Windows11でタスクバーの色を変更する方法!基本設定からトラブル対策まで徹底解説

Windows11でタスクバーの色を変更する方法!基本設定からトラブル対策まで徹底解説

こんな人にオススメの記事です

  • タスクバーの色を変更したい人
  • 「スタートとタスクバーにアクセントカラーを表示する」をオンにできなくて困っている人
  • タスクバーの色を変更できない人

Windows11のタスクバーの色を変更したいとお考えの方へ、具体的な設定方法や手順をわかりやすくご紹介いたします。

この記事では、タスクバーを好きな色にカスタマイズする方法を解説し、さらに、ダークモードやカスタムモードの違い、透明効果の使い方についても、実際の画面ももちいながら、わかりやすく説明しています。

目次

Windows11でタスクバーの色を変更するための設定

Windows11では、タスクバーをはじめとし、Windowsの色を自由にカスタマイズすることができます。
これにより、デスクトップ全体の雰囲気を自分の好みに合わせて設定することが可能です。

ここでは、タスクバーの色を変更するための具体的な手順について詳しく解説します。

STEP
Windowsのホーム画面を開く

キーボードのWindowsを押して(タスクバーにあるWindowsロゴをクリックして)ください。

キーボードのWindowsを押すと上に向かってメニューが展開されます。

その中にある歯車のアイコンの[設定]をクリックしてください。

Windows11でタスクバーの色を変更するための設定
Windows11でタスクバーの色を変更するための設定
STEP
[個人用設定]をクリック

[設定]をクリックすると、「ホーム」と大きく書かれたWindowsの設定画面が開きます。

キーボードのWindowsIを押すことでもWindowsの設定画面を開くことができます

左側にある[個人用設定]をクリックしてください。

Windows11でタスクバーの色を変更するための設定
Windows11でタスクバーの色を変更するための設定
STEP
[色]をクリック

[個人用設定]をクリックすると、「個人用設定」と大きく書かれた画面に移動します。

その中にある[色]をクリックしてください。

Windows11でタスクバーの色を変更するための設定
Windows11でタスクバーの色を変更するための設定
STEP
モード、アクセントカラーの設定を変更する

[色]をクリックすると、「個人用設定 > 色」と大きく書かれた画面に移動します。

この画面の設定が非常に重要です。

「モードを選ぶ」のプルダウンメニューで[カスタム]を選択してください。

「既定のWindowsモードを選択してください」のプルダウンメニューで[ダーク]を選択してください。

「アクセントカラー」のプルダウンメニューで[手動]を選択してください。

Windows11でタスクバーの色を変更するための設定
Windows11でタスクバーの色を変更するための設定
STEP
「スタートとタスクバーにアクセントカラーを表示する」を[オン]にする

モード、アクセントカラーの設定を変更したら、下にスクロールして「スタートとタスクバーにアクセントカラーを表示する」を[オン]にしてください。

Windows11でタスクバーの色を変更するための設定
Windows11でタスクバーの色を変更するための設定
STEP
タスクバーの色を選択する

「スタートとタスクバーにアクセントカラーを表示する」を[オン]にしたら、次はアクセントカラー(タスクバーの色)を選択してください。

48色のカラーパレットから選んでも良いですし、「ユーザー設定の色」から自分でカスタムカラーを作成することも可能です。

Windows11でタスクバーの色を変更するための設定
Windows11でタスクバーの色を変更するための設定
STEP
タスクバーの色が変わったことを確認する

アクセントカラー(タスクバーの色)を選択すると、同時にタスクバーの色が変化します。

「個人用設定 > 色」画面の上部にもプレビューが表示されるので、好みの色に調整してください。

これでタスクバーの色を変更することができます。

Windows11でタスクバーの色を変更するための設定
Windows11でタスクバーの色を変更するための設定

タスクバーの色を変更する際の注意点と対策

モードの選択が重要
Windows 11でタスクバーの色を変更する際には、必ず「ダーク」または「カスタム」モードを選択する必要があります。これらのモードでのみ、タスクバーの色を自由に変更できます。
一方で、「ライト」モードでは、タスクバーの色がシステムで固定され、カスタマイズが制限されるため、色の変更が反映されません。
色を変更する際は、必ずモードの設定を確認してください。

「スタートとタスクバーにアクセントカラーを表示する」オプションの確認
タスクバーやスタートメニューに選択した色を反映させるためには、このオプションがオンになっている必要があります。
設定がオフのままだと、選択したアクセントカラーが適用されず、デフォルトの色のままになってしまいます。
色が反映されない場合は、まずこのオプションを確認することが重要です。

透明効果の影響とパフォーマンスの考慮
透明効果をオンにすると、タスクバーやスタートメニューが半透明になり、背景のデスクトップがほんのりと透けて見えるようになります。
しかし、透明効果を使用することで、特にグラフィック性能が低いPCではシステムパフォーマンスに影響が出る可能性があります。
もし動作が遅くなる、もしくはシステム全体の反応が鈍くなると感じた場合は、透明効果をオフにすることで改善が期待できます。

ウィンドウ枠線やタイトルバーへの影響
タスクバーに設定したアクセントカラーは、ウィンドウ枠線やタイトルバーにも反映させることができます。
この設定を有効にするには、設定画面で「タイトルバーとウィンドウ枠線にアクセントカラーを付ける」をオンにする必要があります。

カスタムカラーの作成と適用
「ユーザー設定の色」からカスタムカラーを作成する際は、カラーピッカーで細かい調整を行いながら設定してください。
選んだ色が適用される前にプレビューで確認することが推奨されます。
また、複数のディスプレイや異なる背景での見え方も考慮し、最適な色合いを選んでください。

複数のモニターを使用している場合の配慮
Windows 11では、全モニターで同一のタスクバー色設定が適用されるため、モニターごとに異なる色を設定することはできません。
このため、複数のモニターで使用する場合は、全体的に調和する色を選ぶことが重要です。
特に異なる解像度や色調整が施されたモニターを使用している場合には、統一感を意識して色を選定してください。

システムパフォーマンスに対する影響の注意
一般的に、タスクバーの色変更がシステムパフォーマンスに大きな影響を与えることは少ないですが、透明効果を使用すると、
特に低スペックのPCでは動作が遅くなることがあります。
このような場合、透明効果をオフにすることでパフォーマンスを改善することができます。

「スタートとタスクバーにアクセントカラーを表示する」がオンにできない場合の対処法

「モードを選ぶ」のプルダウンメニューで[カスタム]を選択し、「既定のWindowsモードを選択してください」のプルダウンメニューで[ダーク]を選択し、「アクセントカラー」のプルダウンメニューで[手動]を選択しても「スタートとタスクバーにアクセントカラーを表示する」がオンにできない場合はレジストリからタスクバーの設定を初期化することで改善する可能性があります。

PowerShellを起動し、以下のコマンドを上から順番に入力してください。

ColorPrevalence の初期化

Set-ItemProperty -Path "HKCU:\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Themes\Personalize" -Name "ColorPrevalence" -Value 0
Set-ItemProperty

指定されたレジストリキーのプロパティ値を設定します。レジストリ編集の際によく使用されるコマンドで、既存のプロパティの値を変更することができます。

-Path "HKCU:\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Themes\Personalize"

レジストリキーのパスを指定しています。HKCU(HKEY_CURRENT_USER)は、現在ログオンしているユーザーの設定を示します。このパスは、Windowsのテーマに関連する個人設定を管理しています。

-Name "ColorPrevalence"

設定するプロパティの名前を指定します。ColorPrevalence は、システムがアクセントカラー(ユーザーが選んだ色)をタスクバーやウィンドウ枠などに適用するかどうかを制御するフラグです。

-Value 0

このプロパティを無効にします。値 0 は、アクセントカラーがタスクバーやウィンドウ枠に適用されないことを意味します。これにより、デフォルトのシステム色が適用されます。

AccentColor の初期化

Remove-ItemProperty -Path "HKCU:\SOFTWARE\Microsoft\Windows\DWM" -Name "AccentColor"
Remove-ItemProperty

指定されたレジストリキーのプロパティを削除します。これにより、そのプロパティが存在しない状態、またはシステムのデフォルト値に戻ります。

-Path "HKCU:\SOFTWARE\Microsoft\Windows\DWM"

このパスは、デスクトップウィンドウマネージャー(DWM)に関連する設定が格納されている場所です。DWMは、Windowsのウィンドウの描画や表示に関する機能を管理します。

-Name "AccentColor"

削除するプロパティの名前を指定します。AccentColor は、システムUI(タスクバー、スタートメニュー、ウィンドウの枠など)に使用される色を指定するプロパティです。このプロパティを削除すると、システムはデフォルトのアクセントカラーに戻ります。

テーマの初期化 (AppsUseLightThemeの設定)

Set-ItemProperty -Path "HKCU:\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Themes\Personalize" -Name "AppsUseLightTheme" -Value 1
Set-ItemProperty

指定されたレジストリキーのプロパティ値を設定します。レジストリ編集の際によく使用されるコマンドで、既存のプロパティの値を変更することができます。

-Path "HKCU:\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Themes\Personalize"

レジストリキーのパスを指定しています。HKCU(HKEY_CURRENT_USER)は、現在ログオンしているユーザーの設定を示します。このパスは、Windowsのテーマに関連する個人設定を管理しています。

-Name "AppsUseLightTheme"

変更するプロパティの名前を指定します。AppsUseLightTheme は、アプリケーションやシステム全体がライトテーマ(明るいテーマ)を使用するかどうかを決定します。

-Value 1

この値を1に設定することで、ライトテーマを適用します。システムおよびアプリのUIが明るい配色に戻ります。

エクスプローラーの再起動

Stop-Process -Name explorer -Force
Start-Process explorer
Stop-Process -Name explorer -Force

特定のプロセス(この場合は explorer)を終了します。explorer.exe はWindowsのデスクトップ環境を提供するプロセスで、タスクバーやスタートメニュー、ファイルエクスプローラーなどを管理しています。-Forceオプションにより、プロセスを強制的に終了します。通常の終了操作が行えない場合でも確実に終了させるために使用します。

Start-Process explorer

新しい explorer.exe プロセスを開始します。これにより、先ほど終了させたデスクトップ環境が再び立ち上がり、レジストリで行った変更が反映されます。

これらのコマンドを実行することで、レジストリ設定が元の状態に戻り、タスクバーやシステムの配色がデフォルトの状態にリセットされます。

レジストリの設定を初期化したら、再度Windows11でタスクバーの色を変更するための設定を行ってください。

タスクバーを透明にする方法とそのメリット

透明効果を利用すると、タスクバーやスタートメニューが半透明になり、デスクトップの背景がほんのりと透けて見えるようになります。
これにより、画面全体がより軽やかな印象になります。

透明効果の設定は、「色」設定の中にある「透明効果」をオンにすることで有効になります。
透明効果をオンにすると、タスクバーの色合いが背景の壁紙に影響されるため、選ぶ壁紙によって見た目が変わることがあります。
これもまた、個性的なデスクトップを作り上げるための重要なポイントです。

タスクバーを透明にする方法とそのメリット
タスクバーを透明にする方法とそのメリット

よくある質問

タスクバーの色を変更できないのはなぜですか?

Windows11でタスクバーの色を変更するには、「ライト」モードではなく、「ダーク」または「カスタム」モードを選択する必要があります。「ライト」モードでは、システムがタスクバーを白で固定するため、色の変更ができません。

透明効果を使うとどのようなメリットがありますか?

透明効果を使用すると、タスクバーやスタートメニューが半透明になり、デスクトップの背景がほんのり透けて見えます。これにより、デスクトップ全体が一体感のあるデザインになります。

カスタムカラーを作成するにはどうすればいいですか?

「色」設定内の「ユーザー設定の色」から「色の表示」をクリックし、カラーピッカーを使用してお好みの色を作成できます。作成後は「完了」ボタンをクリックして設定を保存してください。これにより、タスクバーやスタートメニューなどに選択した色が反映されます。

設定を変更してもタスクバーの色が変わらない原因は何ですか?

タスクバーの色が変わらない場合、「スタートとタスクバーにアクセントカラーを表示する」オプションがオフになっている可能性があります。この設定をオンにすることで、選択した色がタスクバーに適用されます。また、モードが「ライト」に設定されていると、色変更が反映されないこともあります。

ライトモードでタスクバーの色を変更する方法はありますか?

現在、Windows11ではライトモードでタスクバーの色を変更することはできません。色を変更するには、「ダーク」または「カスタム」モードに切り替えてください。

アクセントカラーを選ぶ際、どのような色が推奨されますか?

視認性を保ちながら個性的なデザインにするためには、デスクトップの背景などと調和する色を選ぶのがおすすめです。たとえば、背景が暗い場合は明るい色、明るい場合は落ち着いた色を選ぶと良いでしょう。

透明効果はどのPCでも使用できますか?

透明効果はほとんどのWindows11搭載PCで利用可能ですが、グラフィック性能が低いPCでは、動作に影響が出る可能性があります。この場合、透明効果をオフにすることでシステムパフォーマンスを改善できます。

アクセントカラーを設定しても一部のウィンドウが白いままです。どうすればいいですか?

ウィンドウの色は「既定のアプリモード」に依存します。タスクバーとウィンドウの色を統一したい場合は、アプリモードも「ダーク」に設定してください。これにより、ウィンドウ全体のデザインがアクセントカラーに反映されます。

色を変更すると他にどの部分が影響を受けますか?

タスクバー以外にも、スタートメニュー、ウィンドウ枠線、タイトルバー、そしてアクションセンターなど、Windows全体のデザイン要素が選択したアクセントカラーに影響されます。これにより、統一感のあるデザインが実現します。

設定画面が見つかりません。どこからアクセスできますか?

「スタートメニュー」から「設定」を開き、「個人用設定」→「色」の順に進むと、色設定の画面にアクセスできます。もしくはこちらのリンクから開いてみてください。

複数のモニターを使用している場合、各モニターで異なるタスクバーの色を設定できますか?

Windows11では、モニターごとに異なるタスクバーの色を設定する機能はありません。すべてのモニターで同じ色が適用されます。

アクセントカラーを変更してもスタートメニューの色が変わりません。どうすればいいですか?

「スタートとタスクバーにアクセントカラーを表示する」オプションがオンになっているか確認してください。この設定をオンにすることで、スタートメニューにも選択したアクセントカラーが反映されます。

色設定をリセットする方法はありますか?

カスタム設定をリセットするためには、「色」設定画面で「既定のWindowsモード」と「既定のアプリモード」を「ライト」に戻してください。

ウィンドウ枠線の色を変更するにはどうすればいいですか?

設定画面で「色」オプションの「タイトルバーとウィンドウ枠線にアクセントカラーを付ける」をオンにすると、ウィンドウ枠線やタイトルバーの色を変更できます。

タスクバーの色変更がシステムのパフォーマンスに影響を与えることはありますか?

基本的には影響は少ないですが、透明効果をオンにすると、特に古いPCではわずかにパフォーマンスが低下する可能性があります。パフォーマンスに影響を感じた場合は、透明効果をオフにすることをおすすめします。

カスタムカラーの設定を保存して他のPCで使えますか?

Windows11では、カスタムカラーの設定をエクスポートして他のPCにインポートする機能はありません。ただし、同じ設定を他のPCでも再現したい場合は、手動で色の設定を再現する必要があります。

その他Windows11に関する記事

その他Windows11に関する記事はこちらです。ぜひご覧ください。

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