【エクセル】ファイルの作成者と最終更新者を確認・変更する方法

こんな人にオススメの記事です

  • 退職した人が作ったエクセルファイルの作成者名を変更したい人
  • 自宅のパソコンで作成したエクセルファイルの作成者や最終更新者を変更したい人
  • 自分のユーザーアカウントを他の人に知られたくない人
  • エクセルファイルの最終更新者を確認したい人

エクセルファイルの作成者と最終更新者の情報はファイルを複製しても変わりません。

そのため、既に退職した人や全く知らない人の名前がファイルの作成者として残っている場合があります。

この記事ではそんなエクセルファイルの作成者と最終更新者の名前を確認する方法と、それらを変更する方法を詳しく解説していきます。

目次

エクセルの作成者と最終更新者を確認する方法

まずはエクセルファイルの作成者と最終更新者の名前がどこにどのように記載されているか見てみましょう。

エクセルの画面から作成者と最終更新者の名前を確認する方法

まずはエクセルの画面から確認する方法です。

STEP
エクセルの[ファイル]をクリックしてエクセルのホーム画面を開く

作成者または最終更新者の名前を確認したいエクセルブックを開き、左上にある[ファイル]をクリックしてください。

エクセルの[ファイル]をクリックする
エクセルの[ファイル]をクリックする
STEP
エクセルのホーム画面にある[情報]をクリック

[ファイル]をクリックするとエクセルのホーム画面が開きます。

エクセルのホーム画面の左側メニューにある[情報]をクリックしてください。

エクセルのホーム画面にある[情報]をクリックして作成者または最終更新者の名前を確認
エクセルのホーム画面にある[情報]をクリックして作成者または最終更新者の名前を確認
STEP
エクセルブックの作成者と最終更新者の名前を確認する

[情報]をクリックすると、「情報」と大きく書かれたページに移り、右下の「関連ユーザー」と書かれた項目に作成者と最終更新者の名前が表示されます。

エクセルのホーム画面にある[情報]をクリックして作成者または最終更新者の名前を確認
エクセルのホーム画面にある[情報]をクリックして作成者または最終更新者の名前を確認

エクセルのプロパティから作成者と最終更新者の名前を確認する方法

次はエクセルのプロパティから作成者と最終更新者の名前を確認する方法です。

エクセルファイルを開かなくても簡単に作成者と最終更新者の名前を確認することができます。

STEP
エクセルファイルを右クリックしてプロパティを開く

作成者と最終更新者の名前を確認したいエクセルファイルを右クリックしてください。

右クリックすると下に向かってメニューが展開されます。

展開されたメニューの中にある[プロパティ]をクリックしてください。

Windows11からは右クリックメニューがかなりスリムになりした。
Windows10以前の右クリックメニューに表示を変更したい場合はこちらの「Windows11の右クリックメニューを以前の形に戻す方法」を御覧ください。

エクセルブックを右クリックしてプロパティを開く
エクセルブックを右クリックしてプロパティを開く
STEP
プロパティの詳細タブを開く

[プロパティ]をクリックすると、そのエクセルファイルのプロパティ(詳細情報)が表示されます。

その中にある[詳細]タブをクリックしてください。

プロパティの詳細タブで作成者と最終更新者の名前を確認する
プロパティの詳細タブで作成者と最終更新者の名前を確認する
STEP
エクセルブックの作成者と最終更新者の名前を確認する

[詳細]タブをクリックすると、その中でエクセルファイルの作成者と最終更新者の名前を確認することができます。

プロパティの詳細タブで作成者と最終更新者の名前を確認する
プロパティの詳細タブで作成者と最終更新者の名前を確認する

エクセルファイルの作成者を変更する方法

ここからはエクセルファイルの作成者を変更する方法を詳しく解説していきます。

STEP
エクセルファイルを開き[ファイル]をクリックする

作成者または最終更新者の名前を確認したいエクセルブックを開き、左上にある[ファイル]をクリックしてください。

エクセルファイルを開き[ファイル]をクリックする
エクセルファイルを開き[ファイル]をクリックする
STEP
エクセルのホーム画面にある[情報]をクリックする

[ファイル]をクリックするとエクセルのホーム画面が開きます。

エクセルのホーム画面の左側メニューにある[情報]をクリックしてください。

エクセルファイルを開き[ファイル]をクリックする
エクセルファイルを開き[ファイル]をクリックする
STEP
既存の作成者を削除する

[情報]をクリックすると「情報」と大きく書かれた画面に移ります。

その中にある作成者の名前を右クリックし、[ユーザーの削除]をクリックしてください。

既存の作成者を削除する
既存の作成者を削除する
STEP
新しい作成者の名前を入力する

[ユーザーの削除]をクリックすると、既存の作成者名が消え、新しい作成者を入力することができます。

新しい作成者の名前を入力してください。

新しい作成者の名前を入力する
新しい作成者の名前を入力する

これでエクセルファイルの作成者名が変更されます。

作成者名が変更されたら、エクセルファイルを上書き保存してください。

エクセルファイルのプロパティ画面からでも同様に変更されていることが確認できます。

新しい作成者の名前を入力する
新しい作成者の名前を入力する

エクセルファイルの最終更新者を変更する方法

ここからはエクセルファイルの最終更新者情報を変更する方法を詳しく解説します。

STEP
エクセルの[ファイル]をクリックしてエクセルのホーム画面を開く

最終更新者の名前を変更したいエクセルブックを開き、左上にある[ファイル]をクリックしてください。

エクセルの[ファイル]をクリックしてエクセルのホーム画面を開く
エクセルの[ファイル]をクリックしてエクセルのホーム画面を開く
STEP
[オプション]をクリックしてExcelのオプションを開く

エクセルのホーム画面の左側メニューにある[オプション]をクリックしてください。

エクセルのウィンドウが縮小されている場合、[オプション]が表示されていない場合があります。
[オプション]が見当たらない場合はエクセルのウィンドウを最大化してください。

[オプション]をクリックしてExcelのオプションを開く
[オプション]をクリックしてExcelのオプションを開く
STEP
ユーザー名を変更して上書き保存

[オプション]をクリックすると、「Excelのオプション」が開きます。

その中にある「ユーザー名」の中にある名前を変更してください。

変更が終わったら右下にある[OK]をクリックし、エクセルを上書き保存してください。

上書き保存すると、変更したユーザー名が最終更新者として記録されます。

上書き保存をしないと変更されないので注意してください。

ユーザー名を変更して上書き保存
ユーザー名を変更して上書き保存

複数のエクセルファイルの作成者をまとめて変更する方法

最後に、Windowsのエクスプローラーから複数のエクセルファイルの作成者をまとめて変更する方法を、実際の画面も用いながら、わかりやすく解説していきます。

STEP
作成者を変更したいファイルを全て選択

まずは作成者を変更したいエクセルファイルを全て選択してください。

複数のエクセルファイルの作成者をまとめて変更する方法
複数のエクセルファイルの作成者をまとめて変更する方法
STEP
[右クリック]して[プロパティ]をクリック

作成者を変更したいエクセルファイルを全て選択したら、次は選択したファイルの何れかを右クリックしてください。

右クリックすると、Windowsの右クリックメニューが表示されます。その中にある[プロパティ]をクリックしてください。

Windows11からは右クリックメニューがかなりスリムになりした。
Windows10以前の右クリックメニューに表示を変更したい場合はこちらの「Windows11の右クリックメニューを以前の形に戻す方法」を御覧ください。

複数のエクセルファイルの作成者をまとめて変更する方法
複数のエクセルファイルの作成者をまとめて変更する方法
STEP
複数のファイルが選択されていることを確認して[詳細]タブを開く

[プロパティ]をクリックすると、ファイルのプロパティウィンドウが立ち上がります。

上部に[入力フォーマット3.xlsx、...のプロパティ]と書かれていれば複数のファイルのプロパティウィンドウを開けています。

次に、[詳細]タブをクリックしてください。

複数のエクセルファイルの作成者をまとめて変更する方法
複数のエクセルファイルの作成者をまとめて変更する方法
STEP
新しい作成者を入力して[OK]をクリック

[詳細]タブをクリックすると、エクセルファ言うの「作成者」や「前回保存者」などが記載された詳細画面が開きます。

その中にある[作成者]をクリックし、新しい作成者を入力してください。

入力したら下部にある[OK]をクリックしてプロパティウィンドウを閉じてください。

「適用はクリックしなくていいの?」と思ったかたはこちらの「OKボタンと適用ボタンの違いについて」を是非ご覧ください。

これで選択したエクセルファイル全ての作成者が変更されました。

既存の作成者情報がある場合、作成者が2名になる場合があります。
予め既存の作成者情報を削除しておくと作成者が2名になることを防げます。
エクセルの作成者情報等を削除する方法では既存の作成者情報を削除する方法をご紹介しているので是非ご覧ください。

複数のエクセルファイルの作成者をまとめて変更する方法
複数のエクセルファイルの作成者をまとめて変更する方法

ファイルの更新日時や作成日時を変更する方法

更新日時や作成日時を変更するにはPowerShellのコマンドを使う必要があり、ファイルの作成者と最終更新者を変更する方法とは異なります。

Set-ItemProperty "ファイルのパス" -Name CreationTime -Value "yyyy/MM/dd HH:mm:ss"
Set-ItemProperty "ファイルのパス" -Name LastWriteTime -Value "yyyy/MM/dd HH:mm:ss"

更新日時・作成日時を簡単に変更するための詳細な手順はファイルやフォルダーの更新日時・作成日時を簡単に変更する方法 - Windows11をご覧ください。

その他Microsoft Excelに関する記事

その他Microsoft Excelに関する記事はこちらです。ぜひご覧ください。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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環境によって結果が異なる場合がありますので、参考のうえご利用ください。

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この記事を書いた人

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社内SE歴15年以上。現在も社内のPC管理・ネットワーク・サーバー運用から、日常的なトラブル対応、プログラム開発まで幅広く従事しています。
「情シスの自由帳」では、パソコンが苦手な方や新人の社内SEの方、テレワーク中に困りごとがある方に向けて、実務経験に基づいた再現性の高い解説を心がけています。

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