【PowerPoint】コメントで表示される名前を変更する方法

この記事では、PowerPoint(パワーポイント)のコメントに表示される名前(ユーザー名)を変更する方法を解説します。

「パワーポイントのコメントに知らない名前が表示されている」「Microsoftアカウントの名前ではなく、社名や部署名をコメントに表示させたい」といったお悩みはありませんか。

情シスとして社内PCのサポートをしていると、新入社員のPC初期設定時や、テレワーク導入後に個人PCで業務を行うようになった社員から「パワーポイントのコメントに前の担当者の名前が残っている」という相談を受けることがあります。もちろん、自分でコメントの表示名を変更したい方にもそのままお使いいただける手順です。

この記事では、PowerPointのコメントに表示される名前を変更する手順と、変更が反映されない場合の原因・対処法を実際の画面を使いながら詳しく解説します。

目次

PowerPointのコメントに表示される名前を変更する方法

PowerPointのコメントに表示される名前は、「ファイル」タブの「オプション」からユーザー名を変更することで設定できます。Microsoftアカウントでサインインしている場合でも、オプション画面のチェックボックスをオンにすることで、アカウント名に関係なく任意の名前をコメントに反映させることができます。

  1. PowerPointを起動し、画面左上の「ファイル」タブをクリックする
  2. 左側メニュー下部の「その他」をクリックし、展開されたメニューから「オプション」をクリックする
  3. 「PowerPointのオプション」ウィンドウが開いたら「全般」を選択し、「ユーザー名(U)」に表示させたい名前を入力する
  4. 「Officeへのサインイン状態にかかわらず、常にこれらの設定を使用する(A)」にチェックを入れる
  5. 「OK」をクリックして設定を保存し、新しいコメントを挿入して名前が変わっていることを確認する

実際の画面を見ながら詳しく解説していきます。

STEP
PowerPoint画面の左上にある「ファイル」タブをクリック

まず、PowerPointを開き、画面左上にある「ファイル」タブをクリックしてください。

PowerPointの画面左上にある「ファイル」タブをクリックする操作を示したスクリーンショット
PowerPointを開き、画面左上の「ファイル」タブをクリックする
STEP
「その他」→「オプション」の順にクリック

「ファイル」タブをクリックすると、PowerPointの設定や情報管理画面が開きます。

左側にある「その他」をクリックすると右にメニューが展開されるので、その中の「オプション」をクリックしてください。

「その他」が表示されない場合は、左メニュー下部の「オプション」を直接クリックしてください

「ファイル」タブを開いた後、左側メニューの「その他」をクリックして「オプション」を表示させているスクリーンショット
「その他」をクリックしてメニューを展開し、「オプション」をクリックする
STEP
「ユーザー名」を変更して「Officeへの…」にチェックを入れ、「OK」をクリック

「オプション」をクリックすると「PowerPointのオプション」と書かれたウィンドウが立ち上がります。

その中にある「ユーザー名(U)」に書かれている名前がコメントにも表示されるため、「ユーザー名(U)」を変更してください。

次にそのすぐ下にある「Officeへのサインイン状態にかかわらず、常にこれらの設定を使用する(A)」にチェックを入れます。

チェックを入れたら、右下にある「OK」ボタンをクリックして設定を保存してください。

「PowerPointのオプション」ウィンドウの「全般」カテゴリで「ユーザー名(U)」を変更し、「Officeへのサインイン状態にかかわらず、常にこれらの設定を使用する(A)」にチェックを入れているスクリーンショット
「ユーザー名(U)」を変更してチェックを入れ、「OK」をクリックする
STEP
コメントの作成者名が変わっていることを確認する

「OK」ボタンをクリックするとユーザー名の変更は完了です。

変更が反映されたか確認するには、スライドに新しくコメントを挿入してみてください(「校閲」タブ→「新しいコメント」から挿入できます)。「ユーザー名(U)」に設定した新しい名前が表示されます。

ユーザー名(コメント者)の変更は、これから新たに追加するコメントにのみ適用されます。
設定変更前に作成された既存のコメントに表示されている作成者の名前は、自動的には更新されません。
もし過去のコメントの名前も変更したい場合は、該当のコメントを一度削除し、新しい名前でコメントを入れ直す(再挿入する)必要があります。

PowerPointのスライドに新しくコメントを挿入し、変更後のユーザー名がコメントの作成者として表示されていることを確認しているスクリーンショット
新しいコメントを挿入して、変更後の名前が表示されることを確認する

コメントの表示名が反映されない場合の原因と対処法

コメントの表示名が変わらない場合は、チェックボックスの設定漏れやPowerPointの一時的な不具合が原因であることがほとんどです。以下の手順で設定を再確認し、それでも解決しない場合はPowerPointの再起動・PCの再起動・修復インストールの順に試してください。

PowerPointの設定内容に問題がないか確認してPCを再起動

設定を変更したにもかかわらずコメントの表示名が変わらない場合は、入力した設定内容に誤りがないか、設定が正しく適用されているかを再確認してください。

再度PowerPointの「ファイル」タブから「オプション」を開き、「全般」カテゴリに進んでください。「Microsoft Office のユーザー設定」セクションにある「ユーザー名」の欄を確認し、希望する表示名が誤字脱字なく正確に入力されているかチェックしてください。

次に、そのすぐ下にある「Officeへのサインイン状態にかかわらず、常にこれらの設定を使用する」のチェックボックスを確認してください。このボックスにチェックが入っていないと、手入力したユーザー名がコメントに反映されないことがあります。チェックが外れていたら、チェックを入れて「OK」をクリックし、オプション画面を閉じてください。

「PowerPointのオプション」の「全般」カテゴリで「Officeへのサインイン状態にかかわらず、常にこれらの設定を使用する(A)」にチェックが入っている状態を示したスクリーンショット
チェックが入っていないとユーザー名がコメントに反映されない

設定を見直したら、一度開いているすべてのPowerPointファイルを閉じ、PowerPointを再度起動してみてください。
再起動後に新しいコメントを挿入し、名前が変更されているか確認してください。

もしPowerPointの再起動だけでは表示名が変わらない場合、パソコンの再起動も試してみてください。
パソコンを再起動することで、OSや他のプログラムの一時的な不具合が解消され、PowerPointの設定が正しく読み込まれるようになる場合があります。

PowerPoint(Office)を修復インストールする

基本的な設定確認やPCの再起動を行っても問題が解決しない場合、PowerPointまたはOffice自体に何らかの不具合が生じている可能性があります。以下の手順で「修復インストール」を実行すると、状況が改善することがあります。

  1. Windowsキー」→「設定」を開く
  2. 「アプリ」→「インストールされているアプリ」を選択する
  3. アプリ一覧から「Microsoft 365」または「Microsoft Office」を探す
  4. 右側の「…(三点リーダー)」をクリックする
  5. 「変更」を選択する
  6. 「クイック修復」または「オンライン修復」を選択する
  7. 「修復」ボタンをクリックする
  8. 修復が完了するまで待つ(10〜30分程度)
  9. PCを再起動する

PowerPoint(Office)の修復インストール方法は、【Windows11】Microsoft Officeを修復インストールする方法でわかりやすく解説しています。

PowerPointのコメントに表示される名前を変更する方法に関するよくある質問と答え

PowerPointのコメントに表示される名前を変更する方法に関するよくある質問と答えをまとめました。

PowerPoint(パワーポイント)のコメントに表示される名前を変更する方法を教えてください。

「ファイル」タブ→「その他」→「オプション」→「全般」を開き、「ユーザー名(U)」欄に表示させたい名前を入力します。
その直下にある「Officeへのサインイン状態にかかわらず、常にこれらの設定を使用する(A)」にチェックを入れ、「OK」をクリックすれば完了です。

コメントに表示される名前を変更したのに、反映されません。なぜですか?

「Officeへのサインイン状態にかかわらず、常にこれらの設定を使用する」のチェックが外れているのが最も多い原因です。
このチェックが入っていないと、Microsoftアカウントの名前が優先されてユーザー名が上書きされてしまいます。
「ファイル」→「その他」→「オプション」→「全般」で確認し、外れていればチェックを入れて「OK」で保存してください。

設定を変えてもコメントの名前が変わらない場合、どうすれば直りますか?

まずPowerPointを再起動してください。開いているファイルをすべて閉じ、再度起動してから新しいコメントを挿入して確認します。
それでも変わらない場合はPCの再起動、それでも解決しない場合はOfficeの修復インストールを試してください。
修復インストールの詳しい手順はMicrosoft Officeの修復インストール手順をご覧ください。

コメントの名前変更は、すでにあるコメントにも反映されますか?

いいえ、変更前に作成したコメントの名前は変わりません。
新しく追加するコメントにのみ反映されます。
既存コメントの名前を変えたい場合は、そのコメントを削除して新しい名前で入れ直す必要があります。

コメント表示名の変更は、WordやExcelにも影響しますか?

はい、影響します。「ユーザー名」の設定はOffice共通のため、PowerPointで変更するとWordやExcelのコメント名も同じ名前に変わります。

コメントの表示名を匿名にすることはできますか?

「ユーザー名(U)」欄を空白(スペース)にすることで、名前が表示されない状態に近づけることができます。

Officeの修復インストールとは何ですか?どんな時に使いますか?

Officeの修復インストールとは、WordやExcelなどのOfficeアプリをアンインストールせずに不具合を直す機能です。
設定を変更しても反映されない、アプリが正常に起動しないといった症状で、再起動などの基本対処では解決しない場合に使います。

クイック修復とオンライン修復のどちらを選べばいいですか?

まずクイック修復を試してください。インターネット不要で数分で完了します。
それで解決しない場合にオンライン修復を選びます。こちらはOfficeを再インストールするため10〜20分ほどかかりますが、より広範囲の不具合に対応できます。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。
記事の内容は独自検証に基づくものであり、MicrosoftやAdobeなど各ベンダーの公式見解ではありません。

記事内で紹介している手順はあくまで一例です。OSのバージョンやPC環境によって操作画面・手順が異なる場合があり、目的に応じた最適な方法も環境ごとに異なります。参考のうえご利用ください。

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公式情報・関連資料と検証環境
公式情報・関連資料
実行環境詳細と検証日
  • OS:Windows 11 Home 25H2(64bit)
    ※本記事の手順は Windows11 Home / Pro / Enterpriseで共通です(ポリシーで制限された環境を除く)。
  • ハードウェア:Intel(R) Core(TM) Ultra 7 155H (1.40 GHz) / 32GB RAM
  • PowerPoint:Microsoft 365 MSO (バージョン 2605 ビルド 16.0.20026.20010) 64 ビット
  • 最終検証日:2026年5月27日
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この記事を書いた人

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社内SE歴15年以上。現在も社内のPC管理・ネットワーク・サーバー運用から、日常的なトラブル対応、プログラム開発まで幅広く従事しています。
「情シスの自由帳」では、パソコンが苦手な方や新人の社内SEの方、テレワーク中に困りごとがある方に向けて、実務経験に基づいた再現性の高い解説を心がけています。

【基本検証環境】
Windows 11 Home(64bit)/Intel(R) Core(TM) Ultra 7 155H(1.40GHz)/32GB RAM

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