「Microsoft Edgeのお気に入りは便利だけど、『いったいPCのどこに保存されてるの?』『ファイルの場所をすぐ開きたいんだけど、簡単な方法はない?』」
そう思っていませんか? いざという時に「お気に入り」(ブックマーク)の「保存場所」が分からないと、手動でのバックアップや設定の確認もできず、少し不安になりますよね。
この記事では、Windowsユーザー向けに、Microsoft Edgeのお気に入りが保存されている「フォルダ」の「場所」を正確に特定し、そこへ「最速」かつ「簡単」にアクセスするための具体的な「開く方法」(「ファイル名を指定して実行」と「エクスプローラー」の2種類)を、初心者にも分かりやすく解説します。
最速2ステップ!Microsoft Edgeの「お気に入り」の保存場所を開く方法 (Windows版)
ここでは、Windowsの標準機能「ファイル名を指定して実行」と「エクスプローラー」を使い、わずか2ステップだけで、Microsoft Edgeのお気に入りが格納されている「保存場所」のフォルダを最速で開く具体的な方法を解説します。
「ファイル名を指定して実行」からMicrosoft Edgeの「お気に入り」の保存場所を開く方法
最初に、「ファイル名を指定して実行」(Win
+R
ショートカット)を使い、Microsoft Edgeのお気に入り保存場所フォルダを開く方法を解説します。手順は以下のとおりです。
Windows
キー +R
キー で「ファイル名を指定して実行」を起動します。- 入力欄にパス
%LOCALAPPDATA%\Microsoft\Edge\User Data\Default
を貼り付け(Ctrl+V
が便利)、Enter
キー を押します。 - 表示されたフォルダ内で「Bookmarks」ファイル(お気に入りデータ本体)を確認します。
ここからは、これらのステップを実際の操作画面イメージと共に、さらに詳しく見ていきましょう。
キーボードでWindows
キーとR
キーを同時に押してください。
これで「ファイル名を指定して実行」(Windows+R ショートカットで起動する機能)が開きます。

「ファイル名を指定して実行」の入力欄に、以下の文字をCtrl+V
キーで貼り付けてください。
次にEnter
キーを押してください。
%LOCALAPPDATA%\Microsoft\Edge\User Data\Default\

Enter
キーを押すと、Microsoft Edgeのお気に入り保存場所が開きます。
このフォルダ内にあるBookmarks
ファイルが、お気に入りデータ本体です(データ形式はJSON)。 Bookmarks.bak
は、Microsoft Edgeが自動作成するバックアップファイル(予備のデータ)です。

エクスプローラーからMicrosoft Edgeの「お気に入り」の保存場所を開く方法
次に、「エクスプローラーのアドレスバー」を利用して、Microsoft Edgeのお気に入り保存場所フォルダを開く方法を解説します。手順は以下のとおりです。
Windows
キー +E
キー で「エクスプローラー」を起動します。- 上部のアドレスバーにパス
%LOCALAPPDATA%\Microsoft\Edge\User Data\Default
を貼り付け(Ctrl+V
が便利)、Enter
キー を押します。 - 表示されたフォルダ内で「Bookmarks」ファイル(お気に入りデータ本体)を確認します。
ここからは、これらのステップを実際の操作画面イメージと共に、さらに詳しく解説します。
キーボードでWindows
キーとE
キーを同時に押してください。
これで「エクスプローラー」が開きます。

エクスプローラー上部のアドレスバーに、以下の文字をCtrl+V
キーで貼り付けてください。
次にEnter
キーを押してください。
%LOCALAPPDATA%\Microsoft\Edge\User Data\Default\

Enter
キーを押すと、Microsoft Edgeのお気に入り保存場所が開きます。
このフォルダ内にあるBookmarks
ファイルが、お気に入りデータ本体です(データ形式はJSON)。 Bookmarks.bak
は、Microsoft Edgeが自動作成するバックアップファイル(予備のデータ)です。

なぜお気に入りの「ファイルの場所」を知りたい?主な理由
通常はお気に入りの「エクスポート機能」を使いますが、以下のような「理由」で、Microsoft Edgeのお気に入り「ファイルの場所」に直接アクセスしたい場合があります。
- 手動でのバックアップ
Bookmarks
「ファイル自体を保管」したい場合(※ただしリスクが高く非推奨)。 - スクリプト・ツールでの利用
作成したスクリプトや特定の外部ツールで、お気に入りデータを「自動処理」したり直接読み込んだりする必要がある場合。 - 特殊なデータ移行
通常のHTML形式のエクスポート/インポートでは対応できない、特殊な形式での「データ移行」が必要な場合。 - トラブルシューティング(上級者向け)
「同期のトラブル」などの際に、原因究明のためにファイルの存在や状態を「確認」したい場合。 - 技術的な興味
Microsoft Edgeがデータを「保存」する「仕組み」を具体的に知りたい場合。
これらが、お気に入りの「ファイルの場所」を知りたい主な理由として考えられます。
ただし、次で説明するように、ファイルを直接扱う際には注意が必要です。
お気に入りファイル直接操作のリスクと推奨される「エクスポート機能」
お気に入りフォルダの場所を開き、Bookmarks
ファイルを見つけることができましたが、このファイルを直接操作することには大きなリスクが伴います。
Bookmarksファイルを直接操作するリスク (非推奨)
Microsoft Edgeのお気に入りデータである Bookmarks
ファイルや Bookmarks.bak
(バックアップ)を直接編集・削除するのは非常に危険です。主なリスクを解説します。
理由1: Bookmarksファイルは特殊な「生データ」
このファイルは、人間が直接編集するために作られていません。
Microsoft Edgeが内部で使う「JSON形式」(データ交換用の記述ルール)で書かれたプログラム用のデータです。
理由2: 簡単な編集でも「破損」しやすい
「メモ帳」などのテキストエディタで不用意に開き、わずかに編集・保存しただけでも、JSONの構造が壊れてファイルが破損する可能性が高いです。
理由3: お気に入りの「データ消失」に繋がる
ファイルが破損すると、Microsoft Edgeはお気に入りを正常に読み込めません。
結果として、登録したお気に入りが全て表示されなくなるデータ消失の恐れがあります。
理由4: Edgeの「動作不安定・起動不能」を招くことも
最悪の場合、Edgeブラウザ自体の動作が不安定になったり、起動しなくなったりします。
この状態になると、Microsoft Edgeの「修復インストール」が必要になるケースもあります。
注意点: 「Bookmarks.bak」ファイルも同様
同じフォルダにある .bak
ファイルは自動バックアップですが、これもJSON形式です。
破損リスクがあるため、直接の編集は推奨しません。
安全に使えるMicrosoft Edgeの「エクスポート」機能
上記のリスクがあるため、お気に入りのバックアップや、他のPC・他のブラウザへの移行が目的であれば、ファイルを直接コピーしたり編集したりするのではなく、Microsoft Edgeに標準で用意されている「お気に入りのエクスポート機能」を使うことを強く推奨します。
この機能を使えば、以下の手順で安全かつ簡単に、汎用性の高いHTMLファイル形式でお気に入りを保存できます。
- Microsoft Edgeを開き、アドレスバーに
edge://favorites
と入力してEnter
キーを押してください。(お気に入り管理ページが開きます) - お気に入りページの右上にある 「…」 (横三点リーダー) をクリックしてください。
- 表示されたメニューから 「お気に入りのエクスポート」 を選択してください。
- 「名前を付けて保存」ウィンドウが開くので、保存したい場所(デスクトップやドキュメントフォルダなど分かりやすい場所)を選び、ファイル名(通常は
お気に入り_日付.html
のようになります)を確認または変更して、「保存(S)」ボタンをクリックしてください。
この手順でお気に入りを簡単にHTMLファイルとして保存できます。
エクスポート機能の詳しい手順や、バックアップ・移行への活用については、 こちらの記事 で詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてください。
エクスポート機能を使う主なメリット
Microsoft Edge標準の「お気に入りエクスポート機能」には、ファイルを直接操作する方法にはない、多くのメリットがあります。
主な利点を4つ紹介します。
- 安全性
Microsoft Edge内部の重要なデータを誤って破損させる心配がありません。
最も安全なバックアップ・移行手段です。 - 簡単さ
専門知識は不要で、わずか数クリックの簡単なマウス操作だけで、すぐにお気に入りをファイルに書き出せます。 - 高い互換性
保存される「HTML形式」(Webページの標準形式)ファイルは汎用性が高く、Microsoft Edgeはもちろん、Google ChromeやFirefoxなど主要ブラウザ間で簡単に「インポート」(読み込み)できます。
PC買い替えやブラウザ「移行」時に非常に役立ちます。 - 内容の確認しやすさ
エクスポートされたHTMLファイルは、ダブルクリックするだけでインターネットブラウザで開けます。
人間が読めるリンク集として、バックアップ内容の確認も容易です。
このように多くの利点があるため、特別な理由がない限り、お気に入りの管理(バックアップや移行)には、「エクスポート機能」の利用をおすすめします。
Microsoft Edgeの「お気に入り」の保存場所を開く方法に関するよくある質問と答え
ここでは、Microsoft Edgeのお気に入り保存場所に関する疑問や、知っておくと役立つ情報をQ&A形式でまとめました。基本的な疑問から順に並べていますので、気になる項目からご覧ください。
その他Microsoft Edgeに関する記事
その他Microsoft Edgeに関する記事はこちらです。ぜひご覧ください。
-
Microsoft Edgeでシークレットモード(InPrivate ブラウズ)を使う方法
こんな人にオススメの記事です 共用パソコンなどでインターネットの閲覧履歴(閲覧履歴、インターネット一時ファイル、Cookie など)を残したくない人 Microsoft Edgeの閲... -
【Microsoft Edge】ページ全体を簡単にスクリーンショットする方法
こんな人にオススメの記事です Microsoft EdgeでWebページ全体をスクリーンショットしたい人 Microsoft EdgeでWebページの一部をスクリーンショットしたい人 このページ... -
【Microsoft Edge】Webサイトの広告をブロックする方法
こんな人にオススメの記事です Webサイトの広告を非表示にしたい人 通信量をなるべく抑えたい人 ウェブサイトを閲覧中に、突然表示される煩わしい広告やポップアップに... -
Microsoft Edgeでファイルがダウンロードできない原因と対処法
Microsoft Edgeで「安全にダウンロードすることはできません」というエラーメッセージに困った経験はありませんか?一見厄介な仕様に思えますが、実はブラウザが安全性... -
Microsoft EdgeでIEモードを使う方法-Windows11
こんな人にオススメの記事です Microsoft EdgeでIEモードを使いたい人 IEでしか表示できないページを使っている人 IEモードの使い方がわからない人 Microsoft EdgeをIE... -
e-Gov電子申請サービスからの電子公文書(xmlファイル)の開き方
こんな人にオススメの記事です e-Gov電子申請サービスからの電子公文書(.xml)の開き方を知りたい人 e-Gov電子申請サービスからの電子公文書(.xml)を開くと真っ白になっ... -
PDFをブラウザーで開かないようにする方法
こんな方にオススメ PDFファイルが毎回ブラウザーで開かれて困っている方 PDFファイルを常にAcrobat Reader DCで開きたい方 パソコン内に保存してあるPDFファイルを開い... -
PCでスマホ表示に切り替える方法 - Chrome Edge Firefox
こんな人にオススメの記事です Chromeを使ってサイトをスマホ表示に切り替えたい人 Microsoft Edgeを使ってサイトをスマホ表示に切り替えたい人 Firefoxを使ってサイト... -
【Microsoft Edge】特定のサイトのキャッシュやCookieを削除する方法
「いつも見ている特定のサイトだけ、なぜか表示が崩れる」「うまくログインできない」「複数のアカウントがスムーズに切り替えられない」… Microsoft Edgeを使っていて...
最後までご覧いただきありがとうございました。
このサイトは情シスマンが半径3m以内のITに関する情報を掲載してるサイトです。
Windows系を主として、ソフトや周辺機器の操作や設定について画像も用いながらわかりやすく解説しています。
解説している内容に誤りがあった場合や、補足が必要な場合、もっと知りたい場合はこちらのお問い合わせフォームからご連絡ください。
個人の方を限定にサポートさせていただきます。
実行環境
Windows11 Home 24H2
64 ビット オペレーティング システム
11th Gen Intel(R) Core(TM) i7-11375H @ 3.30GHz 3.30 GHz
16.0 GB RAM
Microsoft 365
コメント