Google Chromeで不要な検索候補を完全に削除する方法

Google Chromeでは検索のためにアドレスバーに文字を入力すると、入力途中で該当しそうな検索候補の一覧やURLが自動的に表示される機能があります。

左に時計マークがついている文字はGoogle Chromeでの検索や閲覧履歴などから取得されたキーワードで、それ以外は検索数が多いキーワードや過去の検索傾向から自動的に提案してくれるものです。

文字を途中まで入力したら補完してくれるため非常に便利な機能ではありますが、他の人に検索履歴や検索キーワードを知られたくない場合や、誤った検索候補や不要な検索候補が表示され続けると非常に困ってしまいます。

そこでこの記事では、Google Chromeで不要な検索候補を完全に削除する方法を実際の画面ももちいながらわかりやすく解説していきます。

Microsoft Edge（マイクロソフト エッジ）を使っている人はこちらの「Microsoft Edgeのアドレスバー検索で検索候補や検索履歴を表示させない方法 」も是非ご覧ください。

アドレスバーに表示される不要な検索候補を個別に削除する方法

ここからはアドレスバーに表示される不要な検索候補やURLを個別に削除する方法を画像付きで詳しく解説していきます。

表示される検索候補やURLを全て削除したい場合は次の「アドレスバーに表示される不要な検索候補を全て削除して非表示にする方法 」に進んでください。

アドレスバーで文字を入力すると、検索候補が表示されます。
※ここではyahと入力しています。

検索候補の右側にある[✕]をクリックするとその単語が検索候補から削除されます。

アドレスバーに表示される不要な検索候補を全て削除して非表示にする方法

上記で紹介した「アドレスバーに表示される不要な検索候補を個別に削除する方法 」で一時的な削除は可能ですが、同じキーワードを検索する再度検索候補として表示されてしまいます。

ここからはアドレスバーに表示される不要な検索候補を全て削除して非表示にする方法を実際の画面をもちいながらわかりやすく解説していきます。

Chromeの設定で「検索候補の関連性を高める」をオフにする

まずはGoogle Chromeの検索語句やURLをオートコンプリートする機能をオフにしていきます。

STEP

Google Chromeを開き、右上の[︙]（三点リーダ）をクリック

Google Chromeを開き、右上の[︙]（三点リーダ）をクリックしてください。

縦に・が3個並んでいる記号は「さんてんりーだ」と呼ばれています。キーボードで入力する場合は、[さんてんりーだ]と打って変換してください。
その他よく見かけるけど読み方があまり知られていない記号はこちらの「よく見かけるけど読み方のわからない記号」で紹介しているのでぜひご覧ください。

[︙]（サンテンリーダ）をクリックすると下に向かってメニューが展開されます。

その中にある[設定]をクリックしてください。

STEP

[同期とGoogleサービス]をクリック

[設定]をクリックすると、左上に大きく「設定」と書かれた画面に移動します。

Google Chromeのアドレスバーに直接chrome://settings/と入力してEnterを押すことでもこの画面に移動できます。

「設定」と書かれた画面の真ん中にある[同期とGoogleサービス]をクリックしてください。

STEP

「検索候補の関連性を高める」をオフ（無効）にする

[同期とGoogleサービス]をクリックすると「同期と Google サービス」と書かれた画面に移動します。

Google Chromeのアドレスバーに直接chrome://settings/syncSetupと入力してエンターキーを押すことでもこの画面に移動できます。

その画面の中にある[検索候補の関連性を高める]のスイッチをオフにしてください。

これでGoogle検索から自動的に提案されるキーワードやURLの表示がなくなります。
しかし、このままでは過去の検索履歴から取得されたキーワードやURLは表示されるため、全て削除したい場合はChromeの閲覧履歴を削除する に進んでください。

Chromeの閲覧履歴を削除する

[検索候補の関連性を高める]のスイッチをオフにしたら、次はGoogle Chromeの検索履歴を削除してください。

検索履歴を削除しないと、[検索候補の関連性を高める]のスイッチをオフにするまでに蓄積されている検索語句が残ってしまい、検索候補として表示され続けてしまいます。

1. Google Chromeを最前面（アクティブウィンドウ）に表示している状態でキーボードのShift＋Ctrl＋Deleteを押す。
2. [閲覧履歴データの削除]と書かれた画面が表示されるので、削除する期間等を選択し、[データを削除]をクリック。

Google Chromeの検索履歴の削除方法はこちら で詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。

ITナレッジベース

【Chrome】閲覧履歴を自動で削除する方法と手動で削除する方法 Chromeの閲覧履歴を手動で削除する方法と自動で削除する方法を画像付きで詳しく解説しています。

Googleアカウントに保存されている検索履歴を削除する

Googleアカウントにログインしている場合、Googleマイアクティビティページ からGoogleアカウントの検索履歴も削除する必要があります。

Googleアカウントにログインしていない場合はこの手順は不要です。

STEP

Googleマイアクティビティにアクセス

まずはGoogleアカウントでログインしている状態でGoogleマイアクティビティ を開いてください。

STEP

[削除]をクリック

次に開いたページを少し下にスクロールし、[削除]をクリックしてください。

STEP

[全期間]をクリック

[削除]をクリックすると「アクティビティの削除」と書かれたウィンドウがポップアップするので、その中にある[全期間]をクリックしてください。

[全期間]以外を選択してしまうと、Googleアカウントに閲覧履歴が残るためアドレスバーに表示される検索候補やURLがそのまま残ってしまう場合があります。

STEP

[次へ]をクリック

[全期間]をクリックすると「削除するアクティビティを選択してください」と書かれた画面に移動します。

全て選択された状態で[次へ]をクリックしてください。

STEP

[削除]をクリック

[次へ]をクリックすると、削除される内容が一覧で表示されます。

問題なければ[削除]をクリックしてください。

STEP

[OK]をクリック

削除が終わると「削除が完了しました」と表示されます。

最後に[OK]をクリックしてウィンドウを閉じてください。

これで、Google ChromeからもGoogleアカウントからも閲覧履歴が全て削除されました。

Chromeで検索候補やURLが非表示になっているか確認する

「検索候補の関連性を高める」をオフにし、閲覧履歴も削除したら最後にアドレスバーに表示されていた検索候補やURLが非表示になっているか確認してみましょう。

アドレスバーに「ya」と入力してみました。

先程までは「yahoo」や「yahooショッピング」などが表示されていましたが、それら全ての検索候補が非表示になっているが確認できます。

これでこれまでGoogle Chromeのアドレスバーに表示されていた検索の候補一覧やULRが表示されなくなりました。

Chromeに表示される検索候補を非表示にする方法まとめ

Google Chromeのアドレスバーに表示される検索の候補一覧やULRを非表示にするには、[検索語句や URL をオートコンプリートする]をオフにして閲覧履歴を削除します。

1. Google Chromeのアドレスバーにchrome://settings/syncSetupと入力してEnter。
2. [検索候補の関連性を高める]をオフにする。
3. キーボードのShift＋Ctrl＋Deleteを押してChromeの閲覧履歴を全て削除する。
4. Googleアカウントにログインしている場合はGoogleマイアクティビティページ からGoogleアカウントの検索履歴も削除する。

[検索候補の関連性を高める]をオフにしたあと、閲覧履歴も削除することがポイントです。

よくある質問

検索履歴も残さない方法はありますか？

検索履歴（閲覧履歴）を残さない方法としてはChromeのシークレットモード があるのでそちらをお試しください。

一度非表示にした検索候補やURLをまた表示させることはできますか？

Google Chromeの「検索候補の関連性を高める」 をオン（有効）にすることでまた表示されるようになります。

検索候補が表示される仕組みは何ですか？

Google Chromeの検索候補は、過去の検索履歴やブラウジング履歴、ブックマーク、およびGoogleアカウントに保存されているアクティビティに基づいて表示されます。また、Google検索の人気の検索キーワードも考慮されます。

検索候補の表示が遅いのはなぜですか？

検索候補の表示が遅い原因として、インターネット接続の速度が遅い場合や、Chromeのキャッシュが大量に溜まっている場合が考えられます。キャッシュのクリアやインターネット接続の確認を行ってください。

他のデバイスでの検索候補も同期されますか？

はい、Googleアカウントにログインしている場合、検索履歴や検索候補はデバイス間で同期されます。

検索候補に見覚えのない項目が表示されるのはなぜですか？

これは、他のデバイスから同期された履歴や、Google検索の人気キーワードが表示されているためです。心当たりのない項目が頻繁に表示される場合、Googleアカウントのセキュリティを確認し、パスワードの変更を検討してください。

シークレットモードでも検索候補が表示されますか？

シークレットモードでは、ローカルの検索履歴やブラウジング履歴が保存されないため、シークレットモードで行った検索は検索候補に表示されません。ただし、Googleアカウントにログインしている場合、そのアカウントに基づいた検索候補が表示されることがあります。

特定のサイトの検索候補を優先的に表示させることはできますか？

特定のサイトの検索候補を優先する方法はありませんが、そのサイトを頻繁に検索・訪問することで、Chromeがそのサイトを優先して検索候補として表示するようになる可能性があります。

その他Google Chromeに関する記事

その他Google Chromeに関する記事はこちらです。ぜひご覧ください。