ワードやパワーポイントで資料を作成しているとフォントにこだわって、より印象的な資料に仕上げたいときもあると思います。
ここでは、Windows11でフォントを追加する方法を、「Microsoft Storeからフォントを追加する方法」と「フォントをサイトからダウンロードしてインストールする方法」にわけて解説していきます。
Microsoft Storeからフォントを追加する方法
Windows11でフォントを追加するには、大きく別けて2通りあります。
1通り目がMicrosoft Storeからフォントを追加する方法で、もう1通りがフォントをサイトからダウンロードしてインストールする方法です。
ここからはMicrosoft Storeからフォントを追加する方法を解説していきます。
1.Microsoft Storeを開いて追加するフォントを検索

タスクバーにある[Windowsボタン]をクリックして(もしくはキーボードのWindowsキーを押して)ください。
[Windowsボタン]をクリックすると、上に向かってメニューが展開されます。その中の右上にある[すべてのアプリ]をクリックしてください。

[すべてのアプリ]をクリックすると、パソコン内にインストールされているアプリの一覧画面が開きます。
その画面を下にスクロールしながら[Microsoft Store]を探してクリックしてください。

[Microsoft Store]を開くと、一番上に検索ウィンドウがあります。
検索ウィンドウで[font]という文字を入力して検索してください。

検索結果の上の方に表示される[新しいフォントを探す]をクリックしてください。
フォントの一覧が表示されるので、その中からインストールしたいフォントを選択してください。
この一覧には有料のフォントと無料のフォントが混じっていますので注意してください。
2.Microsoft Storeからフォントをインストールする

今回はこの[Georgia Pro]というフォントをパソコン内に追加していきます。
[Georgia Pro]をクリックしてください。

[Georgia Pro]をクリックすると、右上に[入手]と書かれたボタンが表示されるのでクリックしてください。

[入手]をクリックすると、しばらくクルクル回ります。
これがフォントをインストールしている最中です。クルクル回るのが終わるまでこのまま待ってください。
クルクル回っている文字が[開く]に変わったらインストールは完了です。
3.フォントが正しく追加されているか確認する

インストールが完了したら、その画面の右上にある[開く]をクリックしてください。

[開く]をクリックすると、「個人用設定>フォント」と書かれた画面が開きます。この画面に表示されているフォントが、現在パソコンに入っているフォントです。
[Georgia Pro]がインストールされていることが確認できます。

最後に、ワード等で[Georgia Pro]が使用可能な状態になっていることを確認します。
これでMicrosoft Storeからフォントを追加する方法はお終いです。
フォントをサイトからダウンロードしてインストールする方法
ここからはフォントをサイトからダウンロードしてインストールする方法を解説していきます。
フォントは様々なサイトからダウンロードすることが出来ますが、ここではGoogle Fontsからダウンロードしてインストールする方法を解説していきます。
他のサイトからダウンロードしても追加の操作方法は一緒なのでご安心ください。
1.Google Fontでフォントを検索してダウンロードする

Google Fontsを開いてください。

Google Fontsの画面左上にある[Language]で[Japanese]を選択してください。
表示される一覧の中からインストールするフォントを選びます。
日本語以外のフォントの場合は、[Language]でその言語を選択してください。
また、日本語のフォントでも「ひらがな」「カタカナ」のみに対応しているフォントや、数種類の漢字まで対応しているフォントもあります。
フォント名の下に例文が表示されているので、その中から自分に最も合うフォントを選択してください。

今回は [Noto Sans Japanese]を追加します。

フォントの一覧画面から[Noto Sans Japanese]をクリックし、右上の[Download Family]をクリックしてください。
[Noto Sans Japanese]には複数の種類(太字、斜字等)があり、それらを全て含めたフォント集をFamilyと呼びます。
ここでいう[Family]とは、[Noto Sans Japanese]一式ということになります。
2.ダウンロードしたフォントファイルを展開、インストールする

ダウンロードしたファイルは.zip形式で圧縮されています。
こちらの「ファイルの拡張子と隠しファイルの表示方法」で拡張子を表示させる方法を詳しく解説しています。
拡張子が表示されていない場合はこちらを参考にして表示させてください。
このままではインストールできないので、一度展開(解凍)します。
ダウンロードしたフォントのファイルを右クリックし、[すべて展開]をクリックしてください。

展開すると、中から数種類のファイルが出てきます。
この中にある.otfという拡張子がフォントのファイルです。
どのサイトからフォントをダウンロードしても、基本的に.otfファイルがあります。
拡張子が表示されていない場合は、こちらの記事で拡張子の表示方法を解説していますので是非ご覧ください。


ここから実際にフォントをパソコンにインストールしていきます。
まずは、一番上にあるフォントをインストールしていきます。
インストールしたいフォントの.otfファイルを[右クリック]してください。
.otfファイルを[右クリック]すると、右に向かってメニューが展開されるので、[その他のオプションを表示]をクリックしてください。

[すべてのユーザーに対してインストール(A)]をクリックしてください。
パソコンの管理者権限が必要になる場合があります。

[フォントをインストールしています]と書かれたウィンドウが表示され、自動的に消えるとインストールは完了です。
この他にもインストール方法があるのでご紹介します。
フォントのインストール方法その2

インストールしたいフォントの.otfファイルをダブルクリックしてください。
.otfという拡張子がフォントのファイルです。
どのサイトからフォントをダウンロードしても、基本的に.otfファイルがあります。
拡張子が表示されていない場合は、こちらの記事で拡張子の表示方法を解説していますので是非ご覧ください。


.otfファイルをダブルクリックすると、フォントをインストールするための画面が表示されるので、[インストール(I)]をクリックしてインストールすることができます。
3.フォントが正しく追加されているか確認する

フォントが正しく追加されているかワード等を開いて確認してください。
フォントをインストールするときの注意点
会社や学校で使っているパソコンにフォントを追加するには2点の注意点があります。
1.パソコンの管理者権限(Administrator権限)が必要になる。
2.他の人が同じフォントを持っていないと自動的に近いフォントに変換される。
1のパソコンの管理者権限の有無についてはインストール時に発覚しますが、2は他の人に送るまで気が付かない可能性があります。
「他の人が持っていない可能性があるフォント」を使う場合は、PDF等で配布しないと相手方では違った見え方になってしまう可能性があるので注意してください。
漫画でよく使われているフォントのご紹介
最後に漫画でよく使われているフォントをまとめて紹介しているTwitterがあったのでご紹介します。
エヴァンゲリオン等で使われているマティスEB Truetype版等は有名ですが、漫画ではそれ以外にも沢山のフォントが使用されています。
過去に、少年ジャンプ編集部の公式Twitterがリアルなフォント事情として使われているフォントを紹介していました。
なかなか知ることの出来ない漫画のフォント事情は大変興味深いものがあります。
その他フォントに関する記事
その他フォントに関する記事はこちらです。是非ご覧ください。




[st-myblock id="2111"]
コメント