【Excel】図形を透過する方法|透明度も自由に設定(デスクトップ・Web版対応)

【Excel】図形を透過する方法|透明度も自由に設定(デスクトップ・Web版対応)

この記事では、Excelで作成した図形を透過させる具体的な方法を、デスクトップ版とWeb版(Excel for the web)それぞれについて、実際の画面を使いながらわかりやすく解説します。

「Excelで資料を作っていると、図形が下の文字や画像と重なって見えづらくなってしまう…」「もっとスッキリと背景に馴染むように図形を配置したいけれど、どうすればいいの?」――このような悩みは、情報システム担当としてExcelのサポートをしていると、多く寄せられるご相談の一つです。

図形の透明度を自由に設定できるようになれば、資料全体のデザイン性が向上し、伝えたい情報がよりクリアに、そして効果的に相手に届けられます。

ぜひ最後までご覧ください。

目次

図形の「塗りつぶし」を透明(なし)・半透明にする方法

Excelの図形を背景に重ねる際、「透明にして下の情報を見せたい」という場面、ありますよね。

Excelで図形を透明にする基本的な方法は、図形の「塗りつぶし」の色を「なし」に設定する必要があります。これにより、図形の背景が透けて見えるようになり、実質的に「透明」な状態を実現できます。

ここからは、この「塗りつぶしなし」による透明化の手順と、さらに図形に色を残したまま好みの透け具合に調整できる「半透明」の設定方法について、デスクトップ版とWeb版のExcelそれぞれで解説していきます。

デスクトップ版Excelで図形の「塗りつぶし」を透明(なし)・半透明にする手順

まずは、デスクトップ版のExcelで図形の「塗りつぶし」を完全に透明にする方法と、任意の色を残したままお好みの度合いで半透明に調整する方法を、それぞれ解説します。大まかな手順は以下の通りです。

  1. 透明にしたい図形を右クリックし「図形の書式設定」を開く
  2. 「塗りつぶしと線」のアイコンをクリック
  3. 「塗りつぶしなし」をクリックする(透明にしたい場合)
  4. 透明度を指定する(半透明にしたい場合)

ここからは、図形の塗りつぶしを透明(なし)にするための具体的な手順を、実際の画面を使いながらわかりやすく解説していきます。

STEP
透明にしたい図形を右クリックし「図形の書式設定」を開く

まず、透明にしたい図形の上で右クリックしてください。

表示された右クリックの中から「図形の書式設定(O)...」を選択してください。

デスクトップ版Excelで図形の「塗りつぶし」を透明(なし)・半透明にする手順 Step1 透明にしたい図形を右クリックし「図形の書式設定」を開く
デスクトップ版Excelで図形の「塗りつぶし」を透明(なし)・半透明にする手順 Step1 透明にしたい図形を右クリックし「図形の書式設定」を開く
STEP
「塗りつぶしと線」のアイコンをクリック

「図形の書式設定(O)...」をクリックすると、Excel画面の右側に「図形の書式設定」作業ウィンドウが表示されます。

次に、「図形の書式設定」作業ウィンドウの上部にあるアイコンの中から、「塗りつぶしと線」のアイコンをクリックしてください。

デスクトップ版Excelで図形の「塗りつぶし」を透明(なし)・半透明にする手順 Step2 「塗りつぶしと線」のアイコンをクリック
デスクトップ版Excelで図形の「塗りつぶし」を透明(なし)・半透明にする手順 Step2 「塗りつぶしと線」のアイコンをクリック
STEP
「塗りつぶしなし」をクリックする(透明にしたい場合)

「塗りつぶしと線」の項目が開いたら、その中にある「塗りつぶしなし(N)」のラジオボタンを選択してください

これを選択した瞬間に、選択していた図形の塗りつぶしがなくなり、背景が透けて見える「透明」な状態になります。

デスクトップ版Excelで図形の「塗りつぶし」を透明(なし)・半透明にする手順 Step3 「塗りつぶしなし」をクリックする(透明にしたい場合)
デスクトップ版Excelで図形の「塗りつぶし」を透明(なし)・半透明にする手順 Step3 「塗りつぶしなし」をクリックする(透明にしたい場合)
STEP
透明度を指定する(半透明にしたい場合)

図形に色を残したまま、背景を透かし見せたい(半透明にしたい)場合は、「塗りつぶしなし」を選ぶ代わりに、色の「透明度」を調整します。操作は引き続き「図形の書式設定」作業ウィンドウで行います。

「図形の書式設定」作業ウィンドウの「塗りつぶし」の枠で、まず「塗りつぶし (単色)(S)」や「塗りつぶし (グラデーション)(G)」など、何らかの塗りつぶし方法が選択されている状態にしてください(既に塗りつぶし色が設定されていれば、あらためて色を選ぶ必要はありません)。

次に、その下にある「透明度(T)」というスライダーを探し、これを左右にドラッグするか、スライダーの右側にあるパーセンテージ(%)のボックスに直接0~100の数値を入力して、透明度に調整してください

デスクトップ版Excelで図形の「塗りつぶし」を透明(なし)・半透明にする手順 Step4 透明度を指定する(半透明にしたい場合)
デスクトップ版Excelで図形の「塗りつぶし」を透明(なし)・半透明にする手順 Step4 透明度を指定する(半透明にしたい場合)

Web版Excelで図形の「塗りつぶし」を透明(なし)にする手順

続いて、Webブラウザで使用できるExcel for the web(以下、Web版Excel)で、図形の塗りつぶしを透明(なし)にする方法は以下のとおりです。

  1. 透明にしたい図形を選択して「塗りつぶし」をクリック
  2. 表示されたカラーパレットの中から「塗りつぶしなし」をクリック
  3. 図形の色が透明(なし)になったことを確認する

ここからは、Web版Excelで図形の「塗りつぶし」を透明(なし)にする方法を、実際の画面を使いながらわかりやすく解説していきます。デスクトップ版とは一部操作が異なりますので、手順を一つずつ確認していきましょう。

Web版Excelでは、図形の「塗りつぶし」を半透明にする機能はありません。デスクトップ版のExcelを使う必要があります。

STEP
透明にしたい図形を選択して「塗りつぶし」をクリック

まず、Web版Excelのシート上で、透明にしたい図形をクリックして選択してください。

図形を選択すると、「図形」タブが表示されます。

その中にある「塗りつぶし」アイコンをクリックしてください

Web版Excelで図形の「塗りつぶし」を透明(なし)にする手順 Step1 透明にしたい図形を選択して「塗りつぶし」をクリック
Web版Excelで図形の「塗りつぶし」を透明(なし)にする手順 Step1 透明にしたい図形を選択して「塗りつぶし」をクリック
STEP
表示されたカラーパレットの中から「塗りつぶしなし」をクリック

「塗りつぶし」をクリックすると、色の選択肢(カラーパレット)やその他の塗りつぶしに関するオプションが表示されます。

この中から、「塗りつぶしなし」をクリックしてください。

Web版Excelで図形の「塗りつぶし」を透明(なし)にする手順 Step2 表示されたカラーパレットの中から「塗りつぶしなし」をクリック
Web版Excelで図形の「塗りつぶし」を透明(なし)にする手順 Step2 表示されたカラーパレットの中から「塗りつぶしなし」をクリック
STEP
図形の色が透明(なし)になったことを確認する

「塗りつぶしなし」をクリックすると、図形が透明になります。

Web版Excelで図形の「塗りつぶし」を透明(なし)にする手順 Step3 図形の色が透明(なし)になったことを確認する
Web版Excelで図形の「塗りつぶし」を透明(なし)にする手順 Step3 図形の色が透明(なし)になったことを確認する

図形の「枠線」を透明(なし)・半透明にする方法

図形の見た目は、「塗りつぶし」だけでなく「枠線」でも大きく変わります。枠線を消したり、透けさせたりすると、資料のデザイン性が良くなります。特に、図と文字を組み合わせるときは、枠線の扱いで見やすさが大きく変わることがあります。
ここでは、図形の枠線を透明にする方法と、枠線を活かして半透明にする方法を、デスクトップ版とWeb版のExcelそれぞれの使う手順で解説します。

デスクトップ版Excelで図形の「枠線」を透明(なし)・半透明にする手順

まず、デスクトップ版Excelで、図形の枠線を透明(なし)にする方法と、枠線の色や太さはそのままに透け具合だけ変える方法を説明します。大まかな手順は以下の通りです。

  1. 透明にしたい図形を右クリックし「図形の書式設定」を開く
  2. 「塗りつぶしと線」のアイコンをクリック
  3. 「線」をクリックして展開
  4. 枠線を透けさせたい(半透明にしたい)場合は、線の種類を選んだ後、「透明度」を調整してください。

ここからは、デスクトップ版Excelで図形の「枠線」を透明(なし)・半透明にする手順を、実際の画面を使いながらわかりやすく解説していきます。

STEP
枠線を透明(なし)にしたい図形を右クリックし「図形の書式設定」を開く

まず、枠線を透明(なし)にしたい図形の上で右クリックしてください。

表示された右クリックの中から「図形の書式設定(O)...」を選択してください。

デスクトップ版Excelで図形の「枠線」を透明(なし)・半透明にする手順 Step1 枠線を透明(なし)にしたい図形を右クリックし「図形の書式設定」を開く
デスクトップ版Excelで図形の「枠線」を透明(なし)・半透明にする手順 Step1 枠線を透明(なし)にしたい図形を右クリックし「図形の書式設定」を開く
STEP
「塗りつぶしと線」のアイコンをクリック

「図形の書式設定(O)...」をクリックすると、Excel画面の右側に「図形の書式設定」作業ウィンドウが表示されます。

次に、「図形の書式設定」作業ウィンドウの上部にあるアイコンの中から、「塗りつぶしと線」のアイコンをクリックしてください。

デスクトップ版Excelで図形の「枠線」を透明(なし)・半透明にする手順 Step2 「塗りつぶしと線」のアイコンをクリック
デスクトップ版Excelで図形の「枠線」を透明(なし)・半透明にする手順 Step2 「塗りつぶしと線」のアイコンをクリック
STEP
「線」をクリックして展開

「塗りつぶしと線」の項目が開いたら、その中にある「線」をクリックして展開してください。

デスクトップ版Excelで図形の「枠線」を透明(なし)・半透明にする手順 Step3 「線」をクリックして展開
デスクトップ版Excelで図形の「枠線」を透明(なし)・半透明にする手順 Step3 「線」をクリックして展開
STEP
「線なし(N)」のラジオボタンを選択(枠線を透明にする場合)

「線」の項目が開いたら、その中にある「線なし(N)」のラジオボタンを選択してください

これを選択した瞬間に、選択していた図形の枠線がなくなり、枠線が実質「透明」な状態になります。

デスクトップ版Excelで図形の「枠線」を透明(なし)・半透明にする手順 Step4 「線なし(N)」のラジオボタンを選択(枠線を透明にする場合)
デスクトップ版Excelで図形の「枠線」を透明(なし)・半透明にする手順 Step4 「線なし(N)」のラジオボタンを選択(枠線を透明にする場合)
STEP
透明度を指定する(枠線を半透明にしたい場合)

図形の枠線を残したまま、その色を透かし見せたい(半透明にしたい)場合は、「線なし」を選ぶ代わりに、色の「透明度」を調整します。操作は引き続き「図形の書式設定」作業ウィンドウで行います。

「図形の書式設定」作業ウィンドウの「塗りつぶし」の枠で、まず「線 (単色)(S)」や「線 (グラデーション)(G)」など、何らかの塗りつぶし方法が選択されている状態にしてください(既に塗りつぶし色が設定されていれば、あらためて色を選ぶ必要はありません)。

次に、その下にある「透明度(T)」というスライダーを探し、これを左右にドラッグするか、スライダーの右側にあるパーセンテージ(%)のボックスに直接0~100の数値を入力して、透明度に調整してください

デスクトップ版Excelで図形の「枠線」を透明(なし)・半透明にする手順 Step5 透明度を指定する(枠線を半透明にしたい場合)
デスクトップ版Excelで図形の「枠線」を透明(なし)・半透明にする手順 Step5 透明度を指定する(枠線を半透明にしたい場合)

Web版Excelで図形の「枠線」を透明(なし)にする手順

Web版Excelでも、図形の枠線を簡単に透明(なし)にすることができます。デスクトップ版とはリボンの操作方法が少し異なりますが、基本的な考え方は同じです。主な手順は以下の通りです。

  1. 透明にしたい図形を選択し「輪郭」をクリック
  2. 枠線の色や太さを変更するための選択肢の中から「線なし」をクリック
  3. 図形の枠線が透明(なし)になったことを確認する

ここからは、Web版Excelで図形の「枠線」を透明(なし)にする手順を、実際の画面を使いながらわかりやすく解説していきます。

Web版Excelでは、図形の「枠線」を半透明にする機能はありません。デスクトップ版のExcelを使う必要があります。

STEP
枠線を透明(なし)にしたい図形を選択し「輪郭」をクリック

まず、Web版Excelのシート上で、枠線を透明(なし)にしたい図形をクリックして選択してください。
図形を選択すると、「図形」タブが表示されます。その中にある「輪郭」をクリックしてください。

Web版Excelで図形の「枠線」を透明(なし)にする手順 Step1 枠線を透明(なし)にしたい図形を選択し「輪郭」をクリック
Web版Excelで図形の「枠線」を透明(なし)にする手順 Step1 枠線を透明(なし)にしたい図形を選択し「輪郭」をクリック
STEP
枠線の色や太さを変更するための選択肢の中から「線なし」をクリック

「輪郭」をクリックすると、枠線の色や太さを変更するための選択肢が表示されます。

この中から、「線なし」をクリックしてください。

Web版Excelで図形の「枠線」を透明(なし)にする手順 Step2 枠線の色や太さを変更するための選択肢の中から「線なし」をクリック
Web版Excelで図形の「枠線」を透明(なし)にする手順 Step2 枠線の色や太さを変更するための選択肢の中から「線なし」をクリック
STEP
図形の枠線が透明(なし)になったことを確認する

「線なし」を選択すると、図形の枠線が消え、完全に透明な状態になります。

Web版Excelで図形の「枠線」を透明(なし)にする手順 Step3 図形の枠線が透明(なし)になったことを確認する
Web版Excelで図形の「枠線」を透明(なし)にする手順 Step3 図形の枠線が透明(なし)になったことを確認する

Excelで図形透過する方法に関するよくある質問と答え

Excelで図形透過する方法に関するよくある質問と答えをまとめました。

図形の「透明」と「半透明」はどう違うのですか?

「透明」とは、図形の塗りつぶしや枠線を完全になくし、背景が完全に透けて見える状態を指します。
一方「半透明」は、図形に色を残したまま、その色の濃さ(不透明度)を調整して、背景をうっすらと透けさせる状態のことです。

図形の塗りつぶしだけを透明にして、枠線はそのまま残せますか?

はい、可能です。図形の書式設定で「塗りつぶし」の項目を「塗りつぶしなし」に設定し、「線」(枠線のこと)の書式は変更しないか、お好みの設定にしてください。
これにより、枠線は表示されたまま、中身だけが透明な図形になります。

逆に、図形の枠線だけを透明にして、塗りつぶしの色は残せますか?

はい、こちらも可能です。図形の書式設定で「線」の項目を「線なし」に設定し、「塗りつぶし」の色はお好みのものを指定してください。
こうすることで、枠線のない、塗りつぶされた図形を作成できます。

透明にした図形の上に文字を入力することはできますか?

はい、できます。図形を透明(塗りつぶしなし)に設定しても、図形自体は存在しているので、通常通り図形内に文字を入力したり、テキストボックスを重ねたりすることが可能です。

デスクトップ版Excelで、透明度を数値で正確に指定したいです。

「図形の書式設定」作業ウィンドウにある「透明度」スライダーの横には、パーセンテージを入力できるボックスがあります。
ここに0%(不透明)から100%(完全透明)までの数値を直接入力することで、透明度を正確に設定できます。

図形の塗りつぶしにテクスチャ(木目や布地などの模様)を使用しています。このテクスチャ自体を透明にしたり、半透明にしたりすることは可能ですか?

はい、デスクトップ版のExcelでは、図形に適用したテクスチャ(木目や布地などの既定の模様)に対しても透明度を設定することが可能です。
「図形の書式設定」作業ウィンドウで「塗りつぶし(図またはテクスチャ)」を選び、テクスチャを指定した後、同じ箇所にある「透明度」のスライダーで調整してください。
これにより、テクスチャの風合いを活かしつつ背景を透かす表現ができます。

図形を右クリックしても「図形の書式設定」が出てきません。(デスクトップ版)

図形が正しく選択されていないか、複数の種類のオブジェクト(例:図形とグラフなど)を同時に選択している可能性があります。
図形だけが選択されていることを確認し、図形の上で右クリックしてみてください。

Web版Excelで図形の「塗りつぶし」を半透明にする機能はありますか?

いいえ、現在のWeb版Excel(Excel for the web)には、図形の「塗りつぶし」の透明度を細かく調整して半透明にする専用機能はありません。「塗りつぶしなし」を選んで完全に透明にすることは可能です。
半透明の設定を行いたい場合は、デスクトップ版のExcelをご利用ください。

Web版Excelで図形の「枠線」を半透明にする機能はありますか?

いいえ、塗りつぶしと同様に、現在のWeb版Excelには図形の「枠線」の透明度を細かく調整して半透明にする専用機能はありません。「線なし」を選んで完全に透明にすることは可能です。

毎回図形を透明にするのが手間です。この透明設定を初期値(デフォルト)にできませんか?

はい、可能です。透明設定済みの図形を右クリックし「既定の図形に設定」を選んでください。
そうすると、その書式が同じ種類の新規図形を作成する際に自動で適用されるようになります。
「既定の図形に設定」する詳しい手順は「Office共通の既定図形設定方法」で解説しています。

複数の図形を一度にまとめて透明にする方法はありますか?

はい、できます。まず対象の図形を全て選択し、いずれかの上で右クリック後「オブジェクトの書式設定」(Excelのバージョン等により「図形の書式設定」の場合もあります)を選んでください。
そこで透明設定を行えば、選択した全図形に一括で適用されます。
複数選択のコツは「【Excel】図形・オブジェクトを一括選択する方法」で解説しています。

グループ化した図形全体を一度に透明にできますか?

はい、グループ化された図形も全体を選択すれば、個別の図形と同様に透明度の設定が可能です。
設定はグループ内の全図形に適用されるため、一括での編集に便利です。グループ化の基本操作については「【Excel】図形をグループ化する方法」で解説しています。

透明設定が、他のPCでファイルを開いたときに変わってしまうことはありますか?

基本的にExcelの標準機能で行った透明度の設定は、他のPC(同じか互換性のあるバージョンのExcel)で開いても保持されます。
ただし、極端に古いバージョンや互換性のないソフトウェアで開いた場合、表示が異なる可能性はゼロではありません。

透明な図形をコピー&ペーストした場合、透明設定は引き継がれますか?

はい、通常は引き継がれます。
図形をコピーして貼り付けると、元の図形の書式設定(透明度、色、枠線など)も一緒にコピーされるため、同じ設定の図形を簡単に複製できます。

古いExcelのファイル形式(.xls)を使用しています。図形の透明機能などを正しく利用するには、新しい形式(.xlsx)に変換した方が良いのでしょうか?

はい、図形の透明機能を含むExcelの新しいグラフィック機能を最大限に活用し、意図した通りに表示・保存するためには、新しい.xlsx形式のご利用を強くおすすめします。古い.xls形式(Excel 97-2003 ブック形式)では、一部の透明効果が正しく表示されなかったり、保存時に情報が失われたりする可能性があります。
古いxls形式を新しいxlsx形式に変換する方法と注意点」を参考に、.xlsx形式に変換して作業されることをご検討ください。

この記事で解説している「図形の透明化」と、よく聞く「画像の背景を透明にする」という操作は、同じことなのでしょうか、それとも違うのですか?

はい、これらは異なる操作です。この記事で解説しているのは、Excelで描いた図形自体の塗りつぶしや枠線の透け具合を調整することです。
一方、「画像の背景を透明にする」とは、写真やイラストなどの画像ファイルから特定の部分(主に背景)を透明にして、被写体だけを切り抜いたように見せる処理を指します。
Excelにも標準で画像の背景除去機能があります。詳しい使用方法については「【Excel】画像の背景を透明化・削除する方法」をご覧ください。
個人的にはペイントで背景を除去する方法をオススメします。「【ペイント】画像の背景を透明にする方法」をご覧ください。

その他Excelに関する記事

その他Excelに関する記事はこちらです。ぜひご覧ください。

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