コマンドプロンプトでコピペできなくなった場合の対処法 - Windows11

こんな人にオススメの記事です

  • コマンド・プロンプト上でコピー&ペーストしたい人
  • 突然コマンド・プロンプト上でコピー&ペーストが出来なくなってしまった人
  • コマンド・プロンプトをもっと便利に使いたい人

Windows10以降のOSではコマンドプロンプト上でCtrl+Cでコピーしたり、Ctrl+Vで貼り付けたりすることができるようになっています。

詳しくはMicrosoft公式サイト「Windows 10 Technical Preview でのコンソールの改善」をご覧ください。

この記事では、コマンドプロンプトでコピー、ペースト(貼り付け)ができなくなってしまった場合の対処法を詳しく解説していきます。

コマンド・プロンプトのコピー&ペーストで出来ること
  • コマンド・プロンプト上の文字列(コマンドの実行結果を含む)のコピー&ペースト
  • 他のアプリ(インターネットブラウザーなど)からコマンド・プロンプトにペースト
  • コマンド・プロンプトから他の他のアプリ(インターネットブラウザーなど)へのペースト
目次

コマンドプロンプトの「編集オプション」を確認する

コマンドプロンプトでコピー、ペースト(貼り付け)ができなくなった場合は、以下の手順でコマンドプロンプトの設定を見直してみましょう。

  1. コマンドプロンプトを起動
  2. 左上の[コマンドプロンプトのロゴ]をクリックして、[プロパティ]をクリック
  3. コマンドプロンプトの設定画面で「簡易編集モード」「Ctrlキーショートカットを有効にする」にチェックを入れて[OK]をクリック

ここからは実際の画面も交えながら、コマンド・プロンプトでコピー、ペースト(貼り付け)が出来なくなってしまった場合の対処法を詳しく解説していきます。

コマンドプロンプトの「編集オプション」を確認する
コマンドプロンプトの「編集オプション」を確認する

まずはコマンドプロンプトを起動し、左上にある[コマンドプロンプトのロゴ]をクリックしてください。

[コマンドプロンプトのロゴ]をクリックすると下に向かってメニューが展開されます。

展開されたメニューの中にある[プロパティ(P)]をクリックしてください。

上記の画像ではコマンドプロンプトを管理者として起動していますが、管理者として起動する必要はありません。

コマンドプロンプトの「編集オプション」を確認する
コマンドプロンプトの「編集オプション」を確認する

[プロパティ(P)]をクリックすると、「コマンドプロンプトのプロパティ」と書かれたウィンドウが立ち上がります。

この中にある「編集オプション」を確認していきます。

マウスでハイライトしたコマンドプロンプト上の文字をCtrl+Cでコピーしたり、コピーした文字をCtrl+Vでコマンドプロンプトに貼り付けたりするためには、「簡易編集モード」「Ctrlキーショートカットを有効にする」にチェックを入れてください。

Ctrl+Shift +C/Vを使いたい場合は、Ctrl + Shift + C/Vをコピー/貼り付けとして使用する(C)にチェックを入れてください。
ここにチェックを入れてもCtrl+C/Vでコピー/貼り付けをすることはできます。

必要な項目にチェックを入れたら、右下の[OK]をクリックして「コマンドプロンプトのプロパティ」と書かれたウィンドウを閉じてください。

これでコマンドプロンプトでコピー、ペーストができるようになります。

コマンドプロンプトでコピー、ペースト(貼り付け)を行うキー

コマンドプロンプトでコピー、ペースト(貼り付け)を行うためのキーボードショートカットを紹介します。

これが間違っていると設定を変更してもコピー、ペースト(貼り付け)はできないので今一度確認してください。

コマンドプロンプトでコピーするためのキーボードショートカット

コマンドプロンプトで文字をコピーするには、よく知られたCtrl+Cと、あまり馴染みの無いCtrl+Insertがあります。
※コマンドプロンプトの設定でCtrl + Shift + C/Vを有効にしている場合は、Ctrl + Shift + Cでもコピーすることができます。

コマンドプロンプトでコピーするためのキーボードショートカット [Ctrl] + [C]
コマンドプロンプトでコピーするためのキーボードショートカット [Ctrl] + [C]
コマンドプロンプトでコピーするためのキーボードショートカット [Ctrl] + [Insert]
コマンドプロンプトでコピーするためのキーボードショートカット [Ctrl] + [Insert]

コマンドプロンプトでペースト(貼り付け)するためのキーボードショートカット

コマンドプロンプトに文字をペースト(貼り付け)するには、よく知られたCtrl+Vと、あまり馴染みの無いShift+Insertがあります。
※コマンドプロンプトの設定でCtrl + Shift + C/Vを有効にしている場合は、Ctrl + Shift + Vでもペースト(貼り付け)することができます。

コマンドプロンプトでペースト(貼り付け)するためのキーボードショートカット [Ctrl] + [V]
コマンドプロンプトでペースト(貼り付け)するためのキーボードショートカット [Ctrl] + [V]
コマンドプロンプトでペースト(貼り付け)するためのキーボードショートカット [Shift] + [Insert]
コマンドプロンプトでペースト(貼り付け)するためのキーボードショートカット [Shift] + [Insert]

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最後までご覧いただき、ありがとうございました。
記事の内容は独自検証に基づくものであり、MicrosoftやAdobeなど各ベンダーの公式見解ではありません。
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この記事を書いた人

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社内SE歴15年以上。現在も社内のPC管理・ネットワーク・サーバー運用から、日常的なトラブル対応、プログラム開発まで幅広く従事しています。
「情シスの自由帳」では、パソコンが苦手な方や新人の社内SEの方、テレワーク中に困りごとがある方に向けて、実務経験に基づいた再現性の高い解説を心がけています。

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