Windowsのホーム画面に、「アクセスが失われないようにしましょう 回復用のメールアドレスを追加して、いつでもアカウントにアクセスできるようにします」と黄色い枠で表示がされるようになりました。

この通知の主な目的は、Microsoft アカウントのセキュリティを強化し、アカウントへのアクセスを確実に維持することです。Microsoftアカウントの回復用のメールアドレスを追加することで、以下のメリットがあります。
- アカウントのパスワードを忘れた場合の回復が容易になる
- アカウントが不正アクセスされた場合の通知を受け取れる
- 二段階認証などのセキュリティ機能を強化できる
個人で使用している場合は、自分自身のメールアドレスを回復用に登録すれば問題ありませんが、会社のパソコンを使っている場合はそうもいきません。
そこでこの記事では、「アクセスが失われないようにしましょう 回復用のメールアドレスを追加して、いつでもアカウントにアクセスできるようにします」を非表示にする方法を、わかりやすく解説していきます。
また、Microsoftアカウントの回復用メールアドレスを追加する手順についても解説していきます。
「アクセスが失われないようにしましょう」を非表示にする方法
「アクセスが失われないようにしましょう 回復用のメールアドレスを追加して、いつでもアカウントにアクセスできるようにします」をスキップして非表示にするには、以下のページを参考に「設定」と「セキュリティとメンテナンス」の通知をオフにしてください。

通知をオフにすることで、「アクセスが失われないようにしましょう 回復用のメールアドレスを追加して、いつでもアカウントにアクセスできるようにします」が非表示になります。
一方で、「設定」と「セキュリティとメンテナンス」の通知も表示できなくなり、重要な通知を見落とす可能性もあるため、可能な限り回復用メールアドレスを追加してください。
Microsoftアカウントの回復用メールアドレスを追加する手順
通知が表示された場合、以下の手順で対応することができます。
- 通知をクリックして設定画面を開く
- 回復用のメールアドレスを入力する
- 入力したメールアドレスに送信される確認コードを入力して認証を完了する
ここからは、Microsoftアカウントの回復用のメールアドレスを登録する場合、どんな画面で何が求められるのか、実際の画面ももちいながら、わかりやすく解説していきます。
Microsoftアカウントの回復用メールアドレスを追加するのは5分くらいで十分終わる簡単な作業です。
・パソコンにログインしているアカウントのパスワード(Microsoftアカウント)
・受信可能なメールアドレス(Gmailでも可)
Windowsの設定画面から[今すぐ追加]をクリックすると、「アカウントを安全かつ安定に保つ」と書かれたウィンドウが立ち上がります。
右下にある[開始する]をクリックしてください。

[開始する]をクリックすると「ユーザーを確認しています」と大きく書かれたWindowsセキュリティのウィンドウが立ち上がります。
その中にパソコンログイン時に使用しているパスワードを入力し、[OK]をクリックしてください。

[OK]をクリックすると「メールの追加」と大きく書かれた画面に移動します。
受信可能なメールアドレスを入力して[次へ]をクリックしてください。

[次へ]をクリックすると、入力したメールアドレス宛に以下のようなメールが届きます。
メール本文内のセキュリティコードをコピーしてください。

メール本文内のセキュリティコードをコピーしたら、再度設定画面に戻り、コピーしたセキュリティコードを貼り付けて[次へ]をクリックしてください。

[次へ]をクリックすると「ありがとう!」と大きく書かれた画面に移動します。
これで回復用メールアドレスの登録は完了です。
最後に[完了]をクリックしてウィンドウを閉じてください。

回復用メールアドレスの登録が完了すると、「アクセスが失われないようにしましょう」と書かれていたメッセージが「アカウントの安全性がさらに高まりました」という表記に変わります。
これでMicrosoftアカウントの回復用メールアドレスが正しく登録されたことが確認できます。
もし回復用のメールアドレスがわからなくなった場合や、登録した連絡先が使用できなくなっている場合は、Microsoft アカウントの設定から新しい連絡先情報を追加することができます

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