モバイルホットスポットが使えない場合の原因と対処法を徹底解説 Windows11

モバイルホットスポットが使えない場合の対処法

モバイルホットスポットをオン(有効)に出来ない場合や、オンにしてもスマートフォンなどのデバイスでWifi接続できない、モバイルホットスポットを使うと通信が途切れて不安定な場合の対処法を詳しくご紹介します。

モバイルホットスポットを有効にしたパソコン自体がインターネットに接続できていない場合は、モバイルホットスポットを使っても接続したデバイスはインターネットに出ることはできません。
ここでは、モバイルホットスポットを有効にしたパソコンがインターネットに接続されていることを前提に解説していきます。

モバイルホットスポットの使い方については、こちらの「モバイルホットスポットを使ってパソコンをWifiルーターにする方法」で詳しく解説しています。

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モバイルホットスポットを使ってパソコンをWifiルーターにする方法
目次

モバイルホットスポットがオン(有効)になっているか確認する

モバイルホットスポットが使えない場合、機能自体がオン(有効)になっていない可能性があります。

まずはWindowsのモバイルホットスポットがオン(有効)になっているか確認してください。

モバイルホットスポットがオン(有効)になっているか確認する
モバイルホットスポットがオン(有効)になっているか確認する

タスクバーにある[Windowsロゴ]をクリックして(キーボードのWindowsキーを押して)ください。

[Windowsロゴ]をクリックすると上に向かってメニューが展開されます。

展開されたメニューの中にある歯車のアイコン[設定]をクリックしてください。

モバイルホットスポットがオン(有効)になっているか確認する
モバイルホットスポットがオン(有効)になっているか確認する

[設定]をクリックすると、「システム」と大きく書かれた設定ウィンドウが立ち上がります。

その中の左側にある[ネットワークとインターネット]をクリックしてください。

モバイルホットスポットがオン(有効)になっているか確認する
モバイルホットスポットがオン(有効)になっているか確認する

[ネットワークとインターネット]をクリックすると「ネットワークとインターネット」と大きく書かれたページに移動します。

その中にある[モバイル ホットスポット]がオンになっていない場合は、オンに切り替えてから再度接続を試みてください。

モバイルホットスポットをオン(有効)に切り替えても接続できない場合は次に進んでください。

ネットワーク帯域の設定を「使用可能な接続」にする

次に、モバイルホットスポットのネットワーク帯域を確認してみてください。

最近では5GHzに対応している機器も増えてきていることから5GHZを選択しがちですが、意外と5GHzを選択することでエラーが起きている可能性もあります。

モバイルホットスポットのネットワーク情報の編集画面
モバイルホットスポットのネットワーク情報の編集画面

モバイルホットスポットのネットワーク情報の編集画面に移り、ネットワーク帯域を[使用可能な接続]に変更してみてください。

デバイスマネージャーでMicrosoft Wi-Fi Direct Virtual Adapterが無効になっていないか確認する

WindowsのモバイルホットスポットはMicrosoft Wi-Fi Direct Virtual Adapterを使っているため、Wi-FiデバイスやMicrosoft Wi-Fi Direct Virtual Adapterが無効になっている場合はモバイルホットスポットが使えない可能性があります。

デバイスマネージャーを開いてMicrosoft Wi-Fi Direct Virtual Adapterが無効になっていないか確認していきます。

デバイスマネージャーでMicrosoft Wi-Fi Direct Virtual Adapterが無効になっていないか確認する
デバイスマネージャーでMicrosoft Wi-Fi Direct Virtual Adapterが無効になっていないか確認する

まずはデバイスマネージャーを開きます。

タスクバーにあるWindowsロゴをクリックして(キーボードのWindowsキーを押して)ください。

Windowsロゴをクリックすると上に向かってメニューが展開されます。

展開されたメニューの中にある歯車のアイコンの[設定]をクリックしてください。

デバイスマネージャーでMicrosoft Wi-Fi Direct Virtual Adapterが無効になっていないか確認する
デバイスマネージャーでMicrosoft Wi-Fi Direct Virtual Adapterが無効になっていないか確認する

[設定]をクリックすると「システム」と書かれた設定画面が開きます。

その画面を下に向かってスクロールしいき、[バージョン情報]をクリックしてください。

デバイスマネージャーでMicrosoft Wi-Fi Direct Virtual Adapterが無効になっていないか確認する
デバイスマネージャーでMicrosoft Wi-Fi Direct Virtual Adapterが無効になっていないか確認する

[バージョン情報]をクリックすると「システム > バージョン情報」と書かれたページに移動します。
その画面を下に向かってスクロールし、[デバイスマネージャー]をクリックしてください。

デバイスマネージャーでMicrosoft Wi-Fi Direct Virtual Adapterが無効になっていないか確認する
デバイスマネージャーでMicrosoft Wi-Fi Direct Virtual Adapterが無効になっていないか確認する

[デバイスマネージャー]をクリックすると「デバイスマネージャー」が開きます。

ファイル名を指定して実行からデバイスマネージャーを開く方法

Windowsキー+Rを押してファイル名を指定して実行ウィンドウを立ち上げ、その中にdevmgmt.mscと入力してエンターキーを押すことでもデバイスマネージャーを開くことができます。

ファイル名を指定して実行からデバイスマネージャーを開く方法
ファイル名を指定して実行からデバイスマネージャーを開く方法

Microsoft Wi-Fi Direct Virtual Adapterはデバイスマネージャーの中でも普段は「非表示のデバイス」扱いなっているため、まずは非表示のデバイスを表示します。

デバイスマネージャー画面の上にある[表示(V)]をクリックしてください。

[表示(V)]をクリックすると下に向かってメニューが展開されます。
展開されたメニューの中にある[非表示のデバイスの表示(W)]をクリックしてください。

デバイスマネージャーでMicrosoft Wi-Fi Direct Virtual Adapterが無効になっていないか確認する
デバイスマネージャーでMicrosoft Wi-Fi Direct Virtual Adapterが無効になっていないか確認する

[非表示のデバイスの表示(W)]をクリックし、非表示のデバイスを表示させたら、次は[ネットワークアダプター]をクリックして展開してください。
展開された中に青いアイコンと薄い青のアイコンでMicrosoft Wi-Fi Direct Virtual Adapterがあることを確認してください。

複数のMicrosoft Wi-Fi Direct Virtual Adapterがある場合は、その中のどれかが無効(↓が付いている)になっているか確認をしてください。

デバイスマネージャーでMicrosoft Wi-Fi Direct Virtual Adapterが無効になっていないか確認する
デバイスマネージャーでMicrosoft Wi-Fi Direct Virtual Adapterが無効になっていないか確認する

無効になっている[Microsoft Wi-Fi Direct Virtual Adapter]を右クリックしてください。
右クリックすると右に向かってメニューが展開されます。

その中にある[デバイスを有効にする]をクリックしてください。

デバイスマネージャーでMicrosoft Wi-Fi Direct Virtual Adapterが無効になっていないか確認する
デバイスマネージャーでMicrosoft Wi-Fi Direct Virtual Adapterが無効になっていないか確認する

[デバイスを有効にする]をクリックすると、アイコンに付いていた↓がなくなります。

これでMicrosoft Wi-Fi Direct Virtual Adapterが有効になったので、再度モバイルホットスポットをオン(有効)にして使ってみてください。

デバイスマネージャーにMicrosoft Wi-Fi Direct Virtual Adapterが無い場合

デバイスマネージャーにMicrosoft Wi-Fi Direct Virtual Adapterが無い場合はドライバーの更新をしてみましょう。

Microsoft Wi-Fi Direct Virtual Adapterはネットワークアダプターに属します。
ネットワークアダプターの(その中でも主にWifiに関する)ドライバーを更新してください。

Windowsアップデートを使用してドライバーを更新する

Windows Updateのオプションでドライバーを更新する機能があります。

こちらの「オプションの更新プログラムを利用してもっとWindows Updateを活用する」で、ドライバーのWindowsアップデートを使ったドライバーの更新方法を詳しく解説しているので是非ご覧ください。

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Intelなどのメーカーサイトからドライバーを更新する

Windowsアップデート以外は各メーカーのウェブサイトからドライバーを更新することも可能です。

こちらの「Windows11でドライバーソフトを最新版に更新する方法(Intel編)」ではIntelの公式サイトからドライバーを更新する方法を詳しく解説しているのでぜひご覧ください。

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ドライバーを更新してもMicrosoft Wi-Fi Direct Virtual Adapterが表示されず、モバイルホットスポットが使えない場合はメーカーに使っているパソコンがモバイルホットスポットに対応しているか確認することをオススメします。

モバイルホットスポットの通信が不安定な場合の対処法

Microsoft Wi-Fi Direct Virtual Adapterが複数ある場合、使用するネットワークアダプターが頻繁に切り替わってしまい、モバイルホットスポットの通信状況が不安定になる可能性があります。

その場合は不要なMicrosoft Wi-Fi Direct Virtual Adapterを削除することで改善する可能性があります。

デバイスマネージャーにMicrosoft Wi-Fi Direct Virtual Adapter #2 など#数字が無数に増えてしまっている場合
デバイスマネージャーにMicrosoft Wi-Fi Direct Virtual Adapter #2 など#数字が無数に増えてしまっている場合

こちらの手順を参考にデバイスマネージャーを開き、薄い青色の[Microsoft Wi-Fi Direct Virtual Adapter]を右クリックしてください。

私の環境ではデバイスマネージャー上にMicrosoft Wi-Fi Direct Virtual Adapter #2から#15くらいまでありました。
モバイルホットスポットを使うごとに増えていくイメージです。

右クリックしたら右に向かってメニューが展開されるので、その中にある[デバイスのアンイストール]をクリックしてください。

普通の青色アダプターは使用中の可能性があるため削除しないでください。

デバイスマネージャーにMicrosoft Wi-Fi Direct Virtual Adapter #2 など#数字が無数に増えてしまっている場合
デバイスマネージャーにMicrosoft Wi-Fi Direct Virtual Adapter #2 など#数字が無数に増えてしまっている場合

[デバイスのアンイストール]をクリックすると「デバイスのアンイストール」と書かれたウィンドウが立ち上がります。
[アンイストール]をクリックしてください。

デバイスマネージャーにMicrosoft Wi-Fi Direct Virtual Adapter #2 など#数字が無数に増えてしまっている場合
デバイスマネージャーにMicrosoft Wi-Fi Direct Virtual Adapter #2 など#数字が無数に増えてしまっている場合

薄い青色のMicrosoft Wi-Fi Direct Virtual Adapterが無くなるまでアンイストールを繰り返してください。

これでモバイルホットスポットの通信状況が安定する可能性があります。

Windowsのネットワーク設定をリセットする

モバイルホットスポットの設定に問題がなく、ドライバーソフトウェアのアップデートもした上でデバイスマネージャー上にも異常がない場合はネットワーク設定をリセットしてみましょう。

ネットワークのリセットを実施するとすべてのネットワークアダプターが削除され、工場出荷状態で再インストールされます。
そのため、VPN接続の設定や仮想スイッチなどのネットワーク情報が削除される可能性があります。

Windows11でネットワークをリセットするには以下の手順で行います。

  • タスクバーにある[Windowsボタン]をクリックし、[設定]をクリック。
  • [ネットワークとインターネット]→[ネットワークの詳細設定]の順番にクリック。
  • [ネットワークのリセット]→[今すぐリセット]→[はい]の順番にクリック。
  • パソコンを再起動。
  • Windowsアップデートからドライバーを更新。

こちらの「パソコンのインターネット接続が不安定なときに試してほしいネットワークのリセット方法」で操作手順を詳しく解説しているのでぜひご覧ください。

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実行環境
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64 ビット オペレーティング システム
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