こんな人にオススメの記事です
- テキストファイルが文字化けして困っている人
- 送られてきたファイルの文字コードを修正して正しく表示したい人。
- Shift-JISが必要なファイルを扱う人。
- UTF-8で保存し直して文字化けを防ぎたい人。
最近、送られてきたテキストファイルを開いたところ、文字化けで内容が読めないという経験をしました。
同じようなことが何度か続いたため、調べてみると原因は「文字コード」にあることが分かりました。
特に、Windowsの環境ではShift-JISやUTF-8といった文字コードの違いが原因で、ファイルが正しく表示されないことがよくあります。
そこで今回は、そんなトラブルを簡単に解決できる「メモ帳」を使って、文字コードをShift-JISやUTF-8に変換する方法を紹介します。
パソコン初心者でも簡単に実行できる手順なので、文字化けに悩んでいる方はぜひ試してみてください。
現在の文字コードを確認する方法
テキストファイルの文字コードを正しく変換するためには、まず現在の文字コードを確認することが重要です。
Windowsのメモ帳(Windows Notepad)では、ファイルの文字コードが右下に表示されるようになっています。
具体的には、ファイルを開いた際に、メモ帳のウィンドウの右下に「UTF-8」や「ANSI(Shift-JIS)」といった文字コードの情報が確認できます。
メモ帳で文字コードをShift-JISやUTF-8に変換する方法
それでは、実際にメモ帳を使って文字コードをShift-JISやUTF-8に変換する方法を具体的に紹介します。
- 変換したいテキストファイルをメモ帳で開く。
- メニューから「ファイル」をクリックし、「名前を付けて保存」を選択する。
- 保存ダイアログが表示されたら、画面下部にある「文字コード」のドロップダウンメニューを確認する。
- 「UTF-8」、「ANSI」(Shift-JISとして保存される)、または他の文字コードを選択する。
- ファイル名を入力し、「保存」をクリックして完了。
これで、指定した文字コードでファイルが保存され、文字化けの解決や互換性の問題を回避できます。
ここからは、実際の画面を使いながらメモ帳で文字コードをShift-JISやUTF-8に変換する方法を詳しく解説していきます。
変換したいテキストファイルをメモ帳で開き、[ファイル]をクリックしてください。
[ファイル]をクリックすると、下に向かってメニューが展開されます。
展開されたメニューの中にある[名前を付けて保存]をクリックしてください。
[名前を付けて保存]をクリックすると、「名前を付けて保存」ウィンドウが立ち上がります。
画面下部にある「エンコード」のドロップダウンメニューから変更したい文字コードを選択してください。
エンコードを選択したら、最後にファイル名を付け、保存(S)をクリックしてください。
これで指定した文字コードにテキストファイルを変換することが
メモ帳で『ANSI』を選べば、日本語環境ではShift-JISとして保存される
メモ帳でファイルを保存する際、Shift-JISが選択肢に表示されなくて困っている方も多いのではないでしょうか。
実は、Windowsのメモ帳では「Shift-JIS」という名前では表示されませんが、「ANSI」を選ぶことで、実際にはShift-JIS形式でファイルが保存されます。
「ANSI」として保存される文字コードは、そのシステムが使用しているロケール(地域設定)に基づいて変わります。
日本語環境のWindowsでは、デフォルトの文字コードがShift-JISに設定されているため、「ANSI」として保存するとShift-JISとして保存されます。
要約すると、「メモ帳で『ANSI』を選べば、日本語環境ではShift-JISとして保存される」と理解してもらえれば問題ありません。
メモ帳で選択できる文字コードと、それぞれの主な用途
メモ帳で選択できる文字コードと、それぞれの主な用途についてまとめます。
最も一般的で主流なのはUTF-8です。特に、ウェブ開発や国際的なシステム、ファイルのやり取りにおいてはUTF-8が標準的です。
Shift-JISは、主に日本国内の古いシステムやアプリケーションで使われ続けていますが、徐々にUTF-8に置き換えられています。
UTF-16は、特定の用途で利用されていますが、汎用性や互換性の面でUTF-8に劣るため、あまり一般的ではありません。
そのため、迷った場合はUTF-8を選ぶのがベストです。
ANSI(日本語環境だとShift-JIS)
- 主な用途:日本語環境のWindowsでは、ANSIを選ぶとShift-JISとして保存されます。
Shift-JISは、古いシステムやソフトウェア、または日本語のテキストデータを扱う際に使われることが多い文字コードです。
特に、Windows環境で長く使用されてきた文字コードです。 - 利用場面:古いアプリケーションや、特定の日本語環境でのテキストファイル交換時に使用される。
UTF-8
- 主な用途:現在、Webやクロスプラットフォームなシステムで最も一般的に使用されている文字コードです。
UTF-8は、多言語対応が必要な場合や、インターネット上で文字化けを避けたい場合に最適です。
日本語だけでなく、世界中の文字を扱うことができます。 - 利用場面:ウェブ開発、国際的なプロジェクト、文字化けを防ぎたいときに推奨されます。
UTF-16
- 主な用途:UTF-16は、UTF-8と同じく多言語対応の文字コードですが、特定の文字(例:漢字など)をより効率的に扱うため、2バイトまたは4バイトで表現します。
Windowsの内部表現としてよく使われますが、一般的なテキストファイルのやり取りにはあまり用いられません。 - 利用場面:特にWindows内部で使用されることが多く、エンコードの変換など特定の用途で使用される。
UTF-16 BE(Big Endian)
- 主な用途:UTF-16のバイト順をBig Endianで保存する形式です。
UTF-16 BEは、特定のシステムやアプリケーションがBig Endian形式を要求する場合に使用されます。 - 利用場面:特定のシステム(例:ネットワークデータ交換や一部のデータ処理)で使用されますが、一般的な用途ではあまり見かけません。
UTF-16 LE(Little Endian)
- 主な用途:Windowsを含む多くのシステムで一般的に使われるLittle Endian形式のUTF-16です。
主にWindowsの内部で用いられる形式で、UTF-16 LEは日本語や他の多言語文字を含むテキストの保存に使用されます。 - 利用場面:Windows内部の処理や、特定のデータベースやアプリケーションで使われることがあります。
UTF-16 (BOM)
- 主な用途:UTF-16 (BOM)は、テキストファイルの先頭にBOM(Byte Order Mark)というバイト列を含む形式です。BOMは、テキストファイルがBig EndianまたはLittle Endianのどちらでエンコードされているかを示すために使用されます。
Windowsのメモ帳でUTF-16として保存する場合、デフォルトでBOMが付与されます。 - 利用場面:Windows環境での標準的なUTF-16形式として広く使われ、異なるシステム間でのデータ交換時にエンディアンの誤解を防ぐために使用されます。
特に、日本語や多バイト文字を含む大規模なデータファイルに適しており、エンディアンの自動判別が必要な場合に便利です。
メモ帳で文字コードをShift-JISやUTF-8に変換する方法に関するよくある質問と答え
メモ帳で文字コードをShift-JISやUTF-8に変換する方法に関するよくある質問と答えをまとめました。
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その他Windows11に関する記事はこちらです。ぜひご覧ください。
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