Windows11でメモ帳の自動保存を無効にする方法

Windows11でメモ帳の自動保存を無効にする方法

こんな人にオススメの記事です

  • 個人メモや機密情報を頻繁にメモ帳で管理している人
  • 共有PCを使用している人
  • 古いメモ帳ファイルが自動的に開かれることに不便さを感じている人

2022年の大規模アップデート(22H2)でWindows11のメモ帳に搭載された自動保存機能は、便利に思える一方で、思わぬトラブルを引き起こす可能性があります。

例えば、前回の作業内容が自動的に復元されると、他の人に見られたくないメモや個人的な情報が表示されてしまう可能性があります。
特に、パスワードリストや重要なメモを扱っている場合、この自動保存機能はセキュリティリスクを招くことがあります。

この記事では、メモ帳の自動保存機能をオフにして、安心して作業を進めるための設定方法を解説します。自動保存が不要な場合やプライバシーを重視する方は、ぜひ参考にしてください。

目次

メモ帳の自動保存をオフにする方法

自動保存機能は一見便利に思えますが、個人情報の保護や作業効率を考えると、無効にすることを強くおすすめします。
例えば、個人的なメモやパスワードのリストを編集していた場合、次にメモ帳を開いたときに前回の内容が自動的に表示され、他の人に見られてしまうリスクがあります。

このような情報漏えいや、誤って古い内容を再編集してしまう可能性を避けるため、共有パソコンでは自動保存機能をオフにすることをおすすめします。

自動保存をオフにする簡単な手順

メモ帳の自動保存をオフにするには、次の手順を行います。

  1. メモ帳を開き、右上の歯車アイコン(設定メニュー)をクリックします。
  2. 「メモ帳の起動時」を開き、「前のセッションを続行」から「新しいセッションを開始し未保存の変更を破棄」に変更します​。

この設定により、メモ帳を閉じた際に保存していない内容が次回起動時に自動で表示されることがなくなります​。

STEP
メモ帳を開き、右上の歯車アイコン(設定)をクリック

メモ帳を開き、右上の歯車アイコン(設定)をクリックしてください。

自動保存をオフにする簡単な手順
自動保存をオフにする簡単な手順
STEP
「メモ帳の起動時」を展開

右上の歯車アイコン(設定)をクリックすると「設定」と大きく書かれた、メモ帳の設定画面に移動します。

その中にある「メモ帳の起動時」を展開してください。

自動保存をオフにする簡単な手順
自動保存をオフにする簡単な手順
STEP
[新しいセッションを開始しみ保存の変更を破棄]にチェックを入れる

次に、[新しいセッションを開始し未保存の変更を破棄]にチェックを入れてください。

「変更」や「保存」をクリックする必要はありません。
チェックを「前のセッションを続行」から「新しいセッションを開始し未保存の変更を破棄」に移すと設定が保存されます。

これで次回以降メモ帳を起動したときに前回のセッションが復元されず、新しいウィンドウ(まっさらなメモ帳)が表示されます。

自動保存をオフにする簡単な手順
自動保存をオフにする簡単な手順

前回使用していたメモ帳が自動的に開くことのリスク

自動保存が有効な場合、前回使用していたファイルが再度自動的に表示されます。
前回中断した作業をすぐに再開できるため、便利な場面もありますが、以下のようなリスクも考えられます。

他人に見られるリスク
メモ帳の自動保存機能により、前回作業していたファイルが自動的に開かれることで、他人に見せたくない情報が意図せず表示される可能性があります。
特に、共有パソコンや他人がアクセス可能な環境では、個人的なメモ、パスワード、機密情報などが簡単に閲覧されてしまうリスクが高まります。
このような情報漏えいが起こると、セキュリティやプライバシーに深刻な影響を及ぼす可能性があります。

作業の中断と手間の増加
自動で古いファイルが開かれると、不要なファイルを毎回手動で閉じなければならず、そのたびに作業が中断される可能性があります。
特に、過去に開いていた複数のファイルが同時に自動で開かれると、最初にこれらを整理する手間がかかり、スムーズな作業の妨げになります。
この結果、効率的に進めたい作業が遅延し、生産性が低下することが考えられます。

システムリソースの消費
古いファイルが複数自動で開かれることで、PCのメモリやCPUの使用量が増え、システムパフォーマンスに影響を及ぼす可能性があります。
特に低スペックのPCや、他の重い作業を並行して行っている場合には、不要なファイルが開かれることでPCの動作が遅くなり、最悪の場合、フリーズやクラッシュなどの問題が発生するリスクもあります。

古いデータの上書きリスク
自動的に開かれた古いファイルを誤って編集してしまい、意図しないデータの上書きを行う可能性も考えられます。
この場合、重要なデータを失うリスクが高まり、特にバックアップを取っていない状況では、取り返しのつかない結果を招くことがあります。

Windows11のメモ帳で自動保存を無効にする方法に関するよくある質問と答え

Windows11のメモ帳で自動保存を無効にする方法に関するよくある質問と答えをまとめました。

Windows11のメモ帳に自動保存機能が追加されたのはいつですか?

自動保存機能は、Windows11の2022年のアップデート(22H2)以降に追加されました。

メモ帳の自動保存機能を無効にするにはどうすればいいですか?

メモ帳を開いて右上の歯車アイコンをクリックし、「メモ帳の起動時」から「前のセッションを続行」設定を「新しいセッションを開始し未保存の変更を破棄」に変更します。

自動保存を無効にしても保存されないデータはどうなりますか?

自動保存を無効にすると、保存されていないデータはメモ帳を閉じたときに削除され、次回起動時には復元されません。

自動保存機能がオンの状態で保存していないメモはどこに保存されていますか?

%USERPROFILE%\AppData\Local\Packages\Microsoft.WindowsNotepad_8wekyb3d8bbwe\LocalState\TabState の中にある .bin ファイルは、メモ帳アプリ(Windows Notepad)がタブや作業状態に関するデータを保存しているファイルです。このファイルは、メモ帳のタブの状態(開いているファイル、カーソルの位置、編集内容など)を保持するために使われており、アプリを再起動したときに作業が復元されるために利用されます。

メモ帳の自動保存機能は他のアプリケーションにも適用されますか?

メモ帳の自動保存機能は、あくまでメモ帳内での機能です。他のアプリケーションには適用されません。

メモ帳の自動保存を無効にすることでPCのパフォーマンスは向上しますか?

自動保存機能を無効にすることで、メモリやCPUの使用が多少軽減され、PCのパフォーマンスに良い影響を与えることがあります。

メモ帳の自動保存が勝手にオンになってしまうのはなぜですか?

Windowsのアップデートによって設定がリセットされることがあります。再度、設定メニューから無効化してください。

共有PCでメモ帳の自動保存を無効にするべき理由は何ですか?

共有PCで自動保存が有効だと、他のユーザーが前回の作業内容を閲覧できる可能性があるため、プライバシー保護のために無効にすることをお勧めします。

自動保存機能を無効にした場合、データを復元する方法はありますか?

自動保存を無効にした後は、手動で保存しない限りデータは復元できませんので、定期的に手動保存を行う必要があります。

自動保存が無効な状態でも、メモ帳で作業中に突然PCがシャットダウンした場合、データは保存されますか?

自動保存が無効な場合、手動で保存していなければデータは失われる可能性があります。定期的に手動で保存することをお勧めします。

自動保存を無効にした状態で複数のメモを同時に開けますか?

自動保存の設定に関係なく、Windows11のメモ帳では複数のメモをタブで開くことが可能です。

自動保存を無効にしても、メモ帳がクラッシュした場合にデータを復元する方法はありますか?

自動保存を無効にしている場合、メモ帳がクラッシュすると保存されていないデータは失われるため、定期的な手動保存が重要です。

その他Windows11に関する記事

その他Windows11に関する記事はこちらです。ぜひご覧ください。

最後までご覧いただきありがとうございました。
このサイトは情シスマンが半径3m以内のITに関する情報を掲載してるサイトです。
Windows系を主として、ソフトや周辺機器の操作や設定について画像も用いながらわかりやすく解説しています。

解説している内容に誤りがあった場合や、補足が必要な場合、もっと知りたい場合はこちらのお問い合わせフォームからご連絡ください。
個人の方を限定にサポートさせていただきます。

実行環境
Windows11 Home 24H2
64 ビット オペレーティング システム
11th Gen Intel(R) Core(TM) i7-11375H @ 3.30GHz 3.30 GHz
16.0 GB RAM
Microsoft 365

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次