こんな人にオススメの記事です
- PowerShellの使い方を学び始めた初心者
- PowerShellスクリプトの互換性を確認したい人
- 現在使用しているPowerShellのバージョンを素早く調べたい人
Windows 11には、システム管理やトラブル解決に役立つ便利なツール「PowerShell」が標準搭載されています。
ただし、PowerShellには複数のバージョンがあり、それぞれ利用できる機能が異なります。
そのため、最初に現在使用しているバージョンを確認することが重要です。
PowerShellのバージョンを確認する方法は実はとても簡単で、PowerShellを起動し、$PSVersionTableと入力してEnter
を押すだけです。
コマンドを実行すうと画面にさまざまな情報が表示されます。
この中の「PSVersion」という項目の横にある数字が、現在のPowerShellのバージョンです。
たとえば「5.1」と表示されていれば、使用中のバージョンは「5.1」です。
この記事では、PowerShellを初めて使う方にもわかりやすいように、PowerShellの起動方法とバージョン確認の手順を、実際の画面を使いながらわかりやすく解説していきます。
WindowsでPowerShellを起動する方法
WindowsでPowerShellを起動するには、いくつかの方法があります。
ここでは、その中でもオススメの方法を3つご紹介します。使いやすい方法を覚えて活用してみてください。
タスクバーのWindowsボタンからPowerShellを起動する方法
Windows 11では、タスクバーの「Windowsボタン」から簡単にPowerShellを起動することができます。
以下の手順で操作してください。
タスクバーにあるWindowsボタンを[右クリック]してください。
Windowsボタンを[右クリック]すると上に向かってメニューが展開されます。
展開されたメニューの中から[Windowsターミナル]または[Windowsターミナル(管理者)]をクリックしてください。
![タスクバーにあるWindowsボタンを[右クリック]し、[Windowsターミナル]または[Windowsターミナル(管理者)]をクリック](https://jo-sys.net/wp-content/uploads/2022/08/タスクバーのWindowsボタンからPowerShellを起動する方法-1024x576.png)
[Windowsターミナル]または[Windowsターミナル(管理者)]をクリックするとWindows PowerShellが起動します。

ファイル名を指定して実行ウィンドウからPowerShellを起動する方法
PowerShellは、「ファイル名を指定して実行」ウィンドウからも簡単に起動することができます。
この方法は、キーボード操作だけで素早く起動したい場合に便利です。
まず、キーボードの Windows
キーとR
を同時に押してください。
すると、「ファイル名を指定して実行」というウィンドウが表示されます。

表示されたウィンドウの入力欄に[powershell]と入力し、[OK]をクリックしてください。

[OK]をクリックすると、PowerShellが起動します。

検索バーからPowerShellを起動する方法
Windows 11では、タスクバーにある検索バーを使って簡単にPowerShellを起動できます。
初心者にもわかりやすいこの方法を以下に説明します。
タスクバーにあるWindowsボタンをクリックして(キーボードのWindows
キーを押して)ください。
Windowsキーをクリックすると上に向かってメニューが展開されます。
展開されたメニューの上部にある検索バーに[powershell]と入力してください。
検索バーに[powershell]と入力して、「最も一致する検索結果」に表示される[Windows PowerShell]をクリックしてください。

[Windows PowerShell]をクリックすると、PowerShellが起動します。

起動したPowerShellのバージョンを確認する方法
次に、起動したPowerShellのバージョンを確認する方法をわかりやすく解説していきます。
起動したPowerShellの画面で、以下のコマンドを入力して Enter
を押してください。
$PSVersionTable

コマンドの実行結果としてさまざまな情報が表示されます。
この中の「PSVersion」という項目に書かれている数字が、現在のPowerShellのバージョンです。
以下の画面ではこのPowerShellのバージョンが5.1.22000.832であることがわかります。
5.1.22000.832の5がメジャーバージョン、1がマイナーバージョン、22000がビルド、832がリビジョンです。
これらはPowerShellのコンソールに $PSVersionTable.PSVersion と入力してEnter
を押すことで確認できます。

最新版のPowerShellをインストールする方法について
最新版のPowerShellをインストールする方法や、インストール後の操作について詳しく知りたい場合は、以下の記事をぜひご覧ください。
- インストーラーを使った簡単なインストール方法
- コマンドラインを使ったインストール方法
- インストールした最新版のPowerShellを起動する方法
- Windowsターミナルを起動した際にデフォルトで最新のPowerShellが立ち上がるように設定する方法
これらの手順をわかりやすく解説した記事がこちらです。
初心者の方から上級者の方まで、スムーズに最新版のPowerShellを利用するための参考になる内容ですので、ぜひご覧ください。
よくある質問と答え
PowerShellのバージョンを確認する方法に関するよくある質問と答えをまとめました。
その他Windows11に関する記事
その他Windows11に関する記事はこちらです。ぜひご覧ください。
-
【Windows11】デスクトップのアイコンが勝手に移動する原因と解決策をわかりやすく解説
Windows11でデスクトップのアイコンが勝手に移動してしまい、「せっかく整理したのにまたバラバラ…」と悩んでいませんか? 実は、このトラブルの多くは「アイコンの自動... -
PCを起動した日時とシャットダウンした日時を確認する方法 Windows11
こんな人にオススメの記事です パソコンの起動/終了のログ(履歴)を確認したい人 パソコンを最後に起動した日時を確認したい人 イベントビューアーの便利な使い方を知... -
Windows11でIE(インターネットエクスプローラー)を起動する方法
こんな人にオススメの記事です IE(インターネットエクスプローラー)を使う必要がある人 Windows11でIE(インターネットエクスプローラー)を起動する方法を知りたい人... -
【Windows11】ネットワーク上のデバイスが表示されない原因と対処法
この記事では、Windows11で、同じネットワーク上にあるはずのPCやプリンター、NASといったデバイスが表示されない場合の原因と対処法を分かりやすく解説します。 「急い... -
【Windows11】.NET Framework 3.5/4.8を有効にする方法
この記事では、古いソフトやゲームの実行に必要な「.NET Framework 3.5」をWindows11で有効化(インストール)する方法と、最新版の「.NET Framework 4.8」が有効になっ... -
Windows11 24H2を今すぐダウンロードしてアップデートする方法
こんな人にオススメの記事です Windowsアップデートを待たずにWindows11 24H2をインストールしたい人 今すぐWindows11 24H2にアップデートしたい人 手動でWindows11 24H... -
【Windows11】複数ファイルを一括印刷・PDF化する2つの方法|PDF・Word・画像をまとめて出力
この記事では、Windows11の標準機能だけでフォルダー内の複数ファイルを数回のクリックで一括印刷・PDF化する2つの方法を解説します。 私自身、月末の締め日に50枚超の... -
【Windows11】hostsファイルを編集する方法|保存場所・注意点
こんな人にオススメの記事です hostsファイルの保存場所を確認したい方 hostsファイルを編集して設定を変更したい方 hostsファイルの変更が反映されなくて困っている人 ... -
【Windows11】付箋アプリが「更新の準備中」で起動できない場合の対処法
この記事では、Windows11標準の付箋アプリに「付箋を更新する必要があります。更新の準備中です」と表示されて起動できない場合の対処法を、実際の画面を使いながらわか...
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
記事の内容は独自検証に基づくものであり、MicrosoftやAdobeなど各ベンダーの公式見解ではありません。
環境によって結果が異なる場合がありますので、参考のうえご利用ください。
誤りのご指摘・追記のご要望・記事のご感想は、記事のコメント欄またはこちらのお問い合わせフォームからお寄せください。個人の方向けには、トラブルの切り分けや設定アドバイスも実施します。
※Microsoft、Windows、Adobe、Acrobat、Creative Cloud、Google Chromeほか記載の製品名・サービス名は各社の商標または登録商標です。
コメント