ローカルグループポリシーエディターが開かない場合の対処法 Windows11 Home

ローカルグループポリシーエディターが開かない場合の対処法 Windows11 Home

こんな人にオススメの記事です

  • Windows11 Homeでグループポリシーエディターを使いたい人

Windows11でローカルグループポリシーエディターがない(使えない)場合は、コマンドプロンプトから機能を追加することで使えるようになります。

この記事では、Windows11 Homeでローカルグループポリシーエディターを使うための手順を詳しく解説します。

一度ローカルグループポリシーエディターを追加すると元に戻すことが困難です。
実行は自己責任でお願いします。

Windows 11 Proや、Windows 10 Proには含まれている機能ですが、Homeエディションには含まれていないため、手動で追加する必要があります。

ローカルグループポリシーエディターとは、通常画面ではできないような細かな設定をすることができるツールで、例えば[Thumbs.db]というファイルを作らないようにしたり、パソコンの起動・終了時に指定したプログラムを動かすようにしたりできます。

ローカルグループポリシーエディターとは、Windows 10などのクライアント向けWindowsの設定ツールの一つで、そのコンピュータや利用者アカウントに適用されるシステム設定やセキュリティ設定(グループポリシー)を編集するもの。

https://e-words.jp/w/%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%82%AB%E3%83%AB%E3%82%B0%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%83%97%E3%83%9D%E3%83%AA%E3%82%B7%E3%83%BC%E3%82%A8%E3%83%87%E3%82%A3%E3%82%BF%E3%83%BC.html
目次

ローカルグループポリシーエディター追加用batファイルを作成する

ここからは、batファイルを使用してパソコンにローカルグループポリシーエディターを追加する方法を詳しく解説していきます。

ローカルグループポリシーエディター追加用batファイルを作成する
ローカルグループポリシーエディター追加用batファイルを作成する
STEP
メモ帳を起動し、以下のコードを貼り付ける

まずはWindows11 Homeエディションにローカルグループポリシーエディターを追加するためのbatファイルを作成します。

メモ帳を開き、以下のコードを貼り付けてください。このコードはローカルグループポリシーエディターをパソコンにダウンロードし、インストールするためのものです。

@echo off

dir /b %SystemRoot%\servicing\Packages\Microsoft-Windows-GroupPolicy-ClientExtensions-Package~3*.mum >List.txt
dir /b %SystemRoot%\servicing\Packages\Microsoft-Windows-GroupPolicy-ClientTools-Package~3*.mum >>List.txt

for /f %%i in ('findstr /i . List.txt 2^>nul') do dism /online /norestart /add-package:"%SystemRoot%\servicing\Packages\%%i"
pause
STEP
[ファイル]→[名前を付けて保存]をクリック

コードを貼り付けたら、メモ帳の左上にある[ファイル]をクリックしてください。

[ファイル]をクリックすると下に向かってメニューが展開されます。

展開されたメニューの中にある[名前を付けて保存]をクリックしてしてください。

ローカルグループポリシーエディター追加用batファイルを作成する Step2 [ファイル]→[名前を付けて保存]をクリック
ローカルグループポリシーエディター追加用batファイルを作成する Step2 [ファイル]→[名前を付けて保存]をクリック
STEP
.batファイルとしてファイルを保存する

[名前を付けて保存]をクリックすると、保存先を選択するウィンドウが開きます。

一番下にある「ファイルの種類(I)」を[すべてのファイル(".")]に変更してください。

次にファイル名を[GroupPolicy.bat]に変更してください。

最後に右下にある[保存(S)]をクリックしてファイルを保存してください。

ローカルグループポリシーエディター追加用batファイルを作成する Step3 .batファイルとしてファイルを保存する
ローカルグループポリシーエディター追加用batファイルを作成する Step3 .batファイルとしてファイルを保存する
STEP
batファイルが作成されたことを確認する

これでWindows11 Homeエディションにローカルグループポリシーエディターを追加するためのbatファイル[GroupPolicy.bat]が作成できました。

[.bat]が表示されていない場合は拡張子が表示されていない可能性があります。
拡張子の表示方法は、こちらの「ファイルの拡張子と隠しファイルの表示方法」で詳しく解説していますので是非ご覧ください。

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ローカルグループポリシーエディター追加用batファイルを作成する Step4 batファイルが作成されたことを確認する
ローカルグループポリシーエディター追加用batファイルを作成する Step4 batファイルが作成されたことを確認する

batファイルを作成できたら「GroupPolicy.batを管理者で実行」に進み、ローカルグループポリシーエディターをパソコンにインストールしてください。

ローカルグループポリシーエディター追加用batファイルをダウンロードする

batファイルを作成するのが難しい場合は、こちらに作成済みのbatファイルを用意しました。
以下のボタンよりダウンロードください。

このファイルの中には以下のコマンドが入っています。

@echo off

dir /b %SystemRoot%\servicing\Packages\Microsoft-Windows-GroupPolicy-ClientExtensions-Package~3*.mum >List.txt
dir /b %SystemRoot%\servicing\Packages\Microsoft-Windows-GroupPolicy-ClientTools-Package~3*.mum >>List.txt

for /f %%i in ('findstr /i . List.txt 2^>nul') do dism /online /norestart /add-package:"%SystemRoot%\servicing\Packages\%%i"
pause

実行は自己責任でお願いします。

batファイルをダウンロードできたら「GroupPolicy.batを管理者で実行」に進み、ローカルグループポリシーエディターをパソコンにインストールしてください。

GroupPolicy.batを管理者で実行してローカルグループポリシーエディターをパソコンにインストールする

ここからは、作成(もしくはダウンロード)したGroupPolicy.batを管理者で実行する手順を詳しく解説していきます。

STEP
GroupPolicy.batを[右クリック]→[管理者として実行]をクリック

作成(もしくはダウンロード)したGroupPolicy.batを[右クリック]してください。

[右クリック]すると、下に向かってメニューが展開されます。
その中にある[管理者として実行]をクリックしてください。

Windows11からは右クリックメニューがかなりスリムになりした。
Windows10以前の右クリックメニューに表示を変更したい場合はこちらの「Windows11の右クリックメニューを以前の形に戻す方法」を御覧ください。

GroupPolicy.batを管理者で実行してローカルグループポリシーエディターをパソコンにインストールする Step1 GroupPolicy.batを[右クリック]→[管理者として実行]をクリック
GroupPolicy.batを管理者で実行してローカルグループポリシーエディターをパソコンにインストールする Step1 GroupPolicy.batを[右クリック]→[管理者として実行]をクリック
STEP
[許可]をクリック

[管理者として実行]をクリックすると、ユーザーアカウント制御の画面が表示される場合があります。
その画面では「このアプリがデバイスに変更を加えることを許可しますか?」と問われます。
問題なければ[許可]をクリックしてください。

GroupPolicy.batを管理者で実行してローカルグループポリシーエディターをパソコンにインストールする Step2 [許可]をクリック
GroupPolicy.batを管理者で実行してローカルグループポリシーエディターをパソコンにインストールする Step2 [許可]をクリック
STEP
グループポリシーポリシーエディターが正常に追加された事を確認する

GroupPolicy.batが正常に動作すると、以下のように黒い背景に白い文字が書かれたコマンドプロンプトが起動します。

コマンドプロンプト起動後に画面が色々動きますが、[操作は正常に完了しました。続行するには何かキーを押してください。。。]と画面に表示されるまでそのまま待ってください。

「操作は正常に完了しました。続行するには何かキーを押してください。。。」と表示されたらローカルグループポリシーエディターがパソコンに正常に追加されています。

GroupPolicy.batを管理者で実行してローカルグループポリシーエディターをパソコンにインストールする Step3 グループポリシーポリシーエディターが正常に追加された事を確認する
GroupPolicy.batを管理者で実行してローカルグループポリシーエディターをパソコンにインストールする Step3 グループポリシーポリシーエディターが正常に追加された事を確認する

ローカルグループポリシーエディターを開く方法3選

ここからは、追加したローカルグループポリシーエディターを開く方法を3通りご紹介します。

どの方法でも開く画面は同じなので、覚えやすい(使いやすい)方を使ってください。

オススメは一番初めにご紹介する「ファイル名を指定して実行ウィンドウからローカルグループポリシーエディターを開く方法」です。

ファイル名を指定して実行ウィンドウからローカルグループポリシーエディターを開く方法

ローカルグループポリシーエディターをファイル名を指定して実行から開く場合の手順です。

STEP
ファイルを指定して実行ウィンドウを立ち上げる

キーボードのWindowsRを押してください。

キーボードのWindowsRを押すと、「ファイル名を指定して実行」と書かれた小さなウィンドウが立ち上がります。

ファイル名を指定して実行ウィンドウからローカルグループポリシーエディターを開く方法 Step1 ファイルを指定して実行ウィンドウを立ち上げる
ファイル名を指定して実行ウィンドウからローカルグループポリシーエディターを開く方法 Step1 ファイルを指定して実行ウィンドウを立ち上げる
STEP
[gpedit.msc]と入力してEnter

ファイルを指定して実行ウィンドウの中に[gpedit.msc]と入力してEnterを押してください。

「ファイル名を指定して実行」はコマンドを使用してアプリケーションの起動や、設定画面を簡単に開くことができる非常に便利な機能です。
「ファイル名を指定して実行」で使えるコマンドはこちらの「ファイル名を指定して実行で使えるコマンド一覧 - Windows11」で詳しく解説しているので、興味がある人は是非ご覧ください。

ファイル名を指定して実行ウィンドウからローカルグループポリシーエディターを開く方法 Step2 [gpedit.msc]と入力してEnter
ファイル名を指定して実行ウィンドウからローカルグループポリシーエディターを開く方法 Step2 [gpedit.msc]と入力してEnter
STEP
ローカルグループポリシーエディターが起動することを確認する

「ファイル名を指定して実行」と書かれた小さなウィンドウに[gpedit.msc]と入力してEnterを押すと、以下のようにローカルグループポリシーエディターが立ち上がります。

ファイル名を指定して実行ウィンドウからローカルグループポリシーエディターを開く方法 Step3 ローカルグループポリシーエディターが起動することを確認する
ファイル名を指定して実行ウィンドウからローカルグループポリシーエディターを開く方法 Step3 ローカルグループポリシーエディターが起動することを確認する

「検索」ウィンドウからローカルグループポリシーエディターを開く方法

次は、スタートボタンから検索ウィンドウを使ってローカルグループポリシーエディターを開く方法です。

STEP
Windowsキーを押し、上部にある検索バーをクリック

タスクバーにあるウィンドウズロゴをクリックする(またはキーボードのWindowsキーを押す)と、上に向かってメニューが展開されます。

展開されたメニューの最上部にある[検索バー]をクリックしてください。

「検索」ウィンドウからローカルグループポリシーエディターを開く方法 Step1 Windowsキーを押し、上部にある検索バーをクリック
「検索」ウィンドウからローカルグループポリシーエディターを開く方法 Step1 Windowsキーを押し、上部にある検索バーをクリック
STEP
検索バーにgpedit.mscと入力して[開く]をクリック

次に検索バーに[gpedit.msc]と入力してください。

[gpedit.msc]と入力すると右側の検索結果に「gpedit.msc」が表示されます。

その枠の中にある[開く]をクリックしてください。

「検索」ウィンドウからローカルグループポリシーエディターを開く方法 Step2 検索バーにgpedit.mscと入力して[開く]をクリック
「検索」ウィンドウからローカルグループポリシーエディターを開く方法 Step2 検索バーにgpedit.mscと入力して[開く]をクリック
STEP
ローカルグループポリシーエディターが起動することを確認する

[開く]をクリックすると以下のようにローカルグループポリシーエディターが立ち上がります。

「検索」ウィンドウからローカルグループポリシーエディターを開く方法 Step3 ローカルグループポリシーエディターが起動することを確認する
「検索」ウィンドウからローカルグループポリシーエディターを開く方法 Step3 ローカルグループポリシーエディターが起動することを確認する

エクスプローラーからローカルグループポリシーエディターを開く方法

最後に、エクスプローラーからローカルグループポリシーエディターを開く方法を詳しく解説していきます。

STEP
エクスプローラーを起動する

キーボードのWindowsEを押してエクスプローラーを起動してください。

エクスプローラーからローカルグループポリシーエディターを開く方法 Step1 エクスプローラーを起動する
エクスプローラーからローカルグループポリシーエディターを開く方法 Step1 エクスプローラーを起動する
STEP
フォルダー「System32」に移動する

エクスプローラーが起動したら、上部のアドレスバーに以下も文字を貼り付けてEnterを押してください。

C:\Windows\System32
エクスプローラーからローカルグループポリシーエディターを開く方法 Step2 フォルダー「System32」に移動する
エクスプローラーからローカルグループポリシーエディターを開く方法 Step2 フォルダー「System32」に移動する
STEP
gpedit.mscをダブルクリックする

C:\Windows\System32を開くと多数のアイコンが表示されます。

その中にあるgpedit.mscをダブルクリックしてください。

エクスプローラーからローカルグループポリシーエディターを開く方法 Step3 gpedit.mscをダブルクリックする
エクスプローラーからローカルグループポリシーエディターを開く方法 Step3 gpedit.mscをダブルクリックする
STEP
ローカルグループポリシーエディターが起動することを確認する

gpedit.mscをダブルクリックすると以下のようにローカルグループポリシーエディターが立ち上がります。

エクスプローラーからローカルグループポリシーエディターを開く方法 Step4 ローカルグループポリシーエディターが起動することを確認する
エクスプローラーからローカルグループポリシーエディターを開く方法 Step4 ローカルグループポリシーエディターが起動することを確認する

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実行環境
Windows11 Home 24H2
64 ビット オペレーティング システム
11th Gen Intel(R) Core(TM) i7-11375H @ 3.30GHz 3.30 GHz
16.0 GB RAM
Microsoft 365

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