こんな人にオススメの記事です
- デスクトップアイコンの間隔を詰めたい人
- デスクトップアイコンの間隔が勝手に広がってしまった人
- デスクトップアイコンの間隔を変更したい人
デスクトップのアイコン間隔が広がってしまって困っていませんか?
Windows11では、デスクトップのアイコン間隔が広がってしまった場合、レジストリを編集して調整する必要があります。
本記事では、アイコン間隔を修正するための具体的な方法を詳しく説明します。
デスクトップを快適にカスタマイズし、効率的な作業環境を整えましょう!
デスクトップのアイコンの間隔が広くなった原因と対処法
デスクトップのアイコンの間隔が広くなった原因とその対処法について詳しく解説していきます。
デスクトップアイコンの間隔が広がってしまう原因
デスクトップアイコンの間隔が突然広がってしまう原因はいくつかあります。
主な原因は、Windowsの表示解像度やスケーリング設定の変更です。特に、高解像度ディスプレイや複数のモニターを使用している場合、アイコン間隔が適切に調整されず、設定が崩れることがあります。
また、アイコンの表示の大きさや、システムフォントサイズを変更した場合、アイコンを囲む余白部分も比例して大きくなることから、結果的にアイコン同士の間隔が広くなったと感じる場合があります。
これらが原因の場合は、解像度の変更やアイコンの表示の大きさを調整することで改善しますが、根本的な間隔の調整とは異なります。
アイコン自体に多くの透明な余白がある場合においても、実際にはアイコンのサイズは小さくても、見た目に間隔が広く感じることがあります。アイコン画像を変更して余白を減らすことで、全体のレイアウトがより引き締まって見えることがあります。
レジストリエディタを使ってデスクトップアイコンの間隔を調整する方法
デスクトップアイコンの間隔を根本的に調整するには、レジストリエディタを使用して以下の手順に従って修正を行います。
- Windows+Rを押して「ファイル名を指定して実行」を開きます。
- 「regedit」と入力して[OK]をクリックし、レジストリエディタを起動します。
HKEY_CURRENT_USER\Control Panel\Desktop\WindowMetrics
まで移動します。- アイコン左右の間隔を調整する場合は「IconSpacing」、上下の間隔を調整する場合は「IconVerticalSpacing」の値を編集します。
それぞれの数値を小さくする(例:-1500から-2000に変更)と、アイコンの間隔が狭くなります。数値を大きくする(例:-1500から-1000に変更)と、アイコンの間隔が広くなります。 - 設定が完了したら、[OK]をクリックし、パソコンを再起動やサインアウトして変更を適用します。
ここからは、実際の画面ももちいながら、レジストリエディタを使ってデスクトップアイコンの間隔を調整する方法をわかりやすく解説していきます。
キーボードのWindows + Rを押し、「ファイルを指定して実行」と書かれたウィンドウを開いてください。
その中に[regedit]と入力し、[OK]をクリックしてください。

ユーザーアカウント制御ウィンドウで[はい]をクリック
「このアプリがデバイスに変更を加えることを許可しますか?」というウィンドウが表示された場合は [はい] をクリックしてください。

[はい] をクリックすると「レジストリエディター」が立ち上がります。
その中のアドレスバーのような部分に以下の文字を貼り付けて、Enterを押してください。
\HKEY_CURRENT_USER\Control Panel\Desktop\WindowMetrics

Enterを押すと、\HKEY_CURRENT_USER\Control Panel\Desktop\WindowMetricsに移動します。
その中にある「IconSpacing」(左右の間隔)、「IconVerticalSpacing」(上下の間隔)の値を変更していきます。
まずは左右の間隔を調整するために、[IconSpacing]をダブルクリックしてください。

[IconSpacing]をダブルクリックすると「文字列の編集」と書かれた小さなウィンドウが立ち上がります。
その中の「値のデータ(V)」の数値を変更してください。
数値を小さくする(例:-1500から-2000に変更)と、アイコンの間隔が狭くなります。数値を大きくする(例:-1500から-1000に変更)と、アイコンの間隔が広くなります。
変更したら[OK]をクリックしてください。

[OK]をクリックするとそのウィンドウが閉じられ、「レジストリエディター」に戻ります。
次は上下の間隔を調整するために、[IconVerticalSpacing]をダブルクリックしてください。

[IconVerticalSpacing]をダブルクリックすると「文字列の編集」と書かれた小さなウィンドウが立ち上がります。
その中の「値のデータ(V)」の数値を変更してください。
数値を小さくする(例:-1500から-2000に変更)と、アイコンの間隔が狭くなります。数値を大きくする(例:-1500から-1000に変更)と、アイコンの間隔が広くなります。
変更したら[OK]をクリックしてください。

[OK]をクリックするとそのウィンドウが閉じられ、「レジストリエディター」に戻ります。
最後に、「IconSpacing」(左右の間隔)と「IconVerticalSpacing」(上下の間隔)の値を確認し、問題なければ右上の[閉じる]をクリックしてレジストリエディターを終了してください。

変更を適用するにはWindowsを再起動するか、サインアウトする必要があります。
再起動後にデスクトップアイコンの間隔を確認し、問題があればStep1に戻って再度アイコン間隔を調整してください。
コマンドプロンプトを使ってデスクトップアイコンの間隔を調整する方法
ここからはコマンドプロンプトを使ってデスクトップアイコンの間隔を調整する方法をご紹介します。
管理者権限でコマンドプロンプトを起動し、以下のコマンドでアイコンの左右、上下の間隔を調整してください。
reg add "HKEY_CURRENT_USER\Control Panel\Desktop\WindowMetrics" /v IconSpacing /t REG_SZ /d -1500 /f
reg add "HKEY_CURRENT_USER\Control Panel\Desktop\WindowMetrics" /v IconVerticalSpacing /t REG_SZ /d -1125 /f
コマンドの /d オプションの後の数値を変更することで間隔を調整できます。
それぞれの数値を小さくする(例:-1500から-2000に変更)と、アイコンの間隔が狭くなります。数値を大きくする(例:-1500から-1000に変更)と、アイコンの間隔が広くなります。
コマンド実行後、変更を適用するにはWindowsを再起動するか、サインアウトしてください。
デスクトップアイコンの間隔をデフォルトに戻す方法
デスクトップアイコンの間隔をデフォルトに戻したい場合は、レジストリエディタを使ってデスクトップアイコンの間隔を調整する方法で紹介した手順に沿って「IconSpacing」と「IconVerticalSpacing」の値を変更していきます。
IconSpacing(左右の間隔)のデフォルト値
IconSpacingのデフォルト値は、通常-1125から-1128の間とされています。
厳密な値は、Windowsのバージョンやディスプレイの設定によって若干異なる可能性があります。
数値を小さくする(例:-1500から-2000に変更)と、アイコンの間隔が狭くなります。数値を大きくする(例:-1500から-1000に変更)と、アイコンの間隔が広くなります。
IconVerticalSpacing(上下の間隔)のデフォルト値
IconVerticalSpacingのデフォルト値は、通常-1125から-1500の間とされています。
厳密な値は、Windowsのバージョンやディスプレイの設定によって若干異なる可能性があります。
数値を小さくする(例:-1500から-2000に変更)と、アイコンの間隔が狭くなります。数値を大きくする(例:-1500から-1000に変更)と、アイコンの間隔が広くなります。
デスクトップのアイコン間隔に関するよくある質問と答え
デスクトップのアイコン間隔に関するよくある質問と答えをご紹介します。
その他Windows11に関する記事
その他Windows11に関する記事はこちらです。ぜひご覧ください。
-
【Windows11】デスクトップのアイコンが勝手に移動する原因と解決策をわかりやすく解説
Windows11でデスクトップのアイコンが勝手に移動してしまい、「せっかく整理したのにまたバラバラ…」と悩んでいませんか? 実は、このトラブルの多くは「アイコンの自動... -
Windows11でIE(インターネットエクスプローラー)を起動する方法
こんな人にオススメの記事です IE(インターネットエクスプローラー)を使う必要がある人 Windows11でIE(インターネットエクスプローラー)を起動する方法を知りたい人... -
【Windows11】ネットワーク上のデバイスが表示されない原因と対処法
この記事では、Windows11で、同じネットワーク上にあるはずのPCやプリンター、NASといったデバイスが表示されない場合の原因と対処法を分かりやすく解説します。 「急い... -
【Windows11】複数ファイルを一括印刷・PDF化する2つの方法|PDF・Word・画像をまとめて出力
この記事では、Windows11の標準機能だけでフォルダー内の複数ファイルを数回のクリックで一括印刷・PDF化する2つの方法を解説します。 私自身、月末の締め日に50枚超の... -
PCを起動した日時とシャットダウンした日時を確認する方法 Windows11
こんな人にオススメの記事です パソコンの起動/終了のログ(履歴)を確認したい人 パソコンを最後に起動した日時を確認したい人 イベントビューアーの便利な使い方を知... -
Windows11 24H2を今すぐダウンロードしてアップデートする方法
こんな人にオススメの記事です Windowsアップデートを待たずにWindows11 24H2をインストールしたい人 今すぐWindows11 24H2にアップデートしたい人 手動でWindows11 24H... -
【Windows11】.NET Framework 3.5/4.8を有効にする方法
この記事では、古いソフトやゲームの実行に必要な「.NET Framework 3.5」をWindows11で有効化(インストール)する方法と、最新版の「.NET Framework 4.8」が有効になっ... -
ディスクの空き容量をWindows標準機能でガッツリ増やす方法10選
この記事では、Windowsの標準機能のみを使ってディスクの空き容量をガッツリ増やす方法をご紹介します。 Windowsにとって非常に重要なCドライブがいっぱいになってしま... -
【Windows11】スタートアップ設定でアプリを自動起動
こんな人にオススメの記事です 毎日同じソフト(アプリ)やエクセルファイルなどを立ち上げる必要がある人 PC起動時に必ず立ち上がってほしいアプリ(ソフト)がある人 ...
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
記事の内容は独自検証に基づくものであり、MicrosoftやAdobeなど各ベンダーの公式見解ではありません。
環境によって結果が異なる場合がありますので、参考のうえご利用ください。
誤りのご指摘・追記のご要望・記事のご感想は、記事のコメント欄またはこちらのお問い合わせフォームからお寄せください。個人の方向けには、トラブルの切り分けや設定アドバイスも実施します。
※Microsoft、Windows、Adobe、Acrobat、Creative Cloud、Google Chromeほか記載の製品名・サービス名は各社の商標または登録商標です。
コメント