自動接続するWi-Fiの優先順位を変更するにはコマンドプロンプトで以下のコマンドを入力します。
netsh wlan set profileorder name="Wi-Fiの正式名称" interface="インターフェイス名" priority=1
複数の接続可能なWi-Fiがある場合は電波状況が良いWi-Fiに接続したいものです。
Windowsには接続するWi-Fiの優先順位を変更する機能が備わっているので、優先順位を変更してより良い状態のWi-Fiに自動接続できるよう設定しましょう。
この記事では、自動接続するWi-Fiの優先順位を変更する方法を詳しく解説していきます。
Windows7あたりまでは設定画面は用意されていましたがWindows11ではコマンドプロンプトを使って優先順位を変更するようになります。
コマンドプロンプトで現在の優先順位と、正式なWi-Fi名称を確認する
接続するWi-Fiの優先順位を変更するためには、今現在の優先順位と正式なWi-Fi名称が必要になります。
解説しているコマンドプロンプトの画面は管理者権限のものですが、ユーザー権限でも実行できます。

コマンドプロンプトを起動し、以下のコマンドを入力してエンターキーを押してください。
netsh wlan show profiles
コマンドプロンプトの開き方はこちらの「Windows11でコマンドプロンプトを開く方法」で詳しく解説しているのでぜひご覧ください。

コマンドの実行結果の中で必要な「インターフェイス」と「正式なWi-Fi名」を赤で囲ってあります。
優先順位を変更するときにこれらの情報が必要になります。
パソコンは上に表示されているWi-Fiから優先的に接続しようとします。
例)「Renoir_Miyama_Wi-Fi」と「FREESPACE」の両方が飛んでいる環境では、「Renoir_Miyama_Wi-Fi」の方が通信環境が良くても優先順位が高い「FREESPACE」に自動接続されます。
コマンドプロンプトで接続先の優先順位を変更する
次は実際に接続される優先順位を変更していきます。
例として、現在二番目になっているWi-Fi名「FREESPCE」の優先順位を一番上にあげてみたいと思います。

netsh wlan show profiles
上記コマンドを入力して現在の優先順位と「インターフェイス」、「正式なWi-Fi名」を確認してください。

netsh wlan set profileorder name=“FREESPACE" interface="Wi-Fi 3" priority=1
netsh wlan set profileorder 以降に以下の内容を入力してください。
- name=“FREESPACE"
" "で netsh wlan show profiles を使って確認した正式なWi-Fi名称を囲ってください。 - interface="Wi-Fi 3"
" "で netsh wlan show profiles を使って確認した正式なインターフェイスを囲ってください。 - priority=1
1にすると一番優先度が高くになります。2を入力すると2番目になります。
コマンドを入力してエンターキーを押すと、「優先順位が正常に更新されました」と表示されます。
Wi-Fi名やインターフェイスが間違っていると「正しくありません」とエラーメッセージが表示されます。
また、既に1番の優先順位になっているWi-Fiの優先順位を1番に変更使用してもエラーメッセージが表示されます。

再度コマンドプロンプトで netsh wlan show profiles を入力してエンターキーを押すと変更後の優先順位が表示されます。
Wi-Fi名「FREESPACE」の優先順位が一番上になっており、Wi-Fi名「FREESPACE」が飛んでいる環境では、Windowsは真っ先に「FREESPACE」に自動接続しにいくようになります。
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