こんな人にオススメの記事です
- 拡大鏡が勝手に起動してくるのを止めたい人
- 拡大鏡を解除するためのキーボードショートカットを知りたい人
拡大鏡が意図せず起動してしまい、作業の妨げになったことはありませんか?
拡大鏡を誤って起動してしまった場合、「Windowsキー + Esc」を押すだけで、拡大鏡を簡単に解除することが可能です。
また、拡大鏡が毎回自動で起動してしまう場合には、「設定」→「簡単操作」→「拡大鏡」の設定から自動起動を無効にすることが可能です。
この記事では、Windowsの拡大鏡を素早く解除するためのショートカットキーや、拡大鏡の自動起動を無効にする方法、ショートカットキーを無効にする方法を実際の画面を使いながらわかりやすく解説します。
拡大鏡を解除するためのキーボードショートカット
突然起動した拡大鏡を解除するには「Windowsキー + Esc」を押してください。
これで拡大鏡が解除され、通常の画面に戻ります。
何故突然拡大鏡が起動するのか?
拡大鏡が突然起動する原因はいくつかありますが、最も一般的な理由は、ショートカットキーの誤操作です。Windowsでは、「Windowsキー + +(プラス)」を押すと拡大鏡が起動するため、知らないうちにキーを押してしまい、拡大鏡が起動することがあります。
また、拡大鏡が自動起動に設定されている場合もあります。
特に、Windowsのアクセシビリティ設定で、サインイン時に拡大鏡が自動で起動するようになっていると、毎回パソコンの起動時に勝手に立ち上がることがあります。
サインイン時に毎回拡大鏡が起動してしまう場合には、Windowsの設定を確認して自動起動を無効にする必要があります。
拡大鏡の自動起動を無効にする設定方法
パソコン起動時に拡大鏡が自動的に起動してしまう場合は、以下の手順で自動機能を無効にしてください。
- キーボードのWindowsとIを同時に押してWindowsのホーム画面を開く
- [アクセシビリティ]をクリック
- [拡大鏡]をクリック
- 拡大鏡の右にある、展開記号( )をクリック
- 「サインイン前に拡大鏡を開始する」と「サインイン後に拡大鏡を開始する」をオフにする
ここからは、拡大鏡の自動起動を無効にする設定方法を実際の画面を使いながらわかりやすく解説していきます。
キーボードのWindowsを押して(タスクバーにあるWindowsロゴをクリックして)ください。
キーボードのWindowsを押すと上に向かってメニューが展開されます。
その中にある歯車のアイコンの[設定]をクリックしてください。
[設定]をクリックすると、「ホーム」と大きく書かれたWindowsの設定画面が開きます。
左側にある[アクセシビリティ]をクリックしてください。
[アクセシビリティ]をクリックすると「アクセシビリティ」と大きく書かれた画面に移動します。
その中にある[拡大鏡]をクリックしてください。
[拡大鏡]をクリックすると「アクセシビリティ > 拡大鏡」と大きく書かれた画面に移動します。
拡大鏡の右にある、展開記号(
)をクリックしてください。展開記号(
)をクリックすると、「サインイン前に拡大鏡を開始する」と「サインイン後に拡大鏡を開始する」の2つの項目が表示されます。2つの項目のチェックを外してオフにしてください。
これでパソコン起動時に拡大鏡が自動的に起動することがなくなります。
拡大鏡のキーボードショートカットだけを無効にする方法
拡大鏡を使う機会がなく、誤って起動するのを防ぎたい場合は、拡大鏡のキーボードショートカットだけを無効にすることができます。
ここからは、拡大鏡のキーボードショートカットだけを無効にする方法を、実際の画面を使いながらわかりやすく解説していきます。
以下のコマンドをコマンドプロンプトに貼り付け、実行してください。
takeown /f C:\Windows\System32\Magnify.exe
コマンドの詳細
takeown
:- 概要:
takeown
は「Take Ownership」の略で、指定したファイルやフォルダの所有権を取得するためのコマンドです。 - 用途: ファイルやフォルダにアクセス権限が不足している場合や、システムファイルの所有権を変更したい場合に使用します。
- 概要:
/f
:- 概要:
takeown
コマンドのオプションで、「ファイル名(File Name)」を指定します。 - 用途: 次に続くパスが対象のファイルまたはフォルダであることを示します。
- 概要:
C:\Windows\System32\Magnify.exe
:- 概要: Windowsの拡大鏡(Magnifier)アプリケーションの実行ファイルへのパスです。
- 用途: このファイルの所有権を取得することで、ファイルの削除や置き換え、権限の変更などが可能になります。
次に以下のコマンドをコマンドプロンプトに貼り付け、実行してください。
icacls C:\Windows\System32\Magnify.exe /grant Everyone:F
コマンドの詳細
icacls
:- 概要:
icacls
は「Integrity Control Access Control Lists」の略で、ファイルやフォルダのアクセス制御リスト(ACL)を表示、変更、バックアップ、および復元するためのコマンドラインツールです。 - 用途: ファイルやフォルダの権限を管理・変更する際に使用します。
- 概要:
C:\Windows\System32\Magnify.exe
:- 概要: Windowsの拡大鏡(Magnifier)アプリケーションの実行ファイルへのフルパスです。
- 用途: このファイルのアクセス許可を変更することで、特定のユーザーやグループがこのファイルを読み取ったり、実行したり、変更したりする権限を制御します。
/grant
:- 概要: 指定したユーザーやグループに対して、新しいアクセス許可を付与します。
- 用途: ファイルやフォルダに対する権限を追加する際に使用します。既存の権限を上書きするのではなく、追加する形で権限を付与します。
Everyone:F
:Everyone
:- 概要: Windowsのセキュリティグループで、すべてのユーザーを指します。ローカルおよびリモートのすべてのユーザーが含まれます。
F
:- 概要: **Full Control(フルコントロール)**を意味します。ファイルやフォルダに対するすべての権限(読み取り、書き込み、実行、削除など)を付与します。
Magnify.exe(拡大鏡のアプリ)の所有権を変更するコマンドが正常に終了したら、コマンドプロンプトを閉じ、Windows+Eでエクスプローラーを起動してください。
エクスプローラーでC:\Windows\System32
に移動し、その中にあるMagnify.exe
を右クリックして[その他のオプションを確認]をクリックしてください。
次に[名前の変更(M)]をクリックしてください。
Magnify.exe
の名前を変更し、[続行(C)]をクリックしてください。
[続行(C)]をクリックすると、「このアプリがデバイスに変更を加えることを許可しますか?」と大きく書かれた画面が表示されます。
[はい]をクリックしてください。
[はい]をクリックすると、Magnify.exe
の名前が変更されていることが確認できます。
これで、「Windowsキー + +(プラス)」を押しても拡大鏡が起動しなくなります。
拡大鏡の活用方法と注意点
Windowsの拡大鏡は、画面上の文字や画像を拡大表示する便利な機能です。特に、細かい部分を確認する際や、視覚的に見づらいときに役立ちます。
正しく使うことで作業効率を上げられますが、使い方を誤ると不便になることもあるため、活用方法と注意点を押さえておきましょう。
拡大鏡を使うメリットと注意点
拡大鏡の最大のメリットは、画面全体や特定の部分をすぐに拡大できることです。
特に、目が疲れやすい人や、フォントサイズが小さい場合に役立ちます。
例えば、ウェブページや文書で細かい文字を読みやすくしたい時、または画像編集などで細部を確認したい時に有効です。
ただし、過度に拡大してしまうと、画面全体を移動しなければならず、かえって操作が面倒になることもあります。
そのため、適度な拡大率を維持することが重要です。
ショートカットで操作を簡略化する方法
拡大鏡はショートカットを利用することで、さらに便利に操作できます。
例えば、「Windowsキー + +」で拡大し、「Windowsキー + -」で縮小することが可能です。
また、「Ctrl + Alt + F」で全画面モード、「Ctrl + Alt + L」でレンズモードに切り替えることもできます。
これらのショートカットを覚えておくと、必要な時にすぐ操作できて便利です。
拡大鏡を利用するシーン別の活用例
拡大鏡は、さまざまな場面で活用できます。例えば、ビジネスシーンでは、プレゼンテーション中に細かいデータやグラフを強調するために拡大鏡を使用できます。
また、写真編集やデザイン作業の際にも、細部を拡大して編集するのに役立ちます。視覚的に小さな部分を確認する必要がある時、特に高齢者や視覚に不便がある方にとっても有益な機能です。
ただし、長時間の使用や大幅な拡大は目に負担をかけることもあるため、適度な休憩を取りながら利用することが大切です。
拡大鏡を解除するショートカットと自動起動を無効にする方法に関するよくある質問と答え
拡大鏡を解除するショートカットと自動起動を無効にする方法に関するよくある質問と答えをまとめました。
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