【Microsoft Edge】設定を初期化(リセット)する方法|Windows11

【Microsoft Edge】設定を初期化(リセット)する方法|Windows11

Microsoft Edgeの動作がおかしい、設定を元(インストール直後の状態)に戻したいと思っていませんか?

色々試しても改善しない場合、Microsoft Edgeの「設定の初期化(リセット)」が有効な解決策になることがあります。多くの場合、パスワード・お気に入り・履歴などの重要データは保持されたまま、問題を引き起こしている可能性のある設定だけを初期状態へ戻せますので、過度に心配する必要はありません。

この記事では、Microsoft Edgeの設定リセット手順、影響範囲(何が初期化され何が保持されるか)、Microsoft Edgeが開けない場合の修復方法、そしてよくある質問(FAQ)まで、必要な情報を分かりやすく解説します。

まずは具体的なリセット手順から確認していきましょう。

目次

Microsoft Edgeの設定画面からリセット(初期化)を実行する具体的な手順

Microsoft Edgeが正常に起動できる状態であれば、ブラウザの設定画面から直接リセット(初期化)を実行するのが最も標準的な方法です。
操作は簡単ですので、以下の手順に従って、画面表示を確認しながら慎重に進めてください。

  1. Microsoft Edge右上の「三点リーダ」→「設定」をクリック
  2. 左側にある「設定のリセット」をクリック
  3. 「設定を復元して既定値に戻します」をクリック
  4. 確認のポップアップで「リセット」ボタンをクリック
  5. Microsoft Edgeのリセット操作が完了したことを確認する

ここからは、Microsoft Edgeの設定画面からリセット(初期化)を実行する具体的な手順を、実際の画面を使いながらわかりやすく解説していきます。

STEP
Microsoft Edge右上の「三点リーダ」→「設定」をクリック

Microsoft Edgeを立ち上げ、右上にある「三点リーダ」(…)をクリックしてください。

[三点リーダ](…)などの、よく見かけるけど読み方のわからない記号はこちらで色々ご紹介しています。興味があれば是非見てみてください。

「三点リーダ」(…)をクリックすると下に向かってメニューが展開されます。

その中にある「設定」をクリックしてください。

Microsoft Edgeの設定画面からリセット(初期化)を実行する具体的な手順 Step1 Microsoft Edge右上の「三点リーダ」→「設定」をクリック
Microsoft Edgeの設定画面からリセット(初期化)を実行する具体的な手順 Step1 Microsoft Edge右上の「三点リーダ」→「設定」をクリック
STEP
左側にある「設定のリセット」をクリック

「設定」をクリックすると、左上に「設定」と大きく書かれたMicrosoft Edgeの設定画面が開きます。

左側にある「設定のリセット」をクリックしてください。

Microsoft Edgeの設定画面からリセット(初期化)を実行する具体的な手順 Step2 左側にある「設定のリセット」をクリック
Microsoft Edgeの設定画面からリセット(初期化)を実行する具体的な手順 Step2 左側にある「設定のリセット」をクリック
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「設定を復元して既定値に戻します」をクリック

「設定のリセット」をクリックすると、「設定のリセット」と書かれた画面に移動します。

Microsoft Edgeのアドレスバーにedge://settings/resetと入力してEnterを押すことでもこの画面を直接開くことができます。

その中にある「設定を復元して既定値に戻します」をクリックしてください。

Microsoft Edgeの設定画面からリセット(初期化)を実行する具体的な手順 Step3 「設定を復元して既定値に戻します」をクリック
Microsoft Edgeの設定画面からリセット(初期化)を実行する具体的な手順 Step3 「設定を復元して既定値に戻します」をクリック
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確認のポップアップで「リセット」ボタンをクリック

「設定を復元して既定値に戻します」をクリックすると、確認のポップアップ(小さなウィンドウ)が表示されます。

リセットによって初期化される項目と、保持される項目(パスワード、履歴、お気に入りは通常保持)についての説明が表示されますので、内容をよく読んで理解した上で、リセットを実行するか最終判断してください。

問題なけれれば「リセット」ボタンをクリックしてください。

Microsoft Edgeの設定画面からリセット(初期化)を実行する具体的な手順 Step4 確認のポップアップで「リセット」ボタンをクリック
Microsoft Edgeの設定画面からリセット(初期化)を実行する具体的な手順 Step4 確認のポップアップで「リセット」ボタンをクリック
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Microsoft Edgeのリセット操作が完了したことを確認する

「リセット」ボタンを押すと設定の初期化が実行され、完了すると「設定がリセットされました。」と表示されます。

これでMicrosoft Edgeのリセット操作は完了です。念のためMicrosoft Edgeを再起動してから、元々発生していた不具合が解消されているか、動作を確認してください。

Microsoft Edgeの設定画面からリセット(初期化)を実行する具体的な手順 Step5 Microsoft Edgeのリセット操作が完了したことを確認する
Microsoft Edgeの設定画面からリセット(初期化)を実行する具体的な手順 Step5 Microsoft Edgeのリセット操作が完了したことを確認する

Microsoft Edgeの設定リセットとは?影響範囲(初期化される項目・保持される項目)

Microsoft Edgeの「設定のリセット(初期化)」は、動作に問題が生じた際に設定を初期状態へ戻す機能です。
設定変更や拡張機能が原因の不具合に有効な場合があります。

リセットの影響、つまり「何が初期化され、何が残るか」を知っておくことが大切です。

リセットによって初期化(既定値に戻る)される主な項目

リセット操作により、以下の設定などが初期状態に戻ります。

  • 起動ページ
  • 新しいタブ ページ
  • 既定の検索エンジン
  • ピン留めしたタブ
  • 拡張機能(インストール済みのものは無効化されます)
  • Cookie およびその他のサイト データ(ウェブサイトのログイン情報や設定を保存する一時ファイルなど)
  • サイトのアクセス許可(カメラ、マイク、通知などの許可設定)

リセットしても保持される(削除されない)主な項目

一方で、リセットしても通常は削除されず保持されるデータも多くあります。
過度に心配する必要はありません。主に以下の項目は保持されます。

  • お気に入り(ブックマーク)
  • 閲覧履歴
  • 保存されたパスワード
  • コレクション
  • ダウンロード履歴
  • 個人情報(支払い情報、住所など、プロファイルに保存されているもの)
  • 外観設定(テーマなど)

リセット後の注意点と必要な再設定

リセット後の動作に関する補足です。

Microsoftアカウントで設定を同期している場合、初期化された設定の一部はクラウドのデータに影響しません。
サインインし直せば保持対象データ(お気に入り等)は再同期されます。

ただし、リセット後は手動での再設定が必要な項目があります。例えば、無効になった「拡張機能」は再度有効にする必要があります。

サイト訪問時の「通知許可」などへの応答も、改めて求められます。「起動ページ」などをカスタマイズしていた場合も再登録してください。

また、会社や学校の管理PCでは注意が必要です。
「グループポリシー」(組織の統一設定)により、特定の設定が自動で再適用されることがあります。

Microsoft Edgeが開けない!そんな時の対処法は「修復インストール」

Microsoft Edge自体が起動せず、設定画面を開けないため「設定のリセット」も実行できない。
そんな深刻な状況でも試せるのが、Windowsの機能を使ったMicrosoft Edgeの「修復インストール」です。

これはMicrosoft Edgeのプログラムファイル自体の問題を修正する機能で、通常、お気に入りやパスワードといった個人データは保持されたまま実行されるため、比較的安全に行えます。

以下の手順でMicrosoft Edgeの修復インストールを実行します。

  1. Windowsの「設定」を開き、左メニューから「アプリ」を選び、「インストールされているアプリ」をクリックします。
  2. アプリの一覧が表示されたら、「Microsoft Edge」を探します。
  3. 見つけたら、Microsoft Edgeの項目の右側にある「…」(三点リーダー)メニュー内の「変更」をクリックします。
  4. 新しいウィンドウ(または画面)が表示されたら、「修復」ボタンをクリックし、画面の指示に従って修復インストールが完了するのを待ちます。

より詳しい手順や実際の画面については、こちらの記事で必ず確認してください。

修復プロセスが完了したら、念のためパソコンを再起動することをお勧めします。
再起動後、Microsoft Edgeが正常に起動するか、そして元々抱えていた問題(プロキシ設定の問題など、この修復を試みるに至った原因)が解決したかを確認しましょう。

Microsoft Edgeの設定リセットに関するよくある質問

Microsoft Edgeの設定リセットに関して、多くの方が疑問に思う点や知っておくと役立つ情報をまとめました。基本的な疑問から順に確認できますので、気になる項目からご覧ください。

Microsoft Edgeの「設定リセット」とは何ですか? なぜ行うのですか?

設定リセットは、Microsoft Edgeの多くの設定項目を初期状態(既定値)に戻す機能です。
原因不明の動作不良や、設定の競合、不要なカスタマイズを解消したい場合などに、トラブルシューティングの一環として実行されます。

設定をリセットすると、保存したパスワードは全部消えてしまいますか?

いいえ、ご安心ください。
Microsoft Edgeの設定リセットを実行しても、保存されているパスワードは通常削除されません。
パスワードデータは保持されるように設計されています。

お気に入り(ブックマーク)もリセットで消えますか?

いいえ、お気に入り(ブックマーク)も通常は削除されずに保持されます。
パスワードと同様に、リセット操作の影響を受けない主要な個人データの一つです。

閲覧履歴はどうなりますか? 消えますか?

閲覧履歴も通常は削除されずに保持されます。
設定のリセットは、主に設定項目や一時データに影響し、履歴のようなユーザーの活動記録は保持される仕様です。

具体的に何がリセット(初期化)されるのですか?

主に、起動ページ、新しいタブページ、検索エンジン、ピン留めタブの設定が初期化されます。
また、拡張機能(ブラウザの追加機能)は無効になり、Cookie(サイトの訪問・設定情報)やサイトのアクセス許可などもリセットされます。

設定リセットの操作には、どのくらいの時間がかかりますか?

通常、設定リセットの処理自体はそれほど時間はかからず、数十秒から数分程度で完了することが多いです。
ただし、PCの状況によってはもう少し時間がかかる場合もあります。

リセットを実行する前に、Microsoft Edgeを閉じておく必要はありますか?

いいえ、設定リセットはMicrosoft Edgeの設定画面から行う操作ですので、Microsoft Edgeを開いた状態で実行します。

間違ってリセットしてしまった場合、操作を元に戻す(キャンセルする)ことはできますか?

いいえ、一度リセットを実行すると、初期化された設定を自動で元に戻す機能はありません。
そのため、リセット実行前の確認画面で、影響範囲をよく理解してから「リセット」ボタンを押すことが重要です。

設定リセットが完了した後、パソコンの再起動は必要ですか?

リセット処理自体が完了すれば必須ではありませんが、設定変更を確実にシステムに反映させるためには、念のためPCを再起動することをお勧めします。
特に問題が解決しない場合は試してみると良いでしょう。

リセットで無効になった拡張機能は、どうすれば元通り使えますか?

リセット後はすべての拡張機能が「オフ」の状態になっています。
再度利用したい拡張機能は、Microsoft Edgeの設定画面(edge://extensions)を開き、手動でそれぞれのトグルスイッチを「オン」にして有効化する必要があります。

Webサイトからの通知許可なども、リセット後に再設定が必要ですか?

はい、サイトごとのアクセス許可(通知、位置情報、カメラ、マイクなど)もリセットによって既定値(多くは拒否または確認)に戻ります。
そのため、以前に許可していたサイトでも、リセット後に再度アクセスした際に許可を求めるポップアップが表示されるので、改めて応答が必要です。

Microsoft Edgeが開けず、設定画面からリセットできません。どうすれば?

Microsoft Edge自体が起動しない場合は、設定画面からのリセットは実行できません。
この場合は、Microsoft Edgeの「修復インストール」が代替の対処法になります。

設定をリセットしても、Microsoft Edgeの不具合が直りません。他に方法は?

Microsoft Edgeの「修復インストール」を試してください。

「設定のリセット」と「修復インストール」はどう違うのですか?

「設定のリセット」はMicrosoft Edgeの設定項目を初期値に戻す操作で、主に設定の競合や不整合を解消します。
「修復インストール」はMicrosoft Edgeのプログラムファイル自体の破損や不具合を修正する操作です。試す順序としては、まずリセット、それでダメなら修復、という流れが一般的です。

設定をリセットする前に、何かバックアップしておくべきものはありますか?

通常、お気に入りやパスワードは保持されますが、万全を期すなら、事前にMicrosoft Edgeに登録してあるお気に入りをエクスポートしておきましょう。
Microsoft Edgeに保存したログイン情報をCSVにエクスポートしておくことも重要です。

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その他Microsoft Edgeに関する記事はこちらです。ぜひご覧ください。

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