【Windows11】Windowsツールの開き方｜実はスタートメニューにあります

Windows11にアップグレードしたら、「Windowsツール」がどこにあるか分からなくなった――。
この記事では、そんな悩みを解決するため、「Windowsツール」を簡単に見つけて開くための方法を、実際の画面を使いながらわかりやすく解説します。

「Windowsツール」とは、Windows10までスタートメニューにあった「コンピューターの管理」や「システム構成」、「旧Windowsアクセサリの一部の機能」などが一つに統合されたフォルダです。
コントロールパネルなども集約されており、PCの高度な設定や管理を行うためのツールがまとめられています。

この「Windowsツール」は、実はWindows11でも簡単な手順で開くことができます。この記事で解説する方法は、主に以下の通りです。

• Windowsツールをスタートメニューから簡単に開く方法（基本）
• Windowsツールをコントロールパネル経由で開く方法
• Windowsツールを「ファイル名を指定して実行」から素早く開く方法
• Windowsツールのショートカットを作成する方法

この記事では、上から順番にご紹介しますので、最も使いやすい方法を選んでみてください。

「Windowsツール」を開く4つの方法

Windows11で「Windowsツール」を開くには、主に4つの方法があります。簡単なマウス操作で開く基本的な方法から、コマンドを使って一瞬で表示させる最速の方法まで、それぞれの手順を解説します。

ご自身のPCスキルや使用頻度に合わせて、最も使いやすい方法を選んでみてください。

Windowsツールをスタートメニューから開く方法（基本）

まずは、最も基本的で分かりやすい、スタートメニューから「Windowsツール」を開く方法をご紹介します。
コマンドなどを覚える必要がなく、以下のマウス操作だけでたどり着けるため、初心者の方におすすめの手順です。

1. スタートボタンをクリックし、右上の「すべて」ボタンをクリック
2. アプリ一覧をスクロールし、「Windowsツール」を探してクリックする
3. 「Windowsツール」フォルダが開いたことを確認する

ここからは、「Windowsツール」をスタートメニューから開く方法を、実際の画面を使いながらわかりやすく解説していきます。

STEP

スタートメニューを開き、右上の「すべて」ボタンをクリックする

まず、タスクバーにあるスタートボタン（Windowsロゴ）をクリックし、スタートメニューを開いてください。

次に、メニュー右上にある「すべて」ボタンをクリックしてください。

STEP

アプリ一覧にある「Windowsツール」をクリック

「すべて」をクリックすると、PCにインストールされているアプリの一覧がアルファベット順・あいうえお順で表示されます。

この画面を一番下までスクロールし、「W」の項目にある「Windowsツール」をクリックしてください。

今後も頻繁に「Windowsツール」を開く場合は、「Windowsツール」のアイコンを右クリックし、「スタートにピン留めする」を選択しておくと便利です。これにより、スタートメニューのトップに表示され、開きやすくなります。

STEP

「Windowsツール」が開いたことを確認する

「Windowsツール」をクリックすると、「Windowsツール」が開きます。

ここには、コントロールパネルやコンピューターの管理、レジストリエディターといった、PCの管理に使う様々なツールへのショートカットが格納されています。

Windowsツールをコントロールパネル経由で開く方法

昔からWindowsを使い慣れている方にとっては、コントロールパネルから各種ツールを探すのが馴染み深いかもしれません。Windows11でも、変わらずコントロールパネル内に「Windowsツール」への入り口が用意されています。

ただし、初期設定のままではWindowsツールが見つからないため、コントロールパネル表示方法を切り替えるひと手間が必要です。

1. コントロールパネルを開く
2. コントロールパネルの「表示方法」を「大きいアイコン(L)」に切り替える
3. 「Windowsツール」をクリック
4. 「Windowsツール」が開いたことを確認する

ここからは、「コントロールパネル」経由で「Windowsツール」を開く方法を、実際の画面を使いながらわかりやすく解説していきます。

STEP

コントロールパネルを開く

まずは以下の手順でコントロールパネルを開いてください。

1. 「Windowsキー + R」で「ファイル名を指定して実行」を開きます。
2. 「control」と入力してEnterを押します。

コントロールパネルを開くための具体的な操作手順については、コントロールパネルの開き方 で詳しく解説しています。
上記の手順が分かりにくいと感じた場合や、さらに詳しい方法を確認したい方は、ぜひそちらをご覧ください。
リンク先には画像や補足情報も記載されており、初心者でも簡単に理解できる内容になっています。

STEP

コントロールパネルの「表示方法」を「大きいアイコン(L)」に切り替える

コントロールパネルが開いたら、右上の「表示方法」を確認してください。

ここが「カテゴリ」になっていると「Windowsツール」が表示されないため、クリックして「大きいアイコン」または「小さいアイコン」に変更してください。

STEP

「Windowsツール」をクリック

表示方法を「大きいアイコン」または「小さいアイコン」に切り替えると、すべての管理項目が一覧表示されます。

この中から「Windowsツール」を探し、クリックしてください。

STEP

「Windowsツール」が開いたことを確認する

「Windowsツール」をクリックすると、「Windowsツール」が開きます。

ここには、コントロールパネルやコンピューターの管理、レジストリエディターといった、PCの管理に使う様々なツールへのショートカットが格納されています。

Windowsツールを「ファイル名を指定して実行」から素早く開く方法

次に、コマンドを使って「Windowsツール」画面を一瞬で開く方法です。一度覚えてしまえば最も速い方法で、PC操作に慣れた中級者の方におすすめします。

STEP

ファイル名を指定して実行ウィンドウを立ち上げてWindowsツールを開く

Windows + R キーを同時に押して「ファイル名を指定して実行」を開き、以下のコマンドを入力してEnterキーを押すか、「OK」ボタンをクリックしてください。

control admintools

ファイル名を指定して実行はWin+Rキーで呼び出せる、プログラム名などを直接入力して開くためのツールです。
「ファイル名を指定して実行」で使用できるその他のコマンドについては、こちらの「ファイル名を指定して実行で使えるコマンド一覧 - Windows 11 」で詳しく解説していますので、興味のある方はぜひご覧ください。

STEP

「Windowsツール」が開いたことを確認する

「OK」ボタンをクリックすると「Windowsツール」が開きます。

ここには、コントロールパネルやコンピューターの管理、レジストリエディターといった、PCの管理に使う様々なツールへのショートカットが格納されています。

Windowsツールのショートカットを作成する方法

最後に、デスクトップなどから一発で「Windowsツール」画面を開けるショートカットを作成する方法をご紹介します。
一度作成してしまえば、今後この画面を探す手間が一切なくなります。

また、ショートカットを作成することで、「ファイル名を指定して実行」などと同じようにタスクバーにピン留め することも可能です。

STEP

ショートカットを作成したい場所で右クリックし、「新規作成」から「ショートカット」を選択

デスクトップなど、ショートカットを作成したい場所で右クリックし、表示されたメニューから「新規作成」にマウスポインターを合わせ、「ショートカット」を選択してください。

Windows11以降、右クリックメニューのデザインがすっきりとし、項目数も減りました。
Windows10以前の右クリックメニューに戻したい場合は、「Windows11の右クリックメニューを以前の形に戻す方法 」をご覧ください。

補足

• 右クリック: マウスの右側のボタンをクリックすることです。通常、コンテキストメニュー（その場所で利用できる操作の一覧）が表示されます。
• マウスカーソル: マウスを動かすと画面上で連動して動く矢印などのマークのことです。任意の画像に変更も可能 です。

STEP

「項目の場所を入力してください(T):」欄に以下のコマンドを貼り付けて「次へ(N)」ボタンをクリック

「ショートカットの作成」ウィンドウが表示されたら、「項目の場所を入力してください(T):」欄に以下のコマンドをコピー＆ペースト（貼り付け）し、「次へ(N)」ボタンをクリックしてください。

control admintools

補足

• コピー＆ペースト（貼り付け）: コピーしたい文字列を選択し、右クリックメニューから「コピー」を選択。その後、貼り付けたい場所で右クリックメニューから「貼り付け」を選択する操作です。キーボードショートカットを使うと、コピーはCtrl+C、貼り付けはCtrl+Vで実行できます。

STEP

任意の名前を入力し、「完了(F)」ボタンをクリック

「ショートカットの名前を入力してください(T):」と表示されたら、任意の名前（例: Windowsツール）を入力し、「完了(F)」ボタンをクリックしてください。

STEP

ショートカットが作成されたことを確認し、ショートカットをダブルクリック

「完了(F)」ボタンをクリックすると、ショートカットが作成されます。

ショートカットのアイコン画像を変更したい場合は、Windows11でショートカットやフォルダーのアイコン画像を変更する方法 で紹介している手順を参考にしてください。

作成されたショートカットをダブルクリックし、Windows11の「Windowsツール」が開くことを確認してください。

STEP

Windowsツールが表示されたことを確認する

「Windowsツール」が表示されれば、ショートカットの作成は成功です。

Windowsツールの開き方に関するよくある質問と答え

Windowsツールの開き方に関するよくある質問と答えをまとめました。

Windows11の「Windowsツール」とは？管理ツールとの違いは？

「Windowsツール」は、主にWindows10までスタートメニューにあった「管理ツール」などを一つに統合した場所です。PCの高度な設定や管理を行うためのツール群が、ここに集約されています。

Windowsツールを一番簡単に見つけて開く方法は？

スタートメニューから開く方法が最も基本です。
本文で解説している「スタートメニューから簡単に開く方法」が、コマンドなどを覚える必要がなく、初心者の方にも分かりやすい手順です。

Windowsツールを一瞬で開くコマンドが知りたい。

Win+Rキーで「ファイル名を指定して実行」を開き、control admintoolsと入力するのが最速です。詳しい手順は、本文の「「ファイル名を指定して実行」から素早く開く方法」をご覧ください。

Windows10にあった「Windows アクセサリ」はどこに行った？

Windows 11では「Windows アクセサリ」は廃止されました。
そこに含まれていたメモ帳やペイントといったアプリは、「Windowsツール」には統合されておらず、スタートメニューの「すべてのアプリ」一覧に個別のアプリとして直接表示されるように変更されています。

コントロールパネルとWindowsツールの関係がわからない。

「コントロールパネル」は、Windowsの各種設定項目の一つです。
そして、「Windowsツール」フォルダの中には、その「コントロールパネル」を開くためのショートカットも含まれています。

Windowsツールの中には、具体的に何が入っている？

「コントロールパネル」「タスクマネージャー 」「レジストリエディター」「Windowsメモリ診断 」など、システムの診断、設定、修復に関する重要なツールが含まれています。

Windowsツールをタスクバーにピン留めしてすぐ起動したい。

Windowsツールそのものはタスクバーに直接ピン留めできませんが、デスクトップに作成したショートカットをタスクバーにドラッグ＆ドロップすれば可能です。

Windowsツール内の特定のツールだけデスクトップに置けますか？

はい、可能です。「Windowsツール」フォルダを開き、目的のツールのアイコンを右クリックして「ショートカットの作成(S)」を選択してください。

control admintools以外にWindowsツールを開くコマンドはありますか？

はい、shell:common administrative toolsというコマンドでもWindowsツールを開くことができます。
覚えやすい方を使って問題ありません。

control admintools コマンドが効かない、「見つかりません」というエラーが表示される。

コマンドの文字列が間違っている可能性があります。control admintoolsは、一文字でも違うと動作しないため、正確にコピー＆ペースト（貼り付けの操作）してみてください。

「Windowsツール」のアイコンをクリックしても反応がない、開かない。

システムの一時的な不調が考えられます。まずはPCを再起動してみてください。それでも解決しない場合は、システムのファイルが破損している可能性も考えられるため、sfc / scannowとDISMコマンドを実行 してみてください。

その他Windows11に関する記事

その他Windows11に関する記事はこちらです。是非ご覧ください。