Gmailのデータをパソコンにバックアップする方法

こんな人にオススメの記事です

  • Gmailの容量がいっぱいになりそうな人
  • Gmailのデータをサンダーバードに取り込みたい人
  • Gmailのデータをパソコンにバックアップしたい人

Gmailをパソコンにバックアップするには、GoogleからGmailのデータをエクスポートします。
使う頻度は少ないかもしれませんが、Gmail、Google ドライブ、Google フォトの容量が合計で15Gを超えそうな場合にデータを退避させておくことが可能になるので覚えておくと便利です。

Gmailの空き容量が少なくなった場合はこちらの「Gmailの空き容量が少なくなった時の対処法」を参考に空き容量を増やしてみてください。

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ここでは、Gmailのデータをパソコンにバックアップする方法を詳しく解説していきます。
また、後半ではエクスポートしたGmailのデータをMozilla Thunderbird(サンダーバード)にインポートしてオフラインで閲覧する方法を詳しく解説します。

目次

Gmailのデータをエクスポートする方法

ここでは、Gmailのデータをエクスポートしてバックアップしておく方法を詳しく解説していきます。

Google マイアカウントにアクセス

Google マイアカウントにアクセスしてください。
Googleにログインしていない場合はログインしてください。

データのエクスポート画面に移動

Step2 データのエクスポート画面に移動
Step2 データのエクスポート画面に移動

Google マイアカウントにアクセスできたら、左側にある[データとプライバシー]をクリックしてください。

Step2 データのエクスポート画面に移動
Step2 データのエクスポート画面に移動

[データとプライバシー]をクリックすると、「ご利用のアプリ、サービスのデータ」と書かれた画面に移動します。
この画面の右側にある[データをダウンロード]をクリックしてください。
[データをダウンロード]をクリックすると、「Google データ エクスポート」と書かれた画面に移動します。

出力する項目を選んでエクスポートする

Step3 出力する項目を選んでエクスポートする
Step3 出力する項目を選んでエクスポートする

ここからは、バックアップする項目を選択していきます。

「Google データ エクスポート」と書かれた画面の「新しいエクスポートの作成」と書かれたところから下にある項目の中から、バックアップする項目を選択していきます。

初期値ではほとんど全ての項目にチェックが入ってしまっているので、一度[選択をすべて解除]をクリックし、全てのチェックを外してください。

Step3 出力する項目を選んでエクスポートする
Step3 出力する項目を選んでエクスポートする

全てのチェックが外れた後に「Google データ エクスポート」と書かれた画面を下にスクロールしていくと、[メール]と書かれた項目があります。
[メール]にチェックを入れてください。

今回はGmailのデータをバックアップすることを目的としているため、メールにのみチェックを入れています。
その他のデータもバックアップする場合はそれらの項目にもチェックを入れてください。

Step3 出力する項目を選んでエクスポートする
Step3 出力する項目を選んでエクスポートする

[メール]と書かれた項目にチェックを入れ、さらに下にスクロールしていと[次のステップ]と書かれたボタンがあるので、それをクリックしてください。

Step3 出力する項目を選んでエクスポートする
Step3 出力する項目を選んでエクスポートする

[次のステップ]と書かれたボタンをクリックすると、「配信方法」と書かれた画面が表示されます。
GmailのデータはGoogleが準備を整え、準備が完了したらダウンロードするためのリンクが書かれたメールが送られてきます。
ここではファイルの形式とサイズを選択していきます。

形式は.zipで問題ないのでそのままで問題ありません。
サイズについてはGmailの容量次第で選んでください。

選んだ数字を超えた場合でもバックアップは可能です。
ファイルが2個以上に分割されるだけなので、初期値の2Gでも大きな影響はありません。

ファイルの形式とサイズを選択したら、右下にある[エクスポートを作成]をクリックしてください。

Step3 出力する項目を選んでエクスポートする
Step3 出力する項目を選んでエクスポートする

「メールのファイルのコピーを作成しています」と表示されればエクスポート処理は終わりです。
ここからGoogleがデータを準備して、整ったらメールが届きます。

私はGmailの容量3G程度で試しましたが、約30分で届きました。

データをダウンロードする

Step4 データをダウンロードする
Step4 データをダウンロードする

こちらがGoogleからのメールです。
「Google データをダウンロードできるようになりました」と届きます。

ある程度時間が経っても届かない場合は迷惑メールに振り分けられていないかなど、確認してみてください。
本文に記載されているダウンロードリンクをクリックしてください。

Step4 データをダウンロードする

ダウンロードリンクをクリックすると、ログインを求められます。
ログインパスワードを入力して[次へ]をクリックしてください。

Step4 データをダウンロードする
Step4 データをダウンロードする

ログインパスワードを入力して[次へ]をクリックすると、2個のファイルをダウンロードするためのリンクが表示されます。
それぞれダウンロードして保存してください。

Step4 データをダウンロードする

2個ダウンロードしたファイルの内、メールの本文などのデータが含まれているのは[.mbox]と書かれたファイルです。
もう一つには署名などの情報が格納されていますが、今回は使用しません。
※[.mbox]と書かれたファイルが見つからない場合は、拡張子が非表示になっている可能性があります。
こちらのページで拡張子を表示させる方法を解説しています。ご覧いただき、拡張子を表示してください。

これでGmailのデータをパソコンにバックアップすることに成功です。
エクスポート処理を行ってもGmailからデータが消えることがありません。
しかし、バックアップしたデータを見られないことには意味がありません。


ここからはエクスポートしたGmailのデータをMozilla Thunderbirdにインポートしてオフラインで閲覧する方法を詳しく解説していきます。

エクスポートしたGmailのデータをMozilla Thunderbirdにインポートしてオフラインで閲覧する方法

バックアップをとってもその中身を見ることができないと意味がありません。
ここからはメールソフト(OUTLOOKのようなソフトです。)Mozilla Thunderbird(サンダーバード)と、そのアドオン[ImportExportTools NG]を使ってエクスポートたGmailのデータをオフラインで閲覧する方法を解説していきます。

[ImportExportTools NG]は、さまざまな形式のメールデータをサンダーバードにインポートしたり、エクスポートしたりする時に使うためのサンダーバード用アドオンです。
詳細についてはこちらの公式サイトを御覧ください。

この手順ではMozilla Thunderbirdがインストールされ、送受信ができる環境が整っている必要があります。

Mozilla Thunderbirdはこちらのページからダウンロードできます。インストール方法はこちらに掲載されているのでご覧ください。

Mozilla Thunderbirdを使わずに他のフリーソフトでGmailのファイルを開くことも可能ですが、Firefoxを作っているMozillaのソフトの方が安心感があると思っているためこの手順を選択しています。

エクスポートしたGmailのデータをMozilla Thunderbirdにインポートしてオフラインで閲覧する方法
エクスポートしたGmailのデータをMozilla Thunderbirdにインポートしてオフラインで閲覧する方法

まずはMozilla Thunderbirdを起動し、右にある[≡]をクリックしてください。

[≡](ごうどう)などの、よく見かけるけど読み方のわからない記号はこちらで色々ご紹介しています。興味があれば是非見てみてください。

下に向かってメニューが展開されるので、その中から[アドオンとテーマ]をクリックしてください。

エクスポートしたGmailのデータをMozilla Thunderbirdにインポートしてオフラインで閲覧する方法
エクスポートしたGmailのデータをMozilla Thunderbirdにインポートしてオフラインで閲覧する方法

[アドオンとテーマ]をクリックすると「アドオン」と書かれたページが表示されます。

そのページの右上にある検索ウィンドウに[ImportExportTools NG]と入力してください。

入力して右にある緑色の矢印をクリックすると、検索結果が表示されます。

その中から[ImportExportTools NG]を探し、その右にある[Thunderbirdに追加]をクリックしてください。
※似たようなアドオンもいくつかあるかもしれません。必ず[ImportExportTools NG]をクリックしてください。

エクスポートしたGmailのデータをMozilla Thunderbirdにインポートしてオフラインで閲覧する方法
エクスポートしたGmailのデータをMozilla Thunderbirdにインポートしてオフラインで閲覧する方法

[Thunderbirdに追加]をクリックすると、右上にポップアップが表示されます。
ここでは[追加(A)]をクリックしてください。

これでサンダーバードに[ImportExportTools NG]というアドオンが追加されました。

エクスポートしたGmailのデータをMozilla Thunderbirdにインポートしてオフラインで閲覧する方法
エクスポートしたGmailのデータをMozilla Thunderbirdにインポートしてオフラインで閲覧する方法

[ImportExportTools NG]が正常に追加されたら、次はメールのタブに戻ってください。
その中の左側にある[ローカルフォルダー]を右クリックしてください。

すると右に向かってメニューが展開されます。その中から[ImportExportTools NG]をクリックしてください。
すると再度右側に向かってメニューが展開されます。その中から[mboxファイルをインポート]をクリックしてください。

エクスポートしたGmailのデータをMozilla Thunderbirdにインポートしてオフラインで閲覧する方法
エクスポートしたGmailのデータをMozilla Thunderbirdにインポートしてオフラインで閲覧する方法

[mboxファイルをインポート]をクリックすると、「インポートmboファイル」と書かれた小さなウィンドウが立ち上がります。
ここでは[OK]をクリックしてください。

エクスポートしたGmailのデータをMozilla Thunderbirdにインポートしてオフラインで閲覧する方法
エクスポートしたGmailのデータをMozilla Thunderbirdにインポートしてオフラインで閲覧する方法

[OK]をクリックするとインポートするファイルを確認するための参照画面が表示されます。
先程ダウンロードした、MBOXファイルを選択し、右下の[開く(O)]をクリックしてください。

エクスポートしたGmailのデータをMozilla Thunderbirdにインポートしてオフラインで閲覧する方法
エクスポートしたGmailのデータをMozilla Thunderbirdにインポートしてオフラインで閲覧する方法

インポートが終わると、先程のローカルフォルダーの中に[すべてのメール]と書かれたフォルダーが作成され、その中にGmailのデータが保存されています。

これでエクスポートしたGmailのデータをMozilla Thunderbirdにインポートしてオフラインで閲覧することができます。

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最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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この記事を書いた人

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社内SE歴15年以上。現在も社内のPC管理・ネットワーク・サーバー運用から、日常的なトラブル対応、プログラム開発まで幅広く従事しています。
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