こんな人にオススメの記事です
- 不要な電子証明書が溜まってきた人
- 不要な電子証明書があることで困っている人
- 不要な電子証明書を削除したい人
業務で銀行のオンラインサービスを使っている人や、VPN接続で電子証明書を使っている場合、電子証明書の更新のタイミングで不要な電子証明が残ってしまうことがあります。
不要な電子証明書がパソコンに残っていることで、セキュリティリスクが高まったり、どれを使えばいいのか迷ってしまうことがあります。

そこでこの記事では、パソコンから不要な電子証明書を削除する方法を実際の画面ももちいながら、わかりやすく解説していきます。
電子証明書を削除する前に準備すること

ここからは電子証明書を削除する前に確認しておきたい内容についてわかりやすく解説していきます。
すぐに電子証明書を削除したい場合は電子証明書を削除する方法に進んでください。
使用しているインターネットブラウザーを確認する
Google ChromeとMicrosoft Edgeは、Windowsの証明書管理機能を使用しているため、このページで紹介している手順で証明書を削除することができます。
Firefoxは独自の証明書管理機能を持っているため、Firefoxで使っている証明書を削除するには、以下の手順でFirefoxの設定メニューから証明書マネージャを使用する必要があります。
- Firefoxを開き、右上のメニューアイコン(三本線)をクリックし、[設定]をクリック。
- 左側のメニューにある[プライバシーとセキュリティ]をクリック。
- 下にスクロールして[証明書を表示...(C)]をクリック。
- 削除したい証明書を選択し、[削除]クリック。
パソコンの管理者権限でログインする
電子証明書の削除にはパソコンの管理者権限が必要です。使用しているパソコンで管理者アカウントにログインしていることを確認してください。
電子証明書をバックアップする
誤って重要な電子証明書を削除してしまうことを防ぐために、現在の電子証明書を以下の手順でエクスポートし、バックアップを取っておきましょう。

キーボードのWindowsを押して(タスクバーにあるWindowsロゴをクリックして)ください。
キーボードのWindowsを押すと上に向かってメニューが展開されます。
その中にある歯車のアイコンの[設定]をクリックしてください。

[設定]をクリックすると、「ホーム」と大きく書かれたWindowsの設定画面が開きます。
左側にある[ネットワークとインターネット]をクリックしてください。

[ネットワークとインターネット]をクリックすると「ネットワークとインターネット」と大きく書かれた画面に切り替わります。
その画面を下にスクロールし、[ネットワークの詳細設定]をクリックしてください。

[ネットワークの詳細設定]をクリックすると「ネットワークとインターネット > ネットワークの詳細設定」と大きく書かれた画面に切り替わります。
その画面を下にスクロールし、[インターネットオプション]をクリックしてください。

[インターネットオプション]をクリックすると「インターネットのプロパティ」と書かれたウィンドウが立ち上がります。
その中にある[コンテンツ]タブをクリックしてください。

[コンテンツ]タブをクリックすると「証明書」と書かれた画面に切り替わります。
その中にある[証明書(C)]をクリックしてください。

[証明書(C)]をクリックすると、現在パソコンに保存されている電子証明書の一覧が表示されます。
その中からバックアップしておきたい証明書を選択し、左下にある[エクスポート(E)]をクリックしてください。

[エクスポート(E)]をクリックすると「証明書のエクスポートウィザード」と書かれたウィンドウが立ち上がります。
右下にある[次へ(N)]をクリックして進んでください。

[次へ(N)]をクリックすると「秘密キーを証明書と一緒にエクスポートすることができます。」と書かれた画面に切り替わります。
秘密キーも一緒にバックアップするかを選択して[次へ(N)]をクリックしてください。

[次へ(N)]をクリックすると「さまざまなファイル形式で証明書をエクスポートできます。」と書かれた画面に切り替わります。
表示された一覧の中から、エクスポートする形式を選択し、[次へ(N)]をクリックしてください。
Windowsで最も使われているのがDER encoded binary X.509(.CET)とPersonal Information Exchange - PKCS#12(.PFX)です。
特別な指定がない場合、秘密キー(プライベートキー)と一緒にエクスポートする場合はPersonal Information Exchange - PKCS#12(.PFX)、証明書単体でエクスポートする場合はDER encoded binary X.509(.CET)を選択することをオススメします。

[次へ(N)]をクリックすると、証明書のエクスポート先と保存名を選択する画面に切り替わります。
[参照(R)]をクリックして保存先とファイル名を指定し、[次へ(N)]をクリックしてください。

[次へ(N)]をクリックすると「証明書のエクスポートウィザードの完了」と書かれた画面に切り替わります。
[完了(F)]をクリックして電子証明書のエクスポートを終了してください。

電子証明書を削除する方法

ここからは、実際の画面ももちいながら電子証明書を削除する方法についてわかりやすく解説していきます。
キーボードのWindowsを押して(タスクバーにあるWindowsロゴをクリックして)ください。
キーボードのWindowsを押すと上に向かってメニューが展開されます。
その中にある歯車のアイコンの[設定]をクリックしてください。

[設定]をクリックすると、「ホーム」と大きく書かれたWindowsの設定画面が開きます。
左側にある[ネットワークとインターネット]をクリックしてください。

[ネットワークとインターネット]をクリックすると「ネットワークとインターネット」と大きく書かれた画面に切り替わります。
その画面を下にスクロールし、[ネットワークの詳細設定]をクリックしてください。

[ネットワークの詳細設定]をクリックすると「ネットワークとインターネット > ネットワークの詳細設定」と大きく書かれた画面に切り替わります。
その画面を下にスクロールし、[インターネットオプション]をクリックしてください。

[インターネットオプション]をクリックすると「インターネットのプロパティ」と書かれたウィンドウが立ち上がります。
その中にある[コンテンツ]タブをクリックしてください。

[コンテンツ]タブをクリックすると「証明書」と書かれた画面に切り替わります。
その中にある[証明書(C)]をクリックしてください。

[証明書(C)]をクリックすると、現在パソコンに保存されている電子証明書の一覧が表示されます。
その中から削除したい証明書を選択し、左下にある[削除(R)]をクリックしてください。

[削除(R)]をクリックすると「証明書を使って暗号化データの暗号化を解除できません。証明書を削除しますか?」と確認メッセージが表示されます。
削除してよければ[はい(Y)]をクリックしてください。
これで選択した証明書がパソコンから削除されました。

よくある質問
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