Google Chrome(グーグル・クローム)には目の負担を軽減すること等を目的に、ダークモードと呼ばれるモードが搭載されています。

パソコンでは「ダークモード」と呼び、スマホでは「ダークテーマ」と呼びます。
このダークモードが突然有効になり、ホームページ、ツールバー、設定、その他のページが常に黒い状態(ダークモード)になってしまったり、元の画面(ライトモード)に切り替えられなくなる不具合があります。
ここでは、Chromeのダークモードを解除して、元の白い画面(ライトモード)に戻す方法を詳しく解説していきます。
Googleのダークモードを解除する
Googleの検索ページだけがダークモードになっている場合は、ブラウザー(Chrome)の設定ではなくGoogleの検索がダークモードになっている可能性があります。
この場合は以下の手順でGoogleのダークモードを解除してください。

まずは、パソコンでGoogle Chromeを起動し、Googleにアクセスしてください。
次に、Google Chromeの右下にある[設定]をクリックしてください。
[設定]をクリックすると、上に向かってメニューが展開されます。
その中にある[ダークモード:オン]という項目をクリックしてください。
[ダークモード:オン]をクリックすると、ダークモードがオフになり解除されます。
Chromeのダークモードを解除する
Google Chromeの設定がダークモードになってしまっている場合は、この手順で通常の白い画面(ライトモード)に戻すことができます。

パソコンでGoogle Chromeを起動し、Googleにアクセスしてください。
次に右上にある歯車マークの[設定]をクリックしてください。

歯車マークの[設定]をクリックすると、[クイック設定]と書かれたメニューが下に向かってメニューが展開されます。
その中に「外観」という項目があります。
その中で[ライトモード][ダークモード][デバイスのデフォルト]を選択することができます。
ここで[ライトモード]をクリックして白い画面に戻れば成功です。
黒が基調のテーマを使用していないか確認する
Google Chromeには、テーマ(デザインや色合い)をchrome ウェブストアから追加する機能があります。
ダークモードに非常に似ているテーマもあることから、テーマの設定をデフォルトに戻すことで元のライトモードに戻る可能性もあります。

Google Chromeを立ち上げ、アドレスバーに[chrome://settings/appearance]と入力してEnterキーを押してください。
※[ ]は不要です。

「デザイン」と書かれた画面に移動するので、その中にある[デフォルト戻す]をクリックしてください。
テーマの設定によって黒い(ダークモードみたいな)画面になってしまっていた場合は、この方法で元の画面(ライトモード)に戻ります。
[デフォルトに戻す]ボタンがない場合は、その状態が既にデフォルトのテーマということです。
シークレットモードで開いていないか確認する
Google Chromeには、閲覧履歴、入力したパスワード、Cookie(クッキー)といった プライベートな情報をほとんど残さないシークレットモードという機能が搭載されています。
このシークレットモードもダークモード同様に黒色が基調になっていて、キーボードショートカット([Ctrl]+[Shift]+[N])で簡単に開くことができます。

Google Chromeを立ち上げた時に、上記の画像の「シークレットモードです」と表示されたらシークレットモードです。
シークレットモードを閉じるには、今開いているタブをすべて閉じる必要があります。
一度全てのタブを閉じて、再度Google Chromeを起動してください。
シークレットモードの特徴については、こちらの「Google Chrome(グーグルクローム)をシークレットモードで開く方法」で詳しく解説していきますので、是非ご覧ください。
Windowsの設定がダークモードになっていないか確認する
Windowsにもダークモードがあり、それが有効になっていると、インターネットブラウザー(Google Chrome)も同様にダークモードになる場合があります。
ここではWindowsの設定をダークモードからライトモード(通常の画面)に戻す方法を詳しく解説していきます。

タスクバーからウィンドウズロゴをクリックしてください。
ウィンドウズロゴをクリックすると、上に向かってメニューが展開されます。
展開されたメニューの中から、[設定]をクリックしてください。

[設定]をクリックすると、「個人設定」と書かれたウィンドウが立ち上がります。
その画面を少し下にスクロールすると、[色 アクセント カラー、透明度効果、配色テーマ]と書かれた項目があるのでクリックしてください。

[色 アクセント カラー、透明度効果、配色テーマ]と書かれた項目をクリックすると、「モードを選ぶ」という枠があるので、そこで[ライト]を選択することでダークモードからライトモードに切り替わります。
Chromeのショートカットにダークモード用のパラメーターが入っていないか確認する
Google Chromeを立ち上げる時に使っているショートカットにダークモード用のパラメーターが埋め込まれている場合は、どの設定を解除しても起動するたびにダークモードになります。
まずは普段使っているショートカットにダークモード用のパラメーターが入っていないかを確認し、入っている場合は削除してください。
ショートカットが複数ある場合は全てのショートカットを確認する必要があります。

まずは普段使っているGoogle Chromeのショートカットを[右クリック]してください。
Google Chromeのショートカットを[右クリック]すると、下に向かってメニューが展開されます。
展開されたメニューの中にある[プロパティ]をクリックしてください。

[プロパティ]をクリックすると、「Google Chromeのプロパティ」が開きます。
「ショートカット」タブの「リンク先(T)」の末尾に[--force-dark-mode]があるか確認してください。
「リンク先(T)」の末尾に[--force-dark-mode]がある場合はそれを削除する必要があります。
![末尾の[--force-dark-mode]を削除する](https://jo-sys.net/wp-content/uploads/2022/06/Chromeのショートカットにダークモード用のパラメーターが入っていないか確認する3-1024x576.png)
「リンク先(T)」の末尾に書かれている[--force-dark-mode]を削除し、右下の[OK]をクリックしてください。
[OK]と[適用]の違い
「適用を押した後にOKを押さないと設定が反映されないじゃない」と思った方はこちらで紹介している「OKボタンと適用ボタンの違いについて」を是非ご覧ください。
![末尾の[--force-dark-mode]を削除する](https://jo-sys.net/wp-content/uploads/2022/06/Chromeのショートカットにダークモード用のパラメーターが入っていないか確認する4-1024x576.png)
[OK]をクリックすると、「これらの設定を変更するには管理者の権限が必要です」と表示されます。
[続行]をクリックしてください。
[続行]をクリックするとウィンドウが全て閉じられます。
開いているGoogle Chromeを全て閉じて、再度Google Chromeを開きなおすとダークモードが解除されています。
複数のGoogle Chromeを起動している場合は全て終了してください。
flags(試験運用版の機能)でダークモードを解除する
試験運用版の機能(flags)には、公開されていないGoogle Chromeの機能が数多く用意されています。
その中の一つにダークモードを無効にする設定があるので、それを使ってライトモードに切り替える方法です。
flagsを使うに当たり、Googleからは以下の警告文が表示されます。十分に注意して操作してください。
WARNING: EXPERIMENTAL FEATURES AHEAD!
By enabling these features, you could lose browser data or compromise your security or privacy. Enabled features apply to all users of this browser. If you are an enterprise admin you should not be using these flags in production.
警告:試験的な機能が含まれています!
これらの機能を有効にすると、ブラウザのデータが失われたり、セキュリティやプライバシーが侵害されたりする可能性があります。
ここでの設定はこのブラウザを使うすべてのユーザーに適用されます。
エンタープライズ管理者の場合は本番環境でこれらのフラグを使用しないでください。

Google Chromeを立ち上げ、アドレスバーに[chrome://flags]と入力してEnterキーを押してください。
※[ ]は不要です。

flags(試験運用版の機能)のページが開いたら、「Search flags」と書かれた検索バーに[Auto Dark Mode]と入力してください。

検索結果に「Auto Dark Mode for Web Contents」と書かれた項目が表示されます。
右側にあるメニューから[Disabled]を選択してください。

[Disabled]を選択すると、右下に青い[Relaunch]と書かれたボタンが表示されます。
[Relaunch]クリックすると、Google Chromeが再起動してライトモードに切り替わります。
Chromeの設定を初期化(リセット)や、再インストールする
ここまで紹介してきた手順を全てこなしてもやはりダークモードになってしまう場合は、一度Google Chromeの設定を初期化(リセット)することをオススメします。
Google Chromeの設定を初期化する方法や、再インストールについてはこちらの「Google Chrome(グーグルクローム)の動きが遅い時の対処法」で詳しく解説していきますので是非ご覧ください。
の動きが遅い時の対処法-1-300x169.png)
その他Google Chromeに関する記事
その他Google Chromeに関する記事はこちらです。ぜひご覧ください。



の動きが遅い時の対処法-1-300x169.png)

最後までご覧いただきありがとうございました。
情シスの自由帳は、情シスマンが半径3m以内のITに関する情報を掲載してるサイトです。
Windows系を主として、ソフトや周辺機器について思い立った物を色々解説しています。
できる限り詳しく、丁寧に解説していくつもりですが、解説で不明な部分やもっと深く掘り下げたほうが良い記事がありましたら遠慮なくコメント欄でコメントいただけるとありがたいです。
操作環境
Windows11 Home
Microsoft Office 2019
コメント