ディスクの空き容量をWindows標準機能でガッツリ増やす方法10選

ディスクの空き容量をWindows標準機能でガッツリ増やす方法10選

この記事では、Windowsの標準機能のみを使ってディスクの空き容量をガッツリ増やす方法をご紹介します。

Windowsにとって非常に重要なCドライブがいっぱいになってしまうと、パソコンがフリーズしたり、Windowsアップデートができなくなったり、再起動を繰り返したりとあちこちで不具合が発生することがあります。

Cドライブの空き容量はあればあるほど良いので、Cドライブ以外がある場合は画像や動画、エクセファイルなどはCドライブ以外に保存するのが鉄則です。

フリーソフトや有料ソフトでもディスクの空き容量を増やすことは出来ますが、やっぱりまずはWindows標準機能を使うのが安心安全です。

そこでこの記事では、Windowsの標準機能を使って、ディスクの空き容量をガッツリ増やす方法を厳選して紹介します。

特別なツールを使わなくても、Windowsに標準搭載されている機能だけで、驚くほど空き容量を増やせる可能性があります。ぜひ、この記事を参考に試してみてください。

目次

Windows標準機能でウイルス感染をチェック|ディスク容量不足の意外な原因

「いきなりウイルスチェック?」と驚かれた方もいるかもしれません。
しかし、ディスク容量の異常な増加は、ウイルス感染の兆候である可能性も否定できません。
ファイルを無制限に増殖させるタイプのマルウェア(悪意のあるソフトウェア)が存在するからです。

このようなマルウェアに感染している場合、いくら不要なファイルやプログラムを削除しても、ディスクの空き容量は一向に増えません。
それどころか、知らぬ間に空き容量が減り続けるという恐ろしい事態に陥ることもあります。

「最近、特に何もしていないのにディスクの使用量が増え続けている…」という方は、要注意です。
市販のセキュリティ対策ソフトが手元になくても、Windowsの標準機能で簡易的なウイルスチェックが可能です。

まずはこちらの「Windowsの標準機能を使ってウイルスに感染してるか調べる方法 Windows11」を参考にパソコンの状態を診断してみてください。

ディスク クリーンアップ|Windows標準の定番クリーンアップツール

ディスク クリーンアップは、Windows 2000以降のWindows OSに標準搭載されている、定番のクリーンアップツールです。

「不要なファイルを削除する」と聞いて、多くの方が最初に思い浮かべる機能ではないでしょうか。

その知名度と実績は、Windowsユーザーにとって、もはや説明不要と言えるかもしれません。

ディスク クリーンアップ|Windows標準の定番クリーンアップツール
ディスク クリーンアップ|Windows標準の定番クリーンアップツール

ディスク クリーンアップの主な役割は、Windows Updateによって生成された古いファイル、インターネット一時ファイル(キャッシュ)、エラーログなど、普段は目に触れないけれど、確実にディスク容量を圧迫しているファイルを安全に削除することです。

Windows11での起動方法がわからない場合は、こちらの「ディスククリーンアップの方法をわかりやすく解説」を参考に実施してみてください。

コントロールパネルで不要なプログラムを削除してディスクの空き容量を増やす

長年パソコンを使用していると、様々なソフトウェアをインストールする機会があります。
しかし、中にはほとんど使わなくなったプログラムや、存在すら忘れてしまっているアプリケーションもあるのではないでしょうか。

これらの不要なプログラムは、ディスク容量を圧迫するだけでなく、システムの動作を遅くする原因にもなりえます。Windowsのコントロールパネルを活用して、不要なプログラムをアンインストール(削除)し、ディスクの空き容量を確保しましょう。

コントロールパネルの画面
コントロールパネルの画面

コントロールパネルの便利な機能の一つでアプリケーションをファイルサイズの大きな順に並び替える機能があります。利用頻度が少なく、ファイルサイズが大きなプログラム(アプリケーション)を優先的に削除してください。

こちらの「【Windows11】コントロールパネルからプログラムを削除する方法」を参考に不要なアプリケーション、またはサイズの大きなアプリケーションを削除してディスクの空き容量を増やしましょう。

ストレージセンサーを使ってディスクの空き容量を増やす

Windows11には、「ストレージセンサー」という、ディスクの空き容量を自動的に管理してくれる便利な機能が搭載されています。

従来のディスク クリーンアップよりもさらに強力で、自動実行も可能なため、手間をかけずにディスク容量を最適化できます。

ストレージセンサーは、基本的にはディスク クリーンアップと同様に、不要なファイルを削除してディスクの空き容量を増やします。

ストレージセンサーを使ってディスクの空き容量を増やす方法
ストレージセンサーを使ってディスクの空き容量を増やす方法

ストレージセンサーの画面で[今すぐストレージセンサーを実行する]をクリックすることで、スケジュールを待たずに実行することも可能です。

ストレージセンサーの詳しい使い方はこちらの「ディスクの容量が足りない時に試してほしいストレージセンサー Windows11」で紹介しているのでぜひご覧ください。

使っていないファイルやアプリを削除してディスクの空き容量を増やす

Windowsを長く使っていると、Word、Excel、PDFなど、様々なファイルが蓄積されていきます。
中には、作成したことすら忘れてしまっているファイルや、もう何年も開いていないファイルもあるのではないでしょうか。

Windows11には、「クリーンアップ対象候補」という、最近使用していないファイルやアプリケーションを簡単に見つけられる便利な機能が搭載されています。
この機能を使えば、不要なファイルを効率的に削除し、ディスクの空き容量を増やすことができます。

「クリーンアップ対象候補」とは?

「クリーンアップ対象候補」は、Windows 11が「不要である可能性が高い」と判断したファイルやアプリケーションをリストアップしてくれる機能です。
リストアップされたファイルの中から、本当に不要なものを選択して削除できます。

最近使用していないファイルやアプリを削除してディスクの空き容量を増やす方法
最近使用していないファイルやアプリを削除してディスクの空き容量を増やす方法

最近使用していないファイルやアプリケーションを検索する機能の詳細については「最近使用していないファイルやアプリを削除してディスクの空き容量を増やす方法」で詳しく解説しているのでぜひご覧ください。

Google Chromeのキャッシュされた画像とファイルを削除してディスクの空き容量を増やす

Google Chromeをメインのインターネットブラウザーとして利用している方は、キャッシュの蓄積によるディスク容量の圧迫に注意が必要です。

Chromeを含む多くのブラウザーは、ウェブサイトの表示を高速化するため、訪問したサイトの画像やHTMLなどの情報を「キャッシュ」や「Cookie」として一時的に保存します。

これらのキャッシュやCookieは、ウェブサイトの再訪時に役立つ一方で、長期間蓄積されると、かなりのディスク容量を消費してしまうことがあります。

定期的にキャッシュを削除することで、ディスクの空き容量を増やし、Chromeの動作を軽くすることができます。

Google Chromeのキャッシュされた画像とファイルを削除してディスクの空き容量を増やす方法
Google Chromeのキャッシュされた画像とファイルを削除してディスクの空き容量を増やす方法

上の画像をご覧ください。これは、Google Chromeに蓄積されたキャッシュの一例です。「意外とこんなに溜まっているの?!」と驚かれた方もいるのではないでしょうか。

普段、私たちがWebサイトを閲覧する際、Chromeは表示を高速化するために、画像やファイルなどのデータを一時的に「キャッシュ」として保存しています。このキャッシュは、再訪時に素早くWebサイトを表示できる便利な仕組みですが、長期間放置すると、ディスク容量を圧迫する原因にもなります。

特に、多くのWebサイトを閲覧する方や、高画質の画像や動画をよく見る方は、キャッシュが大量に蓄積されている可能性があります。少しでもディスクの空き容量を確保したい場合は、Chromeのキャッシュを削除してみましょう。

Google Chromeのキャッシュされた画像とファイルを削除する方法はこちらの「【Chrome】閲覧履歴を自動で削除する方法と手動で削除する方法をわかりやすく解説」で詳しく解説しておりますのでぜひご覧ください。

キャッシュされた画像とファイルはウェブサイトを閲覧すると徐々に増えていくので、ディスクの容量が逼迫している場合は定期的に削除しましょう。

Microsoft Edgeのキャッシュされた画像とファイルを削除してディスクの空き容量を増やす

Microsoft Edgeをメインのインターネットブラウザーとしてお使いの方も、キャッシュの蓄積によるディスク容量の圧迫にご注意ください。

Edgeを含む多くのブラウザーは、Webサイトの表示を高速化するため、画像やHTMLファイルなどの情報を「キャッシュ」として一時的に保存しています。

また、「Cookie」と呼ばれるファイルには、Webサイトのログイン情報や設定などが保存されます。

これらのキャッシュやCookieは、Webサイトの再訪時に役立ちますが、長期間蓄積されると、ディスク容量を圧迫し、Edgeの動作が重くなる原因にもなります。

定期的なキャッシュクリアで、ディスクの空き容量を増やし、快適なブラウジング環境を維持しましょう。

Microsoft Edgeのキャッシュされた画像とファイルを削除してディスクの空き容量を増やす方法
Microsoft Edgeのキャッシュされた画像とファイルを削除してディスクの空き容量を増やす方法

上記の画像のように意外とキャッシュされた画像とファイルは蓄積されます。

少しでもディスクの空き容量を確保するためにはこれらを削除してみましょう。

Microsoft Edgeのキャッシュされた画像とファイルを削除する方法はこちらの「【Microsoft Edge】閲覧履歴や、Cookie、キャッシュ等を簡単に削除する方法」で詳しく解説しておりますのでぜひご覧ください。

キャッシュされた画像とファイルはウェブサイトを閲覧すると徐々に増えていくので、ディスクの容量が逼迫している場合は定期的に削除しましょう。

Acrobatのサムネイル画像を削除してディスクの空き容量を増やす

Adobe Acrobat(Adobe Acrobat Reader、Adobe Acrobat Proなど)には、PDFファイルを開いた際に、その内容を素早く確認できるよう、サムネイル画像を自動的に作成・保存する機能があります。

しかし、このサムネイル画像、実は意外とディスク容量を圧迫している可能性があるのです。

特に、日常的に多くのPDFファイルを扱う方の場合、1年間で数百MB、場合によっては数GBものサムネイル画像が蓄積されていることも珍しくありません。
これらのサムネイル画像は、必ずしも必要なものではなく、削除してもPDFファイル自体には影響ありません。
不要な場合は削除して、ディスクの空き容量を確保しましょう。

Adobe Acrobat(Adobe Acrobat Reader、Adobe Acrobat Proなど)のサムネイル
Adobe Acrobat(Adobe Acrobat Reader、Adobe Acrobat Proなど)のサムネイル

Acrobatのサムネイル画像は、通常、以下の場所に保存されています。

%userprofile%\AppData\LocalLow\Adobe\Acrobat\DC\ConnectorIcons

このパスを、以下の手順でエクスプローラーのアドレスバーに貼り付けると、簡単に保存場所にアクセスして削除することができます。

サムネイルファイルを今後保存しないようにする設定などはこちらの「PDFのサムネイルファイルを削除し、今後保存されないように設定する」で詳しく解説しているので是非ご覧ください。

OneDriveのファイルオンデマンド機能を有効にしてディスクの空き容量を増やす

OneDriveのファイルオンデマンドは、Microsoft OneDriveの機能の一つで、クラウド上のファイルを必要な時にだけダウンロードして使用できるものです。これにより、パソコンのディスク容量を大幅に節約できます。

OneDriveのファイルオンデマンド機能を有効にしてディスクの空き容量を増やす
OneDriveのファイルオンデマンド機能を有効にしてディスクの空き容量を増やす

Windows10以降に搭載された新しい機能で、日常的にOneDriveを使用している場合は非常に効果的な対策です。

OneDriveのファイルオンデマンド機能を有効にする方法は、こちらの「【Windows11】OneDriveのディスク使用量を減らす方法|ファイルオンデマンド機能で簡単設定」で詳しく解説しているので是非ご覧ください。

システム復元用に確保されているディスク領域を開放して空き容量を増やす

Windowsには「システムの復元」という、パソコンに問題が発生した際に、以前の状態に戻すことができる非常に便利な機能があります。
この機能は、新しいアプリケーションやデバイスドライバーをインストールする前などに「復元ポイント」を作成しておくことで、万が一問題が発生した場合でも、簡単にシステムを修復できるというものです。

システムの復元については、こちらの「システムの復元を有効にする方法 Windows11」で詳しく解説しているのでぜひご覧ください。

しかし、このシステムの復元機能は、復元ポイントを保存するために、一定のディスク領域を使用します。
この領域は、実際に復元ポイントが作成されていなくても、"予約領域"として確保されているため、ディスクの使用量としてカウントされます。

もし、ディスクの空き容量が不足している場合は、以下の手順でシステムの復元に使用する領域を減らすことで、空き容量を増やすことができます。

STEP
スタートメニューの検索バーに「復元ポイント」と入力し、「復元ポイントの作成」をクリック

タスクバーにある「Windowsボタン」(Windowsロゴのアイコン)をクリックしてください。

スタートメニューが開くと、上部に検索バー(「アプリ、設定、ドキュメントの検索」と表示されている部分)があります。

この検索バーに「復元ポイント」と入力し、「最も一致する検索結果に」表示される「復元ポイントの作成」をクリックしてください。てください。

システム復元用に確保されているディスク領域を開放して空き容量を増やす Step1 スタートメニューの検索バーに「復元ポイント」と入力し、「復元ポイントの作成」をクリック
システム復元用に確保されているディスク領域を開放して空き容量を増やす Step1 スタートメニューの検索バーに「復元ポイント」と入力し、「復元ポイントの作成」をクリック
STEP
「構成(O)」ボタンをクリック

[復元ポイントの作成]をクリックすると「システムのプロパティ」と書かれたウィンドウが立ち上がります。

その中にある「構成(O)」ボタンをクリックしてください。

システム復元用に確保されているディスク領域を開放して空き容量を増やす Step2 「構成(O)」ボタンをクリック
システム復元用に確保されているディスク領域を開放して空き容量を増やす Step2 「構成(O)」ボタンをクリック
STEP
最大使用量を少なくし「OK」をクリック

「構成(O)」ボタンをクリックすると、「システムの保護対象 Windows(C;)」と書かれたウィンドウが開きます。

その中にある「最大使用量」と書かれたスライダーを左にずらして最大使用量を少なくしてください。
※以下の画像では最大使用量を14.44GBから4.60GBに減らしています。

最後に最下部にある「OK」をクリックしてください。

「適用」はクリックしなくて良いの?と思った方は、こちらで「OKボタンと適用ボタンの違いについて」詳しく解説しているので、ぜひご覧ください。

システム復元用に確保されているディスク領域を開放して空き容量を増やす Step3 最大使用量を少なくし「OK」をクリック
システム復元用に確保されているディスク領域を開放して空き容量を増やす Step3 最大使用量を少なくし「OK」をクリック
STEP
空き容量が増えたことを確認する

これで空き容量が332GBから346GBまで増えたことが確認できます。

復元ポイントは「以前のバージョン」などでも使える便利な機能です。無効にするのは避けたほうが良いと思います。

システム復元用に確保されているディスク領域を開放して空き容量を増やす Step4 空き容量が増えたことを確認する
システム復元用に確保されているディスク領域を開放して空き容量を増やす Step4 空き容量が増えたことを確認する

ドライブを圧縮してディスクの空き容量を増やす(非推奨)

Cドライブ全体を圧縮することで、手っ取り早くディスクの空き容量を増やすことは可能です。
しかし、この方法は、パフォーマンスに大きな影響を与える可能性があるため、最終手段として検討すべきです。

「ドライブの圧縮」(NTFS圧縮)は、Windowsの標準機能で、ファイルやフォルダーを圧縮してディスク上の占有スペースを減らす機能です。一見便利な機能ですが、以下のような重大なデメリットがあります。

  • パフォーマンスの低下
    • 圧縮されたファイルにアクセスするたびに、CPUがファイルの展開(解凍)処理を行う必要があります。
      この展開処理が、パソコン全体の動作を遅くする原因となります。
      特に、ExcelやWordなどのアプリケーションの起動、Webブラウザーの動作、ファイルの検索など、日常的な操作が遅く感じるようになります。
  • ゲームプレイへの悪影響
    • パソコンゲームは、プレイ中に頻繁にデータの読み書きを行います。
      ドライブが圧縮されていると、データの読み書きのたびに圧縮・展開処理が発生し、ゲームの動作がカクついたり、フレームレートが低下したりする可能性があります。
      特に、処理能力が高くないパソコンでは、ゲームがまともにプレイできないほど動作が遅くなることがあります。
  • SSDとの相性が悪い
    • SSDは、HDDに比べて高速な読み書きが可能なストレージデバイスです。
      しかし、ドライブ圧縮を行うと、SSDの高速性を活かせなくなり、かえってパフォーマンスが低下する可能性があります。
      また、SSDの寿命を縮める可能性も指摘されています。

上記のようなデメリットを理解した上で、それでもCドライブ全体を圧縮する場合は、以下の手順で行います。
ただし、繰り返しになりますが、この方法は推奨しません。
不要なファイルやアプリケーションの削除、外付けHDDやクラウドストレージへのデータ移行など、他の方法を先に検討してください。

STEP
エクスプローラーを開き、空き容量を増やしたいドライブを右クリックし、「プロパティ」を選択

まずはWindowsEを押してエクスプローラーを開いてください。

次に、空き容量を増やしたいドライブ(ここではCドライブ)を右クリックしてください。

エクスプローラーの画面にWindows(C:)が表示されていない場合、左側のツリーから「PC」を選択してみてください。

次に、表示される右クリックメニューの中にある「プロパティ」をクリックしてください。

Windows11以降、右クリックメニューのデザインがすっきりとし、項目数も減りました。
Windows10以前の右クリックメニューに戻したい場合は、「Windows11の右クリックメニューを以前の形に戻す方法」をご覧ください。

ドライブを圧縮してディスクの空き容量を増やす(非推奨) Step1 エクスプローラーを開き、空き容量を増やしたいドライブを右クリックし、「プロパティ」を選択
ドライブを圧縮してディスクの空き容量を増やす(非推奨) Step1 エクスプローラーを開き、空き容量を増やしたいドライブを右クリックし、「プロパティ」を選択
STEP
「このドライブを圧縮してディスクの領域を空ける」にチェックを入れ、「適用」をクリック

[プロパティ]をクリックすると「Windows(C:)のプロパティ」と書かれた小さめのウィンドウが立ち上がります。

下の方にある「このドライブを圧縮してディスクの領域を空ける」にチェックを入れ、「適用」をクリックしてください。

ドライブを圧縮してディスクの空き容量を増やす(非推奨) Step2 「このドライブを圧縮してディスクの領域を空ける」にチェックを入れ、「適用」をクリック
ドライブを圧縮してディスクの空き容量を増やす(非推奨) Step2 「このドライブを圧縮してディスクの領域を空ける」にチェックを入れ、「適用」をクリック
STEP
「変更をドライブ C:\、サブフォルダーおよびファイルに適用する」を選択して[OK]をクリック

「適用」をクリックすると「属性変更の確認」と書かれたウィンドウが立ち上がります。

「変更をドライブ C:\、サブフォルダーおよびファイルに適用する」を選択して[OK]をクリックしてください。

「ドライブ C:\ のみに変更を適用する」を選択してしまうと、Cドライブ直下にあるファイルのみが圧縮され、Cドライブ内にあるサブフォルダー(Program FilesUsersWindowsなど)や、その中に含まれるファイルは圧縮されません。

ドライブを圧縮してディスクの空き容量を増やす(非推奨) Step3「変更をドライブ C:\、サブフォルダーおよびファイルに適用する」を選択して[OK]をクリック
ドライブを圧縮してディスクの空き容量を増やす(非推奨) Step3「変更をドライブ C:\、サブフォルダーおよびファイルに適用する」を選択して[OK]をクリック
STEP
「続行」をクリック

Cドライブ全体の圧縮を実行する際、「OK」をクリックすると、「アクセス拒否」と書かれたエラーウィンドウが表示されることがあります。

これは、Cドライブ内の重要なシステムフォルダーやファイルにアクセスし、変更(圧縮)を加えようとしているため、Windowsが管理者権限を要求していることを意味します。

このウィンドウが表示された場合は、「続行」をクリックしてください。

会社のパソコンなど、ドメインコントローラーに属しているコンピューターの場合、管理者のIDとパスワードの入力を求められることがあります。

ドライブを圧縮してディスクの空き容量を増やす(非推奨) Step4 「続行」をクリック
ドライブを圧縮してディスクの空き容量を増やす(非推奨) Step4 「続行」をクリック
STEP
「すべて無視(G)」 をクリック

Cドライブ全体の圧縮処理中に、「続行」をクリックすると、突如「属性の適用エラー」というウィンドウが表示されることがあります。
しかし、これは想定内のエラーであり、Cドライブ全体を圧縮する際には、ほぼ必ず表示されるものですので、慌てる必要はありません。

このエラーが表示される主な理由は、Windowsが起動中に使用しているファイル(システムファイルなど)を、圧縮処理中に変更できないためです。

Windowsは、常にCドライブ内のいくつかのファイルを開いた状態で動作しています。
例えるなら、Excelファイルを開いているときに、そのファイルを読み取り専用でしか開けないのと同じ状態です。

このウィンドウが表示された場合は、「すべて無視(G)」 をクリックしてください。

ドライブを圧縮してディスクの空き容量を増やす(非推奨) Step5 「すべて無視(G)」 をクリック
ドライブを圧縮してディスクの空き容量を増やす(非推奨) Step5 「すべて無視(G)」 をクリック
STEP
ドライブの圧縮完了を待機する

「属性の適用エラー」ウィンドウで「すべて無視(G)」をクリックすると、Cドライブ全体の圧縮処理(属性の適用)が開始されます。ここからは、完了まで気長に待つ必要があります。

一般的には、数時間から半日以上かかる場合もあります。特に、大容量のHDDを搭載した古いパソコンでは、一晩以上かかることも珍しくありません。

圧縮処理が完了すると、「属性の適用エラー」ウィンドウ(表示されている場合)や、圧縮処理に関するウィンドウが自動的に閉じられます。

ドライブを圧縮してディスクの空き容量を増やす(非推奨) Step6 ドライブの圧縮完了を待機する
ドライブを圧縮してディスクの空き容量を増やす(非推奨) Step6 ドライブの圧縮完了を待機する
STEP
Cドライブ全体の圧縮を30分間試行した結果

実際にCドライブ全体の圧縮を30分間試行した結果は以下の通りです。

  • 圧縮前: 空き容量 322GB
  • 圧縮中断時 (30分後): 空き容量 328GB

わずか30分で約6GBもの空き容量が増加したことになります。
この結果だけを見ると、ファイルを削除せずにこれだけの容量を確保できるドライブ圧縮は、非常に優れた機能であるかのように思えます。

ドライブの圧縮は、ディスクの空き容量を増やすための、ある意味「諸刃の剣」です。
容量増加というメリットはありますが、パソコンの動作が遅くなるという大きなデメリットを伴います。

特に、日常的にパソコンで作業をする方、ゲームをプレイする方、動画編集などのクリエイティブな作業をする方にとっては、パフォーマンスの低下は致命的です。

Cドライブ全体の圧縮をしてパソコンの動作が遅くなったと感じる場合は、こちらの「Windows11が遅いと感じたときの対処法」で紹介している手順を試してみてください。

Cドライブ全体の圧縮を30分間試行した結果
Cドライブ全体の圧縮を30分間試行した結果

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最後までご覧いただきありがとうございました。
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実行環境
Windows11 Home 24H2
64 ビット オペレーティング システム
11th Gen Intel(R) Core(TM) i7-11375H @ 3.30GHz 3.30 GHz
16.0 GB RAM
Microsoft 365

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