【Windows11】ウィジェットを無効化する方法とそのメリット

【Windows11】ウィジェットを無効化する方法とそのメリット

こんな人にオススメの記事です

  • ウィジェット機能を無効にしたい人
  • ウィジェットを非表示にしたい人
  • タスクバーをスッキリさせたい人

Windows11のウィジェット機能は、ニュース、天気、カレンダーなどを手軽に確認できる便利なツールとして注目されています。
しかし、すべてのユーザーにとってこの機能が必要とは限りません。
特に仕事でWindows11を使用している場合、ウィジェットがかえって邪魔になり、作業の効率を下げることもあるのです。

Windows11のウィジェット機能
Windows11のウィジェット機能

「ウィジェットが表示されるとついつい見てしまう」「画面がごちゃごちゃして集中できない」そんな悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では、Windows11のウィジェットを無効にする方法と、そのメリットについて実際の画面ももちいながら、詳しく解説します。
必要ない機能をオフにして、作業に集中できる快適な環境を手に入れましょう。

目次

ウィジェットを無効にする理由

ウィジェットは一見便利な機能ですが、すべてのユーザーにとって必須というわけではありません。
特に、Windows11を使って仕事をしている場合、ウィジェットがかえって作業効率を妨げることがあります。

以下に、ウィジェットを無効にする主な理由を紹介します。

1. 作業効率の向上

ウィジェットにはニュース、天気、カレンダーなどの情報が表示され、ついつい目を引かれがちです。
作業中にこうした情報に気を取られると、集中力が途切れ、仕事に必要な時間が増えてしまいます。
ウィジェットを無効にすることで、画面上の不要な要素を減らし、作業に集中できる環境を整えることができます。

2. パフォーマンスの向上

ウィジェットは、バックグラウンドでデータを取得したり、更新したりするため、システムリソースを使用します。
特にメモリやCPUに負荷がかかりやすい古いPCや、スペックが限られているノートPCを使用している場合、この負荷がパフォーマンスに影響することがあります。
ウィジェットを無効にすることで、これらのリソースを節約し、PCの動作をスムーズに保つことができます。

ウィジェットを無効にする(消す)具体的な手順

Windows11でウィジェットを無効にするのは非常に簡単です。以下に2つの方法を紹介します。
初心者向けのタスクバーから無効化する方法と、システム管理者向けにグループポリシーエディタからウィジェットを無効にする(消す)方法です。

レジストリエディタを使って無効化することも可能ですが、レジストリの変更はリスクが高い上に、パソコンの再起動(ログオフ)も必要になるため紹介しません。

タスクバーからウィジェットを無効化する方法

ここからは、タスクバーからウィジェットを無効化する方法を実際の画面ももちいながら、わかりやすく解説していきます。

STEP
タスクバーの空白箇所を[右クリック]し、[タスクバーの設定]をクリック

タスクバーの空白ぶぶんを[右クリック]してください。

[右クリック]すると「タスクバーの設定」と「タスクマネージャー」と書かれたメニューが表示されます。

[タスクバーの設定]をクリックしてください。

タスクバーからウィジェットを無効化する方法
タスクバーからウィジェットを無効化する方法
STEP
「ウィジェット」をオフ(無効)にする

[タスクバーの設定]をクリックすると、「個人用設定 > タスクバー」と書かれたウィンドウが開きます。

Windowsキー+Rキーを押して「ファイル名を指定して実行」を立ち上げ、その中にms-settings:taskbarと入力して[OK]をクリックすることでも「個人用設定 > タスクバー」と書かれたウィンドウを立ち上げることができます。
その他「ファイル名を指定して実行」で使えるコマンドはこちらの「ファイル名を指定して実行で使えるコマンド一覧 - Windows11」で詳しく解説しているので、興味がある人は是非ご覧ください。

その中に「ウィジェット」と書かれた項目があるので、それを[オフ]にするとタスクバーの左下にある天気情報が非表示になります。

天気情報などを再度表示したい場合はウィジェットをオンにしてください。

「ウィジェット」を[オフ](無効)にすると、タスクバーの左端から天気情報が消えます。

タスクバーからウィジェットを無効化する方法
タスクバーからウィジェットを無効化する方法

グループポリシーエディタからウィジェットを無効化する方法

ここからは、グループポリシーエディタからウィジェットを無効化する方法を実際の画面ももちいながら、わかりやすく解説していきます。

STEP
ファイル名を指定して実行ウィンドウからグループポリシーエディターを起動する

キーボードのWindowsキーとRキーを押し、「ファイル名を指定して実行」と書かれたウィンドウを表示してください。

その中にgpedit.mscと入力して[OK]をクリックしてください。

その他「ファイル名を指定して実行」で使えるコマンドはこちらの「ファイル名を指定して実行で使えるコマンド一覧 - Windows11」で詳しく解説しているので是非ご覧ください。

グループポリシーエディタからウィジェットを無効化する方法
グループポリシーエディタからウィジェットを無効化する方法
STEP
コンピュータの構成 → 管理用テンプレート → Windowsコンポーネントの順番に進む

[OK]をクリックすると、「ローカルグループポリシーエディター」が立ち上がります。

Windows11 Homeでローカルグループポリシーエディターを使いたい場合はローカルグループポリシーエディターが開かない場合の対処法 Windows11 Homeをご覧ください。

左側のツリーメニューをコンピュータの構成 → 管理用テンプレート → Windowsコンポーネントの順番に進んでください。

グループポリシーエディタからウィジェットを無効化する方法
グループポリシーエディタからウィジェットを無効化する方法
STEP
[ウィジェット]をダブルクリック

次に、右側に表示される[ウィジェット]をダブルクリックしてください。

グループポリシーエディタからウィジェットを無効化する方法
グループポリシーエディタからウィジェットを無効化する方法
STEP
[ウィジェットを許可する]をダブルクリック

次に、[ウィジェットを許可する]をダブルクリックしてください。

グループポリシーエディタからウィジェットを無効化する方法
グループポリシーエディタからウィジェットを無効化する方法
STEP
[無効(D)]を選択し、[OK]をクリック

[ウィジェットを許可する]をダブルクリックすると「ウィジェットを許可する」と書かれたウィンドウが立ち上がります。

その中にある[無効(D)]を選択してください。

最後に[OK]をクリックしてください。

「適用はクリックしなくていいの?」と思ったかたはこちらの「OKボタンと適用ボタンの違いについて」を是非ご覧ください。

これでウィジェットが無効になりました。

グループポリシーエディタからウィジェットを無効化する方法
グループポリシーエディタからウィジェットを無効化する方法

ウィジェットをコマンドプロンプトを使って無効化する方法

ウィジェットをコマンドプロンプトを使って無効化したい場合は、管理者としてコマンドプロンプトを起動し、以下のコマンドを実行してWindows Web Experience Packをアンイストールしてください。

Windows Web Experience Packをアンイストールすると、Webベースの機能が一部またはすべて動作しなくなる可能性があります。特に、ロック画面の情報表示やMicrosoft Edgeの機能に影響が出ることが考えられます。そのため、通常は削除しないことが推奨されます。

winget uninstall "windows web experience pack"
コマンドの詳細
winget

これはWindowsパッケージマネージャー(Windows Package Manager)の一部で、コマンドラインからアプリケーションやパッケージのインストール、アップデート、アンインストールなどを行うためのコマンドです。

uninstall

wingetコマンドで指定したアプリケーションやパッケージをアンインストールするためのオプションです。

windows web experience pack

アンインストールするパッケージの名前です。windows web experience packは、Windows 11の一部の機能に関連しており、主にロック画面の天気やニュース、Microsoft Edgeのウェブコンテンツの統合、Windowsスポットライトなど、Webベースのエクスペリエンスを提供します。

Windows Web Experience Packをアンイストールした場合の影響

Windows Web Experience Packをアンイストールした場合、以下のような影響が考えられます。

  • ロック画面の画像が更新されなくなったり、天気やニュースなどの情報が表示されなくなります。
  • Microsoft Edgeの新しいタブページに表示されるニュースなどのコンテンツが正常に表示されなくなったり、機能が動作しなくなる可能性があります。
  • 検索ウィジェットの一部機能が失われたり、ウェブ検索結果が正しく表示されなくなることがあります。
  • アクションセンター(通知センター)からの通知が正常に動作しなくなる可能性があります。

Windows Web Experience Packを再インストールする方法

Windows Web Experience Packを再インストールするには、Microsoft Storeから再インストールする必要があります。

ウィジェットを無効にするメリット

ウィジェットを無効にした後、どのような変化があるのか気になるところです。
ここでは、ウィジェットをオフにすることで得られる主なメリットを紹介します。

1. 作業の集中力が向上

ウィジェットを無効にすると、デスクトップ上の視覚的なノイズが減り、より集中して作業に取り組むことができます。
特に、ニュースやソーシャルメディアの更新など、作業とは関係のない情報が常に表示されないため、注意が散漫になることを防げます。
これにより、より効率的に仕事を進めることができるでしょう。

2. PCのパフォーマンスが向上

ウィジェットが無効になると、システムリソースの消費が減少し、特にメモリやCPUの使用率が低下します。
これにより、他のアプリケーションやプロセスがよりスムーズに動作するようになります。
結果として、特にスペックの限られたPCや古いPCを使用している場合、全体的なパフォーマンスの向上を実感できるでしょう。

3. バッテリー寿命の延長

ノートPCを使用している場合、バックグラウンドでの動作が少なくなることで、バッテリーの消耗が緩やかになります。
ウィジェットを無効にすることで、バッテリーの持ちが良くなり、外出先でも安心して使用できる時間が増える可能性があります。

よくある質問

ウィジェットを無効にすると、再度有効にできますか?

はい、いつでも設定からウィジェットを再有効化できます。

ウィジェットを無効にすると、他の機能に影響はありますか?

ありません。

ウィジェットを無効にすることは推奨されますか?

作業に集中したい方やパソコンのパフォーマンスを重視する方には推奨されます。

ウィジェットを無効にした後、個別のウィジェットのみ再度有効にできますか?

一度無効化すると、ウィジェット全体がオフになります。

ウィジェットが自動的に再度有効になることはありますか?

システムアップデート後に再度有効になることがありますが、再度オフにすることが可能です。

ウィジェットの無効化によって、データ通信量が減りますか?

バックグラウンドでのデータ取得が減るため、多少の通信量削減が期待できます。

ウィジェットを無効化すると、再起動が必要ですか?

通常、無効化後に再起動は不要ですが、レジストリエディタを使用する場合は再起動が必要です。

ウィジェットを無効化しても、画面右端の通知センターは使用できますか?

はい、通知センターには影響しません。

ウィジェットを無効化することで、システムアップデートに影響はありますか?

ありません。

その他Windows11に関する記事

その他Windows11に関する記事はこちらです。ぜひご覧ください。

最後までご覧いただきありがとうございました。
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実行環境
Windows11 Home 24H2
64 ビット オペレーティング システム
11th Gen Intel(R) Core(TM) i7-11375H @ 3.30GHz 3.30 GHz
16.0 GB RAM
Microsoft 365

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