【Windows11】chkdskコマンドの使い方|ディスクエラーをチェック・修復する方法

【Windows11】chkdskコマンドの使い方|ディスクエラーをチェック・修復する方法

この記事では、Windowsの標準機能である「chkdsk」(チェックディスク)コマンドを使って、ハードディスクやSSDのエラーをチェックし、修復する方法を、初心者の方でも安心して実行できるよう、わかりやすく解説します。

「PCの動作が急に重くなった…」「ファイルを開こうとするとエラーが表示される…」

そんな原因不明のトラブルは、もしかしたら軽微なディスクエラーが原因かもしれません。
chkdsk(チェックディスク)は、例えるなら「道路の穴や標識の故障を点検・修理してくれる道路整備員」のようなもの。
ディスクというデータの道に問題がないかを確認し、自動で修復してくれます。

情報システム担当の私も、PCの調子が悪い時には、まず最初に試す基本的なメンテナンスコマンドの1つです。

chkdsk(チェックディスク)の基本的な使い方から、よく使われるオプション(/f, /r)の意味、そして実行時の注意点までご紹介します。ぜひ最後までご覧ください。

目次

chkdsk(チェックディスク)コマンドとは?sfcやDISMとの違い

PCの調子が悪い時に調べると、よく「chkdsk」や「sfc」、「DISM」といったコマンドの実行を推奨する記事が見つかります。これらは、Windowsを修復するための強力なツールですが、それぞれに役割が全く異なります。

PCを一つの「街」として考えてみましょう。

chkdsk:道路そのものの点検・補修

chkdskは、街の「道路(ディスク)」の健康状態をチェックする役割を担います。
「道路に穴(不良セクタ)は空いていないか?」「住所録(ファイル管理情報)に間違いはないか?」といった、データを保存する場所そのものの問題を診断し、修復します。

sfc /scannow:公共の建物や標識の点検・修理

sfc /scannowは、街の重要なインフラである「公共の建物や交通標識(Windowsのシステムファイル)」が、壊れていないかを確認・修理します。
OSの動作に不可欠なファイルが破損している場合に、それを正常なものに置き換える役割です。

DISM:街の「設計図」の修復

DISMは、さらに根本的な部分、つまり街全体の「設計図(Windowsのイメージファイル)」そのものを点検・修復します。
上記のsfcが修理に使おうとした部品(標識)のストック自体が壊れていた場合に、設計図から正しい部品を復元する、といった大掛かりな修復を担当します。

3つのコマンドの役割まとめ

コマンド主な目的例えるなら
chkdskディスクのファイルシステムや不良セクタの診断・修復道路の補修
sfc /scannow保護されたWindowsシステムファイルの診断・修復公共物の修理
DISMWindowsのシステムイメージ(部品倉庫)の診断・修復設計図の修正
chkdsk(チェックディスク)コマンド、sfcコマンド、DISMコマンドの違い

このように、PCの不調の原因がどこにありそうかで、使うべきコマンドは変わってきます。
ディスクに問題がありそうな場合は、まずchkdsk(チェックディスク)を試すのが基本となります。

sfcやDISMの使い方については、「【Windows11】深刻なシステムエラーも即解消 - sfc / scannowとDISMコマンドの使い方」で詳しく解説しています。ぜひご覧ください。

chkdskコマンドでディスクをチェック・修復する手順

ここからは、chkdskコマンドでPCのディスクをチェック・修復する方法を、実際の画面を使いながらわかりやすく解説していきます。

Windowsでチェックディスクを実行した際、BitLockerの回復キーを聞かれる場合があります。
予め「BitLockerの回復キーをバックアップ」しておくと安心です。
また、使用しているディスクの容量が大きいほどチェックディスクにかかる時間が長くなります。
ディスクの空き容量をWindows標準機能でガッツリ増やす方法」を参考に予め空き容量を増やしておくことで時間を短縮できます。

STEP
コマンドプロンプトを管理者として起動する

chkdsk(チェックディスク)を実行するために、まずはコマンドプロンプトを管理者として起動させる必要があります。
以下の記事を参考に、コマンドプロンプトを管理者として起動してください。

STEP
chkdskコマンドを実行する

管理者としてコマンドプロンプトに、以下のコマンドを貼り付け、Enterキーを押してください。(Cドライブを対象とする場合)

chkdsk c: /f /r

【コマンドの解説】

  • /f : ファイルシステムのエラーを修復します。(例:ファイル管理情報の矛盾など)
  • /r : ディスクの物理的な不良セクタを特定し、読み取り可能な情報を回復します。(/fの処理も自動的に含まれます)

基本的には、両方の役割を兼ね備えた/rオプションまで付けて実行するのがおすすめです。

その他、chkdskのオプションについてもっと知りたい方はMicrosoft公式サイトをご覧ください。

chkdskコマンドを実行する
chkdskコマンドでディスクをチェック・修復する手順 Step2
STEP
「Y」を入力してEnter

コマンドを実行すると、「ボリュームが別のプロセスで使用されているため、chkdsk を実行できません」といったメッセージが表示されます。

「Y」を入力してEnterキーを押してください。

これは、「今まさにCドライブを使っているためエラーチェックや修復をすることができません」という意味です。

「次回のシステム再起動時に、このボリュームはチェックされます。」と表示されれば、コマンドは正常に受け付けられたことになります。

Cドライブなど起動中のドライブに対してchkdskを実行する場合は、次回の再起動時にチェックが行われます。
一方で、Dドライブなどのデータドライブに対しては、即時チェックが開始されるため再起動は不要です。

「Y」を入力してEnter
chkdskコマンドでディスクをチェック・修復する手順 Step3
STEP
ディスクチェックが始まるまで待機する

次にコマンドプロンプトを閉じて、通常通りPCを再起動してください。

再起動時に「ディスク チェックをスキップするには、5秒以内に何かキーを押してください」と表示されるのでそのまま待機してください。

ここでEnterキーなどを押してしまうと、ディスクチェックが開始せずにWindowsが通常起動します。

ディスクチェックが始まるまで待機する
chkdskコマンドでディスクをチェック・修復する手順 Step4
STEP
ディスクチェックが完了するのを待つ

ディスクチェックが開始すると以下のような表示に切り替わります。
ここからは操作は不要です。処理が完了すると、PCは自動的に通常通り再起動します。

この処理は、ディスクの容量やエラーの状況によって、数分から数時間以上かかる場合があります。処理中は絶対に電源を切らないでください。 100%になるまで、気長に待ちましょう。

ディスクチェックが完了するのを待つ
chkdskコマンドでディスクをチェック・修復する手順 Step5

chkdsk(チェックディスク)の実行結果を後から確認する方法

chkdsk(チェックディスク)完了後にエラーや修復結果に関する情報が表示されますが、PC起動時に消えてしまうためゆっくり確認することができません。

ここからはchkdsk(チェックディスク)の実行結果(ログ)をイベントビューアーから見返す方法を、実際の画面を使いながらわかりやすく解説していきます。

STEP
イベントビューアーを起動する

Windowsキー + Rキーを同時に押して、「ファイル名を指定して実行」ウィンドウを開いてください。

次に、入力欄に以下のコマンドをコピー&ペーストし、「OK」ボタンをクリックするかEnterキーを押してください。

eventvwr

これでイベントビューアーが起動します。

その他のイベントビューアー起動方法はこちらの「【Windows11】イベントビューアーの起動方法」で詳しく解説しています。是非ご覧ください。

イベントビューアーを起動する
chkdsk(チェックディスク)の実行結果を後から確認する方法|イベントビューアー Step1
STEP
「Windowsログ」を展開し、「Application」をクリック

イベントビューアーが起動したら、左側のメニューで「Windowsログ」を展開し、「Application」をクリックしてください。

「Windowsログ」を展開し、「Application」をクリック
chkdsk(チェックディスク)の実行結果を後から確認する方法|イベントビューアー Step2
STEP
「操作」パネルにある「現在のログをフィルター」をクリック

「Application」を開いたら、次が右側の「操作」パネルにある「現在のログをフィルター」をクリックしてください。

イベントビューアーには大量のログが記録されているため、フィルター機能を使ってchkdskの実行結果を効率よく探します。

「操作」パネルにある「現在のログをフィルター」をクリック
chkdsk(チェックディスク)の実行結果を後から確認する方法|イベントビューアー Step3
STEP
「イベントソース(V)」で「Wininit」を選択し、右下にある「OK」ボタンをクリック

「現在のログをフィルター」をクリックすると、「現在のログをフィルター」と書かれたウィンドウが新しく表示されます。

その中にある「イベントソース(V)」のプルダウンメニューから「Wininit」を選択し、右下にある「OK」ボタンをクリックしてください。

直接「Wininit」を入力するのではなく、必ずプルダウンメニューから選択してください。
「イベントソース(V)」は、Windowsログのカテゴリーのようなものです。再起動時に実行されたchkdskは、ソース名 Wininit、イベントID 1001 で記録される、と決まっています。

「イベントソース(V)」で「Wininit」を選択し、右下にある「OK」ボタンをクリック
chkdsk(チェックディスク)の実行結果を後から確認する方法|イベントビューアー Step4
STEP
チェックディスク実行結果(英語)ログが表示されたことを確認する

「OK」ボタンをクリックすると、チェックディスクの実行結果のログが絞り込まれます。

その下のパネルにはチェックディスク実行結果(英語)ログが表示されます。

ログの見方については、次の「実行結果内容の確認方法」で解説しています。

チェックディスク実行結果(英語)ログが表示されたことを確認する
chkdsk(チェックディスク)の実行結果を後から確認する方法|イベントビューアー Step5
Checking file system on C:
The type of the file system is NTFS.
Volume label is Windows.

A disk check has been scheduled.
Windows will now check the disk.                         

Stage 1: Examining basic file system structure ...
  937728 file records processed.                                                         
File verification completed.
 Phase duration (File record verification): 4.87 seconds.
  22814 large file records processed.                                    
 Phase duration (Orphan file record recovery): 11.31 milliseconds.
  0 bad file records processed.                                      
 Phase duration (Bad file record checking): 4.27 milliseconds.

Stage 2: Examining file name linkage ...
  3774 reparse records processed.                                       
  1127084 index entries processed.                                                        
Index verification completed.
 Phase duration (Index verification): 8.43 seconds.
  0 unindexed files scanned.                                         
 Phase duration (Orphan reconnection): 780.58 milliseconds.
  0 unindexed files recovered to lost and found.                     
 Phase duration (Orphan recovery to lost and found): 102.76 milliseconds.
  3774 reparse records processed.                                       
 Phase duration (Reparse point and Object ID verification): 22.61 milliseconds.

Stage 3: Examining security descriptors ...
Cleaning up 89 unused index entries from index $SII of file 0x9.
Cleaning up 89 unused index entries from index $SDH of file 0x9.
Cleaning up 89 unused security descriptors.
Security descriptor verification completed.
 Phase duration (Security descriptor verification): 19.70 milliseconds.
  94679 data files processed.                                            
 Phase duration (Data attribute verification): 4.41 milliseconds.
CHKDSK is verifying Usn Journal...
  33683568 USN bytes processed.                                                            
Usn Journal verification completed.
 Phase duration (USN journal verification): 74.18 milliseconds.

Stage 4: Looking for bad clusters in user file data ...
  937712 files processed.                                                                
File data verification completed.
 Phase duration (User file recovery): 4.11 minutes.

Stage 5: Looking for bad, free clusters ...
  200747767 free clusters processed.                                                        
Free space verification is complete.
 Phase duration (Free space recovery): 1.92 minutes.

Windows has scanned the file system and found no problems.
No further action is required.

 975628287 KB total disk space.
 171298304 KB in 336590 files.
    262676 KB in 94680 indexes.
         0 KB in bad sectors.
   1076239 KB in use by the system.
     65536 KB occupied by the log file.
 802991068 KB available on disk.

      4096 bytes in each allocation unit.
 243907071 total allocation units on disk.
 200747767 allocation units available on disk.
Total duration: 6.27 minutes (376471 ms).

Internal Info:
00 4f 0e 00 1c 94 06 00 98 ce 0b 00 00 00 00 00  .O..............
9e 08 00 00 20 06 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00  .... ...........

実行結果(ログ)の読み解き方

チェックディスクの実行ログは専門用語が多く、一見すると難解に見えますが、注目すべきポイントは、実はそれほど多くありません。
以下に、ログの中から特に重要な部分を抜き出して、その意味を解説します。

1. 最終的な診断結果(最も重要)

まず、最も重要なのは、ログの最後から数行上にある、この一文です。

Windows has scanned the file system and found no problems.
No further action is required.

これが「ディスクに異常はありませんでした。これ以上の操作は不要です」という最終的な診断結果です。
このメッセージが表示されていれば、ディスクのファイルシステムは健康な状態と言え、ひとまず安心です。

もしここでエラーが発見・修復された場合は、「Windows has made corrections to the file system.」(Windowsはファイルシステムに修正を行いました)といったメッセージが表示されます。

2. chkdskの5つのステージ

ログの中程にあるStage 1からStage 5は、chkdskが行っている具体的な点検作業の工程です。

  • Stage 1~3:論理的なエラーのチェック
    • ファイルの「住所録」にあたる管理情報に矛盾がないか、ファイルのアクセス権設定が壊れていないかなど、ディスクの論理的な構造をチェックしています。
    • ログにあるCleaning up ... unused security descriptors.などは、不要になった情報を整理・清掃していることを示しています。
  • Stage 4~5:物理的なエラーのチェック
    • ディスクの全領域をスキャンし、物理的に破損した箇所(不良セクタ)がないかを探しています。
      ログのLooking for bad clusters...がこれにあたります。PCの不調の原因となる、より深刻な問題はこちらです。

3. ディスクのサマリー情報

ログの最後には、ディスク全体の状態ががまとめられています。ここで特に注目すべきは、以下の項目です。

0 KB in bad sectors.

これは、「物理的に損傷したセクターは0バイトでした」という意味です。
ここが0 KBであれば、ディスクに物理的なキズや損傷はないと判断できます。
もし、ここに0より大きい数字が表示された場合は、ディスクが物理的に劣化・故障し始めている兆候であり、早めのバックアップとディスク交換を検討すべきサインとなります。

4. 全体の所要時間

Total duration: 6.27 minutes (376471 ms).

これは、chkdskの全工程にかかった時間を示しています。
ディスクの容量や性能、エラーの数によってこの時間は変動しますが、「自分のPCだと、これくらいの時間がかかるのか」という目安として覚えておくと良いでしょう。

chkdsk(チェックディスク)コマンドに関するよくある質問と答え

chkdsk(チェックディスク)コマンドに関するよくある質問と答えをまとめました。

PCの動作が重いのですが、chkdskを実行すれば直りますか?

直る可能性があります。
PCの動作が重い原因が、ディスクのファイルシステムの軽微なエラーである場合、chkdsk c: /f /rなどを実行して修復することで、改善が見込めます。

chkdskのオプション/f/rの違いは?どちらがおすすめですか?

/fは論理的なエラーの修復、/rは物理的な不良セクタの回復(/fの処理も含む)です。
基本的には、より包括的なスキャンと修復を行うchkdsk c: /f /rの実行をおすすめします。

chkdskはSSDに実行しても意味がありますか?

はい、意味があります。
SSDには物理的な「不良セクタ」は発生しませんが、ファイルシステムの論理的なエラーはHDDと同様に起こり得ます。そのエラーチェックと修復にchkdskは有効です。

chkdskの実行にかかる時間はどのくらいですか?

ディスクの容量やデータの量、PCの性能、そしてエラーの数によって大きく変動します。
数分で終わることもあれば、大容量のHDDでエラーが多い場合は数時間以上かかることもあります。
予めディスクの使用量を減らしておくと時間が短縮できます。

chkdskが途中で止まる、進まない、終わりません。

特定のパーセンテージで長時間フリーズする場合、ディスクに深刻な物理的損傷がある可能性があります。
安全な中断方法はなく、強制終了はデータ損失のリスクが非常に高いためおすすめしません。
まずは一晩待ってみてください。

chkdskの実行を予約したけれど、やっぱりキャンセルできますか?

はい、PCを再起動する前であれば可能です。
管理者権限のコマンドプロンプトでchkntfs /x C:を実行すると、Cドライブに対するスキャンの予約をキャンセルできます。

chkdskの実行結果やログはどこで確認できますか?

Windowsの「イベントビューアー」に保存されています。
イベントビューアーを開きWindows ログApplicationと進み、ソースWininit(再起動時スキャン)またはChkdsk(通常スキャン)、イベントID1001などでログをフィルターすると確認できます。

chkdskを実行するとファイルが消えることはありますか?

正常なファイルが消えることはありません。
しかし、ファイルの一部が破損していた場合、chkdskがその破損部分を「修復」した結果、ファイルとして認識できなくなる可能性はゼロではありません。
実行前には重要なデータのバックアップを強く推奨します。

chkdsk、sfc、DISMを実行する、おすすめの順番はありますか?

まず①chkdskでディスク(道路)を直し、次に②sfc /scannowでシステムファイル(標識)を直し、最後に③DISMでシステムイメージ(設計図)を直す、という順番が最もおすすめです。
sfcやDISMの使い方については、「【Windows11】深刻なシステムエラーも即解消 - sfc / scannowとDISMコマンドの使い方」で詳しく解説しています。ぜひご覧ください。

PCを起動するたびに、毎回chkdskが実行されてしまいます。

ディスクに未解決の問題が残っているというサインです。
一度chkdskを最後まで(数時間かかっても)完了させてみてください。それでも繰り返される場合は、ディスクの物理的な故障が疑われます。

chkdskは管理者権限で実行しないとどうなりますか?

修復オプション(/f/r)を付けて実行しようとしても、「アクセスが拒否されました」というエラーが表示され、修復は実行できません。読み取り専用の診断モードでのみ動作します。

chkdsk /rが、特にStage4で終わりません。

Stage4はPCの全データをスキャンする段階なので、ディスク容量が大きいと特に時間がかかります。数時間以上かかることも珍しくありませんので、まずは気長に待つことをおすすめします。

実行結果のログにある「0 KB in bad sectors」とは何ですか?

「ディスクに物理的な損傷(不良セクタ)は見つかりませんでした」という意味で、ディスクが物理的に健康である証拠です。
ここに0より大きい数字が表示された場合は、ディスクが故障し始めているサインです。

chkdskが予約されているか確認する方法はありますか?

はい。管理者権限のコマンドプロンプトでchkntfs C:と入力してください。「Chkdsk は次回の再起動時に実行されるようにスケジュールされています。」と表示されれば、予約されています。

chkdskでエラーが修復された場合、どのようなメッセージが表示されますか?

Windows has made corrections to the file system.(Windowsはファイルシステムに修正を行いました)というメッセージが表示されます。この表示が出れば、何らかのエラーが修復されたことになります。

BitLockerで暗号化されたドライブにchkdskを実行できますか?

はい、実行できます。ただし、PCの再起動を伴う修復の場合、chkdskが実行される前にBitLocker回復キーの入力を求められることがあります。事前に回復キーを用意しておくと安心です。

外付けHDDのエラーチェックをしたいのですが、コマンドは何ですか?

外付けHDDのドライブレター(例えばD:)を確認し、chkdsk D: /f /rのようにコマンドを実行します。システムドライブではないため、再起動は不要ですぐにスキャンが始まります。

chkdsk(チェックディスク)前にWindowsアップデートをしたほうがいい?

はい、事前にWindowsアップデートを行うことをおすすめします。
chkdskコマンドの動作はWindowsのシステム環境に依存しているため、古いバージョンのままだと不具合が修正されていない場合があります。
特に「Stage4やStage5で止まる」「チェックが完了しない」といったトラブルが報告されている場合、Windowsアップデートによってそれが改善される可能性があります。

chkdsk(チェックディスク)とデフラグの違いは?

chkdskはエラーの修復、デフラグはデータの整理です。
chkdskはディスクの不具合や破損を直すためのコマンド、デフラグは断片化したデータをまとめて読み込みを速くする処理です。目的が異なるので、両方使うとより効果的です。
デフラグの実行方法は「【Windows11】ドライブの最適化(デフラグ)を手動で実行する方法|SSDにも有効」で詳しく解説しています。ぜひ御覧ください。

chkdsk(チェックディスク)とデフラグ、どっちを先にやるべき?

基本はchkdsk(チェックディスク)が先です。
エラーがある状態でデフラグを行うと、かえって悪化する可能性があるため、まずchkdskでディスクを修復してからデフラグを実行するのが安全です。

その他Windows11に関する記事

その他のWindows11に関する記事はこちらです。ぜひご覧ください。

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Windows系を主として、ソフトや周辺機器の操作や設定について画像も用いながらわかりやすく解説しています。

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実行環境
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64 ビット オペレーティング システム
11th Gen Intel(R) Core(TM) i7-11375H @ 3.30GHz 3.30 GHz
16.0 GB RAM
Microsoft 365

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