こんな人にオススメの記事です
- 現在使用しているMicrosoft Edgeのバージョンを知りたい人
- Microsoft Edgeのアップデート方法を知りたい人
Microsoftが公開しているMicrosoft Edge リリース スケジュールにあるように、Microsoft Edgeは約4週間に1回の頻度で大きなアップデート(メジャーアップデート)が行われており、その都度セキュリティに関するアップデートや、新機能の追加などが行われています。
特別な理由がない場合は、Microsoft Edgeに限らずすべてのソフトウェアはメーカーが推奨する最新状態にしておくことが望ましいです。
この記事では、今使っているMicrosoft Edgeのバージョンを確認する方法と、最新版へのアップデート方法を詳しく解説していきます。
Microsoft Edgeのバージョンを設定画面から確認する方法
まず最初にご紹介するのは最も一般的なMicrosoft Edgeの設定画面からバージョン情報を確認する方法です。
Microsoft Edgeのバージョンを設定画面から確認するには以下の手順で行います。
- Microsoft Edge右上の[…](三点リーダー)をクリック
- 展開されたメニューの中にある[設定]をクリック
- 左側のメニューの中にある[Microsoft Edgeについて]をクリック
- Microsoft Edgeのバージョンを確認する
ここからは、実際の画面ももちいながら、Microsoft Edgeのバージョンを設定画面から確認する方法をわかりやすく解説していきます。
Microsoft Edgeを起動し、右上にある[…](三点リーダー)をクリックしてください。
[…](三点リーダー)をクリックすると下に向かってメニューが展開されます。
展開されたメニューの中にある[設定]をクリックしてください。
[設定]をクリックすると、Microsoft Edgeの設定画面に移動します。
左側のメニューの中にある[Microsoft Edgeについて]をクリックしてください。
[Microsoft Edgeについて]をクリックすると、右上にMicrosoft Edgeのバージョン情報が記載されています。
今ご紹介している環境のMicrosoft Edgeのバージョンは103.0.1264.71であることがわかります。
・103(メジャーバージョン)
メジャーバージョンは、ソフトウェアの大規模なアップデートや重要な機能追加を示します。この場合、「103」は、このソフトウェアの103番目の大規模なリリースであることを意味します。
・0(マイナーバージョン)
マイナーバージョンは、メジャーバージョンに対する小規模なアップデートや改良を示します。この場合、「0」は、特にマイナーバージョンにおいて追加の改良がないことを示しています。
・1264(ビルド番号)
ビルド番号は、特定の開発サイクル内でのビルド(コンパイル)を識別する番号です。「1264」は、このバージョンが開発された際に内部的に使用されたビルド番号を示しています。
・71(修正番号またはパッチ番号)
修正番号(またはパッチ番号)は、バグ修正やセキュリティアップデート、小さな改善が行われたことを示します。「71」は、この特定のビルドに71回の修正や改善が加えられたことを表しています。
Microsoft Edgeのバージョンを専用ページから確認する方法
次にご紹介するのが、Microsoft Edgeの専用URLを使ってバージョンを確認する方法です。
Microsoft Edgeにはバージョン情報を表示する専用のページが設けられており、そこを開くことでつかっているMicrosoft Edgeのバージョンをすぐに確認することができます。
以下の文字をMicrosoft Edgeのアドレスバーに貼り付けてEnterを押してください。
edge://version/
edge://version/?show-variations-cmd
このページではバージョン情報に加えて、有効化されている機能なども確認することができます
ここからは、実際の画面ももちいながら、Microsoft Edgeのバージョンを専用ページから確認する方法をわかりやすく解説していきます。
Microsoft Edgeを起動し、アドレスバーに以下のURLを入力してEnterを押してください。
edge://version/
エンターキーを押すと、一番上のMicrosoft Edgeと書かれた右にバージョン情報が記載されています。
今ご紹介している環境のMicrosoft Edgeのバージョンは103.0.1264.71であることがわかります。
Microsoft Edgeのバージョンをコマンドラインで確認する方法
毎回Microsoft Edgeを起動してバージョンを確認するのが面倒な場合は、コマンドラインを使うことでMicrosoft Edgeのバージョンを確認することもできます。
コマンドプロンプトでMicrosoft Edgeのバージョンを確認する
コマンドプロンプトでMicrosoft Edgeのバージョンを確認したい場合は、以下のコマンドをコマンドプロンプトで実行してください。
Windows7以降のすべての主要なWindowsバージョンで使用できます。
powershell -command "(Get-Item 'C:\Program Files (x86)\Microsoft\Edge\Application\msedge.exe').VersionInfo.ProductVersion"
このコマンドは、Microsoft Edgeの実行ファイル(msedge.exe
)のバージョン番号を取得するために、PowerShellを使用して次の処理を行います。
powershell -command
: コマンドプロンプトからPowerShellコマンドを実行します。Get-Item
: 指定したパスのファイルオブジェクトを取得します。.VersionInfo.ProductVersion
: 取得したファイルオブジェクトから、製品のバージョン番号を取得します。
全体として、このコマンドは msedge.exe
のバージョン番号を取得し、コマンドプロンプトに表示します。
実行結果をテキストファイルなどの書き出したい場合は以下のコマンドを使ってください。edge_version.txt
がデスクトップに作成され、中にはMicrosoft Edgeのバージョンが記載されています。
powershell -command "$desktop = [System.Environment]::GetFolderPath('Desktop'); (Get-Item 'C:\Program Files (x86)\Microsoft\Edge\Application\msedge.exe').VersionInfo.ProductVersion > \"$desktop\edge_version.txt\""
PowerShellでMicrosoft Edgeのバージョンを確認する
PowerShellコマンドでMicrosoft Edgeのバージョンを確認したい場合は、以下のコマンドをPowerShellで実行してください。
このコマンドは、Windows7以降のすべてのWindowsバージョンで動作し、PowerShellがインストールされていれば問題なく使用できます。
(gci "C:\Program Files (x86)\Microsoft\Edge\Application\msedge.exe").VersionInfo.ProductVersion
このコマンドは、Microsoft Edgeの実行ファイルのバージョン番号を取得するために使用します。
gci
:Get-ChildItem
のエイリアスで、指定したパスのファイルやフォルダを取得します。"C:\Program Files (x86)\Microsoft\Edge\Application\msedge.exe"
: Microsoft Edgeの実行ファイルのフルパスです。.VersionInfo.ProductVersion
: 取得したファイルのバージョン情報のうち、製品バージョン番号(例: 103.0.1264.71)を取得して表示します。
全体として、このコマンドは msedge.exe
のバージョン番号を取得し、PowerShellの実行結果に表示します。
バージョンと公式ビルドの意味
Microsoft Edgeのバージョンを確認すると、「公式ビルド」と表示されていることがあります。
バージョンと公式ビルドの意味について改めてご説明します。
バージョンとは、ソフトウェアの開発や更新が進む過程で、その状態を識別するための番号や文字列を指します。
バージョン番号は通常、ソフトウェアが進化するたびに変更されます。例えば、新しい機能が追加されたり、バグが修正されたりすると、バージョン番号が更新されます。
バージョン番号によって、自分が使用しているMicrosoft Edgeの更新状況を把握することができます。
一方、公式ビルドとは、そのバージョンがソフトウェアの開発元によって正式にリリースされたことを意味します。
公式ビルドは、開発元のテストを通過し、品質が保証された状態で一般公開されます。
これは、ユーザーが安全かつ安定して使用できるバージョンです。
逆に、アルファ版やベータ版などは公式ビルドではなく、テスト目的で一部のユーザーに提供されるものです。
簡単に言えば、「バージョン」はソフトウェアの進化段階を示し、「公式ビルド」はそのバージョンが正式にリリースされたものであることを示します。
Microsoft Edgeを最新版へのアップデートする方法
Microsoft Edgeを最新版にアップデートするのは非常に簡単です。
Microsoft Edgeのアドレスバーにedge://settings/helpと入力してEnterを押すと、Microsoft Edgeのバージョン情報画面に移動します。
バージョン情報画面に移動した直後に、Microsoft Edgeのアップデートが始まります。
「Microsoft Edge は最新です。」と表示されれば使用しているMicrosoft Edgeは最新のアップデートが適用されています。
オフライン環境でMicrosoft Edgeをアップデートする方法
オフライン環境でMicrosoft Edgeを更新するには以下の手順で行います。
- オフラインインストーラーをダウンロード
インターネットに接続された別のPCから、Microsoft Edgeの公式ダウンロードページにアクセスし、必要なバージョンのオフラインインストーラーをダウンロードします。 - インストーラーを移動
ダウンロードしたインストーラーをUSBメモリや外付けハードディスクなどの外部ストレージにコピーします。 - オフラインPCでインストール
外部ストレージをオフラインのPCに接続し、インストーラーを実行してMicrosoft Edgeを更新します。
この手順により、インターネット接続がない環境でもMicrosoft Edgeを最新バージョンに更新できます。
Microsoft Edgeのバージョンに関するよくある質問
Microsoft Edgeのバージョンに関するよくある質問にお答えします。
その他Microsoft Edgeに関する記事
その他Microsoft Edgeに関する記事はこちらです。ぜひご覧ください。
-
アプリケーション
e-Gov電子申請サービスからの電子公文書(xmlファイル)の開き方
こんな人にオススメの記事です e-Gov電子申請サービスからの電子公文書(.xml)の開き方を知りたい人 e-Gov電子申請サービスからの電子公文書(.xml)を開くと真っ白になっ... -
Windows11
Microsoft Edgeでシークレットモード(InPrivate ブラウズ)を使う方法
こんな人にオススメの記事です 共用パソコンなどでインターネットの閲覧履歴(閲覧履歴、インターネット一時ファイル、Cookie など)を残したくない人 Microsoft Edgeの閲... -
Windows11
【Microsoft Edge】Webサイトの広告をブロックする方法
こんな人にオススメの記事です Webサイトの広告を非表示にしたい人 通信量をなるべく抑えたい人 ウェブサイトを閲覧中に、突然表示される煩わしい広告やポップアップに... -
アプリケーション
Microsoft EdgeでIEモードを使う方法-Windows11
こんな人にオススメの記事です Microsoft EdgeでIEモードを使いたい人 IEでしか表示できないページを使っている人 IEモードの使い方がわからない人 Microsoft EdgeをIE... -
アプリケーション
PDFをブラウザーで開かないようにする方法
こんな方にオススメ PDFファイルが毎回ブラウザーで開かれて困っている方 PDFファイルを常にAcrobat Reader DCで開きたい方 パソコン内に保存してあるPDFファイルを開い... -
アプリケーション
【Microsoft Edge】ページ全体を簡単にスクリーンショットする方法
こんな人にオススメの記事です Microsoft EdgeでWebページ全体をスクリーンショットしたい人 Microsoft EdgeでWebページの一部をスクリーンショットしたい人 このページ... -
アプリケーション
Microsoft Edgeのアドレスバーを非表示にする方法3選
こんな人にオススメの記事です Microsoft Edgeのアドレスバーを非表示にする方法を知りたい人 Microsoft Edgeを全画面で広く使いたい人 Microsoft Edgeのアドレスバーを... -
アプリケーション
Microsoft Edgeのお気に入りをGoogle Chromeにインポートする方法
こんな人にオススメの記事です ブラウザーをMicrosoft EdgeからGoogle Chromeに切り替えようとしている人 お気に入り(ブックマーク)をMicrosoft EdgeからGoogle Chrom... -
アプリケーション
【Microsoft Edge】オフラインでインストールする方法!個人でも安心して使えるEdge for Business
Microsoft Edgeをオフラインでインストールする方法を詳しい知りたい方に向けた記事です。インターネットに接続できない環境でも、スムーズにインストールできる手順や...
最後までご覧いただきありがとうございました。
このサイトは情シスマンが半径3m以内のITに関する情報を掲載してるサイトです。
Windows系を主として、ソフトや周辺機器の操作や設定について画像も用いながらわかりやすく解説しています。
解説している内容に誤りがあった場合や、補足が必要な場合、もっと知りたい場合はこちらのお問い合わせフォームからご連絡ください。
個人の方を限定にサポートさせていただきます。
実行環境
Windows11 Home 24H2
64 ビット オペレーティング システム
11th Gen Intel(R) Core(TM) i7-11375H @ 3.30GHz 3.30 GHz
16.0 GB RAM
Microsoft 365
コメント