Google Chrome(グーグルクローム)の閲覧履歴を見られたくなく、閲覧履歴の削除し忘れが不安な場合はGoogle Chromeのシークレットモードを活用してみましょう。
閲覧履歴、入力したパスワード、Cookie(クッキー)といった プライベートな情報をほとんど残さないGoogle Chromeのシークレットモードはキーボードショートカットの[Ctrl]+[Shift]+[N]で開くことができます。
この他にもGoogle Chrome(グーグルクローム)をシークレットモードで開く方法はいくつかあるので、このページではそれらを詳しく解説していきます。
既に開いたWEBサイトの閲覧履歴をGoogle Chrome(グーグル・クローム)から削除する方法はこちらのページで紹介しています。
Google Chrome(グーグル・クローム)のシークレットモードの特徴
Google Chromeのシークレットモードには以下の特徴があります。
- シークレットモードでは、閲覧履歴、Cookie、サイトデータ、フォームに入力した情報が保存されません。
CookieとサイトのデータはシークレットモードでGoogle Chrome(グーグル・クローム)を使っている間は一時的に保存されますが、シークレットモードを終了する(グーグル・クロームを閉じる)と同時に削除されます。 - シークレットモードでインターネットを閲覧している場合、シークレットモードで閲覧している事もウェブサイトや Googleに知らされることはありません。
- シークレットモードを終了するには、すべてのタブを閉じる必要があります。
詳しくはGoogle Chromeヘルプに記載されているので是非読んでみてください。
通常のモードと、シークレットモードの画面比較
通常のモードでChromeを起動した場合と、シークレットモードでChromeを起動した場合の画面の比較です。
以下の画像の左上がChromeをシークレットモードで起動したときの画面です。

右下の画像と比べると、ブラウザー上部が黒になっていて、右側に小さく「シークレット」と表示されていることがわかります。

シークレットモード中なのか、通常モード中なのか判別できなくなった場合はブラウザー上部の色と、右上に「シークレット」と書かれているかいないかを確認すると良いでしょう。
キーボードショートカットでシークレットモードに切り替える方法

キーボードショートカットからシークレットモードを開くには、Google Chromeをアクティブウィンドウにしている状態で、キーボードの[Ctrl]+[Shift]+[N]を押すことで表示されます。

シークレットモード中は画面上部が黒くなっていて、右上にシークレットと表示されています。
これでChromeをシークレットで使用することが出来ます。
Chromeをシークレットモードで起動する方法
Google Chrome(グーグル・クローム)を起動した後にシークレットモードで開き直すよりも、最初からークレットモードで起動するのが最も安全かもしれません。
ここでは最初からGoogle Chrome(グーグル・クローム)をシークレットモードで起動する方法をご紹介します。
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タスクバー等に表示されているGoogle Chrome(グーグル・クローム)を[右クリック]してください。
すると上に向かってメニューが表示されますので、その中にある[新しいシークレットウィンドウ(I)]をクリックすることで最初からGoogle Chrome(グーグル・クローム)をシークレットモードで起動することができます。
Chromeをシークレットモードで起動するためのショートカットを作成する方法
キーボードの[Ctrl]+[Shift]+[N]や、タスクバーにあるアイコンを[右クリック]してシークレットモードを立ち上げるすら面倒で、常にChromeをシークレットモードを使いたい場合は、デスクトップにあるショートカットを少しカスタマイズすることでそれが実現することができます。
ここではWindows11でGoogle Chrome(グーグル・クローム)のシークレットモード用のショートカットを作成する方法を解説します。
シークレットモード用のショートカットを作成するには管理者権限が必要となる場合があります。
また、設定を間違えると同じショートカットでGoogle Chrome(グーグル・クローム)が使えなくなる可能性があります。
操作に自信のない方は誰かにお願いするようにしてください。
をシークレットモードで起動する方法-1024x576.png)
普段使っているGoogle Chrome(グーグル・クローム)のショートカットを[右クリック]してください。
ショートカットを予めコピーして、[シークレットモード用]等と名前を変更しても問題ありません。
[右クリック]して開かれたメニューから[プロパティ]をクリックしてください。
をシークレットモードで起動する方法2-1024x576.png)
[プロパティ]をクリックすると、[Google Chromeのプロパティ]と書かれたウィンドウが立ち上がります。
そのウィンドウの中に[リンク先(T)]と書かれた枠がありますので、その中を編集していきます。
[リンク先 (T)]と書かれた枠の中の最後に半角スペースをひとつ入れ、[--incognito]と入力してください。
この枠の中の最後が[~\chrome.exe” --incognito]となります。
くどいかもしれませんが、半角スペースをひとつ入れてから[--incognito]を入力してください。
初期設定では末尾が[~\chrome.exe”]となっているので、[ ” ]の後ろから入力してください。
問題なく入力できたら最後に下の方にある[OK]をクリックしてください。
「適用はクリックしなくていいの?」と思ったかたはこちらの「OKボタンと適用ボタンの違いについて」を是非ご覧ください。

Google Chrome(グーグル・クローム)をシークレットモードで起動するためのショートカットは完成です。
間違えると、以下のように[受け側に指定されたパス名は無効です。パスとファイル名が正しいか確認してください]と出てしまいます。

閲覧履歴、入力したパスワード、Cookie(クッキー)といったプライベートな情報をほとんど残さないGoogle Chrome(グーグル・クローム)のシークレットモード、是非一度使ってみてください。
iPhoneのChromeアプリでシークレットモードを使う方法
パソコンのChromeだけではなく、iPhoneのChromeアプリでもシークレットを使うことができます。
ここからはスマホアプリのChromeでシークレットモードを使う方法を詳しく解説していきます。

Chromeアプリを起動し、右下にある[三点リーダ]をタップしてください。
[・・・](三点リーダ)などの、よく見かけるけど読み方のわからない記号はこちらで色々ご紹介しています。興味があれば是非見てみてください。
[三点リーダ]をタップすると、上に向かってメニューが展開されます。
その中にある[新しいシークレットタブ]をタップしてください。
[新しいシークレットタブ]をタップすると、「シークレットモードです」と大きく書かれたウィンドウが立ち上がります。
これでChromeアプリをシークレットモードで使用することができます。
iPhoneのChromeアプリでシークレットモードから通常モードに戻す方法
Chromeアプリをシークレットモードから通常モードに戻す方法には以下の手順で行います。

シークレットモードの画面の右下に四角で囲われた数字があるので、その[四角で囲われた数字]をタップしてください。
次に、同じ数字が右上に移動するので再度[四角で囲われた数字]をタップしてください。
再度[四角で囲われた数字]をタップすると、通常モードで開いていたタブ(ページ)が表示されます。
通常モードで開いていたタブ(ページ)をタップするとChromeが通常モードに戻ります。
シークレットで開いているタブを閉じてから通常モードに戻したい場合は、2回目の[四角で囲われた数字]をタップする前に、シークレットで開いているタブ(ページ)を✕で閉じてください。
その他のインターネットブラウザーでシークレットモードを使う方法
Microsoft EdgeやFirefoxでもシークレットモード(閲覧履歴、入力したパスワード、Cookie(クッキー)といった プライベートな情報をほとんど残さないモード)があります。
Chrome以外のインターネットブラウザーを使っている方は是非見てみてください。


その他Google Chromeに関する記事はこちら
その他Google Chromeに関する記事はこちらです。ぜひご覧ください。




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Google Chromeをシークレットモードで開く方法をご紹介しました。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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