが最新バージョンに更新されたことを確認する

Microsoft Defenderの更新が完了したら、バージョン番号を確認して、最新の状態になっているかを以下の手順で確認してください。

  1. Windowsキーを押し、メニューの右上にある「すべてのアプリ」(すべて)をクリック
  2. アプリや機能の一覧から「Windowsセキュリティ」をクリック
  3. 「ウイルスと脅威の防止」をクリック
  4. 「保護の更新」をクリック
  5. セキュリティ インテリジェンスのバージョン情報を確認する
  6. Microsoft セキュリティ インテリジェンスの更新プログラム ページに書かれている最新バージョンと一致するか確認する

ここでは、Windows セキュリティの画面からバージョン番号を確認する手順を解説します。

STEP
Windowsキーを押し、メニューの右上にある「すべてのアプリ」(すべて)をクリック

キーボードの Windowsキーを押すか、タスクバーの Windows ロゴをクリックします。

展開されたメニューの右上にある「すべてのアプリ」(すべて)をクリックしてください。

Microsoft Defenderが最新バージョンに更新されたことを確認する Step1 Windowsキーを押し、メニューの右上にある「すべてのアプリ」(すべて)をクリック
Microsoft Defenderが最新バージョンに更新されたことを確認する Step1 Windowsキーを押し、メニューの右上にある「すべてのアプリ」(すべて)をクリック
STEP
アプリや機能の一覧から「Windowsセキュリティ」をクリック

「すべてのアプリ」(すべて)をクリックすると、Windows11にインストールされているアプリや機能の一覧が表示されます。

その中にある「Windowsセキュリティ」を探してクリックしてください。

Microsoft Defenderが最新バージョンに更新されたことを確認する Step2 アプリや機能の一覧から「Windowsセキュリティ」をクリック
Microsoft Defenderが最新バージョンに更新されたことを確認する Step2 アプリや機能の一覧から「Windowsセキュリティ」をクリック
STEP
「ウイルスと脅威の防止」をクリック

「Windows セキュリティ」をクリックすると、Windows セキュリティが起動し、現在のセキュリティ状態が表示されます。ウィンドウ上部には、「セキュリティの概要」と大きく表示されます。

「Windowsセキュリティ」は、Windows+R を押して「ファイル名を指定して実行」ウィンドウを開き、その中にwindowsdefender:と入力してEnterを押すことで開くことができます。
「ファイル名を指定して実行」で使用できるコマンドについては、こちらの「ファイル名を指定して実行で使えるコマンド一覧 - Windows 11」で詳しく解説していますので、興味のある方はぜひご覧ください。

表示されたWindows セキュリティのウィンドウの左側にあるメニューから、「ウイルスと脅威の防止」をクリックしてください。

Microsoft Defenderが最新バージョンに更新されたことを確認する Step3 「ウイルスと脅威の防止」をクリック
Microsoft Defenderが最新バージョンに更新されたことを確認する Step3 「ウイルスと脅威の防止」をクリック
STEP
「保護の更新」をクリック

次に、「ウイルスと脅威の防止の更新」の下にある「保護の更新」をクリックしてください。

Microsoft Defenderが最新バージョンに更新されたことを確認する Step4 「保護の更新」をクリック
Microsoft Defenderが最新バージョンに更新されたことを確認する Step4 「保護の更新」をクリック
STEP
セキュリティ インテリジェンスのバージョン情報を確認する

「保護の更新」をクリックすると、セキュリティ インテリジェンスのバージョン情報が表示されます。ここで、以下の項目を確認します。

  • セキュリティインテリジェンスのバージョン: 現在のセキュリティ インテリジェンスのバージョン番号
  • 作成されたバージョン: セキュリティ インテリジェンスが作成された日時
  • 前回の更新: セキュリティ インテリジェンスが最後に更新された日時
Microsoft Defenderが最新バージョンに更新されたことを確認する Step5 セキュリティ インテリジェンスのバージョン情報を確認する
Microsoft Defenderが最新バージョンに更新されたことを確認する Step5 セキュリティ インテリジェンスのバージョン情報を確認する
STEP
Microsoft セキュリティ インテリジェンスの更新プログラム ページに書かれている最新バージョンと一致するか確認する

これらの情報と、、Microsoft セキュリティ インテリジェンスの更新プログラム ページで公開されている最新のバージョン情報を比較することで、Microsoft Defender が最新の状態になっているかを確認できます。

Microsoft Defenderが最新バージョンに更新されたことを確認する Step6 Microsoft セキュリティ インテリジェンスの更新プログラム ページに書かれている最新バージョンと一致するか確認する
Microsoft Defenderが最新バージョンに更新されたことを確認する Step6 Microsoft セキュリティ インテリジェンスの更新プログラム ページに書かれている最新バージョンと一致するか確認する

Microsoft Defenderをオフラインで更新する方法に関するよくある質問と答え

Microsoft Defenderをオフラインで更新する方法に関するよくある質問と答えをまとめました。

Windows11のMicrosoft Defenderは、なぜ更新が必要なのですか?ウイルス定義が古いとどうなりますか?

Microsoft Defender は、ウイルスやマルウェアなどの脅威からパソコンを保護します。
定義ファイル(ウイルスやマルウェアの情報を集めたデータベース)を常に最新に保つことで、新種の脅威にも対応できます。
定義ファイルが古いと、最新のウイルスを検知できず、感染リスクが高まってしまいます。

Microsoft Defenderの定義ファイルは自動更新されますか?手動更新は必要ですか?

通常、Microsoft Defenderの定義ファイルは、Windowsアップデートを通じて自動的に更新されます。
インターネットに接続していれば、1日に数回、最新の定義ファイルが自動でダウンロード・インストールされます。特別な理由がない限り、手動での更新は不要です。

Microsoft Defenderのオフライン更新は、どのくらいの頻度で行うべきですか?

インターネットに接続できないなどの理由でオフライン更新が必要な場合は、できるだけ頻繁に更新してください。Microsoftは通常1日に数回、新しい定義ファイルを公開しています。
少なくとも週に1回は、最新の定義ファイルをダウンロードして適用することをおすすめします。

Windows11でMicrosoft Defenderをオフライン更新する手順を簡単に教えてください。

Microsoft Defenderをオフラインで更新するには、まず別のパソコンでMicrosoft セキュリティ インテリジェンスの更新プログラム ページから最新の定義ファイルをダウンロードします。
次に、ダウンロードしたファイルを更新したいWindows11パソコンにコピーし、実行します。これでオフライン更新は完了です。

Windows10でも、Microsoft Defenderをオフライン更新できますか?手順は同じですか?

はい、Windows10でもMicrosoft Defenderをオフライン更新できます。
手順は Windows11とほぼ同じですが、ダウンロードする定義ファイルが異なる場合があります。
Microsoft セキュリティ インテリジェンスの更新プログラム ページで、お使いの Windowsのバージョンに合ったファイルを選んでください。

Microsoft Defenderの定義ファイルのダウンロードは無料ですか?

はい、Microsoft Defenderの定義ファイルのダウンロードは完全に無料です。

Microsoft Defenderのオフライン更新後、正しく更新されたかを確認する方法は?

オフライン更新が成功したかを確認するには、Windowsセキュリティを開き、「ウイルスと脅威の防止」→「保護の更新」と進み、セキュリティ インテリジェンスのバージョン情報を確認します。
バージョン番号や作成日時が、ダウンロードしたファイルと一致していれば、更新は完了しています。

ダウンロードした定義ファイル (mpam-fe.exe) を実行しても、何も表示されません。更新できていますか?

mpam-fe.exe を実行しても、通常は画面に何も表示されません。
更新はバックグラウンドで実行されます。しばらく待ってから、Windowsセキュリティで Microsoft Defender のバージョン情報を確認し、更新が適用されているかを確認してください。

Microsoft Defenderのオフライン更新にはリスクがありますか?注意点はありますか?

オフライン更新自体に大きなリスクはありませんが、インターネットに接続しない期間が長くなると、最新の脅威に対応できなくなる可能性があります。
可能な限り、定期的にオンラインで Windowsアップデートを実行し、Microsoft Defenderを最新の状態に保つことが推奨されます。

Microsoft Defenderの定義ファイル (mpam-fe.exe) をUSBメモリで移動するのは安全ですか?

定義ファイル (mpam-fe.exe) をUSBメモリで移動すること自体は問題ありません。
ただし、USBメモリがウイルス感染していると、パソコンも感染する危険があります。
信頼できるパソコンでファイルをダウンロードし、ウイルスチェック済みのUSBメモリを使うようにしてください。

Microsoft Defenderのオフライン更新で、公式サイト以外から定義ファイルをダウンロードするのは危険ですか?

はい、非常に危険です。必ず Microsoft の公式サイトから定義ファイルをダウンロードしてください。
信頼できないサイトからダウンロードしたファイルは、ウイルスに感染している可能性があります。

他のセキュリティソフトを使っている場合、Microsoft Defenderはどうなりますか?

他のセキュリティソフトをインストールしている場合、通常、Microsoft Defenderは自動的に無効になります。

企業でWindowsを使っています。WSUSでMicrosoft Defenderをオフライン更新できますか?

はい、WSUS (Windows Server Update Services) を利用している環境では、Microsoft Defenderの定義ファイルを含む更新プログラムを一元管理し、オフラインで各パソコンに配布できます。

ウイルス定義ファイルとセキュリティインテリジェンスの違いは何ですか?

セキュリティインテリジェンスとは、Microsoft Defenderがウイルスやマルウェアなどの脅威を検知・防御するために使用する情報の総称です。
ウイルス定義ファイルは、セキュリティインテリジェンスの一部であり、特定のウイルスの特徴を記述したデータです。
セキュリティインテリジェンスには、定義ファイルの他に、ヒューリスティック検知(プログラムの振る舞いから脅威を検知する技術)やクラウドベースの保護など、さまざまな技術が含まれています。

定義ファイルを更新後にWindowsセキュリティを起動しようとしたら起動できません。どうすればいいですか?

Windowsセキュリティが正常に起動できない場合は、こちらの「【Windows11】Windowsセキュリティが開かない、起動しないトラブルの対処法」を参考に対処してください。

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その他のWindows11に関する記事はこちらです。ぜひご覧ください。

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