Google 日本語入力(Google IME)では、画面右下にある[A]もしくは[あ]と書かれた部分を右クリックし、辞書ツールから単語登録することができます。
Googleが開発した日本語入力のためのIME(Input Method Editor)です。
後述しますが、様々な便利な機能が備わっており、筆者も愛用しています。
今回はそんなGoogle 日本語入力(IME)でよく使う単語を登録し、より便利に活用する方法を画像付きで詳しく解説していきます。
Google 日本語入力で単語登録をする方法
単語登録をする前に、正常にGoogle 日本語入力(IME)が起動していることを確認します。

青い丸のようなマークがGoogle 日本語入力(IME)です。
ここに赤い丸のようなマークが表示されている場合はMicrosoftのIME(アイ・エム・イー)を使っている可能性があります。

その青い丸の横にある[A]もしくは[あ]と書かれた部分を[右クリック]してください。

[A]もしくは[あ]と書かれた部分を[右クリック]すると、上に向かってメニューが展開されます。
その中にある[単語登録]をクリックしてください。

[単語登録]をクリックすると、「Google 日本語入力 単語登録」と書かれた小さなウィンドウが開きます。
今回は難読名字No,1の呼び声も高い[あべがうど]を登録していきます。
[単語]に変換後の漢字を、[よみ]に変換前のひらがなを入力してください。
入力が終わったら[Google 日本語入力 単語登録]ウィンドウの右下にある[OK]をクリックしてください。

[あべがうど]と実際に打って変換すると、登録したとおり[猜ケ宇都]と正しく変換できることが確認できます。
単語登録した文字を変更する方法
誤って登録してしまった場合は、画面右下にある[A]もしくは[あ]と書かれた部分を右クリックし、辞書ツールから単語登録した文字を変更することができます。

Google 日本語入力の青い丸の隣に表示されている[A]もしくは[あ]と書かれた部分を[右クリック]してください。

[A]もしくは[あ]と書かれた部分を[右クリック]すると、上に向かってメニューが展開されます。
その中にある[辞書ツール]をクリックしてください。

[辞書ツール]と書かれた部分をクリックすると、「Google 日本語入力 辞書ツール」と書かれたウィンドウが開きます。
その中には先程登録した[あべがうど]が表示されています。
よみ(変換前のひらがな)を変更する場合は、よみ(変換前のひらがな)に書かれている文字をダブルクリックすることで変更できます。

今回はテスト的によみ(変換前のひらがな)を「あいうえお」に変更してみました。

[あいうえお]と実際に打って変換すると、変更したとおり[猜ケ宇都](あべがうど)と正しく変換できることが確認できます。
辞書登録した文字を削除する方法
もう使わなくなった文字登録は誤って使う前に早めに削除しましょう。
画面右下にある[A]もしくは[あ]と書かれた部分を右クリックし、辞書ツールから単語登録した文字を削除することができます。

「Google 日本語入力 辞書ツール」ウィンドウで削除したい文字を選択して、上部にある[削除]をクリックしてください。
「この単語を削除しますか?」とGoogle 日本語入力から問われます。
削除して問題なければ[YES]をクリックしてください。
過去に使っていたIMEから辞書情報をインポートする方法
Windowsを使っていると、購入時はMicrosoft社のIMEが既定のアプリに設定されています。
既にMicrosoft社のIMEに沢山の単語を登録している場合はGoogle 日本語入力のインポート機能で一括で取り込むことができます。

画面右下にある[A]もしくは[あ]と書かれた部分を右クリックし、「Google 日本語入力 辞書ツール」ウィンドウを開き、画面の左上の[管理]をクリックしてください。
[管理]をクリックすると下にメニューが展開されます。
展開されたメニューの中にある[Microsoft IMEのユーザ辞書をインポート]をクリックしてください。

「Microsoft IME のユーザ辞書にある単語を選択された辞書にインポートします」とポップアップウィンドウが表示されます。
問題なければ[OK]をクリックしてください。

[インポートしました]というメッセージが出ればMicrosoft IMEからGoogle 日本語入力へのインポートに成功しています。
[OK]をクリックして閉じてください。
番外編 Google 日本語入力の便利機能の紹介
Google 日本語入力には便利な機能がいくつも備わっています。
その一部をご紹介します。

「ぶらじる」を変換すると英単語まで表示されます。もちろん、アメリカやイタリア等一般的な英単語はもちろん変換してくれます。
ちょっとしたスペルミスを無くせるとってもありがたい機能です。

「とり」を変換すると絵文字まで表示されます。
絵文字を探す手間が省けるのでSNS等を使う時にとっても重宝する機能です。

「くま」を変換すると顔文字まで表示されます。
こちらも絵文字同様ですが、SNS等でとっても重宝する機能です。
特に機種依存しないアスキーアートは出番も多いかもしれません。

「きょう」を変換すると今日の日付が表示されます。
日付を入力するのは意外面倒で、何度も打つと形式が変わってしまう場合もあります。
和暦や曜日まで表示してくれるGoogle 日本語入力は非常に便利です。

「らいねん」を変換すると来年の年が表示されます。
「明日」とか「明後日」も同じように変換してくれる優れた機能です。
年号が変わるタイミングとかにどうなるか気になるところですね。

郵便番号を変換すると住所が表示されます。
年賀状や挨拶状のリストを作る時に大活躍しそうな機能です。
郵便番号が間違ってないかのチェックをするのにももってこいの機能ですね。

間違えやすい言葉を変換すると正しい候補が表示されます。
こちらも文書作成で変な言葉を使わないように抑止してくれる便利な機能です。
ちゃんと<もしかして:>と書いてくれているのが優しい機能ですね。

計算式を変換すると計算の答えが表示されます。
簡単な四則演算はもはや電卓やエクセルが無くてもメモ帳でできちゃうような優れた機能です。

シークレットモードを使うためには「シークレットモード」と変換してください。
シークレットモードとは、Google Chromeのシークレットモードと同様に、変換の履歴等を一切残さないためのモードです。共有のパソコンで活躍する便利な機能です。

シークレットモードをやめるためには再度「シークレットモード」と変換してください。
シークレットモードで入力する必要がなくなった場合はシークレットモードをオフにしましょう。
Google 日本語入力は使う毎に学習して最適な変換を提示してくれる機能がありますが、シークレットモードではそれらが発揮できません。
その他Google 日本語入力に関する記事
その他Google 日本語入力に関する記事はこちちらです。是非ご覧ください。

最後までご覧いただきありがとうございました。
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