こんな人にオススメの記事です
- エクスプローラーを開くと固まって困っている人
- エクスプローラーでのファイルの移動や名前の変更をする時にフリーズして困っている人
- エクスプローラーが強制終了を繰り返して困っている人
- エクスプローラーが頻繁に応答なしになって困っている人
エクスプローラーを開いた時や、ファイルの移動や名前の変更をする時に少しフリーズしたり、真っ白な状態になってしまったり、99%の状態で止まってしまうことがあります。
酷くなるとエクスプローラーを開くだけで白くなってフリーズしてしまうこともあります。
ここではエクスプローラーが重い、固まる、応答なしになる場合の対処法を詳しく解説していきます。
是非上から順番に試してみてください。
エクスプローラーを再起動する
まずは一番改善する可能性のある、エクスプローラーの再起動方法から詳しく解説していきます。
タスクバーにある[スタートボタン]を右クリックし、[タスクマネージャー]をクリックしてください。
[タスクマネージャー]をクリックすると「タスクマネージャー」と書かれたウィンドウが立ち上がります。
その中にある[エクスプローラー]を右クリックし、右クリックメニューの中にある[再起動(R)]をクリックしてください。
[再起動(R)]をクリックすると、即座にエクスプローラーが再起動します。
これでエクスプローラーが再起動されました。
エクスプローラーが重い、固まる、強制終了するなどの状態に変化があるか見てみてください。
変化が無い場合は次に進んでください。
エクスプローラーのプレビューウィンドウを非表示にする
エクスプローラーを再起動しても動作が改善しない場合で、プレビューウィンドウを使っている場合は一度プレビューウィンドウを非表示にしてください。
プレビューウィンドウはファイルを開かなくてもファイルの中身を見ることができるとっても便利な機能です。
私もファイル名を変更する時によく使います。
しかし、ネットワーク上のファイルや、大きなサイズのファイルをプレビューウィンドウで見ようとするとエクスプローラーの動作が遅くなることが多々あります。
プレビューウィンドウを使っている場合は、以下の手順で一度プレビューウィンドウを非表示にしてみてください。
劇的に改善する可能性があります。
タスクバーにある、[エクスプローラー]をクリックしてください。
エクスプローラーが立ち上がったら、エクスプローラーの上部にある[表示]をクリックしてください。
[表示]をクリックすると下に向かってメニューが展開されます。
その中にある[表示]をクリックしてください。
[表示]をクリックすると右に向かってメニューが展開されます。
その中にある[プレビューウィンドウ]をクリックしてチェックを外してください。
[プレビューウィンドウ]のチェックを外すとプレビューウィンドウが表示されなくなります。
再度エクスプローラーが重い、固まる、強制終了するなどの状態に変化があるか見てみてください。
変化が無い場合は次に進んでください。
エクスプローラーの履歴を削除する
エクスプローラーの履歴が蓄積するとエクスプローラー自体の動作が重くなったり、「応答なし」状態になることがあるため、履歴を整理することで動作がスムーズになる可能性があります。
例えば、エクスプローラーの起動が遅い、ファイルやフォルダーの表示に時間がかかる、頻繁に「応答なし」と表示される場合に効果的です。
エクスプローラーの履歴を削除する方法はこちらで詳しく解説しているので、是非ご覧ください。
エクスプローラーで開く場所をPCに変更し、クイックアクセスを非表示にする
エクスプローラーの履歴を削除しても改善しない場合は、エクスプローラーで開く場所をPCに変更し、クイックアクセス(最近使用したファイル、頻繁に利用するフォルダー、Office.comのファイル)の表示を消してみましょう。
エクスプローラーが読み込む量を減らすことでエクスプローラーが重い、固まる、強制終了するなどの状態が改善する可能性があります。
タスクバーにある、[エクスプローラー]をクリックしてください。
[エクスプローラー]をクリックすると、エクスプローラーが立ち上がります。
エクスプローラーを開いたら、右上にある[三点リーダ]をクリックしてください。
[三点リーダ]をクリックすると下に向かってメニューが展開されます。
展開されたメニューの中にある[オプション]をクリックしてください。
[オプション]をクリックするとエクスプローラーのオプション(フォルダーオプション)が開きます。
エクスプローラーのオプション(フォルダーオプション)画面の一番上にある「エクスプローラーで開く」の右にあるプルダウンメニューで[PC]を選択してください。
次に、プライバシーと書かれた枠の中にある「最近使用したファイルを表示する」「頻繁に使用されるフォルダーを表示する」「Office.comのファイルを表示する」のチェックを外してください。
最後に右下にある[OK]をクリックしてください。
[OK]をクリックするとエクスプローラーのオプション(フォルダーオプション)ウィンドウが閉じられます。
再度エクスプローラーを開くと、これまでの画面とは異なり、シンプルな表示になっていることがわかります。
エクスプローラーで開く場所をPCに変更し、クイックアクセスを非表示にすることでエクスプローラーが開く度に読み込まれるファイルを少なくしました。
この状態でエクスプローラーが重い、固まる、強制終了するなどの状態に変化があるか見てみてください。
変化が無い場合は次に進んでください。
エクスプローラーの設定を初期化する
次はエクスプローラーの表示を既定値に戻し、エクスプローラーを初期化してみましょう。
特に、隠しフォルダーや拡張子の表示などをしている場合は、それらが原因でエクスプローラーの動作が悪くなっている可能性があります。
以下の手順でエクスプローラーの設定を初期化してみてください。
エクスプローラーのオプション(フォルダーオプション)ウィンドウを立ち上げ、[表示]タブをクリックしてください。
[表示]タブの右下にある[既定値に戻す(D)]をクリックしてください。
次に[OK]をクリックしてください。
これでエクスプローラーの設定が初期化されました。
エクスプローラーが重い、固まる、強制終了するなどの状態に変化があるか見てみてください。
変化が無い場合は次に進んでください。
「Temp」フォルダーに保存されている一時ファイルを削除する
次は「Temp」フォルダーに保存されている一時ファイルを削除してみます。
「Temp」フォルダーはWindowsでアプリなどを利用する際に一時的に作成される作業用ファイル(一時ファイル)が保存されるフォルダーです。
基本的には自動的に削除されるため、あまり気にしなくても良いフォルダーではありますが、何かが起因して自動的に削除されなくなっている可能性があります。
キーボードのWindowsキー+Rキーを押して「ファイル名を指定して実行」ウィンドウを立ち上げてください。
その中に[temp]と入力して[OK]をクリックしてください。
[OK]をクリックするとC:\Windows\Temp
が開きます。
その中にあるファイルやフォルダーをすべて選択し、削除してください。
ファイルの削除に抵抗があるかもしれませんが、C:\Windows\Temp
に保存されているファイルやフォルダーはいつ削除しても支障ありません。
これで「Temp」フォルダーの中身がすべて削除されました。
エクスプローラーが重い、固まる、強制終了するなどの状態に変化があるか見てみてください。
変化が無い場合は次に進んでください。
不要なプログラムを削除し、ディスクの空き容量を増やす
パソコンのディスクの空き容量が減ると、パソコン全体の動作が遅くなる可能性があります。
パソコンのディスクの空き容量が少い(10%未満)の場合は、パソコンに入っている不要なソフト(アプリ)を削除して空き容量を増やしてください。
こちらでコントロールパネルからプログラムを削除する方法を詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。
Windowsに標準搭載されているストレージセンサーを使ってディスクの空き容量を増やす
Windows11には自動的にディスクの容量を節約してくれるストレージセンサーと呼ばれる機能があります。
ディスクの容量が足りなくなったと感じた時にまず試してほしい便利な機能です。
ストレージセンサーの使い方についてはこちらで詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。
ディスククリーンアップでディスクの空き容量を増やす
ストレージセンサーと同様にディスクの空き容量を増やすのに有効な手段です。
こちらの「ディスククリーンアップでディスクの空き容量を増やす方法」で具体的な手順を記載しているのでぜひご覧ください。
ウイルスやランサムウェア等に感染していないかチェックする
ウイルスやランサムウェア等が入り込んでいないかチェックするには、Windows標準の機能であるWindows セキュリティを使うことをオススメします。
Windowsの標準機能を使ってウイルスに感染してるか調べる方法はこちらで詳しく解説していますのでぜひご覧ください。
Windowsのファイルシステムやシステムイメージに異常が無いか確認する
ここまで試してもファイルの移動や名前の変更をする時にエクスプローラーの動作が異常に遅く(重く)なる場合は、ファイルシステムやシステムイメージに異常がある可能性があるため、Windowsに搭載されているシステムファイルチェッカーを使ってディスクの状態を修復してみましょう。
ここからはシステムファイルチェッカーの使い方を詳しく解説していきます。
システムファイルチェッカーを使うために、まずはコマンドプロンプトを管理者として起動させる必要があります。
以下の記事を参考にコマンドプロンプトを管理者として起動してください。
コマンドプロンプトを管理者として起動させたら、次はDISM(システムイメージ修復ツール)を使って修復します。
コマンドプロンプトに以下のコマンドを入力してエンターキーを押してコマンドを実行してください。
DISM.exe /Online /Cleanup-image /Restorehealth
これは、Windowsのシステムイメージをチェックし、不具合が見つかった場合はWindows Updateを通じて不具合のあるファイルを修復してくれるコマンドです。
「復元操作は正常に完了しました。」と表示されれば成功です。
DISM(システムイメージ修復ツール)を実行したら次はsfcコマンドを使ってWindowsで保護されているシステムファイルの修復を行います。
コマンドプロンプトに以下のコマンドを入力してエンターキーを押してコマンドを実行してください。
sfc /scannow
このコマンドはWindowsで保護されているシステムファイルに異常がある場合に修復してくれるコマンドです。
「検証100%が完了しました。」と表示され、その下に実行結果が表示されます。
実行結果が表示されれば終了です。コマンドプロンプト右上にある✕印をクリックしてウィンドウを閉じてください。
仮想メモリを増やす
仮想メモリを増やすことで物理メモリが不足してもパソコンの動作が遅くなってフリーズしたり、強制終了したりすることを防ぐことができます。
エクスプローラーが重い、固まる、強制終了する場合は仮想メモリを増やしてみて改善するか試してみてください。
Windows11の仮想メモリの設定については仮想メモリを増やす方法と推奨値で詳しく解説しているので是非御覧ください。
よくある質問
その他Windows11に関する記事
その他のWindows11に関する記事はこちらです。ぜひご覧ください。
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