この記事では、Windows11でダイヤルアップ接続のショートカットを作成する方法と、ショートカットを使って自動接続する方法を解説します。ダブルクリックだけで接続したり、サインインと同時に接続を始めたりできます。
ダイヤルアップ接続につなぐたびに、設定アプリを開いて「ネットワークとインターネット」→「ダイヤルアップ」→「接続」とたどるのは手間です。パソコンを起動するたびに、この操作が必要になります。
情シスとして社内PCのサポートをしていると、「毎朝の接続の操作を省きたい」と相談されます。ただ、この記事で紹介するrasdialのショートカットは、接続コマンドにユーザー名とパスワードを直接指定するため、ショートカットのプロパティからパスワードを確認できてしまいます。ほかの人も使うパソコンでは、rasphoneのショートカットを使ってください。
この記事では、rasphone・rasdial・ms-settingsの3つの方法でショートカットを作る手順と、スタートアップフォルダーを使って自動接続する手順を、実際の画面で解説します。3つの方法の違いは、最初の見出しの比較表で確かめてください。
Windows11でダイヤルアップ接続のショートカットを作成する方法
Windows11でダイヤルアップ接続のショートカットを作成する方法は、rasphone・rasdial・ms-settingsの3つです。ダブルクリックしたときの動きと、パスワードの扱いが違うため、使い方に合わせて選んでください。
| 方法 | ダブルクリックすると | パスワード | 向いている使い方 |
|---|---|---|---|
| rasphone | 「〇〇 へ接続」の画面が開き、ボタンを押して接続する | ショートカットに書き込まない | ほかの人も使うパソコン |
| rasdial | すぐに接続が始まる | ショートカットに書き込む | 自分専用のパソコン、自動接続 |
| ms-settings | 設定アプリのダイヤルアップの画面が開く | ショートカットに書き込まない | 接続の設定を変えることが多い場合 |
rasphoneとrasdialのショートカットには、ダイヤルアップ接続の「接続名」を書き込みます。作成を始める前に、設定アプリで接続名を確認してください。ms-settingsのショートカットだけを作る場合は、接続名の確認はいりません。
- スタートメニューを開き、「設定」をクリックする
- 「ネットワークとインターネット」をクリックする
- 「ダイヤルアップ」をクリックする
- 一覧に表示されている接続名を確認する
実際の画面を見ながら詳しく解説していきます。
タスクバーのWindowsのマークをクリックしてスタートメニューを開き、「ピン留め済み」にある「設定」をクリックしてください。

「設定」をクリックすると、設定アプリが開きます。
左側のメニューにある「ネットワークとインターネット」をクリックしてください。

「ネットワークとインターネット」をクリックすると、ネットワークの設定項目が一覧で表示されます。
一覧の下のほうにある「ダイヤルアップ」をクリックしてください。

「ダイヤルアップ」をクリックすると、作成済みのダイヤルアップ接続が一覧で表示されます。
一覧に表示されている名前が接続名です。画像の例では「ダイヤルアップ接続」です。スペースも含めて、表示どおりに控えてください。これで、接続名の確認は完了です。

rasphoneでダイヤルアップ接続のショートカットを作成する
rasphoneを使ったショートカットは、ダブルクリックするとダイヤルアップ接続の接続画面が開きます。ショートカットにパスワードを書き込まないため、ほかの人も使うパソコンや、接続する前にユーザー名を確かめたい方に向いています。
デスクトップやフォルダーなど、ショートカットを作りたい場所の何もないところを右クリックしてください。
メニューが表示されたら、「新規作成」→「ショートカット」をクリックしてください。

「ショートカット」をクリックすると、「ショートカットの作成」が表示されます。
「項目の場所を入力してください(T):」に、「rasphone -d "接続名"」と入力してください。「接続名」の部分には、先ほど確認した名前を半角の「"」で囲んで入れます。先ほど確認した名前が「ダイヤルアップ接続」なら、rasphone -d "ダイヤルアップ接続"です。
入力したら、「次へ(N)」をクリックしてください。

「次へ(N)」をクリックすると、「ショートカットの名前を付けてください。」と表示されます。
「このショートカットの名前を入力してください(T):」にわかりやすい名前を入力し、「完了(F)」をクリックしてください。

「完了(F)」をクリックすると、右クリックした場所にショートカットが作成されます。
作成したショートカットをダブルクリックしてください。

ショートカットをダブルクリックすると、「ダイヤルアップ接続 へ接続」のように、接続名の付いた接続画面が開きます。
「ユーザー名(U):」と「パスワード(P):」に、プロバイダーから届いたユーザー名とパスワードを入力してください。次から入力を省きたい場合は、「次のユーザーが接続するとき使用するために、このユーザー名とパスワードを保存する(S):」にチェックを入れてください。
入力したら、左下の「ダイヤル(D)」をクリックしてください。これで、rasphoneでダイヤルアップ接続のショートカットを作成して接続する操作は完了です。

rasdialでダブルクリックだけで接続するショートカットを作成する
rasdialのショートカットは、ダブルクリックするだけでダイヤルアップ接続が始まり、接続画面での入力やボタン操作がいりません。自分専用のパソコンで毎回すぐにつなぎたい方や、このあと解説する自動接続を使いたい方に向いています。
デスクトップやフォルダーなど、ショートカットを作りたい場所の何もないところを右クリックしてください。
メニューが表示されたら、「新規作成」→「ショートカット」をクリックしてください。

「ショートカット」をクリックすると、「ショートカットの作成」が表示されます。
「項目の場所を入力してください(T):」に、「rasdial "接続名" ユーザー名 パスワード」と入力してください。「接続名」には先ほど確認した名前を半角の「"」で囲んで入れ、ユーザー名とパスワードにはプロバイダーから届いたものを入れます。それぞれの間は半角スペースで区切ってください。
入力したら、「次へ(N)」をクリックしてください。

「次へ(N)」をクリックすると、「ショートカットの名前を付けてください。」と表示されます。
「このショートカットの名前を入力してください(T):」にわかりやすい名前を入力し、「完了(F)」をクリックしてください。

「完了(F)」をクリックすると、右クリックした場所にショートカットが作成されます。
作成したショートカットをダブルクリックしてください。黒い画面が表示され、接続が終わると自動で閉じます。
接続に失敗したときも黒い画面はすぐに閉じるため、エラーの内容は画面に残りません。これで、rasdialでダブルクリックだけで接続するショートカットの作成は完了です。

ms-settingsでダイヤルアップの設定画面を開くショートカットを作成する
ms-settingsのショートカットは、ダブルクリックすると設定アプリのダイヤルアップの画面が開きます。接続そのものは画面の「接続」から行うため、接続名を確認しなくても作れます。接続の設定を変えることが多い方に向いています。
rasphoneと同じ手順で、ショートカットを作りたい場所の何もないところを右クリックし、「新規作成」→「ショートカット」をクリックしてください。
「ショートカットの作成」が開いたら、「項目の場所を入力してください(T):」に「ms-settings:network-dialup」と入力し、「次へ(N)」をクリックしてください。
続く画面でわかりやすい名前を入力し、「完了(F)」をクリックしてください。

「完了(F)」をクリックすると、ショートカットが作成されます。
作成したショートカットをダブルクリックしてください。設定アプリの「ネットワークとインターネット」の「ダイヤルアップ」が開き、作成済みの接続が一覧で表示されます。
接続するときは、接続名の右にある「接続」をクリックしてください。これで、ms-settingsでダイヤルアップの設定画面を開くショートカットの作成は完了です。

ショートカットを使ってダイヤルアップを自動接続する方法
ダイヤルアップを自動接続するには、rasdialのショートカットをスタートアップフォルダーに入れます。パソコンにサインインするたびにショートカットが実行されるため、起動のたびに手で接続している方に向いています。
Windowsキー+Rキーを押し、「名前(O):」に「shell:startup」と入力してEnterキーを押す- 開いたスタートアップフォルダーに、rasdialのショートカットをコピーする
実際の画面を見ながら詳しく解説していきます。
Windowsキー+Rキーを押して、「ファイル名を指定して実行」を開いてください。
「名前(O):」に「shell:startup」と入力し、Enterキーを押してください。

Enterキーを押すと、スタートアップフォルダーが開きます。
rasdialのショートカットを選んでCtrlキー+Cキーでコピーし、スタートアップフォルダーの中でCtrlキー+Vキーを押して貼り付けてください。これで、次にサインインしたときからショートカットが実行され、ダイヤルアップ接続が始まります。
自動接続をやめたいときは、スタートアップフォルダーに入れたショートカットを削除してください。

ダイヤルアップ接続のショートカット作成と自動接続方法に関するよくある質問と答え
ダイヤルアップ接続のショートカット作成と自動接続方法に関するよくある質問と答えをまとめました。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
記事の内容は独自検証に基づくものであり、MicrosoftやAdobeなど各ベンダーの公式見解ではありません。
記事内で紹介している手順はあくまで一例です。OSのバージョンやPC環境によって操作画面・手順が異なる場合があり、目的に応じた最適な方法も環境ごとに異なります。参考のうえご利用ください。
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※Microsoft、Windows、Adobe、Acrobat、Creative Cloud、Google Chromeほか記載の製品名・サービス名は各社の商標または登録商標です。
公式情報・関連資料
- Windows でスタートアップ アプリケーションを構成する - Microsoftサポート
- Rasdial - Microsoft Learn
- Launch Windows Settings - Windows apps - Microsoft Learn
実行環境詳細と検証日
- OS:Windows 11 Home 25H2(64bit)
※本記事の手順は Windows11 Home / Pro / Enterpriseで共通です(ポリシーで制限された環境を除く)。 - ハードウェア:Intel(R) Core(TM) Ultra 7 155H (1.40 GHz) / 32GB RAM
- 最終検証日:2026年9月24日

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