こんな人にオススメの記事です
- IEのサポート終了に伴ってMicrosoft Edgeを使い始めた人
- Microsoft Edgeの動きが遅くて困っている人
- Microsoft Edgeをもっと高速化したい人
ここでは、マイクロソフトエッジ(Microsoft Edge)の動きが遅くなってしまった場合の対処法を13通り詳しく解説しています。
- マイクロソフトエッジの閲覧履歴やキャッシュのクリア
- マイクロソフトエッジを最新版にアップデートする
- 新しいタブページを事前に読み込んで高速化する
- 効率モードをオフにする
- スリーピングタブを有効にし、タブをスリープ状態にするまでの時間を短くする
- マイクロソフトエッジのダウンロードが遅い場合の対処方法
- マイクロソフトエッジの拡張機能(Edgeアドオン)の無効化
- マイクロソフトエッジの試験段階の機能をリセット(初期化)
- マイクロソフトエッジの設定をリセット(初期化)
- ウイルスやランサムウェア等の脅威がパソコンに入っていないか確認する
- マイクロソフトエッジを修復インストールする
- マイクロソフトエッジにCPUやメモリーなどのPCリソースを優先的に割り当てる
- パソコンのネットワーク設をリセット(初期化)する
マイクロソフトエッジ(Microsoft Edge)の動きが遅くなったなと感じたら、上から順番に試してみてください。
マイクロソフトエッジの閲覧履歴やキャッシュのクリア
まずはマイクロソフトエッジ(Microsoft Edge)の閲覧履歴やキャッシュのクリアを試してください。
長期間インターネットの閲覧をしていると、インターネットの閲覧履歴を始め、ダウンロードの履歴、Cookie及び他のサイトデータ(ログイン情報等)、キャッシュされた画像とファイル閲覧履歴等のデータがパソコンの中に徐々に蓄積されていきます。
これらが原因となってマイクロソフトエッジ(Microsoft Edge)の動きが遅くなってしまっている可能性があります。
キーボードショートカットを使用して手早く閲覧履歴などを削除することができます。
Microsoft Edgeをアクティブウィンドウにしている状態でキーボードのCtrl+Shift+Deleteを押して削除画面に進み、削除してください。
詳しい操作方法についてはこちらの「Microsoft Edgeの閲覧履歴を簡単に削除する方法について」で解説していますので是非ご覧ください。
マイクロソフトエッジを最新版にアップデートする
マイクロソフトエッジ(Microsoft Edge)の閲覧履歴やキャッシュのクリアをしても改善しない場合は、マイクロソフトエッジを最新版にアップデートしてみましょう。
マイクロソフトエッジのアップデートには、セキュリティに関するアップデートや、新機能の追加等が含まれます。
他のソフトに悪影響がある場合以外は積極的に最新版にアップデートしてください。
Microsoft Edgeを起動し、右上にある[三点リーダ](・・・)をクリックしてください。
右上にある[三点リーダ]をクリックすると、下に向かってメニューが展開します。
展開されたメニューの中から[ヘルプとフィードバック]をクリックしてください。
次に、[Microsoft Edgeについて]をクリックしてください。
[Microsoft Edgeについて]をクリックすると、「バージョン情報」と書かれたページが開きます。
ページが開くと自動的に更新プログラムのチェックが始まります。
アップデートがある場合は、「更新が進行中です。数分待ってから、ページを更新してください。」と表示されます。
アップデートが無い場合は、「Microsoft Edge は最新です。」と表示されます。
更新がある場合、少し時間をあけてブラウザーを更新すると「再起動」のボタンが表示されます。
[再起動]をクリックしてください。
Microsoft Edgeを再起動して再度この画面を開き、「Microsoft Edge は最新です。」と表示されたらアップデートは完了です。
新しいタブページを事前に読み込んで高速化する
Microsoft Edgeには、新しいタブページを事前に読み込むことで、動作を高速化する機能があります。
パソコン購入時点では有効になっている機能ですが、何かの理由で無効になってしまっているかもしれません。
新しいタブ ページを事前に読み込む機能が有効になっているかを確認し、無効になってしまっている場合は有効にしてください。
Microsoft Edgeを起動し、右上にある[三点リーダ](・・・)をクリックしてください。
[三点リーダ]をクリックすると、下に向かってメニューが展開されます。
展開されたメニューの中にある[設定]をクリックしてください。
[設定]をクリックすると、「設定」と書かれたMicrosoft Edgeの画面に移動するので、左側のメニューにある[[スタート]、[ホーム]、および [新規] タブ]をクリックしてください。
次の画面の右側にある「新しいタブ ページを事前に読み込んでエクスペリエンスを高速化」と書かれた項目が有効化されていることを確認してください。
有効化されている場合は上記の画像のように青くなっています。
無効(スイッチが灰色)になっている場合は、トグルをクリックして有効化してください。
有効化することでMicrosoft Edgeから再起動等を求める画面は表示されませんので、そのまま使い続けてください。
これでMicrosoft Edgeが新しいタブ ページをバックグラウンドで読み込み、高速化します。
効率モードをオフにする
Microsoft Edge(マイクロソフトエッジ)には、コンピューターのリソース (CPUやメモリ)を節約して、電力消費を最小限に抑えることでバッテリーの寿命を延ばすための効率モードが搭載されています。
ノートパソコンでバッテリーの消費を節約したい場合には便利な機能ですが、コンピューターのリソース (CPUやメモリ)を節約するため動作が遅くなる可能性があります。
「Microsoft Edgeの効率モード(バッテリー節約等)を設定する方法」ではMicrosoft Edge(マイクロソフトエッジ)の効率モードについて詳しく解説していますので、このページを参考に効率モードをオフ(なし)に設定を変更してみてください。
スリーピングタブを有効にし、タブをスリープ状態にするまでの時間を短くする
Microsoft Edgeには使っていないタブをスリーブ状態にし、Microsoft Edgeが使用しているメモリーやCPUを減らすための「スリーピングタブ」という機能があります。
業務で使っていると、「20個くらいタブを開いているにも拘わらず、実際に使っているのは5ページくらい」なんてこともあると思います。
使っていないタブをスリーブ状態にして、パソコンのリソースを開放することでMicrosoft Edgeの動きも良くなる可能性があります。
Microsoft Edgeを起動し、右上にある[三点リーダ](・・・)をクリックしてください。
[[三点リーダ]をクリックすると、下に向かってメニューが展開されるので、展開されたメニューの中にある[設定]をクリックしてください。
[設定]をクリックするとMicrosoft Edgeの設定画面が開きます。
左側のメニューにある[システムパフォーマンス]をクリックしてください。
次に、スリープ中のタブのフェードを有効(オン)にしてください。
次にその下にある「非アクティブなタブを、指定された時間が経過した後、スリープ状態にします:」の時間を変更します。デフォルトでは2時間になっていると思うので、これを5分とか15分に変更してください。
時間を短く変更したら終わりです。
スリープ状態のタブは若干色が薄くなるため、見た目で判断することが可能です。
マイクロソフトエッジのダウンロードが遅い場合の対処方法
マイクロソフトエッジのダウンロードが遅い場合は、flags(試験的機能)にあるParallel downloading(並行ダウンロード機能)を有効にしてみましょう。
flags(試験的機能)はMicrosoftが開発中の実験的な機能が多くあります。
一部の機能を有効、または無効にすることで動きが遅くなる可能性があります。
flags(試験的機能)にあるParallel downloadingを有効にすることで、Microsoft Edgeのダウンロード速度に改善が見込めます(特に同一サイトから複数ファイルを同時にダウンロードする場合)。
Microsoft Edgeを起動し、アドレスバーにedge://flags/#enable-parallel-downloadingと入力してエンターキーを押してください。
アドレスバーにedge://flags/#enable-parallel-downloadingと入力してエンターキーを押すと、flagsのページに移動します。
Parallel downloadingと黄色くハイライトされた項目を「Default」から[Enabled]に変更してください。
Parallel downloadingを[Enabled]に変更すると、最下部に再起動を促すメッセージが表示されるので、[再起動]をクリックしてMicrosoft Edgeを再起動してください。
再起動が終わり、Parallel downloadingが「Enabled」になっていれば成功です。
これでMicrosoft Edgeのダウンロード速度に改善が見込めます(特に同一サイトから複数ファイルを同時にダウンロードする場合)。
マイクロソフトエッジの拡張機能(Edgeアドオン)の無効化
上記でも改善しない場合は、マイクロソフトエッジの拡張機能(Edgeアドオン)を無効にしてみましょう。
ここからはマイクロソフトエッジの拡張機能(Edgeアドオン)を無効化する方法を詳しく解説していきます。
マイクロソフトエッジの拡張機能(Edgeアドオン)を無効化する方法
Microsoft Edgeを起動し、右上にある[三点リーダ]をクリックしてください。
[[三点リーダ]をクリックすると、下に向かってメニューが展開されるので、展開されたメニューの中にある[拡張機能]をクリックしてください。
[拡張機能]をクリックすると、マイクロソフトエッジ(Microsoft Edge)の右上に「拡張機能」と書かれた小さなウィンドウが表示されます。
その中にある[拡張機能の管理]をクリックしてください。
[拡張機能の管理]をクリックすると、現在インストール済みの拡張機能(アドオン)が表示されます。
右側のスイッチでアドオン機能のON/OFFを切り替えることができます。
有効になっている拡張機能(アドオン)を全てOFF(無効)にしてください。
全てOFFにした状態で、一度マイクロソフトエッジ(Microsoft Edge)を閉じて開き直してみてください。
これでMicrosoft Edgeの拡張機能(アドオン)が無効になり、Microsoft Edgeの動作が快適になる可能性があります。
マイクロソフトエッジの試験段階の機能をリセット(初期化)
マイクロソフトエッジにはflagsと呼ばれる試験段階の機能を有効にする機能があります。
これらの試験段階の機能は不安定な場合や信頼性が低い場合があるため、Microsoft Edgeの動作が遅く、不安定な場合は一度全ての設定を初期化してみましょう。
マイクロソフトエッジの設定をリセット(初期化)してもflagsはリセット(初期化)されないため別々に行う必要があります。
まずは、Microsoft Edgeを起動しください。
次にMicrosoft Edgeのアドレスバーにedge://flags/と入力してEnterを押してください。
アドレスバーにedge://flags/と入力してエンターキーを押すと、「試験段階の機能」と大きく書かれたページに移動します。
そのページの右上にある[Reset all]をクリックしてください。
[Reset all]をクリックすると、画面の最下部に再起動を促すメッセージが表示されます。
[再起動]をクリックしてMicrosoft Edgeを再起動してください。
[再起動]をクリックすると、Microsoft Edgeが再起動されます。
これで試験段階の機能がリセット(初期化)されました。
マイクロソフトエッジの設定をリセット(初期化)
次にマイクロソフトエッジの設定をリセット(初期化)してみましょう。
ここからはマイクロソフトエッジの設定をリセット(初期化)する方法を詳しく解説していきます。
Microsoft Edgeを起動し、右上にある[三点リーダ]をクリックしてください。
[三点リーダ]をクリックすると、下に向かってメニューが展開されるので、展開されたメニューの中にある[設定]をクリックしてください。
「設定」画面の左側メニューにある[設定のリセット]をクリックしてください。
[設定のリセット]をクリックすると、「設定のリセット」と書かれた画面に移動します。
その中にある[設定を復元して既定値に戻します]をクリックしてください。
[設定を復元して既定値に戻します]をクリックすると、以下の警告メッセージが表示されます。
これにより、スタートアップページ、新しいタブページ、検索エンジン、ピン留めされたタブがリセットされます。また、すべての拡張機能が無効になり、Cookieなどの一時的なデータがクリアされます。お気に入り、履歴、保存されたパスワードはクリアされません。
Microsoft Edge
お気に入り、履歴、保存されたパスワード以外は全て初期設定に戻ります。
拡張機能(アドオン)に関してはすべて無効になりますが、削除はされません。
問題なければ[リセット]をクリックしてください。
画面が切り替わり、[設定がリセットされました]と表示されれば成功です。
この状態で、一度マイクロソフトエッジ(Microsoft Edge)を閉じて開き直してみてください。
ウイルスやランサムウェア等の脅威がパソコンに入っていないか確認する
ここまで実施したら、ウイルスやランサムウェア等の脅威がパソコンに入っていないか確認するのも一つの方法で考えられます。
ウイルスやランサムウェア等がパソコン内に侵入していると、マイクロソフトエッジ(Microsoft Edge)みならず、様々な不調が起きる可能性があります。
ウイルスに感染しているかを手軽に調べるにはWindowsの標準機能を使うのが一番有効的と考えます。
Windowsに標準的に搭載されているWindows セキュリティを使うので、ソフトウェアのダウンロードやインストールも必要なく、安心・安全にパソコンがウイルスに感染してるか調べることが出来ます。
こちらのWindowsの標準機能を使ってウイルスに感染してるか調べる方法では、ウイルスやランサムウェア等の脅威がパソコンに入っていないか確認する方法を詳しく解説しています。
ぜひご覧ください。
マイクロソフトエッジを修復インストールする
ウイルスやランサムウェア等がパソコン内に侵入している形跡もなく、マイクロソフトエッジの設定をリセット(初期化)をしても動作が鈍い場合は、マイクロソフトエッジを修復インストールすることをオススメします。
修復インストールすることで、以下のような問題が解決できる可能性があります。
ページの読み込みが遅い、または表示されない: ページがうまく表示されない、または非常に遅い場合、修復インストールによりブラウザの設定やキャッシュがリセットされ、これらの問題が解消されることがあります。
拡張機能が正しく動作しない: インストールした拡張機能が不安定であったり、動作しない場合、修復インストールにより問題が解消することがあります。
エッジが開かない、または頻繁にクラッシュする: エッジが起動しない、または頻繁にクラッシュする場合、修復インストールは根本的な問題の解決策となります。
設定が適用されない: エッジの設定が正しく適用されず、思った通りに動作しない場合も、修復インストールが効果的です。
Microsoft Edgeを修復インストールする方法は【Microsoft Edge】修復インストールする方法で詳しく解説しているので是非ご覧ください。
マイクロソフトエッジにCPUやメモリーなどのPCリソースを優先的に割り当てる
修復インストールをしても動作が改善しない場合はパソコンのスペックが要因の可能性があります。
Windowsには、どのアプリケーション(ソフト)に対して優先的にCPUやメモリーなどのリソースを割り当てるかを調整する機能があります。
「アプリケーションやソフトの優先度を変更する方法」で紹介している機能を使ってマイクロソフトエッジにCPUやメモリーなどのPCリソースを優先的に割り当ててみましょう。
リソース割当の優先度を手動で変更すると予期せぬ不具合が起きる可能性があります。
その場合は速やかにもとに戻すことをオススメします。
パソコンのネットワーク設をリセット(初期化)する
Microsoft Edgeが遅い原因の一つにパソコン自体のネットワーク設定に異常が発生している可能性もあります。
Windowsにはネットワーク設定を簡単にリセット(初期化)する機能があるので是非試してみてください。
よくある質問
その他マイクロソフトエッジに関する記事
その他マイクロソフトエッジに関する記事はこちらです。是非ご覧ください。
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